ルッキング!アットミー!!   作:はひろ

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9 実力テスト!

寮を出て一人で学園に向かう

 

校舎までの間の道には、既に仲良くなったのか、昨日のレースに出ていた子達が談笑しながら歩いていた

 

もしかしたら部屋が近かったり、同室だったりもするのかもしれない

 

一人部屋なのは、元男としてとても有難いが

 

ぼへーっと歩いていると教室につく

 

おはよーと声をかけると何人か先に教室に居た娘が返してくれる

 

その中にはホクトちゃんとコウちゃんもいた

 

自分の席に座ると二人がこちらに集まってくる

 

この感じは懐かしいなぁ

 

あいつらはどうしてるんだろうか?

 

社会人になって会わなくなった前世の友人との記憶が呼び起こされる

 

少し感傷的になっているところに話しかけられる

 

「るっちゃん、おはようございます。体調はどうですか?」

 

「うん、おはよー。大丈夫だよ!心配かけてごめんね?」

 

「大丈夫そうでよかったよ。もしかして普段から体調崩しやすかったりするのかな?」

 

「んー?初めてかなぁ。なんで倒れたかもわかんないや。まあ今元気だから気にしない!」

 

「大事にならないようにしてくださいね?...あ、今思い出したんですけどるっちゃん」

 

「どーしたの?」

 

「今日は学力を測るためのテストらしいんですけど誰かから聞きました…?」

 

「え、テスト?聞いてないよ!なんならホクトちゃんとコウちゃん以外に話す娘いないもん!一人部屋だし、二人がいなかったらボッチだね!」

 

「ええ…そんなに元気よく言うことかな…?って大丈夫なの?」

 

「んー?平気じゃないかなぁ。習ったことしか出ないんでしょ?」

 

「そうだけど…勉強する?」

 

「私は!勉強が!嫌いです!!ってのもあるけど、今の実力がどの程度あるかでしょ?なら、テストが終わったあとにできなかったとこ勉強するほうがいいんじゃないかなぁ」

 

「確かにそうかも?」

 

「コウちゃん、あくまでもそういう考え方の一つだと思ったほうがいいですよ。まあるっちゃんは後回しにしたそうに見えるんですけどね」

 

「酷いなぁ…まあそうなんだけどね!」

 

そんなことを話していると、チャイムが鳴り、教師が入ってくる

 

この世界が前世と同じレベルならどうにかなるだろう

 

会社の上司や同僚の子供の勉強を、宅飲みする前に見てたからブランクも少ない…はず

 

ホームルームがいつの間にか終わり、そのままテストの説明に入る

 

各90分で国数英理社の5科目とな?

 

90分取るってだいぶ問題数多いか難しいよな

 

少し、心配になってきた

 

そんな心配をよそにテスト用紙が配られ、チャイムが鳴る

 

とりあえず、全部埋めるのを目標にしよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰りのホームルーム

 

教師の頑張りによって、既に採点が終わったらしく、テストが返されることになった

 

いや、凄いな

 

おでこにシートを貼った教師が、各々名前を言ってテスト用紙がまとめて返却される

 

正直社会以外は簡単で自信があったから、それ程酷い点数ではないだろう

 

そう思い、自分の名前が呼ばれ、軽い感じで返却された点数を見ると驚いた

 

国数理は100点、英語は10点、社会は60点だった

 

え...英語できなさすぎ?教師を見ると、まぁ、興味がないことも頑張れ的な目で見られた

 

ここまできなかったかなぁと不満気な顔をしながら席に

 

突っ伏す

 

国数理は本当に簡単だった

 

一般的な学校と同じ程度だったし

 

社会は、ウマ娘の歴史が一切分からず断念。ただその他は埋めることが出来ていた

 

なのに英語は...少し自信が無くなった

 

ちょんちょんと肩を叩かれる

 

どうしたのかと顔をあげるとホクトちゃんとコウちゃんがいた

 

周りを見回すと、すでに何人か帰っていて、残っているのは談笑している娘達だけだった

 

「そんなに点数悪かったの?ホクトちゃんの言う通り勉強してればよかったね」

 

「言う程悪くはないよ?みせあいっこする?」

 

「いいですね。じゃあいっせのせで見せましょう」

 

「わかった!」

 

ホクトちゃんの掛け声でテストを見せると、ホクトちゃんもコウちゃんも驚いたような顔をする

 

二人の点は…ホクトちゃんが大体80点前後でコウちゃんは70点前後かぁ

 

んーみせあいっこは前世でしたことないからどんな反応したらいいのか困る

 

「るっちゃん頭いいんですね?」

 

「なんで疑問形なの?!酷くない?!」

 

「あはは、僕もそんなにいいと思ってなかったよ…と、僕が合計点的にドベなのもね…」

 

「コウちゃんまで…いいもん!ドベのコウちゃんにはハチミー奢ってもらうもんね!」

 

「ええ?!聞いてないんだけど?!…まあいいけど」

 

「やったね!じゃあ早く行こうよ!」

 

そう言って帰る準備を終わらせ、3人でハチミーの売ってる店に行った

 

コンビニで飲んだのよりも、甘ったるくて死んだ




転勤準備や、職場で起こった万引き?置き引き?事件とかで色々大変でした
転勤するからって取っていったんでしょうね。こっちは交通費が何故か出ないから1万取られたら結構痛いのに、と
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