ルッキング!アットミー!!   作:はひろ

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8 朝のランニング!

目が覚めた

 

目覚まし時計を見る

 

04:58

 

うん、前世でだいたい起きていた時間と一緒だ

 

まあ、10分前にもアラームかけて、5時ピッタリに起きようとして5分ゴロゴロした後に、半分寝かけながら仕事着に着替えていた頃よりも、寝起きはすこぶる良いのだけど

 

布団を畳んだ後に、カーテンを開け考える

 

運動したほうがいいのか?

 

競走馬の脚はガラスの脚というのは聞いたことがある

 

それだけ折れやすいのに朝から負荷かけていいのか?

 

だけど、他にやることもない

 

ウマッター?やってないんだよなぁ

 

前世でも、ほとんど利用したこと無いし、この時間から利用するものなのかもわからない

 

ゲームも入っていないし詰んだかもしれない

 

…軽めに走ってその後体幹メインがいいかな?

 

陸上の長距離やってた子がプランクやりまくっていたし、必要なのかも?

 

そう思い薄手のパーカーを着る

 

ジャージは、こう、若い子だと良いんだろうけど元おじさんにとってはキツイ。いや、今は学生だけど

 

そんなことを考えながらフードを被り寮を出る

 

まだ暗い、街灯に照らされている道を走る

 

土地勘はないから近くを身体が温まる程度に、と考えていたが、思ったより楽しい

 

前世では軽く走るのも割と億劫だったんだけどな

 

1時間走るだけで満足していたはずなのに延々と走れる気がしてくるのは、ウマ娘の特有の性質なのだろうか?

 

それともウマソウルは本当は宿っているのだろうか?

 

そんなことを考えていると、いつの間にか1時間が経過していた

 

そろそろ休憩した方がいいと思い、寮に戻ろうとすると公園が目に入る

 

休むならここでもいいかな?

 

そう思い、公園に入りベンチを探す

 

すると先客がいたようで、音楽を聞きながら休憩している人が見えた

 

どうしようか?帰ったほうがいいかな?そう思い立ち尽くしていると、向こうもこちらに気がついたようで、驚いたような顔をしたあとに、睨むような、心配するような、そんな視線を見せてくれる

 

ああ、もしかして同じクラスのこかな?まあ名前も顔もわからないんだけど

 

でもいい感情を向けてくれるなぁ。心配のほうが勝ってるように感じるし、睨んできているのも、怒りとか妬みじゃなくて、別の感情?なにか理解できないような視線だ

 

もしかすると、昨日の走りが気に食わない正義感の強い娘かもしれない

 

そんな感じに分析のようなことをしていると、いつの間にか目の前にその娘が立っていた

 

 

 

「ルッキンアットミーですよね」

 

 

 

「そうだよ?よく知ってるね!どこかであったことあるかな?」

 

 

 

「…スターサンシャインです。一応同じクラスですよ」

 

 

 

「スーさんね!覚えたよ!ごめんね?ヒトの顔と名前覚えるの苦手なんだよね」

 

 

 

「そ、そうなんですか。ところで昨日は大丈夫でしたか?」

 

 

 

「あー、うん!ただの脱水症状だったよ。心配してくれてありがとね!」

 

 

 

「いえ、私は何もやってないので…」

 

 

 

「心配してくれてるヒトがいるだけでも嬉しいもんなのだよ!ってね。寧ろこうして声をかけてくれるなんて中々できないと思うよ?皆大丈夫かなーで終るだろうし」

 

 

 

「そ、そうですか…」

 

 

 

「そうそう!あ、他に用事があるんじゃないの?二人で他にヒトがいないところで聞きたいこととか?そんな感じだと思ったけど?」

 

 

 

「そうです、昨日のレース、アレはわざとですか?」

 

 

 

「んーどのことかわかんないかな」

 

 

 

「マイスーパーマンのことです」

 

 

 

(この世代もしかして名前もネタ系が多いのかな)

 

 

 

名前として認識出来なかったが、元々どの事か分かっていたから言う

 

 

 

「あの娘ね。うん、譲って勝てる相手と思えないし、そもそも膨らんで相手にぶつかって何もなしは酷いよね」

 

 

 

雰囲気を真面目にし、少し睨むように言うと、少しどもりながらも答えてくれる

 

 

 

「それは、そうですけど…」

 

 

 

「あはは、いやごめんごめん。別に怒ってるわけじゃないよ?実際スーさんの言うとおり、こっちも同じように膨らめば、ぶつかることなく勝てたと思うよ?でもそれじゃ駄目なんだよ」

 

 

 

「駄目…ですか?」

 

 

 

「うん、駄目だね。だって、あてに行けば避けるって舐められるんだもん。それが重賞で隣になって同じことをされてロスになったらどうする?勝ち負けできるところから一気に掲示板外確定だよ。それでも君は譲るのかな?そうだと私も嬉しいね」

 

 

 

「それは…」

 

 

 

「まーゆっくり考えてね!まだメイクデビューも迎えてないんだから!じゃ!私は先に帰るね?また教室で!」

 

 

 

そう言って返事も聞かずにその場を去る

 

少し、自分のことでイライラしていたのかもしれない

 

適当にいなして終わりで良かった気がする

 

いつの間にか寮に戻っていた

 

時間を見ると06:30になっていた

 

急いでシャワーを浴びた

 

着替えて食堂に向っている間に思う

 

気にする余裕がなかったら別に大丈夫なんだなぁ




ウイポにボストンキコウシがいなくて過去の映像とレース結果で想像するしかなくなりました
多分新しい子出そうとするたびに事前の資料集めするようになると思うので、投稿ペース遅れるときは資料集め中だと思ってください
後、マイスーパーマンファンの方すみません。後々、ちゃんと出しますので…
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