パンッ!
その音はオカルト研究部の部室に入った俺達の耳に入ってきた。俺、識、小梅は部室で部長に叩かれているのに驚いた。普段覗きなんかをしても叱るだけの部長がイッセーを叩くなんて何をやらかしたんだと思った
「何度言ったらわかるの?ダメなものはダメよ。あのシスターの救出は認められないわ」
更に俺たちは首を傾げる。悪魔なのにシスターの救出?あまりの謎っぷりに俺達は小猫に質問した。
するとどうやら堕天使に連れ去れたシスターを助けたいと部長に言ったそうだ。
「……普段の変態ぶりからは考えられないな」
と呟くと小猫は同意してきた
そんな感じで喋っていると部長とイッセーの話が終わったようで部長と朱乃先輩は魔法陣に乗って転移した。
そしてこの場から立ち去ろうとしたイッセーに木場が声を掛けた
「兵藤くん。行くのかい?」
「ああ、行く。行かないといけない。アーシアは友達だからな。俺が助けなきゃいけないんだ」
「……殺されるよ?いくら
うーん、正論オブ正論である
そのまま木場が言葉を紡ごうとしたが
「はぁ、まどろっこしいのは無しにしたらどうだ?木場?」
俺は木場の言葉を遮り喋る
「天理お前何言って……」
「……フフッいや気づいてないのは兵藤くんだけらしいね」
「木場も何言って」
「部長が言っていただろう?『私が敵陣地と認めた場所の一番重要なところへ足を踏み入れた時、王以外の駒に変ずることが出来るの』って」
「イッセー、お前を本当に行かせない気なら神器の特性を話す事もプロモーションの事も話さずに何処かに閉じ込めておけばいい話だ」
「あっ」
どうやらイッセーも気づいたらしいな
「さて、お前が部長の真意に気づいたところでちゃっちゃと行くぞ」
「ま、待ってくれよ。ついてきてくれんのか?さっき木場も言っただろ?『1人じゃむりだ』って」
「その通りだよ兵藤くん。僕も着いてくよ」
「天理、木場!」
男3人で話していると小猫が
「私も行きます。心配なので」
「小猫ちゃん……」
イッセーは嬉しいのか今にも泣きそうだった
「あ、ちなみに私はパスします。てか、過剰戦力ですし」
「私は、堕天使の…お友達を…迎えに行くので…別行動で」
識と小梅は着いてこないようだ。堕天使の友達とはこの前家に連れてきた子だろう
「んじゃ、4人でいっちょ救出作戦と行きますか!待っててくれ、アーシア!」
こうして4人は教会に向かって行った
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辺りは暗く街灯と月明かりが辺りを照らす時間であった。
俺、イッセー、木場、小猫は教会を見張れる位置にいた
「……聖堂の地下に堕天使1、エクソシストが50人位で、聖堂の地上にエクソシストが1、教会の裏手に堕天使が3だな」
俺が仙術で相手の気配を探り報告する
「天理、お前そんな事わかんのかよ」
「ん?まぁね、仙術の良い師匠がいたもんでね」
そんな事を話していると小猫は少し複雑そうな顔をしていた
「でだ、裏手は小梅が向かってるから問題無いし、正面突入で良いんじゃない?」
「はは、教会の図面持ってきたんだけど必要無かったみたいだね」
俺は懐から封帯を取り出して心火を取り出す
「おわ!?な、なんだよそれ?」
「あぁ、驚かせたな。此奴は付喪神の心火だ」
「付喪神?」
「付喪神は長年大切にされた器物に魂が宿り妖怪化したものです。万物に神が宿るという日本特有の存在です」
俺が出した心火に対してイッセーが驚き小猫が説明する
「そ、そんなのが」
「日本の裏社会だと結構多いんだぜ付喪神使い」
付喪神は昔から日本人には切っても切り離せない存在。その力は年月を重ねる事に増していき強い者では神にすら匹敵する存在も居るほどであり、人と共に歩む存在だ。
俺達は向き合い、頷き教会へと向かった。教会の敷地へ入り一気に聖堂まで駆け抜け聖堂の扉を開け放つ
そうして聖堂に突入すると
パチパチパチ
鳴り響く拍手と共に柱の影から白髪の神父が姿を現す
「ご対面!再開だねぇ!感動的だねぇ!!知らない奴居るけどぉ。気配的に人間かなぁ?でも悪魔と一緒にいる時点で死刑確定なんだぜェ!!死にさらせぇや!!あ〜くまく〜ん!!」
そして神父は懐から拳銃と柄だけの剣を取り出す。そして柄だけの剣から光の刃が出現する
「アーシアちゃんを助けに来たんだろうけど、悪魔くん達はここで冥界送りだぜ☆」
そんなふざけた事を抜かす
「……雑魚に構ってる暇はねぇんだよ」
俺がそう言うと神父は大声で怒鳴り出した
「誰がァ!雑魚だってぇ!?悪魔に手を貸すクソ野郎の分際でよぉ!!」
「そう言うとところが雑魚くせえんだよ」
俺は心火構える
心火は本身を巨大化させた。そして
心火は赤熱し辺りに膨大な熱エネルギーを撒き散らす。それは下手に近付けばエネルギーだけで火傷を負うほどだ。
「ほぇ……」
神父が何やら惚けているが構いやしない
「疾ッ!!」
俺は神父に対して心火投げ飛ばす
「どわぁ!?」
ギリギリで避けたようだが心火が通った跡は床が溶けかかっていた。そしてまだ俺の攻撃は終わっていない。心火が心火に込めた霊力を推進剤に曲がり戻ってくる
「うっそでしょぉ!?」
返ってきた心火に神父は驚きこれまたギリギリで避ける。そして俺の手元に帰ってくる
「アッチィ!?アッチアッチ!!」
どうやら心火の熱にあてられ服が少し燃えたようだ
「これってもしかしてやばたにえん!?」
俺が再び投げようと構えた瞬間アイツは
「まだ死にたくないので!バイちゃ!!」
そう言って地面に何かを叩きつけると瞬間、眩い光が視界を奪った。視力が回復するとそこには神父はいなかった
「ちっ、逃げられたか」
気配が既に教会の中から無くなっていた。逃げ足の早いやつだと思った
「あの神父がいなくなった事だしさっさと行くぞ」
俺はそう皆に声を掛け頷き合い俺の仙術で把握した隠し階段へと向かった
このまま最後まで書くか悩んだが文字数が凄い事になりそうなので2回に分けるぜ