聖堂にでた瞬間目に飛び込んできたのは殴り飛ばされる堕天使と拳を振り抜くイッセーだった
ガッシャアアァァン!!
堕天使はステンドグラスをぶち抜き飛ばされていく。そしてそのまま地面に叩きつけられ気絶した
「ざまーみろ」
イッセーはそのまま地面に横たわる。おそらく勝利した事で緊張が解けたのだろう
「イッセーさん!!」
倒れたイッセーにアーシアが近付く。そして心火が俺の元に寄る。
「おつかれ」
「主命ですから」
心火はなんて言うかオンとオフが激しいだよな。家以外だとまさに忍者て感じの言葉遣いだしな。Fateの千代女とかあたりを思い浮かべればいいと思う
「へへ、助けに来たぜアーシア」
「はい……イッセーさん」
そんな事を考えながら見守っているとイッセーは倒れながらもいい笑顔でアーシアは泣きながらも嬉しそうな顔で見つめ合っている。青春してるな。俺は精神年齢が30超えてっからな、たまにおっさんみたくなるんだよな
そうしてゆっくりしていると
「どうやら終わったようね」
部長と朱乃先輩と小梅と堕天使の一人が来た
「部長…」
起き上がったイッセーに対して
「よくやったわね。イッセー、さすが私の下僕ね」
「……はい!!」
このままなら良い話で終わるんだけどなぁ
小猫が外で倒れている。堕天使を引っ張ってくる
「部長連れてきました」
「……」
イッセーはなんとも言えない顔をしている
「ところで部長後ろの堕天使は?」
木場が気になったのか部長に問いかける
「彼女は…」
「あ、自分で言えますので。私は〈
そうして自己紹介したのは小梅が少し前に友達と言って家に連れてきた堕天使だった
「兵藤一誠さん。アーシア・アルジェントさん。この度はご迷惑をおかけしたっす!」
「へっ?」
「え?」
イッセーとアーシアは謝られるなんて予想外だったのか驚いている
「……どうゆう事ですか?」
小猫もよくわかって無いのか質問をした
そしてミッテルトとの話いわく本来の任務は
「それなら、君の謝る事じゃぁ」
イッセーがそんな事を言うが
「いえ!これはケジメなんすっよ。だから好きに罵ってくれても私は受け入れるっす!」
そうしてミッテルトは頭を下げた
「…………君自身が俺に迷惑掛けたわけでもないし俺は特には」
「私もミッテルトさんには親切にしてもらいましたし」
「ありがとうっす」
どうやら二人はミッテルトの事を許すようだ
「でもこれからミッテルトさんはどうするんですか」
アーシアがミッテルトに聞いた
「……グリゴリを抜けようかと思っているっす。シェムハザ様には悪いけどもう耐えられないっす。あんなパワハラとブラックが同居した組織は。それにレイナーレが独断で色々やらかしたせいでどうやらはぐれ認定されそうっす」
そう語るミッテルトの目はハイライトが消え濁っていた。そこにいた全員は少しだけ引いた
「……家…来る?」
そこで声を発したのは小梅だった
「え?いいんッスか」
ミッテルトは驚いた表情で小梅に視線を送る。そして小梅が俺の方に目を向けて来る。それに対して俺はOKを出した
「…天理も良いって…言ってるから…それに…ミッテルトと…一緒に入れるのは…私も…嬉しい…へへっ」
そう語る小梅は可愛かった。ミッテルトも少しやられたようで心臓を押さえている
「嬉しいッス」
こうしてミッテルトが我が家に来ることが決まった
****************
レイナーレが朱乃先輩によって顔に水をかけられて起き上がる
「ゴホッゴホッ!」
「ごきげんよう、堕天使レイナーレ」
「グレモリー一族の娘か」
レイナーレは縛られているにも関わらず余裕を持って言葉を交わす
「してやったりって思っているんでしょうけど、堕天使は私だけじゃないのよ。一人だからお前達は勝てただ……」
「彼等なら助けに来ないわよ」
レイナーレの言葉を遮り部長はそう宣言する
「堕天使カワラーナ、ドーナシークは既に死に、堕天使ミッテルトはそもそもあなた側に着く気はなく既に降伏してるわ」
「降伏した訳じゃないんっスけど……」
小声でミッテルトが何か言うが部長は無視する
そして部長は二つの黒い羽を取り出す。
「同族のあなたならこれらが何か分かるでしょ」
その羽はカラワーナとドーナシークの物でありそれを見たレイナーレの表情が曇る
そして次の瞬間
「イッセーくん!私を助けて!」
レイナーレは突如としてイッセーに助けを求めた
「この悪魔が私を殺そうとしてるの!私、あなたのことが大好きなの!愛している!」
その反応にその場にいる面々の反応はそれぞれだ、レイナーレをありえないものを見る目で見る物、呆れるもの、嫌悪を抱くもの、おおよそレイナーレにいい感情を持つものはいない。
そしてイッセーは
「部長……お願いします。グッバイ、俺の初恋」
それを聞いたレイナーレは表情を凍らせる
「……消し飛びなさい」
部長の滅びの魔力よりレイナーレは断末魔すら出す暇なくこの世から消滅した