ほむら☆レコード   作:めぐるうさぎ

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第76話「これは、皆の思いが込められた槍よ。何であろうと貫いてみせる!!」

 

 

 狂ったように笑い声を上げ続けるワルプルギスの夜。吹き荒れる暴風に剥がされた地表や人工物が巨大な身体を覆うようにワルプルギスの夜の周りを浮いている。ただそれが通るだけでこの星はいとも簡単に壊れてしまう。

 私たちは今からそんな強大な敵に挑もうとしている。だが、負けるつもりもここで奴を逃がすつもりもない。長きに渡るワルプルギスの夜との因縁も今日で終わりだ。

 

 

「負けられない…ここで全ての決着をつける!」

 

「よし、じゃあまずどうすればいい?ほむら!」

 

 

 杏子が槍を肩に乗せて私に指示を仰いでくる。彼女ならば好き勝手にすると言いそうなのに…と不思議に思っているとさやかとマミも同様に私に視線を向けていた。

 

 

「理由は知らないけどさ、あんたはあいつの事詳しいでしょ!?ほむらに従う!」

 

「ああ、冷静に状況を見極められるアンタにならアタシも安心して背中を預けられる…!」

 

「こんな戦い初めてで私にもどうすればいいかわからない…!押し付ける形になるけど暁美さんお願い!」

 

「…そう…そうね、わかった…」

 

 

「まずはマミ、あなたは街の被害の事はひとまず捨ててしまいなさい。守るべき人々はこの大災害を前に避難所にいる。そこさえ守れば街は復興出来るわ。だからそのうえで皆が戦えるようにリボンで足場を作って!それが奴の進行を防ぐ障壁にもなるから」

 

「………ええ、そうね。人が無事なら町は直せる。暁美さんの言う通りね。わかったわ!」

 

「次、杏子!あなたがワルプルギスの夜を倒す事になるわ。ちょっとやそっとじゃダメ、最大まで魔力を高めた巨大な槍を作って!時間はどれだけかけてくれても構わない。マミもリボンを張り終えたら杏子と一緒にトドメの準備をお願い!そして、準備が出来たら何かで知らせて」

 

「…!アタシが…ワルプルギスを!?へっ、上等だ!やってやるぜ!」

 

「さやか!あなたは周囲の使い魔やワルプルギスの夜の攻撃が杏子に行かないようになんとしてでも防ぎなさい。そっちに攻撃がいけばそれだけ撃破に支障をきたす…おそらく一番きつい役回りになるけどこれはあなたにしか出来ないわ。お願い!」

 

「わかった!絶対に杏子の元へ攻撃は行かせないから!頼んだよ!」

 

「最後にまどか!あなたは…杏子の所で出来る限りの力を使って使い魔を減らして。小さな使い魔でも数を減らせば減らす程、見滝原の蹂躙を止められるわ!」

 

「………うん、わかった」

 

 

 納得がいかなそうに返事をするまどか。その気持ちはとくわかる。先程の戦いを見てわかるように使い魔は攻撃を加えた所で特に敵対してくる事はない。その進行を妨げた場合にのみ攻撃を仕掛けてくる。なら、まどかは遠距離から弓で攻撃していれば危害を加えられる事はない。

 一番安全で一人だけワルプルギスの夜の撃破に貢献出来ない事に納得がいってないのだ。だが、こればっかりは仕方がない。今の力のないまどかではワルプルギスの夜と対峙した所でどうにもならない事は自分でもわかっているはずだ。だから、彼女はしぶしぶ頷いた。

 

 

「私は時間を止めつつ、皆をサポートするわ。じゃあ皆…いきましょう!」

 

 

 

 

 

 

 

………

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついに始まったね。最後の戦いが…」

 

 

 宇宙空間でホログラムに映し出されたワルプルギスの夜とそれと戦う魔法少女達の戦いを見る女神まどか。彼女の視線は時を止め、いろいろと仕込みを行っている暁美ほむらへと向けられていた。そっと彼女の顔に触れる。光の集まりである為、もちろん触れる事は出来ない。

 

 

「もう私からあの星に干渉する事は出来ない…ほむらちゃんと少しお話しただけで世界が歪み始めてしまった」

 

 

 ほむらには見守る事しか出来ないと言ったものの、この最終局面にどうしても皆の助けになりたいと思っていたまどかはほむら達に干渉しようとした。だが、三度にも渡るほむらへの干渉でこれ以上、女神まどかがあの星に入り込んでしまった時には世界そのものが壊れてしまう可能性があった。

 自分という異物が介入する事で世界が壊れ、全てが無に消えるような事態にはしたくない為、ほむらに言った通り見守る事しか出来ずにいた。

 

 

「頑張って、ほむらちゃん…!皆…!頑張って!」

 

 

 祈りを捧げるように両手を組むまどかは遠い宇宙の彼方から暁美ほむらの勝利を願っている。

 

 

 

 

 

 

 

………

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

アーハッハハッ!

 

 

 

 私たちより遙か後方のビルの上で杏子は片膝をつき、祈りを捧げる。すると、彼女の頭上に赤い光の粒子が集まり出す。それは魔力でワルプルギスの夜を倒す為に力を溜めている。

 マミも町中を飛び回り、私の言った通りにリボンを展開させていく。私とさやかは杏子を守るように海上より上陸し始めたワルプルギスの夜と向かい合う。

 

 高まる魔力と動き始めた私たちにようやく魔法少女達を驚異と見なしたのか、それともパレードを邪魔する羽虫が気に入らなかっただけなのか。ワルプルギスの夜は一際大きく笑ったかと思えば、手始めに周囲に浮かんでいた建築物や巨木や岩石等をかき集め、一つの塊を作り…杏子へと飛ばしてきた。

 

 

「きたわ!まず、私が!」

 

 

 カチリと小盾のギミックを作動させ、時間停止をする。轟々と迫る残骸の寄せ集めは止まり、最強のワルプルギスの夜の動きも例外無く停止する。

 私は盾からロケットランチャーを取り出し、五回分の弾丸を発射した。世界が色を取り戻すと放たれた五発の弾が残骸に着弾する。

 

 

「っ!まだ完全には防げてない!さやか!」

 

「任せてっ!やぁぁぁっ!!」

 

 

 家ほどの大きさだった残骸は爆発で大半が砕け散ったが、ワルプルギスの夜の魔力を帯びていた為、瓦礫が私たち目掛けて飛来してきていた。

 それは隣にいたさやかが飛び出し、素早く斬る事で完全に防ぎきる事に成功する。

 

 だが、それと同時にワルプルギスの夜の大口から激しい炎が空中から落下するさやかに放たれた。まずいと思い、私は時間停止でさやかの元まで跳躍して彼女を抱き抱える。

 

 

「あっ…ご、ごめん!助かったよ!」

 

「出来る限りは助けるわ。だからあなたは気にせず守り続けなさい!」

 

 

 地面に着地した所で彼女を降ろし、時間停止を解除する。火炎は空を裂いて見滝原のビルを焦がす。火はあっという間に建物を包み、燃え広がっていく。

 私たち魔法少女といえど、まともに当たればひとたまりもないが、当たらなければどうということはない。

 

 

「待たせたわね!リボンはバッチリよ!」

 

 

 そこに町にリボンを展開させ終えた空からマミが降ってくる。彼女の言うとおり電気も止まり、闇に染まっていた見滝原の街はマミのリボンでキラキラとか細く光り輝いていた。

 

 

「ええ、じゃああなたは杏子の所に行って早いとこ魔力が溜まるように手伝ってあげて!倒せるかどうかは二人にかかっている…!頼んだわ!」

 

「マミさんと杏子の所には絶対に行かせませんから!あっ、ほむら!またきてる!今度はなんかヤバそうだよ!?」

 

 

 さやかの言葉で空を見上げるとワルプルギスの夜から放たれている穢れが形を作り、真っ黒の影のような物を生み出し始める。それは一つ一つが私たち魔法少女のシルエットのようなモノになり、何十匹もの数となって不気味な笑い声を上げながら私たちに降り注いできた。

 

 

「暁美さんと美樹さんを信じて任せるわ!でも、これくらいはさせて!ティロ・フィナーレ!!」

 

 

 巨大な大砲を一瞬で作りだしたマミはそれを飛来する黒い魔法少女達へ向けて光を放つ。その光は影をまとめて薙ぎ払ったうえにワルプルギスの夜までぐんぐん伸びていく。しかし、奴に当たる前に身体を覆うバリアーのようなものに阻まれ、かき消されてしまった。

 

 

「やっぱりこの程度じゃダメなのね…私たちが倒してみせるからここはお願い!」

 

「ええ!」「はいっ!」

 

 

 マミはリボンをビルへ伸ばし、町の中へと消えてしまった。彼女の攻撃でほとんどの黒い魔法少女は消えたものの、残った個体や再びワルプルギスの夜に生み出された影が私たちに襲いかかってくる。

 

 

「グリーフシードは何個かある!全力でいきなさい!」

 

「わかってるって!というか手を抜く余裕なんてないよ〜!」

 

 

 さやかと共に飛来する影を処理していく。そこまで強くはないものの、踊るように飛び回る影は私たちが隙を見せれば剣や槍や銃などそれぞれが持つ武器で攻撃してくる。

 とはいえ、癒しの願いで魔法少女となったさやかはその回復力を利用し、前に出てくれているので私は背後から数を減らしていく。

 時折、ピンクのまどかの矢が影を貫いていた。威力の落ちた矢では倒しきる事は出来ないが、それでも動きを止める事は出来るので彼女に感謝しつつ影を仕留める。

 

 ワルプルギスの夜は穢れから影を生み出すばかりで何をしてくるつもりでもないようだ。それは奴を倒す為に力を溜める私たちにとってはチャンスでしかないが、逆に不気味でもあった。だが、四の五の言ってる暇はない。

 

 

「…これで五十!!はぁ…はぁ…!」

 

「…マミからの知らせはない。でも、魔力が高まっているのを感じるわ。もうすぐのはずよ!」

 

 

 疲労する私たちを忌々しく嘲笑うかのような笑い声が響く。凄まじい魔力の高まりにきっともう少しだ…そう思った所でワルプルギスの夜は影を生み出すのと同時に大口を杏子達に向かって開けたかと思えば、再び燃えたぎる炎を吐き出した。

 

 

「っ!?くっ…!」

 

 

 私は慌てて時間停止をする。時が止まり、空を見ると放たれた炎は杏子達に伸び、もう数秒もすれば先程のビルのように焼き焦がしてしまう所だった。

 間に合った事に安堵し、影と戦っていたさやかの手を取る。そして、そのまま手を繋いで杏子達がいるビルの屋上へと行く。

 

 杏子とマミは目を瞑り、集中して魔力を高めていた。私達を信頼しているのだろう。炎が迫り来る事に気づいてはおらず、ただワルプルギスの夜を倒す為に力を蓄える事しか考えていない。

 まどかも炎に気づいてはいるだろうが、脇目も振らずに私に言われた通りに使い魔に向かって矢を射ている。

 

 

「さすがに炎は剣じゃ斬れない!どうすんのさ!?これじゃ皆仲良く黒焦げに…」

 

「防ぐ手立てならあるわ。ここに頼りない小さな盾だけど二人で魔力を込めれば何とかなる…!」

 

「っ!あんた、本気!?」

 

 

 炎は私の銃火器じゃ防げない。タンクローリーを出したんじゃそのまま引火して大爆発だ。さやかにしたように皆を時間停止で移動させるというのも悪くはないが、集中して魔力を高めている杏子とマミを不意に動かしてしまえば集中は途切れ、魔力が霧散してしまう。そうなれば再び振り出しだ。

 

 

「他に方法はないわ。嫌ならダメ元で炎に斬りかかってみる?それか皆で避けてまたあの時間稼ぎする?」

 

「…わかったよ、やるよ!くぅ〜絶対ヤバいよあんなの…でも、絶対生き残ってやる〜!」

 

 

 今にも動き出しそうな色を失った炎を前に頼りない言葉を吐きながらも彼女が私と並び立つ。

 改めて考えてみるとこうして美樹さやかと共にワルプルギスの夜と戦うなんて以前の私からすれば考えられない状況だ。

 弱く邪魔な存在だったはずの美樹さやかは力をつけて経験を積み、私と大差ないまでに戦えている。弱音を吐きつつも隣に立ってくれている友人は私にはとても頼もしく見えた。

 

 

「さあ、覚悟はいい?いくわよ!」

 

 

 彼女が頷くのを見て、私も時間停止を解く。すると、目の前の炎が動き出し、音を立てて私たちがいるビルの屋上を焼き払う。

 

 だが、杏子やマミ、まどかは無事だ。私とさやかが必死に被害がいかないように押しとめ、横に流しているからだ。私の盾の障壁を放ち、それを補強するようにさやかが魔力を込めて防ぐ。

 

 

「ぐっ!?くぅぅううぅっ!!」

 

「耐えて、みせる!ワルプルギスの夜を越える…為にっ!!」

 

 

 肌を焼く熱風と衝撃に吹き飛ばされそうになるが、この攻撃を許してしまうわけにはいかない為、懸命にその場で持ちこたえる。

 収まる気配のない激しい炎は実際には十秒ほどしか受けていないはずなのに永遠のように感じられた。さやかの顔も険しく、気力で踏ん張っているような状態だ。

 

 

ハハッ、アーハッハハッ!

 

 

「なっ!?まずい!!」

 

 

 さらにワルプルギスの夜が笑ったかと思えば身体に強い衝撃が加わる。見れば炎に加えてワルプルギスの手から黒い衝撃波が放たれていた。さらに加わった力にジリジリと後ずさりしていく私たち。

 

 すると私の背後からもう一つの手が伸びてきた。まどかだ。まどかの手が私の手に重なる。

 

 

「私も…戦う!皆に任せてばかりじゃダメなの!あぁうぅぅっ!私も、魔法少女なのっ!!」

 

「はっ、ははは!さすがまどか!よ〜し、見滝原中学二年生組の力を、見せてやろうじゃないの!!」

 

「そうね…!まどか…あなたが死ぬ時が私の死ぬ時、私の死ぬ時があなたの死ぬ時よ…!」

 

 

 まどかの力が加わり、気合いを入れ直した私達。だが、そんな私達を嘲笑うかのようにさらに追加の瓦礫が飛んでくる。絶え間ない連続攻撃に身体が引きちぎられそうになる。

 

 だが、私は一人じゃない。隣には私よりも遥かに魔力の少ないまどかはその身体で懸命に食らいついている。負けん気と約束の為に倒れそうになりながらも立ち続けるさやかもいる。

 

 そして、私も皆を守る為、自分の未来の為にここで一歩も引く訳にはいかない。

 

 

 

「「「はあぁぁぁああぁぁぁっ!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やがて、炎と衝撃波と瓦礫の三重攻撃は終わりを告げる。ビルの屋上は煙に包まれ、ビルも衝撃に耐えきれず音を立てて崩れ落ちていた。

 

 そら、やっぱり無駄だった。と言わんばかりにワルプルギスの夜は一際大きく笑った。これまで多くの魔法少女を返り討ちにしてきたワルプルギスの夜からしてみればたかが数人の魔法少女など恐るるに足りない存在でしかないのだろう。

 

 パレードの続きを始めようと見滝原の町に貼られたリボンの結界を破きながら進行を始める。だが、そこで違和感に気がついたのだろう。愉しげに笑う声が止まった。

 もくもくと上がり続ける煙の中にはキラキラと輝く三つの光があった。そして、いまだにワルプルギスの夜から見ても無視できないレベルにまで高まり続ける魔力の反応も消えていない。

 

 やがて、煙も晴れて見滝原を守る魔法少女達の姿が露わになる。そこにはボロボロになりながらも耐えきって見せた暁美ほむら達三人と魔力を最大まで高め終えた佐倉杏子と巴マミがワルプルギスの夜を倒す為の必殺の一撃を今放とうとしていた。

 

 

「「ティロ・ランツィア!!」」

 

 

 魔法少女達の希望を乗せた大きな黄金の槍がリボンの絡め取られて硬直しているワルプルギスの夜へと伸びる。それはワルプルギスの夜が放つ炎を裂き、吹き荒れる突風も断ち、穢れを振りまく舞台装置の魔女の身体へ突き刺さる…かと思われた。

 

 

「身体を覆うバリアーが槍を防いでやがる!けどよ!」

 

「これは、皆の思いが込められた槍よ。何であろうと貫いてみせる!!」

 

 

 黄金の槍の勢いは止まらない。やがて、鏡のようにワルプルギスの夜を覆う障壁がひび割れていく。だが、まだ足りない。

 マミと杏子は力の限り叫ぶ。そんな彼女達は自分に暖かな力が宿るのを感じた。それは倒れながらもこちらに手を伸ばす鹿目まどか、美樹さやか、暁美ほむらの魔力だ。

 

 

「「いっけぇぇぇぇぇっ!!!」」

 

 

 パキパキとヒビが広がっていく。そして、皆の想いを乗せた希望の槍は障壁をぶち破り、ワルプルギスの夜の身体を貫いた。闇に覆われた暗雲を照らす光が空に輝いた。直後に大きな爆発と爆風が広がる。

 倒れた三人と魔力を使い切ったマミと杏子はこの場から吹き飛ばされてしまう。

 

 

 

 放り出された私は身を焼くような痛みに耐えながらもなんとか立ち上がる。爆風に吹き飛ばされて姿は見えないものの、皆の魔力は感じる事にひとまず安堵する。

 

 作戦通り限界まで引き出された全力の一撃を叩き込む事が出来た。あれは間違いなく致命傷と成り得るものだ。これで全てが終わった。

 

 そう確信し、私は空を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その甘い考えは空に浮かぶ左胸の空いたワルプルギスの夜の姿と天より響く笑い声に粉々に打ち砕かれるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

アーハッハハッ!

ハハッ、アーハッハハ!

 

 

 

 

ほむらと言えば?

  • 眼鏡ほむらこそ原点にして頂点!
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  • リボンほむらこそ不憫可愛い至高!
  • 悪魔ほむらこそ究極!愛だよ愛!!
  • まどかにハァハァする変態ほむらちゃん!

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