社畜系TS魔法少女(旧題TS魔法少女と終末世界) 作:無知覚
緊急依頼によって海上へと移動する。
現場へと向かう間、通信で今回の外敵について聞く。
「今回の外敵はエネルギー反応が大きく、上級魔法少女以上での対応になります。また、ある程度攻撃を行うと自爆特攻を行ってくるようです」
とりあえずかなり強いってことだけわかった。やることは変わらないけど。
他にも話を聞くと外敵は強いうえに数が多いとかいう地獄みたいな状況だということまで分かった。
しばらく飛行していると外敵が見えてくる。量がやばい。視界内には軽く100体はいるだろうって感じの量だ。イメージとしてはトビウオみたいなものだろうか。あんな感じの飛び方をしている。デカいから近くで見ると印象が変わりそうだけど。まともにこれだけの数を相手にするのは大変そうだ。
魔法で素早く処理をしていこう。魔法による攻撃を行うと、大量にこちらにやってきた。炎や氷の塊など、魔法は全て打ち消し、近くに来る前に削り切り、遠くで爆発が起こる。爆発の威力が想定以上に大きい。これは面倒すぎる。距離を取らないと巻き込まれそうだ。遠くからもう一体に攻撃して今回は適当に色んな場所から攻撃していく。少し近くで観察し弱点を探す。途中で爆発したので次のやつに攻撃してまた弱点を探す。
5体目で弱点が分かった。こいつの弱点は尻尾みたいなところだ。ここを攻撃するとすぐ爆発する。
そうと分かれば話は早い。一気に処理しよう。
集中し、魔法を一度に大量に使う。風属性で尻尾を狙う。魔法を使おうとしたことで当然こちらに外敵が殺到するがそれも
耐久力に個体差は感じられず大体同じようなペースで倒せている。
しばらくそれを繰り返すと、全て距離をとったまま倒すことができた。
通信で弱点を伝えつつ、他に対処に当たった魔法少女たち含め外敵を倒しきれたようだったので帰還する。今回は集中したし疲れた。ちょっと糖分が欲しくなってきたな。またケーキ食べるか。
その後、また魔法少女の育成をどうしようか悩み、飛行しながらの戦闘方法のコツでも教えようかと思っていると管理局に呼び出された。最近仕事増えたなあ。娯楽を楽しむ時間が減ってるからストレス溜まってきてるんだけど。
管理局にいくと、外敵処理のための武器の試作品というものができたから試して欲しいとのことだった。
武器?
外敵にそれなり程度の
とある魔法少女の固有魔法を使った武器であれば外敵にも通用する可能性が高いとのことだった。
そして出てきたのはセイントだった。
「私の固有魔法の使い道が分かりました! フォルテさんのおかげです」
そういうことか。
セイントの固有魔法である
「なるほど、そういうことでしたか」
それってかなりすごいことじゃないかな。魔法少女以外ではどうしようもなかった外敵が一般人でもどうにかできるようになるかもしれない。そう思っていたのだが、そこそこ制限は多いようだった。セイントの近くにいないとダメだったり数が限られていたり時間で強化が解除されたり。兵器を量産して全て解決というわけではなかった。
ただ、物理攻撃という手段を得られるのは便利そうだ。物理攻撃を含む魔法は少ないし。ということで私はセイントを守りつつ
緊張依頼なければ暇でしょって感じで振られたけど最近忙しいんだけどなあ。
思わずため息がでるのは仕方ないことだと思う。セイントに心配されてしまったけど。
次の日、さっそくセイントを連れて武器を持って外敵駆除に向かう。そんなに強くない外敵が相手なので気軽に戦える。
「じゃあ
セイントが私が持つ剣と銃に固有魔法を使う。これで外敵の表皮を切り裂いたり貫くことができるらしい。
「では後ろの方で待機をお願いします」
私が1人で前に行き外敵を銃で撃ってみると確かに表皮を貫いた。銃程度が外敵に通用するなんて革命だなあ。まあ外敵がでかいと意味あるか分からないけど。
今度は剣を使おう。飛行だけして魔法を使用せず接近戦で剣を振るう。剣術なんて知らないのであまり綺麗に切り裂くことはできなかったが、割と簡単に切ることができた。異常なほどだ。単に切れ味が良くなってるとかでは無い気がする。刃を上手くたてるようなことができない私でもこんなに切れるなんて、まるで外敵に対しての特攻を持っているみたいな印象を受けた。
剣と銃で戦い倒しきろうと思ったのだがそこそこに面倒だった。なんなら魔法より攻撃力が高いかもしれないと思うが、範囲が狭いし危険だしで微妙な気がする。まあ攻撃に魔力を使わないという点では優れていると思うけどね。
剣と銃で戦うのは外敵と近くで戦うことになるので昔を思い出した。最近は外敵を遠距離から処理してばかりだったしと久しぶりに戦闘行為らしいことができた気がする。戦ううちに段々戦闘の勘が戻ってきたのかより効率的に外敵が倒せるようになっていった。
その後、セイントの固有魔法を試しながら魔法少女育成のための訓練で飛行しながら魔法を撃つ訓練を開始したのだがこちらはかなり好評だったようだ。単に私のコツを教えていただけだったが、割とそれでできるようになった子も多かった。まあ時間はかかっていたけど。
だいたい1ヶ月ほど経過した頃、セイントの固有魔法の実験のデータがそこそこ集まったので実質的なコンビ状態が解消された。