社畜系TS魔法少女(旧題TS魔法少女と終末世界)   作:無知覚

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9話「魔法少女のアイドル性」

 今日は休みなので家でゴロゴロしながら本を読んでいる。読み終わる頃には夕方になっていた。

 晩ご飯を作り、さて食べるかと思いテーブルに全部置いたところで普段使っていないテレビを引っ張り出してくる。今日はテレビで魔法少女特集があり、セイントがその番組に出るんですという報告があったので見てみようと思ったのだ。セイントも取材されていたらしいのでその映像が出るのだろう。

 

 テレビをつけると、ちょうどその番組が始まるところだった。司会が挨拶をしてゲストの魔法少女たちを紹介していく。何故か、その中にセイントの姿があった。

 ……こういう出演方法だったのか。番組のどこかでちょっと出てくるくらいを想像してたんだけど。

 

 魔法少女の姿でテレビに出る彼女らは民衆からの支持を受けやすい。国防を担ううえアイドルやってるみたいなものだからね。まあ別にライブをやるわけじゃないけど。それでも、民衆に知られるということが必要なのだ。防衛費とかの兼ね合いで。魔法少女は給料高いからね。

 そんなことを考えてるうちにゲストの紹介も終わり早速それぞれの魔法少女の経歴紹介的なコーナーになっていた。

 様々な魔法少女の経歴が明かされていく。中級以下しかいないから普通の経歴だとは思うけどそれでも一般人にとっては違うのだろうか。

 セイントの番になる。彼女は去年魔法少女になり下級魔法少女として活動をしていき、最近中級魔法少女へとなったということが紹介されていく。

 固有魔法が最近まともに運用できるようになったから中級魔法少女になったことは知っていたけど意外と魔法少女歴少ないんだなあ。

 ゲストの魔法少女たちについて分かったところでクイズコーナーなどが挟まり、その後本来の番組の目的である魔法少女たちの活躍の紹介になる。

 最近の私とヴィオラの活動や、ほかの特級魔法少女たち、あとは上級魔法少女などが主に紹介されるようだ。

 私とヴィオラのところはヴィオラの固有魔法による広域殲滅の様子が映像で流された。あんなものいつの間に撮っていたのやら。私の映像は魔法をたくさん使っているくらいで、怪我したところはカットされていた。これらの映像が流れたあとは、ゲストたちによって解説やコメントが行われていく。セイントも他のゲストと一緒になって説明したりしていた。そしてその他の魔法少女の活躍についても伝えられていった。セイントはうまくやっていけているようで、特に何事もなく番組は終了した。

 

 寝ようかと思っていると、セイントからテレビを見たか聞かれた。見たと答えるとなんだか喜んでいた。なにか問題ありそうか聞かれたけど特にそんなところはなかったと答えておいた。

 

 昔私もテレビに出たことあったけどあんまりいい受け答えできなかったんだよね。最近はまだマシになってるけど。

 

 あ、そういえば今度なにか取材あるとか言ってたような気がする。あんまり気が進まないなあ。というかアレ実質休みがなくなるみたいなもんだし。

 あーあ、誰か代わってくれないかな、なんて。無理だけど。

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