麦わら一味のバナナ日記   作:パンナコッタ伯爵

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第2話

○月¥日

結論からいうと、かーちゃんではなかった。

かなりそっくりだったけど、ダダンっていう全くの別人だった。それにしても、初め見た時は、俺をトラックから守る為に身を挺して守ってくれたかーちゃんにしか見えなかったから、この世界には3人そっくりさんがいると言うのも本当なのかな?って思った。

ちなみにどう見てもかーちゃんにしか見えなくて、ついついダダンのことをかーちゃんと呼んでしまう。学校の先生をかーちゃん呼びするみたいで恥ずかしい・・・。

 

 

そして実はこの世界俺の知ってる世界ではなかった。

何を言ってるのか自分でも分からないけど、ここはワンピースの・・・海賊が跳梁跋扈する修羅の世界だった。

気付いたきっかけは、ルフィが何故かこの家に住んでいたからだ。

いや、あんた何でこんなとこおんねん?

 

 

 

○月$日

なんか、ルフィとめっちゃ仲良くなった。

 

実際にルフィの手が伸びるところを初めて見た時はビックリ人間が実際にいる!という衝撃が凄かったが、それよりもいつの間にか自分までビックリ人間になっていたことが何よりも衝撃だった。

 

ルフィから何の悪魔の実を食べたのか聞かれたが、そもそも食べた記憶すらない。この世界に来てから食べたのって腐ったバナナくらいだし・・・

わっかんねぇなぁ・・・

 

ちなみに、何の悪魔の実を食べたのかは俺自身分からない。

ただ、気付けば・・・自分の意思でバナナの皮を生み出すことが出来るようになっていた!バナナの皮を!バナナ本体は無理!!

ルフィが走っている先にバナナの皮を生み出し、滑って転がす。ドグラが洗濯物をしている足元にバナナの皮を生み出し、滑って転がす。

結構、イタズラに使えて有用である。

あと、一定時間バナナの皮を生み出さなかったら、頭からポーンッとバナナの皮が飛び出す。初めて出てきた時ルフィやかーちゃん達は腹抱えて笑っていた。いや、この特徴要らんやろ。

 

 

 

○月€日

マキノさんと会った。

凄い美人だった。大切なことだから二度書くが凄い美人だった!

俺のことを抱っこしてくれて、ヨシヨシっと頭を撫でてくるのは正直こしょばゆいのだが、良い匂いもするし柔らかいし幸せな時間だった。

 

すると、かーちゃんが嫉妬して僕を奪い取り撫で始めた。

ゴツゴツして、ちょっと臭ってマキノさんとは大違いだったけど、それはそれで幸せな気持ちにはなったのは何故だろう?

 

 

そして、その時俺は衝撃の事実を知ってしまった。

身長180cm,体重78キロのナイスガイはそこにおらず、身長100cmにも満たない推定5歳児の頃の俺が鏡に映っていた。

かーちゃんの家には鏡がなくて気づかなかったが、俺幼児退行してました。いや、何で???

まぁ、通りで視界も運動能力も今までと全く違うはずだよ。鏡見るまで気付かないとか・・・俺バカなんかな?

ぶっちゃけかーちゃんやルフィとの身長差とか気付くべき場面はめっちゃくちゃ多かった。

 

 

 

○月#日

誘拐されたけど、助けてもらいました。

 

 

 

sideドグラ

エースが旅に出たと思ったらお頭が変な奴を拾ってきた。

そいつはお頭のことをかーちゃんと呼び、お頭も口ではイヤがってるだにが、メチャクチャ嬉しそうにしていた。マキノさんも、気に入ってたみたいで、みょーに母性本能をくすぐるようだに。

まぁ、オイラとしてもイタズラを仕掛けてこなければ、なんの文句もないだにが・・・

 

 

そして、ある日アイツは人買い連中に誘拐されちまった。

お頭は怒り狂って助けに行くって聞かず、突っ込んで行っただにが仕方ない。

オイラたちも武器を手に取って人買いの拠点に遅れながらも突入しただにが、そこには腹に大怪我を追ったお頭とショーカンが気絶してただに。

何が起きたのかは分からないだにが、とりあえず二人とも命には別状がない様子で一先ずは安心しただにが・・・

 

 

 

誰からどんな拷問を受けたのか、想像のつかない悲惨な死体と化した人買い連中を見てオイラ達は全身に鳥肌が立つのが抑えきれなかった。

 

 

 

 

sideルフィ

エースが旅に出て、ダダンの家に戻ったらちっこい変なやつがいた。

ワカノショーカンっていう、変てこな名前で呼びにくいからショーカンって呼んでる。

 

にしても、ニシシ!こいつおもしれーんだ!

ずっーと、ボーッとしてるかと思ったら急に頭からポーンってバナナの皮を出してきて、その皮でダダンが足を滑らせて転んだりする。

そして、こいつダダンの息子?みたいで、ダダンのことをかーちゃんって呼んでる。だから、バナナの皮でダダンを転ばせた時も「かーちゃん!大丈夫か!?」って心配するから、ダダンも怒るに怒らずに俺らに八つ当たりするもんだからドグラたちも災難な目にあってる。

 

エースがいなくなった後で組手を何回かしたけど、なんだか昔の俺を見てるみたいで、上手く能力を使えてねーんだ。

俺をバナナの皮で滑らせるまではいいんだけど、その後が上手くいってねぇ。

凄く滑りやすいバナナの皮を用意して、勢いよく突っ込んで転んで空高く跳ね上がってそこから踵落としを決めようとしてくるとか、色々としてくるけど、全部微妙に外しちまう。せっかくだし、今色々なワザを開発中だ!

この前、開発した腐ったバナナの皮は傑作だったな!

ついつい、笑っちまってショーカンを怒らせて投げつけられた時にじーちゃんに殴られた時みたいに痛かったから何かに役に立つかもしれねぇ。

なんだか、俺にも弟が出来たみたいでワクワクするな!

 

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