五等分の花嫁・あなたと共に過ごした記憶   作:angelika

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第十八話

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 木材でできた空間に複数の部屋がある。私はこの法則性のある配置にとある扉の前にハンドルに手を伸ばし静絵のように止まった。入りたいと思っている、でもなぜかその一歩を踏み出す勇気が出ない。何を迷っているか自分もわからない。ただ頭の中こう考えている。

 。。。何を言えばいいのか?まずは挨拶だ。ふむ。。。いや、その後はどうする?やぁ一花元気。。。具合はどう。。。いい天気だね。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 なに言ってんだ。。。愚か者。

 

「やぁ、悪いね。こんな時に体調を崩すなんて。ついてないな」

 

「事故とはいえ、不注意が招いた結果です。反省して日中はおとなしくにしてください」

 

「えぇ。あ、五月ちゃんは私に付き合わなくていいから、スキーにしてきな」

 

「ですが」

 

「私も回復したら合流するから。それともアンくんと顔合わせずらい。あの旅館からチェックアウトして以来二人会話しなかったね」

 

「知ってたんですか」

 

「しってるよ。だってずっとアンくんのそばにいましたから、なにに困っているのか一目でわかるよ」

 

「立ったの三ヶ月でわかるのですか?」

 

「なんでもわからないけど、ただこの短い時間でアンくんの側にいて、いろんなこと理解したんだ。五月よりもね」

 

 。。。

 

「五月。。。アンくんのこと嫌いになった?」

 

「そんなことはありません。彼は冷静で博識で、勉強に分からないところがあったら丁寧に教えてくれて、時は意味不明の発言をするけど、ちゃんと優しさがあるのです。そんな彼を嫌いになんて。。。」

 

「じゃ、なんで彼のこと避けるようなことしているの?お姉ちゃんに教えてくれないかな?」

 

 。。。

 

 。。。

 

 彼女たちの会話を鮮明み聞こえるように私は耳を扉にくっつくその時。

 

「天使さん!」

 

 あまりも突然だったので、私は扉の前にのび太が先生に怒鳴れたように廊下に不自然で立っていた。

 

「なにやっているのですか?」

 

「いや、なんでも。四葉こそ何か用?」

 

「用ってあったりまえじゃないんですか。空は晴れ、山と雪っと言えば。。。」

 

 謎解きのつもりできたなら結構です。だって意図はもう岩の外ですから。

 

「答えはスキーです」

 

 勝手に答えてるし。

 

「私はもうちょっと。。。」

 

 セリフを終わる前に私の手を取り底知らぬ廊下で全速力で外へ走っていった。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

「行った」

 

「えぇ、行っていましたね」

 

「アンくんも好奇心な子だね。乙女の秘密に耳を挟むなんて」

 

「彼も男っと言うことですから」

 

「へへぇ、嫌いになちゃった」

 

「だから違います。ただ男女の間との付き合いはもっと慎重であるべきです。私は彼のこと何も知らなさすぎる。もっと見極めて選ばないといけません」

 

「五月ちゃんはまだ追ってるんだね。大丈夫、アンくんはお父さんとは違うよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 空は高く風は歌う

 

 夢を見てた

 

 歓びへと

 

 人はいつか辿り着ける

 

 子供の瞳で貴方は信じた

 

 側にいるよ

 

 凍り付いた森を抜けて

 

 その瞳が世界の嘆きに

 

 迷わぬように

 

「おい、大丈夫か」

 

 どうして届かない光だけが

 

 いつも何よりも眩しい正しさで

 

 叶わない明日へと人を裁く

 

「それ、俺に言ってんのか。ほら、歌ってないで手を貸すから」

 

 冷たい背中にそっと触れてみた

 

 世界の優しさを信じない人だから

 

 誰よりも優しかった

 

「せーの。。。よし」

 

「上杉さん!大丈夫ですか?」

 

「あぁ、大丈夫。。。こいつがちょっとアレだったとは。。。」

 

「まさか天使さんスキーをするのは初めてとは」

 

 生きていたよ未来へ

 

 空に風を残して

 

「ダメダメ。もっと遊ぼよ。私が二人まとめて教えますから」

 

「その遊び心勉強にの置いていったらなんという幸福か。。。つうかわかるの!?」

 

「なんとなく」

 

「。。。ほかの四馬鹿はどうした?」

 

 五月さんは一花の看病。蝶々は自分の友達遊んでいるっぽい。三玖にかんしては知らないな。

 

「あ、きた」

 

 四葉我々の後ろを指し、そこで見知らぬ人がいた。

 

「どーも」

 

「誰だ!」

 

「三玖だ」

 

 よく知る人だった。

 

「み。。。三玖か。。。顔だけだと本当にわからないな」

 

 太郎がもっと三玖をしっかり見るため近づくも彼女は頬を真っ赤して、バランスを崩して転んだ。

 

「平気か」

 

「。。。大丈夫。。。ん?アンジェは?」

 

「え?アンならここ。。。あ!」

 

「上杉さん!さっき三玖を支えるためにうっかり手を離したのです」

 

「説明する場合か!アン!」

 

 夢は何処に眠るのだろう

 

 いつか誰もいなくなった

 

 この岸辺に寄せて返す

 

 光の欠片になれると信じた

 

 闇に還る想いたちが

 

 燃え尽きてく

 

 その灯りを標に

 

 世界はまた夢を見る

 

「ちょちょちょ!早すぎる!誰か止めて!」

 

 流石にこの状況で歌う私ではない!

 

「おい、なにしてんだお前」

 

「モブ田先生!丁度いいところに、早くたすけ。。。何に乗っているのですか?」

 

「なにってボードだけど」

 

「ボードはそんな形しねぇよ!誰あれ!」

 

「たく最近の若いもんは、毎日家でダラダラとだから世間知らずになるの時代に置き去りにされるの」

 

「おい、置き去りにすぎるだろ。一体どこまでいくつもりだこの社会よ!」

 

「とまれぇぇぇぇぇぇぇ!」

 

「今度だれ。。。。」

 

「とまって聞こえてんのかこの腐れテンパ!」

 

「あれ?なんでおめぇここにいるんだ?」

 

「そんなこと言う場合か、下を見ろ下を!」

 

「お、いつの間に」

 

「「いつの間にじゃねぇよ!」それは誰なのかわかっているのか!」

 

「いや、そこの人。あの下でいるの誰ですか」

 

「お、いつの間に」

 

「「オメェも同じじゃねぇか!」」

 

 どうすんのこの気まず場面、このまま流れに流されていいわけ!んなわけあるか!そんな作品じゃねぇぞここはよ!一刻も早くここから離脱しなければ。そうだ。ギャグ漫画だから神隠し遭遇してもおかしくはないではないか。ぶうわぁ!

 

「我が生徒が木にぶつかって止まったぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「今あの人なんかすっげ勘違いなことを気が!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ん?止まった。やっと止まった。途中であるまじき物見たするけど気のせいだよな。神よ、気のせいって言ってくれ。しかし遠いなところに滑り落ちたな。戻れるには少々骨が折れそうだな。

 滑りやすい地面に体を起こすの試すが、やっぱり慣れない地形でいつも通りの動き方は通じねなぁ。

 これは困ったな。

 

「わー、ぎこちないなー」

 

 この揶揄いかたは、見覚えがある。

 

「いち。。。」

 

「やぁ、寒いね」

 

 。。。えっと。。。誰?

 

「一花だよ」

 

 。。。あぁ、一花か。それもそうだな。。。なにこの違和感は。。。いや、そんなことより。

 

「もう大丈夫か。昨日のことで。。。体調を悪くなったって」

 

「ゴホゴホ、まだ万全じゃないけど心配しないで」

 

「だったらベッドにちゃんと休むべき。。。」

 

「大丈夫だよ。。。ほら!せっかくのスキー場ですし、見逃したら。。。青春の一ページに損するよ」

 

「お前そればっかだな。わかったよ、好きにやれ。でもその代わりに身を失はないように私の側から離れないでよ」

 

「え!。。。あぁ、うん。。。わかった」

 

 やれやれ、一花は長女であるせいかみんなの前では大人ぶっていて己をあまり表に見せない。この時だけ子供のようにはしゃいでいるところは私と太郎や姉妹たちだけかもな。でも今は普段よりそれ以上気が。。。

 

「天使さん大丈夫ですか!」

 

 心配してくれている三人組はささっと滑り来てくれた。四葉は後ろの二人組はうまくスキーの技術を覚えてくれなく一花に訴訟を頼む。それに対し太郎は日頃の彼女たちの振る舞いを皮肉で返した。一花は遊びに没頭しているか、オッポロかしておいかけっこし始めた。ちなみに鬼役は四葉。

 武が悪いすぎるやろ。

 

「ごめん三玖、もっと太郎と一緒になる方法探るべきだが、あいにく一花のこと心配で」

 

「大丈夫、一人でもできる。。。アンジェは彼女を追いかけて」

 

「おぉ、すまん。こんどなにか奢るから。じゃ」

 

「。。。やったことは正しいなのかわからないけど。。。」

 

「三玖一緒に。。。ってああああ!」

 

 こうして私たちは四葉の魔の手に逃げるためバラバラに散った。二年後、シャボンディーショトウヘ。

 なんちゃって。それより一花を追いつけねぇ。

 私は彼女にスピードを落とすを頼んだ。そして要望通り、徐々と近づく。

 たく、こっちが初心者だぞ。少し手加減してほしい。

 

「ね、確認したいたけど、昨日のことどう思ったの?」

 

 彼女は突如聞いてきた。昨日ってことならやっぱり。。。

 

「。。。なにも思ってないよ。。。なにも。。。」

 

「。。。そうですか。。。それって。。。」

 

 何か言い出す隙に、その時私は。。。

 

「わぁ!きゃ!ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 うっかりボードのコントロールを失って、転んで雪だるまを作るように転んでいた。

 

「ええええ!あ。。。天くん!」

 

 転んだ先に木とぶつかって真っ白な雪の中で埋められた。体を起こした時、私と同じように目にあう人がいた。

 オメェもかよ。

 

「いってって。四葉の奴。教える時はしっかり教えてくれ。。。。」

 

「大丈夫か」

 

「大丈夫に見えるかよ。たく、らいはのお守りを返してそびれたせいか昨日から不運続きだ」

 

「わう。妹さんの祟り恐るべしですね。。。ははははは。。。はは。。。な、太郎。昨日のことだけど、一花と何かあったか?」

 

「。。。悪いが、それは教えられない」

 

「な!どうし。。。」

 

「あれ?この絆創膏。。。キンタローくん?」

 

 思わぬ場所に彼女が現れた同時に彼は慌てて疾風な如しに急にスキーの技術をプロ並みの動きをして逃げた。

 

「「げ」」

 

 変わらぬ私たちの限定な挨拶。

 

「なんであんたがここにいるのよ。キンタローくんは?」

 

「いちゃ悪いのかよってキンタローくんて誰のこと?」

 

「そんなの決まっているのでしょう。私を危険な時に助けたあんたよりかっこいいキンタローくんよ」

 

 しらねぇよ。誰その人。

 

「本当に知らないの。たく、使えないわね」

 

「はいはい。使えない男って悪かったな」

 

 でもこいつを惚れさせた男はいるなんて。。。相手はイケメンだろうな。なぜならメン食いだし。

 

「困ったわね。あんたに当てないなら自分で探しに行くしかないね」

 

「逆に言うけど、なんで私が知っていると思ってたの?」

 

「だってキンタローくんはあいつの親戚でしょう。あの写真で写った柄にのない不良っぽい子」

 

 知るわけないだろ。太郎の親戚会ったことない。。。写真の子ってまさか。。。

 私はこの時あることを気づいた。

 思考転換!

 蝶々はキンタローという人に惚れてる、少なく情報によると太郎の親戚、しかも写真もある。肝心の写真は間違えなくあの幼子の太郎とその女の子。これらを整理するととある点と繋ぐことができる。。。こいつ。。。あの頃の金髪主人公と今の黒髪主人公を別人であると勘違いしている。これはなんとおもし。。。いや、複雑な交わりなんだ!よりにもよって彼女が惚れたのは昔の面影の大っ嫌いな今とは!これじゃバレた時は修羅場だな。

 

 。。。

 

 。。。

 

 クックックぅぅぅ

 

「あぁぁ、そういえばさっきそのような人いたな」

 

「え!?嘘!どこへ向かったのか知ってる!」

 

「どうしよっかな。こうやってただっと言いてもなぁ」

 

 彼女は歯を食いしばり、その悔しさを口に留めた。

 

「。。。後で。。。なんでも。。。聞くから。。。教えて」

 

「もっと礼儀っぽく」

 

「。。。教えて。。。ください。。。」

 

 よろしい。

 

「あっちに行ったわよ」

 

「いなかったら覚えてきなさい!」

 

 よし、こっちはオーケー。次は太郎に送信で。。。あっちにむっかっているよっと。。。

 

 。。。

 

 トラン

 

 おぉぉ、怒ってる怒ってる。予想通り。助けを欲しいなら昨日のことを白状しなさいっと。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 返事こない。まぁ山ですから電波のせいか、よっぽど教えたくないか。やれやれ、漁翁の利の策失敗かな。

 悪い、このこころにある刺さるような気持ちを解けないと前には進めないんだ。まぁ、怒られの覚悟できたし失敗には心配ない。でも結局答えを得られずか。。。

 。。。携帯を眺めてながら思わず指が電話アプリをタップして五月さんの名前を見つめる。。。

 。。。そうや、五月さんはどこに行ったんだ?一花がここにいるのなら、彼女も一緒にスキー場へ来るだと思ったのに。。。

 

「天使さん捕まえた!」

 

「わぁ!こら、押すんじゃない!また転ぶだろうが」

 

「スキーできない方が悪いだよぉぉだ!」

 

 わぁ、四葉も成長したな。口答えするとは。それとも教わる立場になり調子に乗っているのか。

 

「へへぇ、天使さんは一番ですよ、見つかったのは」

 

「マジかよ。かっこ悪いな。。。さては狙ったな」

 

「にしし、そうだよ。元々は上杉さんを先に見つかるつもりだったが、偶然天使さんがいたので予定変更しちゃった」

 

 ずる賢い奴め。さすがスポーツ万能の四葉、競技運動での身に付けた臨機応変なたしなみは伊達じゃない。

 

「むむ、あああぁぁぁ!天使さんスマホで遊んでる!だめですよ、今は外遊しているんだから、ちゃんと締まってください!」

 

「あぁぁ、そうだな。ごめんごめん、すぐやめとくから」

 

 私は携帯の画面を閉じポケットに締まるも四葉は変な目で見られる。ずっとじぃぃぃぃぃ的な行動で。

 なんだ?

 

「。。。天使さんもしかて。。。五月のこと好きなんですか?」

 

 この四葉の思いかけない不意打ちに雪のせいか全身固まった。

 いや、これは最近運動してないから固まったんだよ。まったく、肩固かったから肩叩きの肩叩き機を買って。。。ないけど。

 

「なんで、そう思うの?」

 

「すみません、実はさっき天使さんの携帯に五月の名前あったので、そうじゃないかって。。。」

 

「なんだ、そうだったのか。そうじゃない、前にちょっとなことで彼女と距離を感じていて。どう向き合うべきかわからなくて」

 

 このことは胸の内にもう抑えきれず四葉に話した。

 

「ふむ、なるほど。だからあの旅館以来ずっと五月な幽愁感じなままだったのですか。。。でもそれって三玖が上杉さんに恋を寄しの秘密を守るためやったことですよね。ちゃんと説明。。。」

 

「バッキャロ!それなら秘密は秘密になくなるだろう!」

 

「それはそうだけど、でもこのままじゃ誤解されるまま林間学校も終わっちゃうよ」

 

「わかるけど。。。わかるけども。。。どうすればいいの!助けてよつえもん!」

 

「もう仕方ないな。。。って本当に方法がないんだけど」

 

 これは難しい状況で猫の手を借りたかったな。もしこの関係林間学校の後も続いたら家庭教師業も支障が出るかもしれない。なんとしても帰る前に和睦しなくては。。。

 

「。。。五月にこんなこと言っても気にしなと思う、むしろ安心するかと思うんだけど。。。」

 

「たとえ五月さんが気にしないだとしても三玖の隠し事漏らしたことは。。。待て、なんで五月さんに知られたら大丈夫なわけ?」

 

「。。。こりゃ上杉さんといい勝負だね」

 

「はぁ!あいつと一緒にすんじゃない。てか今は関係ないだろ!」

 

「あるんだよね」

 

「四葉!こっっっっっの!」

 

「いはいいはい!ほっぺつまないでくださいしゃい!」

 

「アン!さっきよくも。。。」

 

 私たちお互い戯れをしている際に奴が現れて、ふっと何もないようにこっそりと去った。

 

「四葉!確保!」

 

「あいさぁぁ!」

 

「キンタローくん!どこにいるの!」

 

「お。。。俺の傍に近寄るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 こうしてモテモテの上杉風太郎は二人の美女に追い求められながらどこぞの敗れたラスボスのセリフを叫んだ。これ以上なハッピーエンドあるのでしょうか。あるわけない。めでたしめでたし。

 やっべ!一花は?!

 

「大丈夫?」

 

「一花!よかった無事で」

 

「無事ってあなたこそどうなんですか?」

 

「大丈夫、この程度どうってことな。。。」

 

 グウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウーーーーーーーーーーーーーー!

 

 。。。

 

 。。。

 

「お腹減ったね」

 

「そうですね」

 

 無苦しいところを。。。いや、私は気にしないけど。。。?

 

「私は食堂に行くけど、一花。。。まだ捕まえられなかったな」

 

「だ。。。大丈夫そんなに減ってないし。私のことあんま気を配らないでいいから。食事に。。。行ってきて」

 

「それはだめでしょう。病み上がりだから放って置けないだろ」

 

「大丈夫、実は。。。さっき五月と偶然一人で滑ってたの見かけて。心配だから追い掛けようと思います」

 

「でも。。。まぁ五月さんとなら。。。わかった。腹越しらいすんだらすぐ駆けつく。それまでは自重すること覚えて」

 

「わかり。。。た。じゃ、行ってくる」

 

 本当に大丈夫かな。ここで考えるよりまず食堂に腹ごしらえするか、もしかしたら五月さんは食事の匂いに辿って出くわすかもしれないし。いや、都合のいい考えはやめよう。ぱぱっと済ませて探しに行こう。

 えっとなになに。醤油ラーメン、豚カツラーメン。。。あ!カレーラーメンあるじゃん。これにしよう。

 チケット販売機の特定のボタンをポチッと。料理台へ行きカレーラーメンをいただき席へ運ぶ。正しい姿勢をとって。

 

「いただきます」

 

 箸で麺を掴み口に入れると。。。

 濃い。。。油めっちゃ濃い、でも美味しい。麺をスープから取り出す時油がガッツリしがみつくに連れてカレーの味を最大限に発揮している。悪くない。

 続いて二口三口。。。合掌。

 

「ご馳走様でした」

 

 カレーをスープみたいに作るのをなんか変な発想だが美味しかった。鬼ごっこもそろそろ終焉かな。

 私は席から立ち一花を探しに行った。

 探すっとよく言ったもののこんな広い場所まずどこへ探るのか見当もつかない。あっちこっち初心向けのスキー場回ったが見つけなかった。そろそろ騒めきが私の神経をきっつく締めついた時二人と会った。

 

「「「あ」」」

 

 三人同時に同じリアクションして思わず彼と見つめ合った。そして彼は鬼を切りたい猪のように突っ込んできた。

 

「オラ!さっきの返だ!」

 

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」

 

 こうして天使アンジェは鬼狩りに敗れた。

 

「大丈夫」

 

「三玖、そいつをそこに置けばいいのさ」

 

 わぁ無情。

 

「っで君たちここに何しにきたんだ」

 

「あ、回復した」

 

「実は五月を探しにきたんだ。おかしなことに、ここにはいないようだ」

 

「失礼」

 

「まぁ確かに」

 

「否定しないんだね」

 

「五月さんなら一花といるはずだ。今は彼女たちを探している」

 

「。。。アンジェ。。。そのことなんだけど。。。」

 

「三玖と上杉さん見っけ!」

 

 私が油断状態なのか、白い雪から四葉が現れて三玖抱きついた。

 まだ続いたのか。よくもまぁこの大きい場所で鬼ごっこするもんだな。

 

「へへ、あと二人も捕まえたし残るは五月を見つけるだけですね」

 

 。。。あれ?五月さん生き残れたのか?いや、でも一花一緒だったし捕まえたはず。もしかして聞き間違えとか。

 

「おーい、こっちこっち。まったく。。。私も人探ししてるのに」

 

 な?!あっちは一花と蝶々。あれ?じゃ聞き間違えじゃない。

 

「なアン、お前さっき五月は一花と一緒いるって言ったよな」

 

「その筈だけど。。。」

 

「。。。言っておくけど、俺スキーを始めてから一回も見てない」

 

 はぁ?一回も見てない、そんなわけ。。。確かに私も見てなかったけど。

 

「スキー場と言っても俺たち初心者はこのエリアしか滑れない。。。こんな大巡りで会えないのは。。。流石に。。。異常だ」

 

 太郎が弱々で放った言葉が少し心配になってきた。

 

「おい、顔赤いぞ。大丈夫って熱いよ!熱あるんじゃないか!まさか昨日の。。。」

 

「。。。へへ、自分を騙すのも限界」

 

「おい、ふざけないで腕を稼い、コテージに戻るよ」

 

「待てアン」

 

「待てるかよ、そんな。。。」

 

「いや、大事なんだ。頼むから聞け」

 

 彼のその真っ直ぐで真剣な瞳で私を見つめる。

 この時の私の考えは一刻も早く先生のところへ連れて行ってしなければならないのをいっぱいでした。それでも彼は無理矢理でも頼み事を押し込んできた。相当大事でなければそこまでするはずがない。だから仕方なく従った。

 

「なにか違和感が感じないか?」

 

「違和感?いや、ないけど」

 

「たとえばほら、ここにいるべきではない奴がいるって言うか。。。こんな時あそこにいるべき。。。だな」

 

「お前な。。。やっぱり早く戻って休もう。語彙もまとめに組み立てないだろ。後でちゃんと話が聞くから」

 

 物事を後回しにするも太郎は必死に伝えようとした。私はとにかくみんなと彼の状況を説明した。ちょっくら五月さんに関する情報も四葉から聞けた。おかしなことに彼女も見つからなかったっていうか今日丸一日会ってないって、そんなはずがないと言い同じ質問を一花に聞いた。彼女の答えは曖昧だった。もう帰ったとか、食事しているとか、まだ遊んでるとか、明白してない。一様上級コースに行ったではないか推測も出てきたが蝶々に論破された。四葉はまだ誰も回ったことないエリアをマップに指を指した。あそこはまだ整備されてない立ち入り禁止エリアである。流石に謹厳実直な五月さんはそんなところに滑るわけがないと思って気にしなかった。でも三玖はそう推測した。

 

「もしうっかり滑り落ちて入ったら」

 

 私は彼女に一理ありかもしれないに賛同した。

 

「えい、ここにいる埒が開けない。私先生に行ってくる」

 

 一番焦って始めたのは他でもない蝶々だった。しかし一花に止められるもうしばらく探そう提案した。これじゃ効率悪い。

 私は両つわけを提案した。蝶々と三玖に一花が太郎をコテージに休ませるついで先生にこのことを報告する。場合によってはレスキューも必要かもしれない。

 私と四葉があの立ち入り禁止地帯へ向かって探す。

 よし完璧だ。あとは無事で祈るしかない。

 全てが整った時、太郎が。。。

 

「待ってくれ。俺に心当たりがある」

 

「心当たりって。。。本当でしょうね」

 

「嘘だな。おそらく熱やられて。。。」

 

「お前ら戻るぞ。あと一花、アンと一緒あそこのロープウェイに乗って探して。きっと見つかるはずだ」

 

「いや、乗って探すよりもあたりを。。。」

 

「頼む。俺が力を尽きる前に」

 

 。。。最終的に彼に従ってロープウェイに乗ってあたりを見渡したがどこにもなかった。

 

「たく、ないではないか。やはり熱のせいでボケて」

 

「まぁまぁ、もっと探しましょう。それに高そうだし、そのうち見つかると思う」

 

「希望抱いておく」

 

 。。。

 

 。。。

 

「ね、なんでそんなに五月のこと心配しているんですか?」

 

「なんだそれ、決まっているのだろう。うっちょごちょいの五月を放っておくわけないでしょう」

 

「うちょ!。。。そうだね。。。その以外の理由はないのですか」

 

 一花よ、さっきからどうしたんだ?妙に大人ぶっている。なんか前より律儀で深読みする感じ、まるで。。。

 

『なにか違和感が感じないか?』

 

『ここにいるべきではない奴がいるって言うか、こんな時あそこにいるべきだな』

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 まさか。。。いや、思い返せばそんな感じがした。いや、でも彼女ならこういうこともするはず、証拠が。。。

 

『天くん!』

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

「。。。くん!もう終点!早く降りて!」

 

「え!あ!あた!」

 

「もう何ぼっとしているの」

 

「わるいわるい、ちょっと不可解なこと考えてた」

 

「考えすぎ、一歩遅れたら巻き戻されるところだった」

 

「はい、ところで一花さっきまだ質問を返してなかったね。戻りながら話そう」

 

「え?でも。。。」

 

「大丈夫、私も心当たりあるから」

 

 私たちは心置きなく伸び伸びとみんなのところへ歩んで行った。

 

「五月さんと初めて会った頃がさ、学校の食堂で太郎と席の取り合いしてたんだよ。めっちゃ喧嘩してた。大人気なかったよ太郎は、彼女はそのまま諦めっと思ってたらさらに粘った。五月さんも子供ぽかったけどかわいいかった」

 

「かわ。。。!」

 

「それで彼に教えを頼んであっさり断れた挙句“太るぞ”って言った。あの時の頬を膨らませてかわゆいかったわ」

 

「んんんんんんんん!!!」

 

「。。。まぁ五月さんは食いしん坊だからそのうち本当にイッツてててててててて!ずよすぎずよすぎ!」

 

「もうおいたすぎるかな。てかこんな時その話をする場合?」

 

 私が揶揄い気分で言ったつもりで彼女を強くほっぺを引っ張って返された。

 

「えっと。。。あとは」

 

「そうだな。前は図書館で復習している時とある文章の感想を答えたら、まるで下ネタ男子と語り合っているようでまた可愛くて。。。」

 

「別はないかな!」

 

「太郎が五月さんにバカって。。。」

 

「もっといいところないのですか!」

 

「いいところだよ」

 

「え?」

 

 歩を止める。

 

「だって。私そんな五月さんは好きですから」

 

 いつも学校の休み時間や自宅でも進んで勉強する真面目さが好きだ。

 中間試験では理科以外の科目は赤点だったけど、それもメゲズに争っている負けん気なところが好きだ。

 そんな己の目標を明白にして成りたがっているところが好きだ。

 ちょっと不器用で食いしん坊なところも全部含めて大好きだ。

 だから鬼ごっこもここまでだ。

 

「五月さんみ・つ・け・た」

 

 さっきから姿を隠していたフードをとって私が探し求める人が現れた。

 たく、遠回しちゃったな。いや、私がバカだったでか。

 身が灯りの下に照らされた彼女が頬を赤く手袋で防いだ。

 

「。。。どうしてわかったのですか」

 

「。。。名前。。。初めは気づかなかったが。私が滑り落ちた時私のことを違形で呼びかけてきた」

 

 。。。

 

「一花は私のことをアンくんと呼ぶ」

 

 彼女は恥んだ顔を隠した。

 

「それに変に揶揄ってこないと思ったのも気づいたが、妙に敬語を強調するところもおかしかった。だって一花は私ともっと軽い形で話してくる」

 

「。。。よく。。。知っていますね」

 

「知ってるよ。彼女しっかりしてるけど思ってるけど、実際は飛んだでもないどうしお思うないんだよ。目が離すとすぐにだらけちゃうっていうか。。。そばで支えないとどこか抜けちゃう感じ」

 

「そう。。。ですか。そうですよね。私より一花はよっぽど。。。」

 

「そんで五月さんは一花と同じくらいの目が離さない」

 

「え?」

 

「今のように迷子になるかもしれないし」

 

「なってません!」

 

「目を離したら体調管理疎かにかもしれないし」

 

「それってどういう意味で!」

 

 吐き出した真実は彼女怒りを隠せなかった。

 

「もういいです!まさか天使くんもあの男と同じだなんて!もう知りません!」

 

 私を置いてけぼりに背中が向かれた時、彼女を逃さないように手を強く握った。

 

「加えて私が出した理科の課題をちゃんとやって終わらせて、試験にもいい点も取った。総合的に赤点だったけど、でもそんな頑張る五月さんはすごく好きです!」

 

「。。。そんな言われても嬉しくはありません。実的に合格できませんでしたから。これ以上頑張っても無駄です。いっそう諦めて。。。」

 

「嘘ですね」

 

 。。。

 

「本当はそう思ってないでしょう」

 

「。。。どうしてそう言い切れるんですか」

 

「頑固で、なりたい自分がある五月さんはそんなこと本気で言う人ではないからです」

 

「私のなにが知っているのですか!たった三ヶ月で!ずっと一花と!」

 

「知っています!」

 

 彼女が大声で私の答えを否定しているだとしても、私は迷いことなく彼女の回答を否定した。

 

「傲慢だけど知っています。ずっと見てたのは一花だけじゃないんだから!三玖と四葉も、ついでに太郎も、全部全部遠回しに見ていたから。面倒だったけど見ていた。そして一番面倒を世話していたのは一花以外に、五月さん、あなたが含まれています。しかも五月さんは私の中に一番長いと思います!」

 

「何が根拠にそう言われるんですか!」

 

「ない!」

 

「胸を張って言わないでください!」

 

「仕方ないでしょう!元々いきよいで言ったんだから!」

 

「勢いで物事を言わないでください!ちゃんと言葉を選んで伝えるのは大切なんです!」

 

「わかってますよ!ああああ!それができないから私なりに五月さんに伝えているのだ!」

 

「だったらもっと頑張ってください!神経を締めて適切な言葉を浮かんでください!」

 

「締めてますよ!そこが苦手なんですよ!どいつもこいつも違うあんな性格でこんな性格で、ペースを合わせるの大変なんですよ!」

 

「それでも頑張ってください!私も苦手な克服するために日々励んでいますから!そして天使くんのお陰で理科にいい手を取りました!」

 

「そうだな!よく頑張ったな!褒めて遣わす!」

 

「ほら、また変な言葉遣い上げて!もっと普通に!」

 

「はい!褒めてやろう!」

 

「違うっていうとるやないかい!」

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

 。。。

 

「「はははははははははあああああはははっははっははははっはははっははははああああああああ」」

 

 しばらく沈黙した後に二人は前触れもなく大声で笑った。

 五月さん関西弁で“いうとるやないかい”って言った!さっきまで私に言葉遣いを整えって言ったばっかなのに。

 

「まさか天使くんこんな一面があったなんて知りませんでした」

 

「こんな一面っと言ってもずっと表向きに出しているけどね。ただ五月さんの前では見せたくないだけ」

 

「そうっか。。。一花やみんなももう知ってるんだね。なんでですか?」

 

「なんでって。。。」

 

 五月さんこのことを聞いてきて私はちょっと躊躇いして半分口元を隠して聞こえないように答えた。

 

 。。。

 

「。。。ん?なんて?」

 

「。。。五月さんに醜態を晒されしたくはないから。。。」

 

 ちょっと強めな音で伝えた時、彼女は手で自分の胸元を掴み恥ずかしながら一歩、二歩引いた。眼を大きく開いて顔も真っ赤にした。

 

「。。。それってもしかして。。。」

 

 ぶぅぅぅぅぅぶぅぅぅぅぅぶぅぅぅぅぅ

 電話だ。。。ゲ。。。蝶々からだ。出たくないけど仕方ない。

 

「もしも。。。」

 

「ちょっと!今どこにいるの!五月を見つかった!」

 

 もしも電話の向こうに蝶々じゃなかったら。だって声大きすぎて耳が痛い。

 

「ああ、大丈夫無事見つかった」

 

 彼女がその音を調整するように安心させた。

 これで一息抜くことができる。一花をお見舞いに行くか。

 

「それから。。。ちょっと!」

 

「アンジェ!」

 

「三玖か。どうしたの慌ているそうだけどなにかあったの?」

 

「フータローが。。。フータローが倒れて!」

 

 なに?!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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