『渡世の花嫁』 武装少女RPGプリンセスウイング リプレイ   作:りょーさん

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 今回のリプレイはホットスタート感を伝えるため、自己紹介をカットしてお送りします。


導入パート01:埼玉進出の日

 埼玉最南端。

 東京都民の侵略を防ぐ最前線の1つ……三郷市。

 

 県境となる河川敷で、リーゼント姿の青年が喧嘩に勝利していた。

 

 彼の名は絶藤兆一。

 数少ない男性プリンセスであり……そして。

 

 ヤンキーである。

 

 

GM:

 では、兆一の[PCの日常]を始めていきましょう。

 ランダムで決めたライフタグは #将来の夢 でしたが……兆一君。君の将来の夢は?

 

兆一:

 日本制覇。

 

GM:

 (爆笑)

 

兆一:

 そんなわけで、他県進出を志した俺は、県境の土手で他県の番長と喧嘩をし、勝利したところだ。

 

GM:

 しかし、新たな挑戦者が現れる。

 

「おうおうおう、オレサマが番はっとる三郷に踏み込んでくるたぁ、ええ度胸じゃねえか!」

 

兆一:

「へってめえがここらのボスか、てめえどこ高だよ!?」

 

GM:

「三高の黒田じゃあ。二高の雑魚を倒した程度で、イキがってんじゃねえぞぉ!」

 

兆一:

「さっきのよりは、やりそうじゃねえか。不壊亜理威帝瑠(フェアリーテイル)学園の絶頭兆一だ、覚えときな!」

 

GM:

「あにぃ? 女ばっかで歩林瀬州(プリンセス)、名乗っとるチャラチャラした連中じゃろがい。上等じゃあ。なんぼのもんか見たるわぁ!」

 

兆一:

「俺は硬派なんでな、そこらのモヤシと一緒にすんなやァ!」

 ケンカ開始!!

 

GM:

 ばきっ! どかっ!

 戦いは夕日が地平線に差し掛かるまで続いた。

 

「つ、つぇぇ……」

 

 バタリ。河川敷に倒れ伏す三高の番長、黒田。 

 

デルタ:

 ……今日は何のTRPGだったっけ?

 

GM:

 プリンセスウイングだよ。

 

兆一:

 こちらも満身創痍。

 

「はぁ、はぁ・・・これでまずは埼玉県進出だオラ!」

 

 そして、夕日を見て、ふと思い出す。

 

「……そういえば、あの日もあんな夕日だったっけな。」

 

GM:

 そう、そして君は思い出す。

 夕日の中ヴォイドと戦い……人魚と出会った、あの日を。

 

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GM:

 夕日が照り返す海での、激しい戦いであった。

 東京沖に出現した強力なサメ型ヴォイドは、周囲に風と雨を舞わせ、動きの鈍った兆一の喉笛を狙い噛みつこうとしてくる!

 

「シャァァァァク!!!」

 

兆一:

「チッ……この魚類が! ナメてんじゃねえ!」

 抉るようなブラスティアフィンガーがサメヴォイドに食い込む。

 

GM:

 渾身の一撃がサメを捉えるのと同時に、プレシャスプロテクトを破り、深々とサメの牙が兆一に食い込んだ。

 

 サメがバラバラになるのと同時に、君のプレシャスエネルギーも尽き、君は海に落下していく。

 

兆一:

「ガッ、クソっ……ここまでかよ」

 

GM:

 どんどんと海面が遠ざかっていく。

 このまま死ぬのか……と諦めかけたそのとき。君の手をひとりの小さな手が掴んだ。

 

GM/渡世ヒカル:

 遠のく意識の中、見上げると……少女は、人魚の姿をしていた。

 

「……!!」

 

 口を開き何かを言っているようだが、深い海の中で声は届かない。

 

兆一:

(天使ってわけじゃなさそうだな……)

 

(ケツ持ちの邪神にしてはマブいしな、誰だ?)

 

デルタ:

 ヤンキー&ヨグソトースに持ってくなよ(笑)

 

GM:

 そう思いながらも、手に広がる温もりだけを感じながら、チョウイチの意識は遠のき……

 

 気がついたときには東京の浜辺だった。

 少し向こうに道路と家が見えるが、誰もいない。

 

兆一:

 仰向けで空を見てます。

 

「命拾いしたか。あの女が助けてくれたのか……?」

 

GM:

 波の音だけが、チョウイチの問いに応えていた。

 

 あれから、季節が変わり秋。

 あのとき出会った少女は、何者だったのだろう?

 

 といったところで、チョウイチの導入シーンは終了しますね。

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