『渡世の花嫁』 武装少女RPGプリンセスウイング リプレイ 作:りょーさん
東京沖、天海諸島。
ここではヴォイドの大群が頻繁に出撃し、天海諸島にそびえる学園・ヴァルキュリア所属のプリンセスと、激闘が日々繰り広げられている。
今日も、ヴォイドハントに飛び出す少女がひとり。
ビビットな色の髪と服、スケートボードが印象的な少女。
名を、デルタ・グッドレムと言った。
デルタ:
というわけで、[PCの日常]のライフタグは、 #プリンセスの活動 です。
天海諸島に出現した野良ヴォイドを駆除しておきましょう。
GM:
えーと。じゃあ、シャケ型ヴォイドの群れにしましょう。
デルタにゆっくりと近づくシャケ型ヴォイドの大群。
バクダンを頭から投げるシャケ、ビーム撃ってくる細長いシャケ、ミサイルを肩から撃ってくるシャケ……。
兆一:
マンメンミ。
デルタ:
海面をすぱーっと超低空滑走して、シャケの群れの真ん中に飛び込みまして。
両手持ちのペンキショットガンをばらまいて海をブルーとイエローでべったべたにします。
なおプレシャス成分でできてるので生態系には影響がありません。
GM:
どぱぁん! どぱぁん!
破裂音とともにシャケが海に返っていく。
デルタ:
囲まれているにも関わらず、ちっこい身体でうまいこと飛び回り、器用に反撃を回避。
「……ほい、終わりー」
と言って最後の一尾をペンキで撃ち落としました。
「ふー……」
GM:
しかし、そこに音速を超える速度で最後のシャケが飛来する。
デルタ:
「わ」
GM/渡世ヒカル:
そこに人魚の姿のプリンセスが割り込み、足ひれ一閃。
シャケを叩き落とします。
「フィニッシュ! ですわっ!」
デルタ:
とどめのペンキガンを撃ち込んでから。
「シャケが音速で飛ぶなし。生態系考えろっての」
「ういっす、助かったわー」
頭をポリポリかいてヒカルにお礼を言います。
GM/渡世ヒカル:
「デルタさんが先行してしまうから、最後しか出番がありませんでしたわ」
「別に構わないのですけど」
デルタ:
「いんじゃね? 主役は最後に登場するってなんかの巨大ロボアニメで言ってたし」
「タイフーン3だかなんだか、まあいいや。帰ろ帰ろ」
GM:
オペレーターからも
「おつかれさま。今回はこれでおしまいだよ。ヘリに戻ってきてくれたまえ」
と声がかかり、ふたりは出撃したヘリコプターに帰還する。
GM/渡世ヒカル:
途中で、ヒカルから声をかけられる。
「今日の夜、少しお話に付き合ってくださるかしら? ご相談がありますの」
デルタ:
「なんそれ。いいけどさ」
返事して、ヘリの座席にぽいんと飛び乗りました。
「はー……海、青いな……」
スプレーラッカーをカラカラ振りながら、景色を眺めて帰りの道中を過ごす。
GM:
では、[PCの日常]は終えて、そのまま導入へ。
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GM/渡世ヒカル:
夜。女子寮のデルタの部屋にて、パジャマ姿でヒカルが話し始める。
「突然本題なのですけど」
「以前、お話ししましたでしょう? ワタクシが東京沖で、運命の王子様とであったときのことを」
デルタ:
「あー、あれ。なんだっけ、白昼夢の話?」
GM/渡世ヒカル:
「夢扱いしないでくださいまし」
デルタ:
「頭ピンクのリーゼントと水ん中で会ったとか、かなり夢寄りでしょ。夢の中でもかなり悪夢に近いやつ」
「まあどっちでもいいけどさ。その王子様がどうしたん?」
GM/渡世ヒカル:
「あれからワタクシ悩みましたが……決めましたの」
「ワタクシ、王子様のいるフェアリーテイルにカチコミ……じゃなかった。押しかけに参りますわ!」
「王子様のドレスにはフェアリーテイルの校章が刻まれていましたから、必ずそこで会えるはずですの!」
デルタ:
「いまカチコミつったかこのお嬢は」
「いいけどさ、そんで押しかけてどうすんの? タマ取ってくんの? フェアテと抗争じゃん。ダイナマイトが150tじゃん」
GM/渡世ヒカル:
「基本的には、そのままヤルことやったあとに2人ひっそりと暮らすつもりですが。そこは王子様のお気持ちも聞かなければなりません」
「それでですね、デルタ様には、ワタクシと一緒に来てほしいのです」
「交換留学のメンバ募集の申込用紙がこちらにございますから、一筆書いていただければ、あとはワタクシがよしなにいたしますわ」
デルタ:
「そっかー。駆け落ちかー」
「わかった、あんたアホだな」
GM/渡世ヒカル:
「ええっ!?」
デルタ:
申込用紙を受け取ると、名前をさらさらと記入します。
「既成事実はいいけどさ、そのまま逃げたらどうせ余計こじれるっつーの。いつでもいいから家族と話つけとき」
GM/渡世ヒカル:
「あーうー。それができれば苦労は、といいますか」
「それでも書いてくださるデルタ様に感謝ですわ。やっぱりワタクシ達、親友ですのね!」
デルタ:
「や、恥ずいこと言うなし。お目付け役だっつーの」
「あんたが勢い余ってリーゼントの国の王子様を拉致したら国際問題じゃん。リーゼント国のSPがヴァルキリアに押し寄せてくるとか嫌じゃん」
GM/渡世ヒカル:
「確かにワタクシ、リーゼントの起源知りませんわ。もしかしたらドコかに国が」
デルタ:
「いやねーわ。なんだその狂気に満ちた国。国連も承認せんわ」
GM/渡世ヒカル:
「ありませんのね!? ダマされましたわね!?」
デルタ:
「はいはい、いいから今日はもう寝な。呂律おかしいし。どーせ朝一で本土にいくんでしょ」
といいつつ抱き枕にしているウミッピー(マスコット)のぬいぐるみを抱えてベッドに入っていきました。
GM/渡世ヒカル:
「はい、おやすみなさい。デルタさん。また明日」