煉獄を見る者   作:気分屋トモヤマ

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これは、七つの大罪に憧れ、偶然にも過酷で、とある男と同じ道を歩くことになった者の物語…


煉獄への入り口

「このマンガおもしれえ!」

 

そう言いながら一人の男、煉獄 恭弥はマンガを読んでいた。読んでいる作品は「七つの大罪」。最近本屋で買ってきて見事にハマったものである。

 

「特にこの主人公のメリオダス!全反撃(フルカウンター)強すぎだろマジで!」

 

やっぱりこういうのは憧れるよな~誰でも。まったく、この世界に転生でもできればいいのに。

 

『ならばさせてやろう』

 

「は?」

 

いきなり不思議な声が聞こえたかと思うと自信の体がだんだん透けてきていることに気が付いた。

 

「おいおいおい!なんだよこれ!一体どうなってんだよ!」

 

そうしてあたふたしていると目の前が眩しくなっていった。

 

「うお眩しっ…」

 

コオォォォォ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん…?あれ、どこここ…」

 

俺さっきまで部屋にいたよね?目を覚ますと白く、何もない空間に立っていた。

 

『起きたか?人間』

 

「うおっ!誰々!?」

 

びっくりして振り向くと小さな子供が立っていた。

 

『我は神。人の願いを叶えるものなり』

 

「神様?え?これもしかして転生?俺死んでないんだけど?」

 

わけがわからないよ…

 

『話の飲み込みが早くて助かるぞにんげ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ッダァー!もう疲れた!この話し方やめるもん!』

 

いきなり神?は幼児退行?してしまう。

 

「ええ…(困惑)取り敢えず落ち着こう?」

 

『うん…』

 

休憩中…

 

 

 

 

 

 

「『ズズズ…』」お茶休憩

 

二人はどこからともなく出たお茶を飲んで休憩していた。

 

「そんで…なんで俺は転生することになったの?」

 

神は説明を始める。

 

『えっとねえ、君が転生したいって願ってたじゃん?』

 

「うんうん」

 

『実はこの世界って毎年一人ランダムに人間を転生させるっていうルールがあるの』

 

「ほうほう」

 

『それでね?ホントは死んじゃった人の中から転生欲が強い人からえらぶんだけど、適当に選んだら機械がおかしくなっちゃって君が選ばれたってわけ!』

 

「??????????」

 

どういうこと????いきなり話飛びすぎじゃない?俺が思考放棄していると神は説明を続けた。

 

『ちょっと間違えちゃったけど別にいいでしょ?転生したいって願ってたもんね!』

 

「いや確かに転生してみたいけどちょっとどころじゃ…『おいコラソルゥゥゥ!』え?」

 

『やばっ!逃げなきゃ!』

 

誰だあれ!?俺が驚いているといつの間にか目の前の神?は捕まっていた。

 

『おいソル!おまえ死んでない人間連れてきてどうする!もうこいつどうしようもないぞ!しかも「ちょっと」どころじゃないわ!』

 

『うぇぇ~!ごめんなさい~!』

 

「…」

 

どういうことだってばよ…つうか誰だ?

 

『ああすまん。紹介がまだだったな。私はニル。一応この阿保のお目付け役なんだが…如何せん私が目を離した隙に勝手に転生させてしまったようだ。本当にすまない』ペコリ

 

「いえいえ、ギリ大丈夫です。それよりあなたこそ大丈夫ですか?なんか大変そうですけど…」

 

『この阿保…もといソルが君を勝手に転生させたせいでルールを破り私の上司が怒り心頭でね…今さっきお叱りを受け終わった所なんだ…』

 

「なるほど…」

 

そして聞いた話を纏めると、ソルが起こしたことは重大違反であること。この空間に来た時点でもう元の生活に戻ることは不可能な事。そして最後の情けで好きな世界に好きな能力で転生できる権利を貰ったということだった。本当に意味がわからない。これは幸運なのか?それとも不幸なのか?

 

『さて…どうする?転生という話になったが世界と能力はもう決まっているか?』

 

『どんなのでもいいよ~』

 

『お前はまず反省しろ!』げんこつ

 

「ふーむ…世界はまだしも能力…能力ねえ…」

 

さあ考えろ。あまりにチートすぎても面白くない。かといって弱くてもダメ。でも普通に強くてもニルさんに申し訳ねえしな~

 

「…じゃあ世界は七つの大罪にします」

 

『まあ直前まで読んでいたからな。わかった。能力はどうする?』

 

「…ちなみに質問なんですけど、今俺が読んでたの最初のVSツイーゴの所なんですよ』

 

『フム。それがどうかしたか?』

 

「なので全然流れ知らないんですけど、七つの大罪の中で一番キツイ場所ってどこですか?」

 

『キツイ場所?どうしてだい?』

 

「いえ、もしかしたら能力次第では面白いことができるんじゃないかと」

 

『なるほどね…まあ一応教えてはおくよ。オススメはしないけど。煉獄って場所だよ』

 

「煉獄…」

 

『君の苗字と同じだね!』

 

煉獄…聞くからにヤバそうな場所だな…いいね!

 

「OKです。じゃあ能力は不老不死(・・・・)で。場所は煉獄でもいいですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『え…』』

 

俺がそういうとニルとソルは固まったあと、二人でひそひそ話はじめた。

 

『ねえどうすんのあれ!完全にバンと同じことしようとしてるよ!こんな偶然あるの!?』ひそひそ

 

『まあまて。まだ完全にきまったわけじゃないぞ。まだ希望があるかもしれん』ひそひそ

 

「?」

 

『ちなみに一応聞くんだが何故煉獄で不老不死なんだい?とてもキツイ場所で最悪永遠に苦しむかもしれないんだぞ?』

 

「いやー不老不死で修行したらとんでもないことになりそうだな~って思いまして」

 

『『(ダメだった~!』』

 

『…先に言っておくよ。今から君がやろうとしてることは七つの大罪でまったく同じことが起きている。不老不死のキャラが煉獄で修行ということがね』

 

「あれ?そうなんですか?でも強くなったんですよね?」

 

『それは…そうなんだけど…』

 

二人はたじたじになり、どう返答すべきか困っていた。

 

「まあいいですよ。それでも。別に俺は困りませんし」

 

『…ならいい…のか?』

 

『いいんじゃないかな?』

 

『…よし!ならばもうそれでいこう!それじゃあ逝ってらっしゃい!』やけくそ

 

ニルがそういうとまた体が透けだした。

 

「またか…それじゃあ行ってきます!」

 

『『うん…逝ってらっしゃい…』』

 

コオォォォ…

 

『彼のサポート…しようか…』

 

『うん…』

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