長谷部が武昭の部屋に泊まった次の日の朝……
「ん……ここって?……」
「おっ、起きたのか波瑠加。おはよう」
「ふぇっ!?な、なんで武昭が私の部屋に!?」
「忘れたのか?昨日、勉強会が終わった後に夕食を食べて俺の部屋に泊まっていったんだろ?」
「あっ……そ、そうだったっけ……勘違いしてごめんね……」
目覚めた波瑠加は少し混乱したが武昭の説明を聞いて状況を思い出した。
「朝食とシャワーどっちを先にする?俺はもうシャワーを浴びたから」
「そうなんだ。じゃあ私も先にシャワーを浴びさせてもらおうかな?着替えは一応持ってきてたし」
「そうか、なら俺は朝食を作っておくよ」
波瑠加は起きると浴室に向かい武昭は料理を続けた。
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波瑠加がシャワーを浴び終えて出て来ると武昭が朝食を作り終えていた。
「今朝は軽くトーストとサラダにインスタントのコーンスープにしたぞ。和食がいいならおにぎりを作るぞ」
「ううん、そんなに贅沢は言わないよ。武昭が作ってくれたんだから」
「そっか、ありがとうな。じゃあ食べるか」
2人は朝食を開始した。
朝食を食べ終えた2人は洗い物をしながら話していた。
「ありがとう武昭。今度は私が何か作ってあげるからね。何かリクエストはある?」
「うーん特にリクエストは無いかな?波瑠加が作ってくれるだけで嬉しいよ」
「た、武昭って、恥ずかしげもなく、そんな事を言うんだね」
「ん?……あっ、もしかして変な事言ってたか?」
「うん……気づいて……なかったの?」
「あーそっかぁ……義父さんの周りの人達にも言われた事があるんだけど、俺って無意識に何か言う癖があるみたいなんだ」
「へぇ、そうだったんだ……(じゃああれって武昭の本当の気持ちなんじゃ……)」
武昭の癖に気づいた波瑠加はどこか納得した表情をしながら軽く笑っていた。
その後……
「さてと……他の生徒に見つかったら変に言われそうだから……よし良いぞ」
「ありがとう武昭」
「いえいえ、変な噂がたったら波瑠加に迷惑がかかるからな。なら行くか」
「そうだね(私だったら噂になっても構わないんだけどな……)」
2人は周りにバレない様に学校に向かった。
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授業中、武昭がクラスを見回すとクラスメイト達が真面目に授業を受けていた。
(皆、ポイントが無いし、赤点を1つでも取ると退学だからな……そうだ)
「先生、ちょっと体調が優れないのでトイレに行ってきても良いですか?」
「あぁ、構わないぞ」
「では、失礼します」
(武昭、どうしたんだろう……何か考えてもあるのかな)
武昭が教室を出て行く時に他のクラスメイト達は色々言っていたが波瑠加だけは何かを気づいていた。