新入生は特命係の息子。   作:北方守護

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第3話

武昭は先輩達に追いつくと声を掛けた。

 

「あの、少し良いでしょうか?」

「あぁん?誰だお前、1年生みたいだけど……」

「先程、コンビニで先輩達と軽く騒ぎを起こした彼のクラスメイトです」

「そう言えば、近くにいたな…。お前もDクラスって事か」

「それで俺たちに何の用だ?」

「えぇ、1年生として先輩達に聞きたい事がありまして」

武昭の言葉を聞いた先輩達は一瞬キョトンとしたが直ぐに普通に戻った。

 

 

「それは構わないけど、タダで教える訳にはいかないぜ」

「なるほど……それは()にある程度のポイントがあるって確信してる事ですか?」

「(なっ!?)あ、あぁ、()()()()()1()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「そうですか……では私の聞きたい事は今のセリフで無くなりました」

武昭はある事に気づくと先輩達から距離を取ったが背後から声をかけられた。

 

 

「おいっ!待てよ!一体何を聞こうとしたんだよ!!」

「簡単ですよ、今日私達新入生が受け取った10万ポイントは来月にも10万貰えるとは限らないと言う事ですよ」

「なっ!?なんで、そう思ったんだよ……」

「先輩達が私達と同じく10万ポイント貰ってるなら、さっきみたく情報を売ろうとはしないと思ったんです」

「そ、そうだとしてもポイントが欲しいから、そうするって事もあるだろう……」

「えぇ、先輩の言う通りですね、それとさっき先輩は私達を見てDクラスと知って態度を変えましたね。

多分ですけど3年間クラス替えが無いと担任が言ってたから先輩達は1年と2年の時はクラスが違うんじゃないかなって、そう言う結論に至ったんですよ。

何かここまでで間違いはありますか?」

武昭が問い掛けるが先輩達は何も言えず黙っていた。

 

 

「まだ……話を続けますけど、多分先輩達は1年生にこの事を話したら何らかの罰則を受ける可能性があるんじゃないですか?」

「はぁ……そうだな、お前の言う通りだよ」

「なっ!?お、おいっ!!」

「もう良いだろ?けど詳しく話す事は5月1日にならないと詳しくは話せないんだ、悪いな」

「そんな事情があったんですか……わかりましたこれ以上は聞きません、ですが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「チッ、分かったよ俺達からポイントを「いえ、ポイントは結構です」あ?じゃあ何が望みなんだ?」

先輩達は武昭が何を考えてるか分からなかった。

 

 

「そうですね……では、これからの学校生活で何か分からない事があったら()()()()()()()()()()()()()()()()()()

「その、何も要求しないって事はポイントを渡さないでって事か?」

「えぇ、ですが何回もあっては先輩達も困るでしょうから……3()()()()でどうですか?」

「3回って……1人1回って事で考えていいのか?」

「はい、それが多いと言うなら先輩達からそれぞれ1万ポイントを貰っても良いんですけど?」

「ちょっと、コイツらと話させてくれ」

先輩達は武昭に断りを入れると少し離れた所で話し合いを始めた。

 

少しして先輩達が戻ってきた。

 

その結果……

 

「俺達からは2回までは要求なしで教えそれぞれ1万5千ポイントを渡す事にしたんだが、それで構わないか?」

「えぇ先輩達がそれで良いなら俺は構いませんよ。それでどうすればポイントを受け取れるんですか?」

「あぁ、それはな……」

武昭は先輩からポイントの受け取り方を教えてもらって確認するとポイントが増えていた。

 

 

「ありがとうございます、それでは俺はこれで失礼します」

「あぁ、聞きたい事が出来たら俺達の誰でも良いから連絡しろ。連絡先は入れておいたからな」

「分かりました、それでは」

武昭がその場から離れたのを確認した先輩達は話をしだした。

 

 

「それにしても……あれだけの観察眼を持っていてDクラスなんて……何かあるんだろうな」

「あぁ、まさかこんなに早く気づく奴がいるとは思わなかったぜ」

「もしかしたら早めにAクラスまでいけるかもしれないぞ?」

3人は武昭の事を話しながらその場を離れた。

 




武昭は相手に詰め寄る時は義父と同じ様な口調になる。

一人称が私になる。
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