元社畜(伝説の腐男子)がVTuberになったら何故か伝説になった話   作:サクラモッチー

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【前回のあらすじ】
元社畜、Vtuberデビューへの準備を進める。


元社畜、初配信をするPart①

あれから数日後、Vtuberデビューへの準備が出来た俺は.........とうとうVtuberデビューする日がやって来た。

 

俺「機材よし!!立ち絵の動作よし!!よし!!やるぞ!!」

 

そして..........ついに俺は配信を始めた。

 

俺「どうも!!俺の名前は『トン汁』!!今日から新米フリーVtuberとして活動を始めたBL大好き腐った豚系Vtuberです!!VtuberのVの字も知らない初心者だから色々失敗すると思うけど........そこは許してね」

 

リスナー:まwさwかwのw豚

リスナー:ある意味サムネホイホイみたいな見た目だな

 

まぁ、そんな反応になるわな。

 

俺「さて、記念すべき初配信の内容は..........とりあえずゲームをしようと思う。あ、ちなみにジャンルはホラーな」

 

リスナー:初配信でホラーゲームをプレイする度胸よ

リスナー:逆にトン汁にされなきゃいいけどな

リスナー:ちなみにどんなホラーゲームだ?

 

俺「身内からオススメされた【マッド・ファクトリー】ってゲームだ」

 

俺がそう発言すると、コメント欄が騒ついた。

 

リスナー:ファッ!?

リスナー:何故に【マッド・ファクトリー】!?

リスナー:あの可愛いオモチャの皮を被った鬼畜ホラーゲームをやらせるのか!?

リスナー:初配信が【マッド・ファクトリー】実況プレイ動画って..........

リスナー:悲鳴フルコースですね分かります

 

え?何この反応?

何でみんな驚いてんの?

 

俺「..........そんなにヤバいゲームなのか?」

 

リスナー:当たり前だろ!!

リスナー:まだチャプター1しか出てないけど..........このゲームは数多くのゲーム実況者から悲鳴を上げさせたゲームなんだぞ!!

リスナー:通称【恐怖量産工場】

 

俺「マジで!?」

 

リコめ..........これを知ってて俺にオススメしたのか。

 

リスナー:ていうか、何で身内がそんなゲームを知ってたんだ?

 

俺「俺の両親はオタクなんだよ。しかも母さんが腐女子っていうオマケ付き」

 

リスナー:あっ....(察し)

リスナー:『母親が腐女子』の破壊力がハンパねぇwww

リスナー:だから腐ったBL豚なのか

 

俺「そういうこと。ではでは..........ゲームスタート!!」

 

こうして、俺は若干の不安は残しつつ、ゲームを始めたのだった。

ゲームを始めると、まずはムービーが始まった。

ゲームの簡単なあらすじはと言うと.............主人公である【J】は記憶喪失の状態でオモチャ工場らしき場所で目覚め、オモチャから逃げながら、脱出を目指す一人称ホラーゲームなのだとか。

.................なるほど、追われながら謎を解くホラーゲームか。

んで、肝心のムービーの内容は敵キャラである【スパイディー・スパイダー】のテレビCMっぽいやつだった。

 

俺「はぇ..........まるで本物のCMみたいだな.................」

 

リスナー:そこは同感だわ

リスナー:インディーズゲームってこういうところがすごいんだよな

リスナー:リアルで売っててもおかしくはないクオリティ

 

俺「だよな!!」

 

リスナーさん達と会話をしながらムービーを鑑賞していると..........ゲームが始まった。

 

J『ここは..........どこだ?』

 

どうやら、スタート地点はオモチャ工場のエントランスらしい。

 

J『名前が.....思い出せない.................俺は...誰だ?』

 

俺「.......JがBL作品のキャラクターだったら間違いなく【受け】だな。それも記憶を失う以前は【攻め】だったバージョン」

 

俺だったら、こんな風なキャラクターにするな。

 

リスナー:おいwww

リスナー:腐った豚っていう肩書きは嘘じゃなかった..........?

リスナー:声を聞いただけでそこまで考えられる妄想力よ

リスナー:俺、男性Vtuberの配信で【受け】とか【攻め】とかいう奴は初めて見たぞ

リスナー:さすがはBL好きを公言するだけはあるな

 

..........俺、なんか変なことでも言ったのか?

 

俺「さてと、まずはエントランス近くの探索だな」

 

気を取り直してエントランスの探索をしようとした時、コメント欄にあるコメントが現れた。

 

ツムツムリン:トン汁さん、ちょっと質問してもいいですか?

 

俺に質問?

どんな質問なんだろ?

 

俺「うん、いいよ」

 

ツムツムリン:その、トン汁さんの立ち絵が『ベーコン・カリ太』先生の絵柄に似てるんですけど..........もしかして、トン汁さんは『ベーコン・カリ太』先生の知り合いですか?

リスナー:あ、それは俺も思った

リスナー:ひょっとして『ベーコン・カリ太』先生とは身内なんじゃねwww

 

俺「あ〜、これね?これは俺が描いたんだよ」

 

ツムツムリン:え?

リスナー:ん?

リスナー:ドユコト?

リスナー:why?

リスナー:は?

 

俺「て言うか、何で俺の()()()()()を知ってるんだ?」

 

疑問に思いながらそう尋ねると..............さっきの比にはならないぐらいにコメント欄が()()()()で荒れた。

 

リスナー:はぃぃぃ!?

リスナー:ご本人!?

リスナー:ただの腐男子かと思ったら、まさかまさかの神!?

リスナー:何でこっちに降臨してんだぁぁぁぁ!?

リスナー:中の人が神すぎるんだけどぉ!?

リスナー:どうりで見たことがある絵柄だと思ったよ!!

リスナー:大先生が降臨したぞぉぉぉぉ!!

 

俺「え、ちょっ、何でみんな大興奮してるの?確かに俺は二次創作のBL同人誌は描いたけどさ.....そこまで興奮するか?」

 

リスナー:本人が自分の凄さを理解していないってことがマジで神なんだよな〜

リスナー:『ベーコン・カリ太』先生は無自覚タイプの神だった............?

リスナー:画力が野生の公式かつキャラの解釈がどストライクすぎるんだよ!!

リスナー:『ベーコン・カリ太』先生のコーナーはオタクホイホイだからな

 

オタクホイホイ!?

俺、そんな風に呼ばれてたのか!?

でも、確かに俺がコミケに出た時にはものすごい行列が出来てたような...........?

 

リスナー:オタクの両親を持つとああなるのか............

 

俺「うん、そこは俺も同感だわ」

 

とまぁ......こんな感じで俺の初配信が始まるのだった。




【マッド・ファクトリー】
【悲鳴量産工場】という肩書きを持つ海外のインディーズホラーゲーム。
いわゆるチャプターが追加されていくタイプのゲームなのだが............チャプター1の段階で既にヤバいらしい。
敵キャラはチャプター1の段階では【スパイディー・スパイダー】しかいないのだが、彼女の言動やら行動やらで蜘蛛がトラウマになるプレイヤーが続出したのだとか。
元ネタとしてはホラーゲームの【ポッピープレイタイム】。
本編とは関係ないけど............個人的にはチャプター3でブロンが出てきて欲しい。
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