あ、今回でストックが切れたんでテストもあるため来週の更新は如何なるか分からないです。
タグに週一更新出来れば、ってタグ付いますが一応報告だけしときます。
どうも皆さんこんにちは。只今私達第二部隊は外部居住区周辺に現れたアラガミを討伐する為にバーテル先輩の運転する装甲車に乗っています。
「さて、二人が配属されて早二日、今日が二人にとって防衛班としての初任務だ。まずは俺たち防衛班の行動規範、基本理念についておさらいするぞ」
「宜しくお願いします。大森隊長」
「と、その前にだ。その大森隊長ってのは辞めてくれ。皆のようにタツミさんって呼んでくれ。なんかむず痒いんだよなその呼び方。あとこのゴットイーターの仕事は仲間との信頼関係が大事だ。それを早めに築く為にも名前呼びにした方が良いぞ。呼び方一つで結構変わるもんだぜ」
「いやでも癖みたいなものなのでいきなり全て治すのは難しいですけど、やってみます」
「応。ゆっくりでいいからよ」
大森隊長、じゃなくてタツミさんはそれだけ言うとまたいつもの皆を安心させる雰囲気を出して話を続けた。
「じゃあ改めて。俺達防衛班の行動規範をシリア。言ってみてくれ」
「はい。勝つことよりも負けない戦いを心がけることですよね」
「正解だ。俺達防衛班は討伐班じゃない。アラガミを倒せばゴットイーターとしては良いかも知れないがそれで居住区に被害が出ちまったら防衛班として失格だ。じゃあ基本理念をカノン。言ってみてくれ」
「はい。防衛班は先ず民間人の救助を最優先とし、対象アラガミによる被害を最小限に抑えることを第一に考えること。民間人への被害を抑えることが防衛班の勝利条件となる。であってますよね?」
「大正解だ。さっきも言ったが俺達は討伐班じゃない。だからアラガミを倒す=勝利にはならないんだ。そこだけは忘れないでくれよ」
「タツミ。そろそろ目標ポイントに着く。準備してくれ」
「あぁ。分かった。とまぁここまで確認してきたが今回はアラガミが壁を破った訳じゃないから勝利条件はアラガミの討伐だからな。難しいことは考えずパパッと終わらせようか」
装甲車を降りると外部居住区外壁の近くの高台にいた。そこには今日の討伐対象のコンゴウ二体、シュウ一体、オウガテイル四体がいた。が、
「タツミさん。あれってコンゴウ堕天種ですよね。確か報告では通常種だったはず」
「偵察班がミスったのか? まあいいや。作戦の変更は無しでいくぞ」
「了解した。タツミ、あまり無理するなよ」
合図と同時にタツミさんとブレンダンさんがアラガミに向かっていった。
今回の作戦はタツミさんが聴覚に優れたコンゴウ二体を足止めしている間に私とカノンがオウガテイルを殲滅、その後ブレンダンさんと合流してシュウを沈める。そして最後にタツミさんと一緒にコンゴウを倒す。という作戦だ。
『カノンさん、シリアさん。タツミさんが交戦を開始しました。お二人も戦闘を開始して下さい』
「解りました。シリアちゃん行きましょう」
カノンと共にオウガテイルを殲滅にかかる。この作戦は私達がもたつけばもたつくほどタツミさんとブレンダンさんに負担が掛かる。だから、
「カノン。さっさと終わらせて二人の援護にいくよ‼」
「はい‼」
先ず私が一番遠くにいたオウガテイルから順に狙撃して私の方へ集める。そうしてある程度オウガテイルが密集してきたところでカノンのモルターで一気に吹き飛ばす。
「シリアちゃん足止めお願いします」
「了解。あんまり無理しないようにね」
カノンが一番近いオウガテイルを今度は放射バレットで追い詰める。その間私はカノンに近づこうとするオウガテイルを纏めてレーザーで撃ち抜いて足止めをする。
「これで最後‼」
そうして最後はカノンが二体同時にモルターで吹っ飛ばした。これでオウガテイルの殲滅が終わった。私達は直ぐにシュウの相手をしているブレンダンさんの下に向かう。
「ブレンダンさん。援護入ります」
「よろしく頼む」
それだけ言ってブレンダンさんは既に下半身と両翼腕が結合崩壊しているシュウに張り付きながら確実にダメージを与えていく。そのブレンダンさんの攻撃に合わせるようにカノンが弱体化した下半身にモルターを撃ち込む。
私もレーザーで応戦しているが、まだ射撃精度が良くないので頭を狙っても上手く当たらない。なので私はダメージを与えることを諦めて二人の攻撃の合間を埋めるように下半身にレーザーを撃ち込む。そしてとうとうカノンと私の攻撃で蓄積したダメージが限界に達したのかシュウが膝を付く。
「二人とも少し離れていろ」
ブレンダンさんに従ってカノンがシュウから距離を取るとブレンダンさんの刀身に力が集まっていく。バスター特有の特殊攻撃《チャージクラッシュ》だ。ブレンダンさんはそのまま力の限りバスターを振り抜いた。その攻撃をモロに喰らったシュウはとうとう力尽きた。
「よし。早くタツミの援護にいくぞ」
私達は急いでタツミさんの援護に向かう。
「タツミさん!」
「そっちは片付いたか。それじゃあシリアとブレンダンは右を、俺とカノンで左を仕留めるぞ」
右のコンゴウに向かってバレットエディットで作ったレーザー<バーストショット>を放つ。このバレットは銃口から放射状に八本のホーミングレーザーが敵に向かって放たれる様になっている。私が放ったレーザーは全弾がコンゴウに命中し、コンゴウが苦悶の声をあげる。
その隙にブレンダンさんがバスターの重い一撃を顔面に叩き込む。更にブレンダンさんはその勢いを殺さないままに右足を軸にして遠心力を利用した回転斬りをさっきと同じ場所にお見舞いした。
「シリア‼ 援護を!」
「了解しました」
ブレンダンさんはそれだけ言ってチャージクラッシュの体制に入る。私はその隙を埋めるようにもう一度<バーストショット>をコンゴウに撃ち込み、続けて通常のレーザーを撃ち込みパイプを結合崩壊させる。
「デヤァァァ‼」
結合崩壊で怯んでいたコンゴウの頭にブレンダンさんのチャージクラッシュがクリティカルヒットして頭も結合崩壊した。だが、コンゴウもやられてばかりではない。ブレンダンさんの攻撃に晒されながらも大技の直後で隙が出来たブレンダンさんに左フックを繰り出した。それをブレンダンさんは横に飛ぶことで威力を軽減させたが、こちらへ大きく吹き飛ばされた。
私の側まで飛ばされたブレンダンさんは苦悶の表情を浮かべたが直ぐに立ち直り追撃で放たれたアイススラッグを装甲を展開することで防ぐ。
「大丈夫ですかブレンダンさん⁈」
「問題ない。任務に支障をきたす程のものでは無い」
「取り敢えず回復錠を。時間は私が稼ぎます」
私は自作バレットエディットの一つ<光ノ雨>を放つ。このバレットは上に打ち上げたレーザーから球を配置してそこからレーザーが地面に向かって降り注ぐ、という構成になっている。その攻撃は上空からコンゴウの両手両足と胴体を貫き機動力を一瞬だが奪った。その間にブレンダンさんも回復を済ませる。
そこからは先は危ない場面にも会うことなく私のバーストショットとブレンダンさんのバスターを主軸にコンゴウの体力を削って行く。
「弱ってきたようだな。シリア、一気に決めるぞ」
コンゴウのボディプレスを盾でガードしてから捕食したブレンダンさんは一気に勝負を決めに掛かる。私はブレンダンさんに向かって放たれたアイスブロウにレーザーを数発撃ち込んで軌道を逸らす。コンゴウはそれを見て急いでローリング攻撃を繰り出してきた。
しかしバーストによって身体能力が上がっているブレンダンさんはそれを冷静に回避しすれ違いざまにバスターを振り抜く。コンゴウは自身の突撃力がそのまま自分に跳ね返ってきた一撃にとうとう地面に伏した。
「任務完了だ。さぁタツミ達の支援に回ろう」
「その必要はねぇよブレ公。こっちは少し前に終わったからな」
その声に振り返ると神機を担いだタツミさんとカノンがこちらに向かって歩いてくる。既にコンゴウ堕天の亡骸が無いところを見ると本当に少し前に終わっていたらしい。
「カノン~。終わってたなら援護してくれてもいいじゃん」
「すみません。近くで何かの反応が見つかったみたいでその調査に行ってたんです」
「そうか。それはご苦労だったな。それで反応の正体は解ったのか?」
「いや、何も無かったよ。反応も微弱だったし誤作動だったんじゃないか? それはいいとして、皆お疲れさん。パパッと帰ろうぜ」
タツミさんはいつもの雰囲気のままそう言って帰投準備に入った。
「シリアちゃん。そっちはどうしでした?」
「凄かったよブレンダンさん。敵に張り付いて強力な一撃を叩き込む動きも綺麗だった。援護も凄いやりやすかった。そっちは?」
「タツミさんも凄かったです。今回の戦闘中一回も攻撃を受けなかったんですよ。しかも射撃のタイミングもある程度指示してくれて凄い勉強になっちゃいました」
「先輩たちは皆凄いね」
「はい。私達も頑張らなくっちゃ」
今回改めて先輩達の強さを目の当たりにした私達は互いにもっと強くなろう。
そう誓い合った。
今回出てきたバレットは同時に上げた番外編で未登場のものも含めて掲載してあるので其方を参照してください