Crack Clap Crispy   作:レゴシロップ

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第4話 誰よりも

 

冬島遠征の翌日 ビッグマムの拠点

 

さて兄貴にも応援してもらったし今日から改めて頑張ろう!

 

叩くと増えるビスケット…

 

とにかく量を出せるようになれば強いんじゃないか?

 

手以外で叩いても出るのかも試そう。

 

それからモチとかアメとかじゃなくてビスケットならではの強みをもっと活かしたい!

 

 

〜〜〜〜

 

 

しばらくビスケットを生み出し続けてある程度分かった

 

発動したパターンを挙げると

・拍手

・手袋をつけての拍手

・シンバルやボクシンググローブなどをつけて何かと接触する場合

・片手でも何かを叩く場合

・振動激しい洗濯機に手を置くことで手や接地面が少しでも離れるほど跳ね続ける場合

音が出る限り極めて小規模で連続の「拍手」判定 →手掌接触時の強振動

 

一言でまとめるならば

 

 

 

 

『両手、片手問わず手での直接的又は間接的な音が出る程度の接触』

 

 

 

 

※音が出る程度 → 意図的に優しく触れない限り大抵の場合音が出るのであまり気にする必要はないだろう

 

巨大な1枚を出した直後に分割する要領から発展させて同時に複数枚出すこともできた

 

 

そしてしばらく生成し続けて分かったことがある。

 

拍手しまくって腕が若干疲れることはあったがビスケットを生み出すときに体力を消耗してる感覚はなかった

 

ならばビスケットは「無限」に出し続けられる…

 

「無限」!?

 

だが強敵と対峙した際に素のビスケットで戦うには硬度が足りない気がした

 

覇気をある程度使える実力者が相手ならば「素体」での防御や攻撃に使うにはサクサクしすぎだろう。

 

そこで覇気を込めながらビスケットを産み出すと硬度と耐久力を飛躍的に高めることができた

 

それに付随して少し覇気を消耗する感覚があった。

 

それと強度は向上したがビスケットそのものの性質までは変わらないようだ

 

水分が浸透すれば素のビスケット同様脆くなった。

 

歯が欠けるくらい元々硬いビスケットを生成できるよう材質も研究しつつ、

 

強敵との実戦に向けて『覇気を込めた生成の限界』を把握するため

 

覇気が籠るビスケットを生成し続けた。

 

 

※以降の生成鍛錬では覇気を込めたのが前提のビスケットの枚数や単位が計上されていく。

〜〜〜

 

 

 

 

ビスケットを5000枚ほど出して少し眠たくなったので休みたい

 

寝るために城内に戻ると洗濯物を運んでいるアマンド姉さんと鉢合わせた

 

アマンド「お、」

 

まずいっ!イヤな予感が…

 

クラッカー「あ、それじゃ」

ガシッ

「おい、ちょっと待ちな 顔を見るなり逃げるなんて悲しいじゃないか」

 

「いえ、忙しそうだったんで気を遣ったまでで…」

 

「そうかそうか そんなに私を手伝いたいんだな

 

そんなに気遣ってくれるんなら コ レ やりたいよな?(強制)」

 

大量の洗濯物で包囲された 逃げ場は ない

 

「それを運び終わったら、屋上にまだ干してある洗濯物も

埃を落としてもっかい持っていくんだよ」

 

「へ〜い」

 

断ったら1番痛く苦しい速度で何されるか分かったもんじゃない

 

 

〜〜〜

 

 

屋上に向かい埃を落とすため布団叩き棒でまとめて洗濯物を叩く

 

「ったくなんで俺が使用人みたいなことを…」

 

ポロッ

!?

 

叩き棒が洗濯物に当たってビスケットが出た…?日常では拍手としての認識をオフにしてたんだが…

 

なぜ?もう少し叩いてみるか

 

パンパンパンパンパン

 

ポロッ ポロッ……ポロッ

 

ビスケットが出たり出なかったりしているな

 

シャツだとあんまり出ないがズボンだとかなり出てくる…

 

 

 

 

『ポケット』か…?

 

 

 

 

 

ポケットを叩くとビスケットが出でる

 

新しい発動条件の発見だ!

 

・『両手、片手問わず手での直接的又は間接的な音が出る程度の接触』

・ポケットへの音が出る程度の接触(仮) ←NEW

 

拍手以外にもポケット自体を叩くと増えるのか 奇怪だな…

 

だがこれほど異質ならば兄さんが言ってたように元々こういう特殊な条件の能力である可能性が極めて高くなったな

 

本当によかった…

 

家事を終え、安堵の表情で寝床についた

 

 

 

〜〜〜

 

 

明くる日

 

 

 

あれから手のひらサイズのビスケットを無理なく10000枚以上出せるようになったので

 

次はもう少し大きいサイズをベースに出す練習をした

 

ポケットの条件も探りつつさらにコスパのいい方法を探りつつ

 

お盆サイズで6000枚以上出した

 

ビスケットを出す練習やいつもの筋トレ覇気トレと並行して

 

造形の幅を増やすためママが縄張りにしたついでに乗っ取った図書館に通い

 

固体造形やさまざまな動物のイメージを頭に入れた

 

もちろんママから貰った洋菓子図鑑も熟読してビスケットの種類も勉強している

 

 

〜〜〜

 

 

明くる日

 

今度は出すビスケットのサイズを見張り台の旗ぐらいの大きさで練習するようになった

 

 

※ルフィが自分たちのシンボルを麦わらのガイコツのマークに決めた時の旗ぐらい

 

※お盆6000枚=海賊旗600枚

 

 

さすがにここまでのサイズ感だと2000枚ぐらいでまあまあ疲労感があるな

 

あれから並行してビスケットを粉末状にしたりそこからビスケットに戻す練習もした

 

そして粉からビスケットを作ると造形しやすい上に板のような通常のビスケットで組み立てて作るよりも幅が広がった

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

明くる日

 

ついにポーネグリフの一面の大きさで練習するようになった

 

※海賊旗2000枚=ポネグリ1面200枚

 

500枚で若干の発汗と呼吸の増加

 

おそらく手を機械に固定して自動拍手装置として稼働させれば理論上は無限に出せるはずだ

 

だからこそ体力を徹底的に鍛える必要がある

 

あとは俺の問題だ

 

さらに並行してビスケットの味もこだわるようになった

 

領地の子供達には好評だ

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

明くる日

 

 

ついにポーネグリフそのものの体積でビスケットを出す練習をするようになった

 

 

鍛錬は続いていたもののそれを上回るほどの桁違いの疲労がのしかかるスケール

 

 

このサイズを1ビスビスとした

 

※ポネグリ1面75枚=ポネグリ1個=1ビスビス

 

 

現状40ビスビスでまあまあな息切れと満遍ない疲労感

 

※ポネグリ1面3000枚=ポネグリ40個=40ビスビス

 

 

ビスケットの召喚射程 操作有効射程の計測と拡張もやった

 

 

ある程度のものならビスケットで作れるようになった

 

 

動物はまだ少し難しいが小動物や虫程度なら結構出せて動かせるようになった

 

 

能力での消耗よりも筋肉痛が結構しんどい

 

 

多少は休憩をいれてはいるがそれでも毎日鍛錬自体を途絶えさせることはなかった

 

 

痛いのは嫌だが途切れることで積み重ねが崩れて無駄になったら余計に痛い思いをしなくちゃならない

 

せめて筋肉痛が痛く無くなるまでは続けたい

 

 

一回限界まで出してみるか

 

 

ドッ ドッ ドッドッドッ

 

 

こんなもんじゃないな…

 

 

ドンッドンッドンッドンッ

 

 

こんなもんじゃない

 

 

ドゴンッドゴンッドゴンッ

 

 

まだまだこんなもんじゃねえぞッ!

 

 

ズドンッズドンッズドンッズドンッ

 

 

 

もっと高みを目指してぇんだよ!ペロス兄や兄貴みたいに際限なく出せるように!

 

 

 

ズドドドドッ

 

 

 

 

 

兄貴や姉貴達… パパ… 

 

 

 

みんなよりも強くなりてぇっ!

 

 

 

 

 

 

 

そして…遠い…遠すぎるかもしれないけど、

 

 

 

 

いつかママだって越えて

 

 

 

 

誰よりも強くなりてェッッ!

 

 

 

ズドドドドドドドドドド

 

 

 

最強の海賊にッ!

 

 

俺はァッ  成るッッッ!  成ってやるッッッ!

 

 

 

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

 

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまりの顕圧により風圧に近い衝撃が発生し周囲の木々や草花は慄くかのように仰け反り退く

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男は限界を越えた酷使の結果 意識は朦朧とし、凄まじい動悸、眩暈、息切れ、発汗、疲労感で全く動けなくなり

 

 

 

天を見上げるしかないはずだが 、全力を出し切った爽快感と ソレ を見て満足そうに笑みを浮かべる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神話や伝承かと見紛うほどに浮世離れな光景が

 

 

 

 

 

巨大石碑かと見紛うほどの超重量級菓子が

 

 

 

 

 

幾重にも波多重にも連なり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2286ものビスケットが巨大な 驕塔 を築いていた

 




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