そこは薄暗いドーム型の会場。中には3万人の人間が満員電車のようにせめぎ合い、興奮、感動、嫉妬・・・・ありとあらゆる感情を、鮮やかな照明を注ぐステージの上に立つ俺たちに向け今か今かとギラギラと待っていた。
俺「本当に、本当にありがとう。今はその言葉しか伝えられない!! 行くぜお前ら!! これでラストだ
アイ フィー ROCK!!
そして目の前が今まで一番輝いた。
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気がつくと、いつも退屈な天井が目の前にあった。
さっきの光景は夢だったのだ。四年前、今までで1番自分が輝いていた頃のゆめを見るのは何回目だろう、そう老けたくなるまだ寒い部屋で目覚めた。夢で興奮していたせいか被っていた布団を蹴り飛ばしていた。
俺「さっむ」
短い間だったらしい、まだ体はあったかいままだった。
時間を見るとそろそろ起きなければならない時間だ。居候の身のしては家主の決め事にはきっちりした障ないとな。
二階にある自分の部屋を降り、リビングに入るとすでに朝食の用意がされておりあったかいコーヒーをついでいる所だった。
俺「おはようございます。叔母さん」
叔母「はい、おはよう。静流君」
はい、どうぞと淹れたてのコーヒーを渡された。寒そうだね、と言われてしまい布団を蹴っていたと苦笑いで返していた。
叔父「静流君、すまないが娘を起こしに行ってくれないか?」
さっき入って来たドアから叔父が入りながら言った。
静流「あー、分かりました。2人は先に食べてください」
これが最近の日課てある。従妹はまどまだ子供である。
二階に上がり奥から2番目、俺の部屋のとなりにある
(MIKI)と書かれた看板のかかったドアに着いた。
静流「おい、ミキ!起きろ!開けるぞ!」
どんどん、強めにノックをしてドアを開けると芋虫のように布団に被さった哀れな従妹がいた。部屋自体はそこそこ俺が片付けたが、ベット周りが大変なことになっていた。それよりも、そろそろ起こさないとこいつが遅刻する。
静流「いい加減に、起きろミキ。遅刻するぞ」
ミキ「んん〜、・・・おにぃがミキ代わりに学校言って・・・」
静流「(んな、あほが)無理に決まっているだろ。朝ごはんのおにぎりが全部叔母さんの腹の中に消えるぞ?」
軽い漫才をした後に、トドメを刺すように1番こいつに聞く脅しをかけた。親子そろってのおにぎり好きだからな。
ミキ「そ、それはダメなの!おにぃ!急いであの妖怪おにぎりばばぁを退治するの!!」
ダダダ!!!っと急いで部屋を出て階段を降りて行ったミキを俺は後を追うように部屋を出た。
こんな感じで俺の大学最後の春を迎えようとしていた。
プロローグなものです。
久しぶりに書いたので何かありましたらご報告いただけるととても助かります。