プロローグから一気に時系列が飛んで、今回から第一章の日常編がスタートします。
1.パン作っちゃった
香澄やポピパの皆と出会い数ヶ月経ったある帰り道のこと、今日は、新作のパンを発明しに沙綾と香澄と山吹ベーカリーに向かっている。
その道中で沙綾が「そういえば、双葉と香澄ってどうやって知り合ったの?」と聞かれて、香澄と出会った♪日の事を話していた。
「てな、感じで私と双葉は出会ったんだよ!」
「そう、あの時は同じ音を聞いた人がいて、ドキッとしたよ」
「へぇ〜、それで2人はそんなに仲がいいんだ」
「うん!私と双葉は、あの時運命の出会いを果たしたんだよ!」
そう、俺らはあの日有咲の蔵で運命の出会いを果たし、それからは彼女とその仲間達とキラキラドキドキの毎日を送っている。
「運命の出会いかぁ〜・・・・・・いいなぁ、私もそんな出会いしてみたいな」
「沙綾はもう運命の出会いしてるよ、な?香澄」
と言い香澄の方を見る。
「そうだよ!沙綾も、ポピパの皆も、双葉も全員運命の出会いだよ!!」
と言って沙綾に抱きつく香澄
「そうか、そうだね、私達みんな運命の出会いだね!」
そんな話をしてるうちに、商店街の近くにあるスーパーにたどり着いた。
「じゃあとりあえず、具材買ってこか」
「何にしよかな〜♪」
「何作るか決めてなかったの?」
「ん〜、何作ろうか悩んでたら、いっぱい思いついちゃって、全部作りたーい!ってなっちゃって・・・・・・」
なるほど、確かに沢山思いついたら、あれもいいし、これもいいし、ってなって決めるのが大変だ。
「そういう双葉は何作るか決めてるの?」
「うん!俺が作るのは、焼肉パン!焼肉のタレでお肉と玉ねぎを炒めて、ロールパンに挟むってのを考えてきたよ」
「わ〜、なんか美味しそう!私は・・・・・・あ、そうだ!!星型のパンで、スターパン!どうかな?」
「いいと思うよ、香澄らしくて」
「私もいいと思うよ、それなら、うちにあるものだけで足りそうだし、お肉と玉ねぎと焼肉のタレを買って行こっか」
その後、焼肉パンに使う具材や、飲み物などを購入してから、山吹ベーカリーへと足を運び、沙綾にパン作りを教えて貰いながら、作業を進め、終盤に差し掛かったころ、オーブンでパンを焼いている待ち時間の間に、香澄がトイレへと席を外したため、沙綾と2人きりになる。
「でさ、香澄とは結局どうなの?」
「どうって?」
「香澄の事が好きなんでしょ?」
沙綾の発言に少しびっくりしてしまった。
なぜ、沙綾は俺が香澄の事を好きな事を知っているのだろうか?しかし、聞かれたのならば正直に答えた方がいいだろう。
「うん、好きだよ」
「あっさりと答えるんだね。もっと動揺したりするかと思った」
「だって好きなんだし、嘘つかなくてもいいかなって、それよりなんで分かったの?」
「双葉って、よく香澄の事見てるし、香澄と話してる時すっごい笑顔だから・・・・・・私だげじゃなくて、皆気づいてると思うよ?」
マジか!、そんなに俺香澄の事見てたのか・・・・・・、しかも皆気づいてるってのは、なんだか恥ずかしい。
「で、香澄のどこが好きなの?やっぱり運命の出会いを果たした時に一目惚れ?」
「それもあるけど、やっぱり一緒に過ごしていくうちに、香澄の人を思いやる優しい所に、積極的なとことかも、目標に向かって進み続けて行くカッコいいとこも、全部大好きなんだ」
香澄の好きなとこをありのまま話すと、沙綾はニコニコして問いかけてくる。
「香澄のこと、めっちゃ大好きなんだね。告白とかはしないの?」
「告白したいんだけど、今の関係を崩したくないし、香澄が俺の事を好きとも限らないし、今のところはしないかな・・・・・・」
香澄のことは大好きだから、告白して恋人同士になりたいとは思うが、もし、香澄が俺に気がなかったら、今の関係を壊しかねないので、今は告白しようとはあまり思わない。
「そう?香澄も双葉のこと好きだと思うよ?」
「おまたせ〜、二人とも待った?」
と沙綾が言ったところで、香澄が帰ってきた。
「おかえり香澄、もうすぐパンが焼けると思うよ」
「ほんと!?ちゃんと星型に焼けてるかな?」
「大丈夫だと思うよ、さっきオーブンの中覗いて見たら結構いい感じになってたし」
「俺のロールパンはどうだった?」
「そっちも多分大丈夫だと思うよ」
その後、あと数分間パンを焼いて、ロールパンに予め作っておいた、焼肉を挟んで完成した。
「どう?私のスターパン・・・・・・可愛くできてるかな?」
「めちゃくちゃ可愛いよ!俺の焼肉パンはどうかな?美味しそう?」
「うん!すっごく美味しそう!・・・・・・ねえねえ早く食べようよ!」
「待って、みんなも呼んで来るから」
出来上がったパンを目の前にして、早く食べたい!という香澄、確かに俺もお腹が空いてきたし、そろそろ食べたい。
しかし、新作のパンを作ることが目的なので、食べるのは、審査員である沙綾の家族が来てからになる。
「はーい、じゃあ私達は飲み物とかの準備してよっか?」
「そうだね、じゃあ香澄が注いでくれる?俺が席に運ぶよ」
香澄と一緒に飲み物の準備を終わらせた頃に沙綾の家族も集まり、皆でパンを食べた。
自分達で作ったパンはとても美味しかった。
そして、沙綾や沙綾の家族にも美味しいと言って貰え、なんと、山吹ベーカリーの新作メニューとして販売して貰えるようだ。
その後は沙綾の弟の純君や、妹の沙南ちゃん達と少し遊んでから、お暇することになった。
「二人とも今日はありがとう、二人の作ったパン美味しかったよ」
「ほんとに!?よかった〜!また発売する時に教えてね!皆も呼んで買いに来るから!」
「こちらこそありがとう沙綾、パン作りを体験出来て楽しかったよ」
「喜んでもらえて何よりだよ、じゃあ二人とも気をつけてね」
「じゃあね沙綾!」
「バイバイ沙綾」
山吹ベーカリーを後にし、香澄と一緒におしゃべりしながらキロについている。
「よかった〜!沙綾の力になれて」
「そうだね、沙綾の家族も皆喜んでくれたし、何よりすごく楽しかったよ」
沙綾の力になれたことも嬉しが、3人でパン作るのは、とても楽しかったので、今日はとてもいい思い出になったとおもう。
「そうだ香澄」
「ん、どうしたの?」
「今週の日曜日って時間ある?」
「日曜日・・・・・・うん!その日は練習オフだから大丈夫だよ!」
「この前新しくできたクレープ屋さんに行ってみたいんだけど、一緒にどうかな?」
「クレープ!?行く!行く!、あ〜今から待ち遠しいよ!」
「よかった!今から楽しみだね!」
次の日曜日に一緒にクレープを食べに行くことになった。
今から待ちきれないくらい楽しみだ・・・・・・