星のコドウを見つけよう☆   作:わたあめぷりん

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2.怖くなっちゃった

 

 土曜日、バイト終わりに家に帰る途中でコンビニに寄ると、りみを見つけたので、声をかける。

 

「りみ!おつかれ、今練習帰り?」

 

「あっ!双葉君、おつかれ〜、双葉君は今までバイトしてたん?」

 

「うん、今日は特に忙しくて、めっちゃ疲れたわ〜、そっちは練習どやった?」

 

「私もちょっと疲れたけど、楽しがったで」

 

 

 りみとは、同じ関西出身という事もあり、2人だけの時は関西弁で喋っている。

 

「そういや、りみとこうやって関西弁使うて、話すんってかなり久しぶりやな」

 

「確かに、いつもポピパの皆とおる時が多いから、双葉君と2人きりで話機会って、あんまないもんね」

 

「せやね、関西弁つかうんって、なんか恥ずかしいし、りみりんと2人の時しか使わんわ」

 

「わかる!あっ、でもなんかしとう時につい口に出てもうたりするんよ」

 

「そうそう!俺もちょこちょこ出てまう時あるわ!」

 

 りみりんと関西弁について話している、とつい立ち止まって喋ってた。

 

「とりま、店ん中やし、買い物済ましてまおか」

 

「あっ、ほんまや!とりまレジ済ませてくるね」

 

 と言ってレジへ向かう彼女のカゴには、大量のチョコレート菓子があった。

 

 あの量を1人で食べるのかな?と思いいつつも、自分の買い物も済ませ、りみと一緒に帰る。

 

「りみってめっちゃチョコ好きやね」

 

「だって美味しいねんもん〜」

 

「分かる!好きなもんってついつい食ってまうよなぁ、けどその量・・・・・・、1人で食べるん?」

 

「ううん、今日なぁ香澄ちゃんが家に来て、一緒にホラー映画見るねん」

 

 それであの量だったのか、と思いつつも、ひとつ疑問がある。家で見るのならば、香澄と一緒に帰った方が早いのではないのだろうか?

 

「香澄と、一緒に帰らんかったん?」

 

「うん、香澄ちゃんは沙綾ちゃん家のパン買ってくる言うてたから、家で集合なんよ」

 

「なるほど、あっ、俺こっちやから、またな」

 

 

 と、そろそろ分かれ道に差し掛かったので、そろそろお別れの時間だな・・・・・・

 

「待って、よかったら双葉君も家で一緒にホラー映画見てかへん?」

 

「ええん?」

 

 りみから、一緒にホラー映画を見てかへんかと提案され俺はいいのか?と尋ねる。

 

「全然ええよ!皆で見た方がおもろいし、あっ、双葉君ホラー映画とか苦手?」

 

「ううん、めっちゃ好き、なら、おじゃましてもええかな?」

 

「うん!ほな、香澄ちゃんにもメールしとくな」

 

 

 

 りみの家にお邪魔して、数分が経過した時、 香澄がやってきた。

 

「お邪魔しまーす」

 

「いらっしゃい香澄ちゃん」

 

「おーす香澄」

 

「あれ!?双葉がいる!?なんで?」

 

「香澄ちゃん、メールで双葉君も来るって言ったら、分かった!☆って言ってたよ」

 

「あっ!そっか〜、すっかり忘れてた!」

 

「さいですか・・・・・・」

 

 忘れられたのか、とちょっと悲しくなるが、まぁいいか、とすぐに気分を切り替える。

 

「じゃあ早速だけど、見る?」

 

「うん、そうだね。あ〜楽しみだなぁ」

 

「そそそ、そうだね・・・・・・た、楽しみだな〜」

 

「香澄、怖いの?大丈夫?」

 

 と、明らかに香澄が明らかに怖がっていたので、大丈夫なのかと問いかけるが・・・・・・

 

「だだだ、大丈夫だよ!」

 

「そう?じゃあ見ようか、りみお願いしてもいい?」

 

「うん!じゃあつけるね」

 

 

 

 

 

「面白かったね。まさかあの展開は予想外だったよ」

 

「そうだね、これ次回作もあるから、また皆で見る?」

 

「そうだね、香澄は・・・・・・って香澄!?」

 

「香澄ちゃん!?」

 

 ホラー映画が終わり、りみと感想を言い合っていると、香澄が完全にビビって、プルプルしていた。

 

「大丈夫香澄?もう終わったよ」

 

「香澄ちゃんごめんね!私が一緒ホラー映画見よって言ったせいで・・・・・・」

 

 最初の時に苦手そうだなと思ってはいたが、まさかここまで怖がるとは予想外だった。しかも俺とりみは、映画に夢中になっていて、全然気づけなかった。

 

「う、ううん、りみりんのせいじゃないよ・・・・・・、そ、それにお話は面白かったから、また次のやつ見る時は誘ってね・・・・・・」

 

「本当!?よかった〜なら、また今度皆で見ようね」

 

「う、うん・・・・・・た、楽しみだな〜」

 

「とりあえず香澄立てる?」

 

「うん、もう大丈夫」

 

 

 

 

 香澄が回復し、皆でお喋りをしていると、18時といい時間になったので、そろそろお暇しようとすると、りみのお母さんが「せっかくだから夕飯を食べて行って」と言ってくれたので、夕飯をご馳走になり、19:30になった頃にお暇する。

 

「「お邪魔しました!」」

 

「二人とも今日はありがとう、また遊びに来てね」

 

「こちらこそ、夕飯までご馳走になっちゃってありがとう」

 

「ありがとう、りみりん!楽しかったよ!また、学校でね!」

 

「よかった!じゃあまた学校でね」

 

 ホラー映画を見終わった頃は怯えていた香澄だが、今はすっかり元気になっている。

 

「「「バイバイ」」」

 

 外に出ると日はすっかり暮れていたので、香澄の事を家まで送ってから帰ろうと思い、家まで送ろうか?と尋ねると

 

「ほんと?実は暗くなって来ちゃったからちょっと不安で・・・・・・」

 

「なら、一緒に帰ろっか」

 

「うん!ありがとう双葉!!」

 

 

 

 

 

 香澄の家に到着した。到着したのはいいのだが、香澄の家は灯りがついておらず、誰も居ない様子だ。

 

「あれ?なんで真っ暗なんだろ?はっ!?まさかオバケに食べられちゃったとか!?」

 

「いや、それはないだろ?ない・・・・・・よな?」

 

「なんでそこで疑問形になるの!?」

 

 さっきまでホラー映画を見ていた影響か、ちょっとだけそんなことを考えてしまったが、まぁそれはないだろう。無いはず・・・・・・、うん、現実にオバケなんて居ないよね!

 

「入って見れば分かるんじゃない?」

 

「こ、怖いよ〜、ねぇ双葉!一緒に入って!!」

 

「わ、分かったから抱きつかないで!と、とりあえず鍵開けようよ!」

 

 こんな状況だが、香澄に抱きつかれて、ドキッとしてしまう。

 そんなことを考えているとあれ?あれれ?と香澄が焦っている声が聞こえたので、

 

「どうしたの?」

 

 と尋ねると・・・・・・

 

「鍵家の中かも・・・・・・ 」

 

「なんだそんなこt・・・・・・ってえーーー!!、どうするの?」

 

「どうしよ!?あっちゃんー!お母さんー!お父さんー!」

 

 香澄が今にも泣きそうなくらいパニックになっているので、どうしたものかと考えて、いや考えてない、とりあえず思いついたことをしてみる。

 

「とととと、とりあえずインターホン押してみるね!!」

 

ピンポーン

 

 機械音だけが鳴り響くだけで、なんの反応もない。まさか本当にオバケに食べられたのか!?いや、そんなことある訳がない!オバケなんて、この世には居ないはずだ!多分だけど・・・・・・

 

「どうしよう!?双葉!皆オバケに食べられちゃたよぉーー!」

「お、落ち着いて、それはないと思うよ!オバケなんて、居ないはずだから、そうだ!家族に電話かけてみたら!?」

 

「う、うん!」

 

 と言い、香澄は家族に電話をかける。

 

 Prrrr,prrrrガチャ『もしもしお姉ちゃん?どうしたの?』

 

 数回コールがなった後に、声が聞こえた。どうやら、オバケに食べられた訳ではないようだ。

 

「あっちゃーん、よがっだぁ〜オバケに食べられてない?」

 

『は?何言ってんの?』

 

「だって家に帰ったら誰もいなくてぇ〜」

 

『え?今日私は友達の家に泊まりに行くのと、お母さん達は出張だって、前から言ってたよ』

 

「あ!そうだった!!」

 

 どうやら、香澄の家に誰も居ないのは、皆外出しているからであって、何かがあった訳ではないようだ。

 

『もう〜しっかりしてよ、じゃあ切るね』

 

「う、うんじゃあね、あっちゃん」

 

 電話が終了すると、俺と香澄も一安心して、その場に座り込む。

 

「よかった〜、オバケに食べられてなくて」

 

「だね、一時は何かあったんじゃないかってヒヤヒヤしたよ」

 

 しばらくして、足に力を取り戻した所で、俺は自分の家に帰るために立ち上がる。

 

「じゃあ、俺はそろそろ自分の家に帰るよ」

 

「双葉、今日はありがとうね、家まで送ってくれて」

 

「いいよ、じゃあまた明日ね香澄」

 

「うん!明日のクレープ楽しみだね!」

 

「うん!!」

 

 そう言って帰ろうとするが大事な事を忘れていた。

 

「香澄・・・・・・どうやって家にはいるの?」

 

「はっ、そうだった・・・・・・鍵忘れたんだった」

 

「俺の家来る?」

 

 このまま家の前に香澄を置いて帰るのは、さすがに不味いので、香澄に家に来るか?と提案する。

 

「でも、こんな夜中に急に押しかけたら、迷惑じゃない?」

 

「大丈夫だよ、俺1人暮らしだから・・・・・・」

 

 あまり知られたくなかったので聞かれない限りは、言うつもりはなかったが、事が事なのでやむを得ない。

 

「そうなの!?初めて知った!なら、お邪魔してもいいかな?」

 

「うん!いいよ、せっかくだし、コンビニでお菓子とか買っていこっか?」

 

「うん!じゃあ今日はよろしくね」

 

 

 

 

 

 

 

 

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