シャロン絶対引く予定。
遅くなって申し訳なさもあるけれど、シャロン純愛ルートで完結させた原稿が飛んだのでエタりそうでした。
あと……書き方忘れた。アニメの内容うる覚え。
これ、完結できるのか?
今後も不定期更新となります。よろしくお願いします。
簡単あらすじ
オリ主は未来を変えるべく原作主人公と話し合いたい。
勢いだけで飛び出した俺達は、当てもなく街中を歩いていた。
「それにしても隅に置けないなぁ。あの堅物のジュンにあんな剛力ゴr、おっと綺麗なシスターさんの知り合いがいるなんて思わなかったぜ」
「ただの幼馴染だ」
このこの〜、と肘で腰を突いてくるシュウ。
お前今ゴリラって言おうとしなかった?
まあ、気持ちは分かる。あの短気な所さえなければモテると思うんだけどなぁ。俺は幼馴染として心配でしょうがないよ。
そういえば以前、シャロンに近づいていた俺と同じ神父見習いがいつの間にか消えていた様な……ま、他の支部に転属になっただけだろガハハ!
「それでだ。お前に話があってだな」
「まあまあ、そんなのは後あと。先ずはここで一つ遊んでいこうぜ相棒」
いつの間にか周囲は太陽の光を遮る様にネオンが光る歓楽街。通行人として行き交う男性陣は、店を吟味しているのか右往左往とする不審な行動が目立っていた。
「おいシュウ、流石にこの時間からこんな場所にはだな」
「大丈夫だって、俺だって別に一発ヤろうって訳じゃない。ちょーっと、女の子達にお酌してもらいながら話をしようってこと」
沢山の、大人の夜の遊び場から一店。シュウがズンズンと慣れた足取りで進んでいく。
おいおい、聖職者として俺はこんな場所に入る訳にはいかんぞ。
「いらっしゃいませー。あっ、シュウお兄さんじゃないですか。お待ちしておりましたー」
「よく開いてるものだな」
「俺の行きつけの店で、今日は貸切りさ」
和かに対応してくれる男性スタッフ。他の店が準備中でもおかしくないと言うのに、この店だけはシュウが貸し切っているようで開いていた。
「今日はこちらからオススメの嬢をお付けさせていただきますよ。もちろん料金も勉強させてもらいます」
「そりゃいいね。俺の財布にも優しいのは大歓迎」
話が出来るなら俺としてはどこでもいいのだけど、俺のイメージががが……。
「それではVIPルームへとご案内いたします」
「いいねぇ! 何だよ、今日は俺に運が向いてきてるじゃんか!」
もうどうにでもなれ。
俺とシュウは明らかに豪華な部屋に通される。
俺の話というのは、これから起こる事件の全貌。要するにアニメの内容をそのままシュウに伝えようと考えている。
これで少しでも良い方向に向かえばいいなぁっていう希望的観測。最悪、どんな展開になっても俺が軌道修正すれば何とかなるやろ(鼻ほじ)。
そんなシリアスな話をする為の場所に最大限に適していない部屋の扉が開く。
「待たせたな」
「ジュンお兄ちゃん♡」
そこから入って来たのは──いつもの修道服を脱いで、煌びやかなナイトドレスを纏うゴリラ。
そして謎に超、超ミニスカート、いやもはや履いている意味があるのかもわからない程のスカートを履いたカンナちゃんが俺の左右に鎮座する。
……は?
なんでこの二人が?
俺は混乱の極地に落とされた。
◆
さて、また話は少し遡る。
「GPS反応はまだ近いよ」
「こちらも同じ。シュウ君はジュンさんと共に行動しているみたい」
ヤンデレ一歩手前の
「行き先はわかるか?」
「ここだと、行きつけのあそこね」
なんという展開の速さ……彼らでは見逃しちゃうね。
「店側に話は通してあるわ。隠れてコソコソ何をしているかと思えば……また女遊びね!」
「奴はジュンにとって悪影響になる。即刻処すべきだ」
「さす
「シュウ君には契約者としての自覚が足りないみたいね」
女性陣がいっさいのフォローをしない為ここに言及しておくが、シュウが店を予約したのは本当にジュンと話し合う為であり、ジュンの要望もあってアヤノを巻き込まないようにとの配慮もあるのだ。
何ひとつとして女性陣に伝わらない信用のなさではあるが……やはり最後にものを言うのは人望であった。
◇
そして時は戻る。
なぜこの馬鹿二人があの場所から逃げられると考えたのか。
その答えが今、この場にて展開される。
「ま、まさか」
緒方シュウは即座に経験からくる特有の直感にて全てを察した。
実はこの夜の店。シュウがあらかじめジュンと話す為に極秘で吟味した店だった。前回まともな話が出来なかった事もあり、日頃の感謝も込めてシュウなりの接待のつもりでもある。
絶対安心。
誰にもバレない自負もあり、心の底から安心しきっていた。
それもこれも、最近は妙な態度の悪魔に纏わりつかれたり、元カノになにかと付きまとわれたりして精神的に疲れていたのもあった。
──油断。
その隙は付け入れられるのには充分であった。
「はい、あーん。噛み切っちゃダメだよ」
細長いチョコ菓子を咥えさせられる。
そして、グイッと猛烈な力で両頬を押さえつけられて顔が本来なら向かない方向に向けられる。
「人間の女の子はお菓子を食べる時、こうすると聞いた」
「やめなさい! ポ◯キーゲームなんて私でもやったことないんだから!」
もう一度ボキボキっと音を立てる首。反対側に顔を逆回転させられて歪む視界。
「私なら五本同時にいけるわ! だからシュウ、私とポ◯キーゲームをするべきよ!」
キサラとアヤノの顔が迫る。
シュウは咥えさせられた菓子を噛み砕きながら叫んだ。
「本数の問題じゃねぇんだよ! というか、なんでここにいんの!?」
シュウは、二人が着る無駄に凝ったドレスを確認して店員さんの笑顔が頭に過ぎる。
それらは間違いなく罠であり、自身の計画が初手の段階で詰んでいたことへの証明にもなった。
「シュウ君どうしたの? こっち向いてくれないと私とキスできないよ?」
「シュウ、あんたどこみてんのよ……照れてるの?」
「お前らのせいで首が痛えんだよ! そっち向きたくても向けないの!」
騒がしい本家メンバーを尻目に、オリ主組はしっとりと湿っていた。
「ジュンお兄ちゃんもヤりたい? お兄ちゃんなら……いいよ?」
ジュンは喉を鳴らしながら沈黙する。全身から冷や汗が止まらない。
太腿の付け根をさわさわと手で撫でられる感覚がかろうじてこの状況が現実だと知らしめていた。
「ジュン、お前はこのような店が好きだったのか。昨夜はあんなに激しく求め合ったと言うのに足りないとはな。性豪だな、流石は私の婿となる男だ」
胸の谷間から腕を入れられてしまい、手が今どこに触れているのか想像もしたくない。義手であったことがこれほど嬉しいと感じたことはないとジュンは内心感謝した。
両サイドから耳に吐息をかけられて、理性をゴリゴリと削られる。
もはや、対面で行われている原作メンバーのやり取りなど稚拙も甚だしい。
児戯どころではない。こっちはなんか空気感がむわっとしているんだぞ。どう足掻いてもギャグ展開にならないんだぞ、とジュンはお茶を喉に流し込む。
「ふぅ……すまない二人とも。私はシュウに大事な話があったんだ」
「話って」
「なーに?」
ジュンは笑顔とはなんだろうと考えた。
古来より笑顔とは相手に対して攻撃する時に浮かべる表情であり、相手と敵対している証拠でもある。
他の動物が浮かべることはなく、笑顔を浮かべて笑うのは人間だけだと言われている。
つまり、理性ある獣が狩りをする時に浮かべるものとは……このような迫りある"エガオ"なのだとジュンは理解したのだった。
大きな音が店内に響いた。
「おい! ここで一番良い女を出せ!」
「お客様困ります! 今日は貸切となっていまして」
「うるせえ!!」
机や椅子が吹き飛ぶ。
店員が壁際で意識を失う。
勢い良くジュンたちがいる部屋の扉が吹き飛んだ。
「おうおう、ここに揃ってるじゃねぇか上玉が」
ゲス顔をキメながら入って来た男は舌舐めずりをした。
おめでとう、モブ男。
ここはモンスターハウスだ。
「助かったー! 店員さんこの娘たち、ここの従業員じゃありませんよ! 今すぐチェンジでお願いします!」
シュウが男に飛びついた。
相変わらず首が有らぬ方向に向いているから、誰に飛びついているのか気づいていないのだろう。
「あん? 邪魔だ、どけ!」
「まあ落ち着け、そこの人。やめといた方が良い。今日の御婦人方は機嫌が悪いらしいからな」
ジュンは今日で何回目になるかも知らないお茶を飲む。
「へへ、俺は悪魔の力を手に入れたんだ! お前らは今から俺様の奴隷にしてやるぜ!」
その瞬間四人の拳が男の顔面にめり込んだ。
『 邪 ☆ 魔 』
壁を突き抜けてどこかへと飛んでいったゲス男。
「お前ら何やってんの!? 店員さーん!!」
シュウが
外まで吹き飛んでいた男が雄叫びを上げ、変容する。
「三下が。ここまでアレだと滑稽だな」
「シャロン、哀れな魂を鎮めるのも私たちの仕事だ。カンナはここで待っていてくれ」
「……うん」
カンナは悪魔のことを恐れている。
キサラですら、今も複雑な胸中を抱いているというのに悪魔憑きなどは未だに受けいれ難い恐怖の対象なのだ。
「今回は爪が長いな」
「近接特化型か。シャロン打ち上げてくれ。早々に片をつける」
目にも止まらないスピードでシャロンが駆け出す。そして、悪魔に強烈なアッパーカットを叩き込んで空中に打ち上げた。
「──
ジュンの義足から触手が地面へと突き刺さる。その後、歪な開き方をした義賊の腿部分から榴弾が煙を立てて発射された。
爆風と共にバラバラに弾け飛んだ悪魔は、ぐちゃぐちゃの肉塊へと変わった。
「外でのこの威力……やはり扱いづらいな」
ジュンはそう呟いた後、肉塊の回収をアヤノへと相談しに行った。
そして──シュウはと言うと……
「やるなら先に言え」
シュウが銃でちまちまと戦っていたところを背後から爆発四散させた親友へと向かって、悪魔の血でまみれながらも睨みつけていた。
佐藤ジュン
話を進行させない無能。義足の武装は正直使いにくと思っている。
シャロン・ホーリーグレイル
絶対的な信頼からオリ主が女遊びしないと確信している女。もっと焦れ。
緒方カンナ
自分は小悪魔ムーブするくせに、昔のトラウマは拭えない。覚醒前。
緒方シュウ
書く価値無し。
夕桐アヤノ
周りを見渡して常識人は自分だけと勘違いしている勘違い女。
キサラ
喜怒哀楽インストール。
モブ男
被害者1。頑張ったよお前は。悪魔憑きもつれえよな。