ソードアート・オンライン 憂きし心のメヌエット 作:あらびきバナナ
1週間投稿とは何処へやら…
あ、前話のあとがきにオリキャラの設定載っけたんで良かったらどーぞー
3月31日、時間は朝の6時。珍しく早起きをした
多分緊張してるのかな…それもそうか久しぶりのボス戦だし。それこそここ数週間はひたすら防具作りに励んでたからなぁ
というか朝の早起き自体いつぶりだろう…それこそ学校行ってた頃以来かな?正直朝起きは苦手だからこっちでのフリーダムな生活の方が私的には生きやすい気もする
「んぁー……ふぅ」
寝起きの伸びをして見てもどこの不調も聴こえない…なんか気味が悪いかも。現実なら肩なり背中なりがポキポキッって音を立てるのに
操作ウィンドウを動かして部屋着から戦闘用の服装に着替える
防具は作ってるけど私の防具はほとんど5層の頃から変わってない。まぁプラス強化はしてるけど買い替えなんてのは1度もしてない
…まぁ攻撃なんて良ければいいしなんてことないよね!
って言うのは半分くらい冗談でただ単純にあの頃の自分を忘れないようにしてるだけなんだけど。よくよく考えれば現実と違ってこっちの服はただのデータだからそんなの意味無いのかも…
まぁこういうのは気持ちの問題だからそんなことはどうでもいい。私がそうしたいから…ただそれだけの事ことだ
「さてと…」
まだ早いけどぼちぼち集合場所に向かおうかな、それに戦うこと自体久しぶりだから慣らしておきたしね
ピコンッ
メール?一体誰が…あ、レーテか
『ミトちゃんおはよう!今日のボス戦頑張ってね!気をつけてね!』
そういえばフレンドになってたの忘れてた、わざわざこんなメール送らなくてもいいのに。とりあえずありがとうとだけ送っておこうかな
ふぅ…じゃあ気を取り直して
「……よし」
行くとしますか!アスナのために!
「改めて今日は集まってくれてありがとう」
時間は過ぎて11時半ごろ迷宮区のボス部屋前にやってきた。相変わらずカリスマ全開のヒースクリフが演説をしてるけど正直話が入ってこない
もしかしたら緊張しすぎで頭が回ってないのかも
…というかやっぱりキリトが居ない…まさかゲームオーバーに?いやさすがにあいつの実力ならそれは無いはず…やっぱりアスナとなにかあったのかしら
これが終わって覚えてたら聞いてみようかしら
「ミト、今日はありがとう」
「いいのよ貴方の頼みだもの」
「そっか…じゃあ行こうか」
「えぇ」
カチンッ
もはや暗黙の了解のようにお互いの武器を打ち合わせて音を響かせる。これのおかげで少しは落ち着けた気がする
「…では、行くぞ」
ヒースクリフはその言葉と同時にボス部屋の扉を開いて中へと向かう。それに合わせて私達も順にボス部屋へと歩みを進める
正面20人、左右はそれぞれ15人の計50人がボス部屋へと足を踏み入れた。しかし部屋は未だ真っ暗、もしかしてなにかギミックが…?
「総員、警戒を怠るな」
確かに警戒した方がいいかもしれない、一応武器を構えとこうかな
「ぎゃあぁぁ!!ぁぁ…」
「!?どうした!!」
「団長!1名消えました!」
「消えただと…よし、全員4人1組が固まるんだ。背中合わせになれば不意の攻撃にも対応出来るはずだ」
なるほど、確かに敵の動き方が不明瞭な以上それしかないか
とりあえず言われた通りアスナとその他2人と背中合わせの状態になった…今はこれしかないしね
「ミト…何がどうなってるの」
「さぁね、とにかく集中しましょう」
「うん…っ」
本当ならここで気の利く言葉でもかけれたらいいんだけど、今の私にはそんな余裕なんてない。今はとにかく集中しないと
考えられる可能性のひとつはボスが不可視の状態にあるってことね。普通にこんなところにいるプレイヤーがそう簡単にやられるとは考えられない、そうなると普通では避けられない攻撃をされた可能性が高いわね
他のゲームならこういう時は…煙を起こしたり、特別な装備をつけたりとかあるけど……もしかして部屋が暗いのと関係が…そうだ灯りだ!
「アスナ!!なにか近くに灯りになりそうなものない?」
「灯り?…そこの松明とかなら」
「それ取って!」
「えっ、いいけど…はい」
「ありがとう、えっと…」
たしかストレージの中に火打石があったはず…あった、これだ。こいつと鎌を打ち合わせれば…っ!
「っと、よしこれで少しは明るくなったわね」
「だね」
普通ならこれでボスが見えるようになったりするんだけどもしかして本当に
…っ、ぇ?うそ…でしょ
「あっアスナ…」
「なに、ミト?」
「上…見える…?」
「上?……っ!?全員!頭上警戒!」
はっきり言えば薄気味悪い、胴から生える6本の腕、肥大化した頭は網目状になってそこから無数の目が見える
しかもそんな見た目なのに肌は人間らしい…今まで色んなゲームをやってきて色んな敵と戦ってきたけど、その中でもトップクラスに気味が悪いわね
そんなことを考えてるうちにボスは天井から降りてきた、やっぱりやるしかないわよね
「アスナ…行こう」
「うんっ、頑張ろうねミト!」
カチンっと心地よい音が耳に触れた…よし、頑張ろう
「スイッチ!」
「っっらぁ!!」
ボス戦が始まって10分くらい経った、特にこれといった危機もなく順調にボスの体力は削れてる
けど何か違和感が…こんな奴に解放軍は壊滅させられたの?言ったら悪いけどしっかり連携さえ取れれば問題なくこのまま倒せそうなんだけど…
それとも何か、まだギミックがあるのかな…
「ミト!大丈夫?」
「え、えぇ。そっちは?」
「うん大丈夫、もうすぐで赤ゲージだから集中して頑張ろう」
「うん…」
ほんと、アスナ変わっちゃったなぁ。いつの間にこんなたくましくなったのかなぁ…やっぱり私はいらないのかな…ってこんなこと今考えることじゃないでしょ。集中しなきゃ
よし、もう1回行こう!
「はっ!せりゃあッ!」
「おらっ!オラァオラァ!!」
あー、やっぱりアスナと共闘するのは楽しいな。危険な状況だとは分かってるけどそれでも自然と笑みがこぼれる…ふふっ
「アスナッ!スイッチ!!」
「了解っ!せりゃっ!!」
アスナの『フラッシングペネトレーター』がボスに命中すると大きくのけぞると同時にHPバーが赤色に変化した
「よしっ、あともうひと踏ん張りだ。全員気を引き締めてかかりたまえ!」
「「「おうっ!!」」」「「はいっ!!」」
さすがのカリスマ…って感じね。ほんとなんで今まであの人は攻略に参加してなかったのか、理解不能ね。充分強いし
そんな間にボスは形態変化…というか自分の腕のうちの一つをもいで攻撃のリーチを増していた。あとなんか頭的なところが膨張もしている
…なんというか、これまでのボスと世界観違くない?いくら4分の1のクォーターポイントだからって気合い入りすぎでしょ
「ミト!最後まで気を引き締め行くよ!」
「えぇ!」
アスナの掛け声と共に駆け出す
他の場所でもローテを組んで絶えず攻撃を続けているし、これならこいつを攻略出来るのも時間の問題ね
「はっ!はぁぁぁぁぁ!!」
わずかな隙を見計らって現在使える最高位の7連撃ソードスキル『サリエル・フェラー』を全力で叩き込んでやった
すると、みるみるボスの体力バーは削れて残りもバーの半分までやってきた。やっぱり火力は正義ね
んっ、あれ…ボスの頭が光ってる…?
「gyaaaaa-----!!!!!!」
な、なんなのよこの音は…頭が痛くなるわね…というかすごい嫌な予感がするんだけど…まさか特殊攻撃でもしてくるの?
うわぁ目が沢山でてきた、グロっ……あれ?こっち見てない?
Kyueeeeeeeeeeennnn!!
「っ!?」
まずいビームが…動け身体っ…!!
「ミト危ない!」
「ひゃっっ!?」
ビームが当たる寸前、アスナが私を引き寄せた…というか抱きしめられてる!?
「ミト大丈夫!?」
「う、うん…大丈夫、ありがとう」
「?なんで顔赤いの?」
「へっ!?いやその…」
言えるわけないでしょ!アスナに抱き締めれて照れてるなんて!
「とにかく!とにかく大丈夫だから!」
「うッうん…じゃああと少し頑張ろ」
「えぇ…」
まさかアスナに守ってもらう日が来るなんて…ほんと私って馬鹿ね…ってこんなこと考えてる場合じゃないな、最後の一撃。しっかり決めないと
こういう時は…『アビス』で
「はぁぁぁぁぁ…届けぇ!!」
バチィィィッッン!!!
よし当たった!!
「アスナ!最後よろしく!!」
「うん!!」
そう言いながら高く飛び上がって細剣ソードスキルの1つ『カドラプルペイン』を発動
「はぁぁぁぁぁ!!」
アスナはその圧倒的なまでの速さでボスを滅多刺しにして体力バーを消し飛ばした
…これでボス戦も終わりか
途中私含め危ういところはあったけど今回の攻略隊の犠牲は最初の初見殺しでやられた1人だけだった…私がもっと早く気付けてればこうはならなかったと思うと悔やまれるけど
そしてなおのことなんでALSが壊滅したのかの謎が深まった気もする何があったのか…
まぁ今は素直に喜ぶことにしよう、体裁的にもね
「アスナ!!お疲れ様!!」
「っ!?うん!ミトもおつかれ!」
オリジナルになった瞬間あっさりし過ぎだろ(戒め1)
あれほどもったえぶっといてこの程度か(戒め2)
ボス戦1話で終わらせるとかないわー(戒め3)
いつか余裕が出来たらこの辺は書き直したい