アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

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前の後書きに書こうと思った続きと見せ掛けた冒頭______

神楽と八狐は野道を歩いていた。すると、

ブーストライカーが神楽達の前に着地する

神楽「?コンちゃん(ブーストライカー)、どうしたよ?」

ブーストバックルから出した覚えはないんだが、という疑問を置いて、神楽はブーストライカーに聞く

ブーストライカーは鳴き声を上げて神楽に近づき、神楽に口に咥えてたものを寄越す

神楽「?これは...............」

ブーストライカー「ゲィェェェェン!!(一輝さんが渡し忘れたから渡しとけって)」

と鳴くとブーストバックルの中に戻る

神楽「あっ、おい..........」

神楽が受け取ったものはピンクと水色のリバイスドライバーが描かれたバックルだった

八狐「これ........一輝さんの.....ていうかいつの間にバックルから出てたんだコンちゃん」

神楽「新しいバックルか...........また違う時にこの力、試してみるか」

八狐「そうだね、もう百合ヶ丘を出て、二日も経っちゃったし早く帰ろう」

神楽「だな、それじゃ、この話も見てってくれよ。またな!」


黎明Ⅵ 帰り道、そして______

 

駅の構内_________

 

神楽達はエリア666から少し歩いて駅に向かい電車に乗り、藤沢で駅の白線に立って乗り換え待ちをしていた

 

神楽「それにしても、疲れたー」

 

八狐「だね、ずっと戦ってたからそりゃそうだよ」

 

神楽と八狐の服は煤にまみれていた。なお、体も擦り傷や切り傷が多少出来ていた

 

まぁ、そこは歩いている途中に古い薬局に寄って買った絆創膏や包帯で対処している

 

神楽「しっかし、しあわせ湯かー。今度休みの日があったら行きてぇな」

 

八狐「うん!また会いたいね、五十嵐家の人達と」

 

神楽の思いに八狐も頷く

 

神楽「ああ。あ、そu「あら、神楽、それに八狐さん?」.......え?」

 

神楽は横から声を掛けられ、首を横に向けると

 

神楽「..........夢結様、何でここに?」

 

クーラーボックスを持った夢結がいた

 

夢結「それはこっちが聞きたいわ。昨日から行方知れずだったのにどこに行ってたの?」

 

逆に夢結に問いただされる神楽

 

八狐「聞くのはいいんですけど、話すと長くなりますよ?」

 

夢結「ええ、聞かせてちょうだい」

 

神楽「夢結様もこの話終わった後教えてくださいね?.....俺が何でここにいるかというとですね___」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________

 

夢結「なるほど、ハイジャックに巻き込まれた乗客を助けに甲州にまで行ったと」

 

神楽「はい」

 

夢結「.................貴方達、色々と無茶し過ぎじゃないかしら?」

 

八狐「確かにそうかもしれませんね、でもそれが私達の仕事ですから」

 

八狐が苦笑いをしつつもキッパリと言う

 

夢結「.................確かにそれもそうね。神楽達らしい行いだわ」

 

夢結は納得するように目を瞑る

 

神楽「それで、夢結様はどこに行ってたんですか?」

 

夢結「私は.........梨璃の誕生日プレゼントを買いに甲州まで行った帰りなの」

 

神楽「マジすか............」

 

神楽が意外そうな顔をする

 

江ノ電がホームに入ってくる

 

八狐「神楽、電車来たよ」

 

神楽「だな。夢結様、行きましょう」

 

夢結「ええ」

 

神楽達三人は江ノ電に乗り、鎌倉に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

神楽達は鎌倉の駅を出て、百合ヶ丘女学院に向かって歩いていた

 

八狐「夜遅くなったね」

 

神楽「ああ、けど仕方ねぇよ。仕事だったし」

 

すると、茂みの中から猫が飛び出してきた

 

 

神楽「?.........おわっ!」

 

そして、神楽の頭の上に乗っかる

 

八狐「神楽ってやっぱり猫に好かれやすい体質なのかな?」

 

神楽「さぁな、よしよし」

 

神楽は微笑みながら頭に乗っかっている猫を撫でる

 

そこに_________

 

神楽「おっ、梅様に鶴紗さん」

 

梅「あっ、夢結、神楽、八狐」

 

鶴紗「どうも..........!猫いた.....!」

 

百合ヶ丘女学院二年生である吉村・Thi・梅と一年生の安藤鶴紗が茂みの中から現れる

 

夢結「ここは学院の敷地ではないでしょ?」

 

神楽「.............あー、なる程な」

 

神楽は梅達が出てきた茂みを見て目を細め、何かを思案する

 

神楽「そういえば、ここの近くに猫の集会所あったな.......」

 

梅「そうそう、後輩にそこを案内してたんだよ」

 

鶴紗「お陰で、仲間に入れてもらえたのかもしれない......」

 

鶴紗が少しだけ嬉しそうな顔をする

 

神楽「そうなのか、よかったじゃねぇか。あと、お前は俺の頭から降りろ。また、乗せてやるから」

 

猫は少し不満そうに唸ると、神楽の頭から降りて走って帰っていった

 

神楽(そういや猫缶ってまだあったっけか......?まぁ、なけりゃ今度買い足そ)

 

神楽は猫にたまに餌を与えており、また、やたら懐かれやすい体質であるためか、目茶苦茶猫に好かれる

 

夢結「仲が宜しくて結構ね」

 

梅「あれ?校則違反とか言わないのか?」

 

夢結「私達の役割じゃないでしょ?」

 

八狐「それに、外出許可をもらってるとはいえ、私も、私の夫も人のこと言えませんから」

 

梅「そうなのか?」

 

神楽「だから俺はお前の夫じゃねぇって。あと確かに、後で理事長代行に事情を伝えとくか」

 

神楽と八狐が苦笑いをする

 

そして神楽はどさくさに紛れて自分の夫ですアピールしてくる八狐の頭をペシッと叩く

 

梅「寂しがってたぞ、梨璃」

 

夢結「えっ?」

 

梅「誕生日なのに夢結が朝からずっといないんだもんな。お陰でレギオンの欠員が埋まらなかったみたいだし。あ、でもあれだろ?夢結はラムネを探しに行ってたんだろ?」

 

夢結「何故それを.............!?」

 

梅「だってよりによって誕生日にシルトをほったらかしにしてまで、他にすることがあんのか?」

 

夢結「ええ.........ないでしょうね」

 

夢結は、歩きながらさっきの駅で甲州でラムネを二本とものどが渇いている子供にあげてしまったことを話す

 

神楽「俺達が駅に来る前にそんなことが............」

 

梅「まぁ、間の悪い事はあるもんだもんな」

 

夢結「別に後悔はしていないわ」

 

このようなやり取りをしている傍ら、神楽はあることを考えていた

 

鶴紗「ん?」

 

何か光を放つものを見つけた鶴紗は立ち止まる

 

八狐「どうしたの?鶴紗さん」

 

鶴紗「これ....................」

 

神楽「お?」

 

鶴紗と神楽と八狐がゴミ箱を覗き、夢結と梅もゴミ箱の中を見る

 

そこには、三本の空のラムネの瓶が中に入っていた

 

夢結「これは................」

 

神楽(あー、そういえば.........あったわ、あれ・・)

 

神楽が何かを思い出すと、苦い顔をする

 

梅が近くの蔦に巻かれている自販機を見つけると、百円を自販機に入れる

 

梅「節電モードか!」

 

梅が中から取り出したものは______

 

八狐「あっ」

 

梅「ラムネ.............」

 

夢結「...............」

 

神楽「うわっ、やっぱり........って夢結様大丈夫すか?」

 

夢結様はショックの余り座り込んだ

 

梅「夢結!」

 

八狐「あちゃー、ショックで動かなくなってるよ」

 

神楽と八狐、梅と鶴紗はそれぞれ顔を見合わせる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、神楽達五人は梨璃達の元に向かい、夢結は梨璃に誕生日プレゼントを渡したのだった

 

ミリアム「これがラムネか..........」

 

ミリアムをはじめ、他の五人はラムネを興味深そうに見る

 

梨璃「お姉様が私のために............」

 

夢結「..........................」ズーン

 

夢結は暗い顔をしていて、八狐が夢結の頭をツンツンとつついている

 

神琳「そういえば八狐さん、神楽さんと八狐さんは何故服が汚れてたり切られてたりしてるんですか?」

 

八狐「ちょっと今回の依頼で無茶しちゃって」

 

雨嘉「結構大変な依頼だったんだね」

 

八狐「そうなんだよ、おまけにヒュージも襲ってきたから尚更で.........」

 

八狐は神琳や雨嘉などと談笑をしていた

 

梅「どうだ、梨璃!」

 

神楽「いや何で梅様がそうなるんすか」

 

神楽は梅に思い切りツッコミを入れる

 

梨璃「嬉しいです!これ正門の側にある自動販売機のラムネですよね!」

 

鶴紗「やはり知っていた............」

 

夢結「ええ、そうね................」

 

八狐(何かさっきより落ち込んじゃってるけど.........)

 

梨璃「お休みの日にはよく買いに行っていたんですけど、やっぱりお姉様も知ってたんですね!」

 

楓「そうには見えませんが............」

 

神楽(ごもっともだ、楓さん)

 

神楽は楓の言葉に対して、その通りと肯定する

 

夢結「所詮、私は梨璃が思うほど大した人間ではないということよ..............」

 

梨璃「え!?そんな!夢結様は私にとって大したお姉様です!!」

 

八狐「使い方間違ってない?」

 

夢結「断じてノーだわ。貴方がそこまで喜ぶようなことを、私は出来ているとは思えないもの........」

 

梨璃「そんなの出来ます!出来てますよ!じ、じゃあ、もう一個お願い、いいですか?」

 

夢結「ええ............」

 

梨璃「お、お姉様を私に下さい!」

 

梨璃は両手を大きく広げると夢結に言った

 

楓「はぁ!?」

 

二水「梨璃さん、過激です!」

 

神楽&八狐「わぁ.................」

 

神楽と八狐に至っては固まっていた

 

夢結「..................どうぞ」

 

梨璃「はい!」

 

梨璃は夢結に抱きついた

 

夢結「私、汗かいているわよ............」

 

梨璃「ブドウ畑の匂いがします」

 

夢結「やっぱり.......私の方がもらってばかりね」

 

夢結が梨璃に両手で抱きしめ返した

 

梨璃「お、お姉様...............!?」

 

夢結「梨璃、誕生日おめでとう」

 

梨璃「うわっ!?」

 

楓「ハレンチですわ!お二人とも!」

 

二水「号外です!」

 

二水がタブレットで写真を撮りまくる

 

梨璃「..........っ、お姉様........嬉しいんですけど.......あの......く、苦しいです.......」

 

夢結の梨璃を抱きしめる力が強くなる

 

二水「何て熱い抱擁です!」

 

梨璃「お姉様.........私どうすれば........」

 

ミリアム「こっちが聞きたいのじゃ」

 

一方神楽は_________

 

神楽(これが百合ってやつか........よくアニメとかで見るけど.........あれ?)

 

神楽はこの光景を見て、あることに気づく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神楽(俺..............百合の間に挟まりすぎじゃね?)

 

今更その事実に気がつく神楽

 

神楽(いや、でも俺は普通に皆とはダチとか先輩って感じで接してるから問題ないよな)

 

しかし、速攻で頭の中ではぐらかそうとしている神楽

 

神楽(うん、こういうことは忘れるに限る)

 

楓「夢結様がハグ一つするのも不慣れなのは分かりましたから!梨璃さんも少しは抵抗なさーい!」

 

ボフン!!

 

夢結「梨璃!?」

 

八狐「あー、これはちょっとやり過ぎたね」

 

八狐が梨璃の顔を覗く

 

梅「あはははははは!!」

 

夢結「楽しそうね、梅」

 

梅「は~、こんな楽しいもの見せられたら楽しいに決まってるだろ!」

 

梅が笑いながら言う

 

梨璃「お、お姉様~」

 

夢結「私に出来るのはこの位だから.............」

 

梅「そんなことないぞ夢結」

 

すると、

 

梅「さっき鶴紗と話して決めた。今更だけど梅と鶴紗も梨璃のレギオンに入れてくれ!」

 

鶴紗「生憎個性派だが」

 

梅と鶴紗が梨璃のレギオンに入ると言い出した

 

梨璃「あのー、だから私じゃなくてお姉様のレギオンで.......えっ!?」

 

二水「そ、それじゃあこれで九人揃っちゃいますよ!レギオン完成です!」

 

神琳「あらあら~、これは嬉しいですね」

 

雨嘉「おめでとう梨璃」

 

ミリアム「何じゃ騒々しい日じゃのう」

 

梅「梅は誰のことも大好きだけど、梨璃の為に一生懸命な夢結のことはもっと好きになったぞ、梨璃!」

 

梨璃「は、はい!」

 

梅「ま、今日の私らは夢結から梨璃へのプレゼントのようなもんだ」

 

鶴紗「遠慮すんな、受け取れ」

 

梨璃「梅様........鶴紗さん.......此方こそよろしくお願いします!」

 

夢結「これは、汗をかいた甲斐もあるということね」

 

楓「それはそうと!お二人はいつまでくっついていますの!」

 

楓の言葉により、二人はようやっと離れる

 

二水「あっ、そうだ!神楽さん!九人揃ったので、入ってくれますよね!」

 

二水が神楽の方を見て、他の皆も神楽の方を見る

 

神楽「いや、駄目だ」

 

神楽は目蓋を閉じ、そう呟く

 

梨璃「えっ!?」

 

楓「話が違いますわよ!」

 

神楽「最後まで話を聞けって。最初に言ったろ、「九人揃えたら、俺から・・・レギオンに加入させてもらうって」

 

神楽はそういうと左手で狐の影絵を作る

 

二水「.............あー、そういえば言ってました」

 

神楽「だから.............梨璃さん、俺を梨璃さんのレギオンに入れてくれ」

 

八狐「あっ、私も忘れないでね」

 

梨璃「...........はい!こちらこそよろしくお願いします、神楽さん、八狐さん!!」

 

神楽と八狐も梨璃のレギオンに加入することになった




理事長代行室_________

神楽は二日間百合ヶ丘に不在だった事情を話していた

咬月「神楽君と同じ、仮面ライダーとエリア666に行ってハイジャックに遭った被害者を助けに行ったと」

神楽「はい、それで二日間百合ヶ丘にいませんでした」

咬月「そうか..............ご苦労だった。ゆっくり休め」

神楽「はい、ありがとうございます」

神楽は理事長代行の部屋を出ていく

八狐「神楽」

理事長代行室の扉の横に八狐が壁に寄りかかって待っていた

神楽「悪ぃ、待たせた」

八狐「もー、結構長く話し込んでたでしょ?」

神楽「はは、バレたか」

神楽はバツの悪そうな顔をする

八狐「じゃ、帰ろっか。あと今日のご飯は鮭の混ぜご飯と味噌汁と野菜炒めにしない?確か具材あったし」

神楽「お、いいなそれ。帰って作って飯食って寝るか!」

八狐「うん!」

神楽達は事務所に帰ると鮭の混ぜご飯と神楽流味噌汁(豚肉とさつまいもと人参とこんにゃく、油揚げや白菜inの味噌汁)と肉とジャガイモとピーマンを入れた野菜炒めを作って食べて、風呂に入って寝た

神楽「お休み、八狐。二日間お疲れ様だったな」

八狐「神楽こそ、お疲れ様。いつも働きすぎだからゆっくり寝てね?」

神楽「そっちこそな」

神楽と八狐はそれぞれ部屋の中に入って、ベットにダイブして寝た___いや、神楽は、

神楽「六月十九日◯曜日、五十嵐一輝こと仮面ライダーリバイスとの共闘でハイジャックに遭った乗客の救助に成功、その後は、防衛軍から手配された車に乗って、無事東京に帰ることが出来たとのことだ」

と昨日と今日の出来事を纏めた日記を書いていた(本当は仕事用の日誌なのだが)

神楽「よし、寝るか...........」

今度こそ神楽は布団にダイブした

神楽「zzzzz............次回.......黎明Ⅶ.........いざ.....出陣......お楽しみ.......にな」(寝言)

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

  • ○○様
  • 〇〇先輩
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