アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

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BOUQUET 編の六話の後半です!一話で収めきれんかった.........


それでは、どうぞ!


黎明Ⅷ ノインヴェルト戦術

神楽達の足止めのお陰で廃墟に夢結を運び込むことに成功した梨璃

 

梨璃「お姉様..............!」

 

夢結は梨璃の手を掴む

 

夢結「見ないで......私を見ないで.......ルナティックトランサーは、とてもレアスキルと呼べるものじゃない.......ただの呪いよ......憎い......何もかも憎くなる!憎しみに飲み込まれて.......周りにある物を傷つけずにいられなくなる.......呪われてるのよ.....私は......!美鈴様を殺したのは私だわ!私が........この手で.......あのダインスレイフで.......!」

 

梨璃「.......................!!」

 

夢結は落ち着こうとしなかった

 

梨璃「お姉様!冷静になってください!」

 

夢結「嫌よ!私はヒュージと何も変わらない!!」

 

梨璃「お姉様!!」

 

夢結「嫌!!見ないで!!」

 

夢結は梨璃の顔を見ない

 

梨璃「.こっち向いてください!!美鈴様はヒュージと戦ったんです!!...........お姉様の所為じゃありません!!!」

 

夢結「そんなの梨璃に分かる訳がない!!」

 

梨璃「分かります!!お姉様がこんなに思っている人を手に掛けるはずないじゃないですか!!!」

 

夢結は泣いていた

 

夢結「私は........貴方を守れない!!シュッツエンゲルになる資格もない!!!」

 

梨璃「お姉様とシュッツエンゲルになれて、私、すごく嬉しかったんですよ!!」

 

夢結「分からない.......私には分からないわ......貴方の気持ちなんて......私に愛されるなんて......嬉しいなんて.....」

 

梨璃「美鈴様だってきっと同じです!!!」

 

夢結「貴方に何が分かるのよ!!!」

 

梨璃「分かります!!!」

 

梨璃は夢結に抱き着く

 

梨璃「お姉様......お姉様がルナティックトランサーを発動したら、私が止めます。絶対に止めます!何しても止めます!例え刺してでも......だから.....」

 

夢結「................................」

 

夢結は梨璃を見て、笑顔で

 

夢結「...............ありがとう、梨璃」

 

と言った

 

梨璃「.........はい!お姉様!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________________

 

その頃戦線では_________

 

神楽「はぁっ!」

 

八狐「やぁっ!」

 

神楽はブーストキッカーの出力を上げて、ヒュージの触手をマグナムシューターで撃ち飛ばしながら猛スピードでヒュージに刺さっているダインスレイフの元に突撃する

 

そして、それをサポートするように八狐は影狐でヒュージの触手を斬る

 

神楽の眼前に触手が迫ってくる

 

神楽「うわっ、やられる!?.........なーんてな」

 

神楽はリボルブアンロックを押すと、ドライバーを百八十度回転する

 

「REVOLVE ON」

 

リボルブリングが現れ、神楽の上半身と下半身が入れ替わり、ギーツ ブーストマグナムフォームにチェンジし、横に回転したことでヒュージの触手を避ける

 

神楽(来た、目的地!)

 

神楽はダインスレイフの柄を掴む

 

そしてアーマードガンを二丁起動し、ブーストパンチャーの向きを排気口を下に向くようにする

 

神楽はブーストスロットルを回しアプルーバルリボルバーを回す

 

「MAGNUM BOOST VICTORY」

 

アーマードガンが物凄い勢いでヒュージに向かって撃ち始め、ヒュージの胴体を削っていき、ブーストパンチャーの力で徐々にダインスレイフが抜け始める

 

神楽(いける!)

 

そのままヒュージからダインスレイフを奪い返そうとするが、ヒュージが触手をこっちに向けてくる

 

神楽(チッ、ヒュージが俺を狙ってきたか......!どうする?仕切り直すか?いや、面倒くせぇ!)

 

神楽はダインスレイフを抜くのを止めず、半分くらいまで抜けて来たところにヒュージの触手が迫ってくる

 

神楽(くそっ、反撃するしか「止めないで下さい神楽さん!」!)

 

神楽に迫る触手を神琳と雨嘉が弾く

 

梅「どうしたヒュージ!梅はこっちだぞ!」

 

ミリアム「わしを忘れるな!」

 

八狐「ほらこっちこっち!」

 

梅とミリアムと八狐がヒュージの気を引き付ける

 

さらに、

 

鶴紗「神楽、手伝うぞ!」

 

楓「私も協力いたしますわ!」

 

鶴紗と楓が神楽に合流し、ダインスレイフを掴む

 

神楽「皆.........サンキューな、うぉぉぉぉぉぉおお!!」

 

ブーストパンチャーの出力をマックスにし、そしてついにダインスレイフが抜けた

 

神楽「おっしゃっ、抜けた!」

 

鶴紗「退くぞ!」

 

楓「一旦退避しますわよ!」

 

神楽はまたリボルブアンロックを押す

 

「REVOLVE ON」

 

神楽「しっかり掴まってろよ!」

 

楓「はい!」

 

鶴紗「分かった!」

 

神楽はマグナムブーストフォームにフォームチェンジすると、ダインスレイフを持っている鶴紗と楓を抱えて二水が指揮を執っている廃墟の上に猛スピードで移動する

 

その少し後、光の棘が無数に現れたが、それは自分自身を攻撃し、大爆発を起こす

 

二水の元に合流した三人

 

二水「神楽さん!鶴紗さん!楓さん!」

 

神楽「何とか取り戻したぞ。皆のお陰だ、サンキューな」

 

鶴紗「いや、神楽があそこまで斬り込んだから、これを取り戻すことが出来た」

 

楓「鶴紗さんの仰る通りですわ」

 

神琳「ダインスレイフの奪還は成功しましたか」

 

神琳と雨嘉が合流する

 

八狐「全く、神楽は無茶をするんだから」

 

八狐が神楽の近くに着地する

 

ミリアム「ごもっともじゃ、一人で目立ちよって」

 

梅「そうだな、八狐と二人で突撃するもんだからびっくりしたぞ」

 

ミリアムが神楽に軽く文句を言い、梅がそれに同調する

 

神楽「ははっ、すまんすまん」

 

そこに、

 

梨璃「大丈夫ですか!?皆さん!」

 

梨璃と夢結が合流する。どうやら話し合いは終わったようだ

 

楓「死守命令........果たしましたわ!」

 

神楽「ちょっとじっとしててください夢結様」

 

夢結「?」

 

神楽はマグナムシューターにファーストエイドキットバックルを装填する

 

「FIRST AID KIT TACTICAL BLAST」

 

神楽は夢結に向けて、傷を一瞬で治癒する効果を持つ銃弾を放ち、夢結の傷をたちまち治す

 

夢結「ありがとう、神楽。助かるわ」

 

夢結は神楽に感謝の言葉を言う

 

梅「これ、やっぱり夢結が使ってたダインスレイフだな。傷に見覚えがある」

 

梨璃「これが、あのヒュージに.......?」

 

夢結「ええ」

 

だがヒュージはまだしぶとく生きていた

 

雨嘉「あいつ..........まだ動いてる!」

 

神楽(ダインスレイフが抜けた今、ブーストの必殺技を放てば確実に倒せる.........けど、ここは)

 

神楽は梨璃の目を見て何かを察する

 

梨璃「あの、私達でやってみませんか?」

 

楓「何をです?」

 

梨璃はノインヴェルトの特殊弾を見せる

 

梨璃「ノインヴェルト戦術です!」

 

神楽「了解、なら俺と八狐はノインヴェルトを撃てるようにサポートに回る」

 

八狐「囮役は任せて」

 

神楽と八狐が地を蹴って飛ぶ

 

梨璃「梅様!最初、お願いできませんか?私だと、いきなり失敗しちゃいそうで.........」

 

梨璃は梅に特殊弾を渡す

 

梅「あはは、人使いが荒いぞ。うちのリーダーは。ほんじゃあ梅の相手は.........」

 

梅は視線を二水に向ける

 

二水「ええ!?わ、私ですか!?」

 

二水が驚いた表情をする

 

梅「ほんじゃあ、ふーみんが撃って?」

 

梅が特殊弾を弾くと、それは二水のグングニルの装填口にスッポリと入ると、装填口のカバーが閉じられる

 

二水「ギャアアアーー!?何するんですかーー!!?誰に撃つんですか!?ヒュージですか!?」

 

梅「梅をだよ!ほら撃て!!」

 

二水「えええ!?気は確かですか梅様!?私は人を撃つなんてできませ.......」

 

梅「早くー!」

 

二水「はぃぃぃぃ!!.......ひぃぃ!!」

 

特殊弾を発射し、梅は梅のCHARM のタンキエムでマギスフィアを受け取る

 

二水「マギスフィアが!」

 

梅「感じるぞ、これが二水のマギか!」

 

マギスフィアが水色から黄色に変化する

 

梅「じゃあ次は!」

 

雨嘉「ええ!?わ、私!?」

 

梅「わんわん!CHARM を出せ!」

 

梅は走って雨嘉のアステリオンにマギスフィアを渡す

 

雨嘉「梅様!近くありません!?」

 

梅「前に梨璃と夢結がやってたんだ!こうすればパスは外れないだろ!」

 

今度は黄色から緑色に変化する

 

雨嘉「こんなの教本にない!」

 

ミリアム「よし!今度はわしに寄越すのじゃ!」

 

ミリアムのニョルニールにマギスフィアが渡される

 

雨嘉「そんなにがっつかないで!」

 

緑色から紫色に変色するマギスフィア

 

ミリアム「ちゃんと狙うんじゃぞ!鶴紗!」

 

鶴紗のティルフィングにマギスフィアが託される

 

鶴紗「斬っちゃったらごめん!」

 

今度は赤色に変化する

 

鶴紗「ほらよ!神琳!」

 

神琳のマソレリックにマギスフィアが渡る

 

神琳「もう少し優しく扱えません!?」

 

赤色からオレンジ色に変色し、そのまま楓のジョワユーズにマギスフィアを寄越す

 

神琳「気をつけて!思った以上に刺激的ですよ!」

 

楓「臨むところですわ!」

 

オレンジ色から白色に変化する

 

 

 

 

 

 

 

_______________

 

神楽「おーおー、上手く行ってる。このまま行けばノインヴェルト上手く行くんじゃねぇか」

 

八狐「わぁ、綺麗.......!」

 

神楽「よし、このノインヴェルトを成功させる確率を上げ続けようぜ!」

 

八狐「うん!」

 

ヒュージはさっきのダメージも入っている影響もあってか、大分動きがトロくなっている

 

神楽と八狐は舞うようにヒュージに攻撃を仕掛ける

 

 

 

_______________

 

 

 

楓「私の気持ち、受け止めてください梨璃さん!!」

 

梨璃「み、皆のだよね!?」

 

グングニルにマギスフィアが渡されるが、グングニルが壊れ、マギスフィアが高く飛ぶ

 

楓「私の愛が強すぎました!?」

 

夢結「いえ、限界よ!無理もないわ!」

 

夢結の妨害をしようと二本の触手を伸ばすが、

 

神楽「おいおい邪魔すんなよな?今現在進行形ライブでいいとこなんだよ」

 

八狐「しゃしゃり出てもらったら困るね」

 

一本の触手は神楽のマグナムシューターとアーマードガンで吹き飛ばし、もう一本の触手は八艘跳びで高速移動した八狐の斬撃で一刀両断される

 

夢結「梨璃!いらっしゃい!」

 

梨璃「お姉様!」

 

梨璃は夢結の元に飛んで、彼女の手を掴む

 

夢結「行くわよ、このまま!」

 

梨璃「はい!」

 

グングニルとブリューナクが重なる

 

夢結「大丈夫よ、出来るわ!」

 

梨璃「はい!」

 

夢結&梨璃「はあああああ!!」

 

マギスフィアがヒュージに命中する

 

夢結「梨璃。私は、貴方を信じるわ」

 

梨璃「えっ?」

 

そこに、

 

神楽「何してんだ二人とも!」

 

八狐「早くここから離れるよ!」

 

神楽と八狐、一柳隊が合流すると、夢結と梨璃を連れてその場から離れる

 

そしてその後、ヒュージは巨大な爆発と共に倒れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________

 

神楽と八狐は、着地する

 

神楽「............おっと」

 

神楽はブーストバックルを抑えて、マグナムとブーストを外して変身を解除する

 

神楽の隣にある原っぱには仰向けになった一柳隊の面々がいた

 

八狐「初陣大成功、だね」

 

神楽「はは、初陣しては華々しかったんじゃねぇの?」

 

神楽と八狐は互いに笑う

 

八狐「うん、サポートした甲斐があるってことだよ」

 

神楽「だな.............ん?」

 

神楽はスパイダーフォンを取り出す

 

八狐「神楽、どうしたの?」

 

神楽「いや、ちょっと仕事の依頼」

 

神楽はスパイダーフォンのメールの通知を見せる

 

そこには、「真島百由」、「天野天葉」、「番匠谷依奈」、とアールヴヘイムの面々から通知が何件も来ていた

 

八狐「多分CHARM の修理でしょ?私も手伝うよ」

 

神楽「..........八狐、サンキューな」

 

八狐「うん!それじゃ、行こ!」

 

神楽「ああ!」

 

神楽と八狐は百合ヶ丘の方に向かう




百由の工房_________

神楽「来ましたよ、百由様」

百由「神楽!八狐ちゃん!よく来てくれたわ!」

神楽「どうせCHARM の修理一択でしょ?」

百由「ええ、そうよ!神楽と八狐ちゃんも手伝って!」

神楽と八狐が工房に入ると、アールヴヘイムの面々がいた

天葉「あっ、神楽、八狐..........さっきはありがとう」

天葉は神楽と八狐にさっきの戦いの救援について礼を述べる

神楽「いえいえ、俺達は仲間でしょ?助けるのは当たり前です」

神楽が周りを見ると、アールヴヘイムのメンバーで工廠科一年生の金箱弥宙が同じく工廠科一年生の森辰姫の尻を叩きながらCHARM を修理していた

神楽「大変そうだな、弥宙さん、辰姫さん」

神楽が弥宙と辰姫の近くに座り込む

辰姫「あっ、神楽ー!CHARMの修理、辰姫と代わってくれない?自分以外のCHARM の整備めんどくさいー」

神楽「相変わらずだな辰姫さん。本当変わってるよ」

弥宙「神楽も手伝ってちょうだい!あと八狐も!流石に二人(辰姫はサボり)でCHARM 七機の修理はキツい」

八狐「分かってるよ、手伝う」

神楽「それじゃ、三狐陰陽術第壱術、狐憑き」

八狐「三狐陰陽術第壱術、狐憑き」

神楽と八狐は自分に狐憑きを掛ける

神楽「............よし、始めよう」

八狐「うん」

すると神楽と八狐は一気に集中モードに突入する

依奈「二人とも狐憑き使っちゃったかー」

依奈が何か申し訳なさそうな顔をする

茜「狐憑きを使った時の神楽くんはすごい集中力ね」

アールヴヘイムの副将、渡邉茜が興味深く頷く

壱「そうですね、作業スピードが五倍くらいになってますし」

月詩「でも早いのに神楽くんが直したCHARM って全部質がいいよね?」

一年生の高須賀月詩がそう言う

樟美「やっぱり神楽兄様はすごいです....!」

三十分後____________

神楽「はぁ......はぁ......終わったぞ.....八狐......」

CHARM のスタンドには綺麗で新品のように整備されたCHARM が並んでいた

八狐「.......そうだね.....神楽....ちょっと....眠い...」バタッ

弥宙「八狐!?」

神楽「ああ.........俺もだ.......」バタッ

辰姫「神楽!?」

倒れ込んで後頭部を打つ前に弥宙と辰姫が支える

八狐「........狐憑き.....やっぱり.....キツい......」ガクッ

茜「八狐ちゃん!?八狐ちゃんしっかり!」

神楽「疲れてるのに.........普通に....無理....あっ、たな...」ガクッ

天葉「神楽!?しっかりして!」

樟美「神楽兄様!?大丈夫ですか!?」 

神楽「...........zzzz」

八狐「...........zzzz」

神楽と八狐は疲労でそのまま寝てしまった

亜羅椰「......寝ちゃったわね」

壱「萬屋まで運びますか?」

天葉「私達のレギオンの隊室で寝かす?」

依奈「そうした方がいいでしょう」

アールヴヘイムの皆は神楽と八狐をレギオンの隊室に運ぶと毛布を掛けて寝かせた

神楽「......次回.....黎明......Ⅸ.....謎の少女....お楽しみに.........zzzz」

壱「?今神楽寝言言った?」

亜羅椰「言ってたわね......何て言ってたかは分からないのだけれど」

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

  • ○○様
  • 〇〇先輩
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