アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

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夜______

神楽「.................zzz」

八狐「.................zzz」

神楽と八狐は戦闘の疲れに重なって狐憑きを使ったことで寝てしまっており、アールヴヘイムの隊室に運ばれて寝ていた

ちなみに神楽達と一緒に寝ていたのは、依奈だった(アールヴヘイムの九人で誰が神楽達と一晩一緒に寝るかで争い、じゃんけんをした結果、独り勝ちで依奈になった)

依奈「ふぁ~...........神楽達、まだ寝てるのね」

依奈が横で気持ち良さそうに寝ている神楽と八狐を見る

依奈(それにしても、無防備な格好.........)

神楽の服は寝ている時に寝返りを打ったりしていたのか、少しお腹がはみ出ていたり、学ランが少しずれて肩が出ていたりしていた

依奈(あ、そうだ)スッ パシャパャ

依奈はカメラを手に持つと、神楽と八狐の寝顔を撮る

依奈(うん、いい感じに撮れたわね。後でソラ達に見せようかしら)

と考えながらカメラを元の場所に戻す

依奈「あっ、これから本編が始まるわよ!ぜひ見ていってね!」




黎明Ⅸ 謎の少女

翌日_________

 

アールヴヘイム隊室___

 

神楽「ふぁぁ..............!?ここは!?」

 

神楽は目を覚ますと、工廠科で寝ていたはずなのに何故かアールヴヘイムの隊室にいて、しかもご丁寧に敷き布団と掛け布団もあったので、驚いて飛び起きた

 

天葉「あっ、神楽!よかった、起きたんだ」

 

天葉が横から神楽の顔を覗いていた。しかも至近距離で

 

神楽「うわぁっ!?そ、天葉様、近いです」

 

神楽はあまりに距離が近い天葉から慌てて離れる

 

ちなみにアールヴヘイムの隊室には天葉と依奈と辰姫と茜、そして弥宙がいる

 

隣を見ると、八狐も横になって寝ていた

 

八狐「........ん.....う......ここは?」

 

八狐もムクリと起き上がる

 

辰姫「あ、八狐、やっと起きた。神楽も今起きたとこなんだよ」

 

辰姫が八狐の起きた顔を見ると、安堵した顔をする

 

神楽「そうか、俺..........狐憑き使って.......」

 

八狐「寝込んじゃったみたいだね......」

 

神楽と八狐は昨日出来事を思い出す

 

神楽「すみません、部屋の場所取ってしまって........」

 

依奈「いいのよ、無理させちゃったのは私達の方だし」

 

神楽「まぁ、CHARM の修理は貸し一、と言いたいとこっすけど部屋借りちゃったんでチャラでいいですよ」

 

茜「なんかごめんね、ありがとう」

 

茜も含め、五人は申し訳なさそうに笑う

 

八狐「いえいえ、そういえば一柳隊の皆は?」

 

弥宙「海に調査しに行ったらしいわよ。はいこれ、私の奢り」

 

弥宙が神楽にペットボトルのコーラを渡してくる

 

神楽「マジか........おっ、コーラか。サンキュー」

 

神楽は弥宙からコーラを受け取るとグイッと飲む

 

神楽「あー、美味ぇーー!」

 

神楽はコーラを飲んでご満悦のようだ

 

茜「すごい美味しそうに飲むわね」

 

八狐を含む六人は微笑ましそうに神楽がコーラを飲むのを見る

 

神楽「ん?そういや今何時だ?」

 

辰姫「えっとね.........今十時」

 

神楽「.................ふぁっ!?」

 

神楽がすっとんきょうな声を上げる

 

神楽「仕事の時間じゃねぇかよ!?八狐、急いで行くぞ!」

 

八狐「うん!急がないと!」

 

神楽&八狐「失礼しましたぁーー!!!」

 

神楽と八狐は隊室のドアをバァンと閉めると猛スピードで走り、仕事に向かった

 

天葉「相変わらず元気だねー」

 

依奈「でも神楽達いつ休んでるのかしら?」

 

弥宙「確か休みが土曜日、日曜日、たまに月曜日だった気がします」

 

茜「意外と休みあるように見えて.........」

 

辰姫「ヒュージの討伐に時間を取られるからあまり休んでませんよね」

 

依奈「絶対いつか過労で倒れるわよね、八狐はまだしも神楽は」

 

五人は神楽と八狐の心配をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

市街地______

 

神楽「ありがとうございました!」

 

老人の家に家事代行の仕事をして、依頼料を受け取った神楽

 

因みに依頼の時間には十分遅れたが老人は普通に許してくれた

 

老人「今日はありがとう、また頼まれてくれるか?」

 

神楽「はい!定休日と祝日以外は何時でも相談に乗ります、では!」

 

神楽は老人にペコリと頭を下げると、歩いて百合ヶ丘の方に体を向ける

 

神楽「もう五時か.........帰ったらどうすっかなー」

 

神楽がそんなことを考えながら歩いていると、

 

八狐「あっ、神楽ー!」

 

神楽「ん?おっ、八狐!仕事終わったのか?」

 

八狐「うん、今帰ろうと思ったら神楽がいたから」

 

神楽「そっちは確か買い出しだっけ?」

 

八狐「そうそう、早く帰ってご飯にしよう?」

 

神楽「そうだな、もう腹減ったし」

 

八狐「今日のご飯はカレーライスにする?目玉焼きとベーコンを添えた」

 

神楽「それいいな。じゃあ........ん?」

 

神楽は服に重みを感じて服を見てると、スパイダーフォンが神楽の服をよじ登っていた

 

神楽「どうしたスパ太郎」

 

スパ太郎「いやぁー、何か百合ヶ丘の医務室に少女が保護されたらしいぞ」

 

神楽「へぇー、そいつは珍しいな。誰が保護したんだよ」

 

スパ太郎「海岸の調査をしていた一柳隊だ」

 

神楽「一柳隊が?遭難でもした子を保護したのか?」

 

スパ太郎「まぁ似たような感じだがどうやらそう言う訳じゃなさそうだ」

 

八狐「?どういうこと?」

 

スパ太郎「何か海で見つけた子みたいなんだが、何か繭のようなものに入ってたらしいぞ?」

 

神楽「繭、ねぇ................八狐、ちょっと様子見に行かね?」

 

八狐「うん、私も気になる」

 

神楽と八狐は走って百合ヶ丘に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

百合ヶ丘女学院 医務室_________

 

神楽達が医務室に向かうと、そこには梨璃とベッドに横になっている謎の少女がいた

 

神楽「よぉ、梨璃さん」

 

梨璃「か、神楽さんに八狐ちゃん!?何でここに!?」

 

神楽「医務室内だから大きい声出すな、何かスパ太郎から謎の少女が保護されたって聞いて、様子見に来た」

 

神楽はそう言うとスパイダーフォンを見せる

 

梨璃「そうなんですか......神楽さんは今日も___」

 

仕事だったんですか、と梨璃は聞こうとした時、

 

??「へっぷし!」

 

少女はくしゃみをして、目を覚ます

 

八狐「あ、起きた」

 

神楽と八狐は少女の顔を覗き込む

 

梨璃「具合はどう?気分は?どこから来たの?名前は?年は幾つ?」

 

??「.................?」

 

その少女はピンと来てない様子だった

 

神楽「そんなに捲し立てたら、そりゃ困るでしょうよ」

 

神楽は梨璃を注意する

 

梨璃「あっ、急に色々言われても困るよね、ごめんね。私、一柳梨璃」

 

神楽「俺は上泉神楽だ」

 

八狐「私は八狐、よろしくね」

 

??「.........梨......璃........?プッ.....あはははは!!」

 

少女は笑うと、顔を背ける

 

八狐「あ、笑ったよ」

 

梨璃「何でそっち向いちゃうの?いいでしょ?笑ってる顔、見せてよ」

 

少女が此方を見ると、梨璃は微笑む

 

神楽「ん?おい梨璃さん、指輪光ってるぞ」

 

神楽は少女に触れている手に梨璃の指輪が反応しているのに気づく

 

神楽&梨璃&八狐「もしかして.................」

 

 

 

 

 

 

祀「そう、その子はリリィよ」

 

梨璃「祀様!」

 

と生徒会長のひとつ、オルトリンデ代行で神楽の入ってるレギオンの一つである秦祀隊の隊長である秦祀と百由が入ってきた

 

神楽「うっす、祀様。お久しぶりです」

 

祀「ええ、そうね。一ヶ月前の出動以来ね」

 

祀は神楽を見ると微笑みかける

 

八狐「それで、その子がリリィってどういうことですか?」

 

八狐が百由に、聞く

 

百由「丁度さっき結果が出たところでね、保有のマギを示すスキラー数値は五十。ちょっと心許ないけど、リリィはリリィね」

 

梨璃「スキラー数値五十って........私がリリィに受かった時の数値と一緒です!」

 

神楽「........へぇー、そいつは奇遇だな」

 

梨璃「この子が、リリィ.......?」

 

謎の少女はポカーンと神楽達のことを見ていた

 

神楽「ん?」

 

神楽はスパイダーフォンの着信に気付き、電話の応答ボタンを押す

 

神楽「もしもし..........はい.......はい.....分かりました。すぐ行きます」

 

神楽はスパイダーフォンをポケットに仕舞う

 

神楽「俺、理事長代行に呼ばれたんでここで失礼します。八狐、行くぞ」

 

八狐「分かった」

 

神楽と八狐は医務室を出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

理事長室______

 

理事長代行の大きな部屋には夕日が差し、そこには神楽と八狐と史房と理事長代行がいた

 

神楽(このタイミングで呼び出しってことは.......)

 

咬月は電話で政府のお偉いさんと話している

 

副長官「時に高松君、先日そちらで保護された民間人のことなのだが」

 

咬月「ああ、該当する者はおりますが、それが何か?」

 

長官「民間人がヒュージとの戦闘に巻き込まれたというなら.........対外的な問題になる前に、我々には身柄を引き受ける用意はある」

 

咬月「折角ですが、お気遣いは無用です。彼女はリリィであることが判明しました」

 

副長官「ほぉ、リリィとは」

 

長官「君達の手を煩わせる訳には及ばん、提案を受け入れてはどうだ?」

 

神楽(あっちも中々強気だな......)

 

八狐(そうだね、裏で何かと繋がってる感じがする)

 

神楽と八狐は脳内で会話をしている

 

咬月「ご存じの通り、当学院には対ヒュージ防衛線以外にも、リリィの保護という役割もあります。その為学園には独自の自治権が認められております」

 

長官「リリィ一人がどれだけの戦力になるか、そのリリィを一箇所に集中させ、かつシビリアンコントロールを受けることなく自治などと.......それがどれだけ危険視されているかは、勿論君も知っているだろう」

 

史房「......................」

 

神楽(やれやれ.....俺の仲間達がンなことする訳ねぇだろ)

 

八狐(アホらしい........)

 

史房と神楽と八狐は三者三様、政府陣の言い分にため息をつく

 

咬月「勿論です。関係各所にそれを認めさせるほどの苦労は筆舌に尽くしがたいものがありました。この学院が預かるのは年端も行かぬ子供ばかり。その彼女達をヒュージ殲滅の矢面に立たせる我らもまた、危険なのではありますまいか?」

 

副長官「.............今のは、問題発言として記録されるぞ」

 

咬月「少なくともリリィが人間の敵になるなど、あり得ない事です」

 

長官「リリィ第一世代としての君の見解は承知している。だが、過度な思い入れは判断を誤ることになる」

 

咬月「...........一つお聞かせ願いたいのだが、彼女に興味を示しているのは何処の誰ですかな?」

 

副長官「質問の意味g「ゲヘナでしょ?どうせ」!!?」

 

副長官がはぐらかそうと発した言葉を遮って、八狐が声を発する

 

長官「!?そこに誰かいるのか!」

 

神楽「ええ、いますよ。理事長代行の親族二人が」

 

神楽も八狐の悪戯に乗る

 

史房「ちょっ、神楽さん.......!?」

 

史房が驚いて、神楽を止めようとするが神楽の目を見て何かを察すると口を閉じる

 

神楽「さっきから話は静聴してましたが、複数気になる点がありまして」

 

八狐「何でそこまで拘るのかな~って」

 

長官「君達には関係ないことだ」

 

神楽「あぁ、そういえば最近なんか見知らぬ遭難者がいたんですよねー。その人達困ってたんで、元の生まれ故郷に送り届けたんですよ」

 

長官「っ!?」

 

八狐「後、何かレンズが着いた浮遊物(ドローン)ここの所四、五回くらい見たよねー。あれ何?新しい飛行機?」

 

副長官「!!?」

 

咬月「それは、どういうことかね?聞かせてくれるかな、誠四郎くん(神楽)、八重くん(八狐)」

 

理事長代行まで話に乗っかってきてくれた(ナイス)

 

副長官「っ、今はそんな話どうだっていいだろう!!」

 

長官「此方は重要な話をしているのだぞ!?」

 

長官と副長官は声を荒げる。どうやら図星らしい

 

八狐「あれ~?おじさん達、何でそんな声荒げてるの?」

 

副長官「っ!?」

 

神楽「八重、しょうがねぇよ。お偉いさん達は疲れてんだよ?もしくは.........何か心当たりがあったりして、話を変えたがってるかもな?」

 

長官「待て、また日を改める」

 

と言って電話は切れた

 

神楽「あー、面白かった。政府の人達の慌てぶりが想像できる」

 

八狐「うん、久々に面白いことした」

 

神楽と八狐は二人揃って健気に笑う

 

咬月「はぁ..........すまなかったのう。付き合わせてしまって」

 

史房「いえ、生徒会長としての権利ですから」

 

神楽「まぁ、仕事柄慣れっこなんで。理事長代行も俺達の演技に乗ってくれてありがとうございました」

 

咬月「うむ、ぶっちゃけ親族という設定には驚いたがな」

 

神楽「あと、即興で偽名で呼んだのもポイントが高かったです」

 

八狐「けどこれで、政府陣営やゲヘナがあの子のことを狙ってることは分かりましたね」

 

史房「それもそうですが、お聞かせ願いますか?理事長代行が彼女をどのようにお考えなのかを」

 

神楽「奇遇ですね、丁度俺も気になってたところなんですよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_______________

 

医務室_________

 

神楽(あいつは梨璃と元気にやってるかな.....)

 

神楽と八狐は医務室のドアの前に立つ

 

そこでバッタリ祀と鉢合わせする

 

祀「あら、神楽さんに八狐さん。ごきげんよう」

 

神楽「祀様、こんにちは。あの子の様子を見に?」

 

祀「ええ、神楽さんも同じみたいね」

 

八狐「取り敢えず、中入りますか」

 

祀「そうね」

 

神楽と八狐と祀は医務室の中に入る

 

医務室の中に入ると、梨璃が少女に引き止められていた

 

梨璃「大丈夫だよ、また来るから」

 

??「梨璃.......行かない!」

 

祀「梨璃さんはもう行かなくちゃいけないの。代わりに私と神楽さんと八狐さんで我慢して?」

 

??「ない!!い~~~~!!」

 

滅茶苦茶威嚇された。どうやら嫌だらしい

 

祀「あぁ....!ハートブレイク......」

 

神楽「まぁまぁ.........」

 

神楽は祀を軽く慰める

 

梨璃「私、いた方がいいんでしょうか........?」

 

祀「じゃあこうしましょう、梨璃さんは当面この子のお世話係になって。貴女の学業やレギオンのことは学園側からフォローしてもらうわ」

 

梨璃「そんな!そこまでして貰わなくても.........」

 

祀「この子のことは理事長代行直々に任されているのよ、梨璃さんがいてくれれば、私も安心だし。レギオンの人達には私から伝えておくから」

 

梨璃「あ、いえ。それは私から言わせてください」

 

神楽「じゃあ、その子の様子は見れたし、俺はここらでお暇するぜ。じゃあな、君。今度差し入れ持ってきてやるから」

 

八狐「また会おうね、バイバイ!」

 

神楽と八狐は書類整理をするために事務所に帰る

 

 

 

 

 

 

 

_______________

 

あれから数日が経ち、神楽と八狐は梨璃がいない一柳隊の穴埋めや、他のレギオンの仕事、そして萬屋の仕事など、忙しく毎日が過ぎていた

 

神楽「今日はお疲れ様だったな、閑さん」

 

閑「ええ、神楽さんもお疲れ様。毎回一緒に戦ってくれて助かるわ」

 

今日は閑のレギオン、シュバルツグレイルに八狐と共に応援で戦っていて、戦闘が終わって百合ヶ丘に帰った後、廊下で話していた

 

閑とはよく戦術について議論を重ねていて、シュバルツグレイルの戦術の中には神楽が編み出した戦術もある

 

八狐「閑さんは私達を使うのが上手いよね、ほんと」

 

閑「お褒めに預かり光栄ね、でも毎回スムーズに戦術通りに戦えるのは神楽さんと八狐さんが多彩に動けるお陰でもあるし」

 

神楽「流石、哲人のレギオンって異名を持つのに相応しいレギオンだな。この上なく合理性を求めてる、いいレギオンだ」

 

閑「ふふっ、ありがとう」

 

閑はクスッと笑うと神楽に感謝の意を述べる

 

神楽「どいたしまして。また、戦術に関する議論しようぜ」

 

閑「ええ、その時はとことん話し合いましょう」

 

神楽と八狐は閑と別れると、食堂に向かう

 

食堂に行くと、何故か一柳隊の面々に加え、あの少女がいた

 

神楽「よぉ、皆。どうしたよ?」

 

梨璃「あっ、神楽さん!ごきげんよう」

 

神楽と八狐は梨璃達の近くに立つ

 

すると、神楽と八狐は少女を見て、あることに気づく

 

神楽「!それって百合ヶ丘の制服........」

 

少女は百合ヶ丘の制服を着ていた

 

八狐「ってことは、百合ヶ丘の生徒って正式に認められたの!?」

 

梨璃「うん!正式に百合ヶ丘の生徒にしてもらったって!」

 

神楽「へぇ、そいつはめでたいな」

 

神楽は笑みを浮かべる

 

楓「で、話の続きですが、この子の名前は分かったんですの?」

 

八狐「あっ、それ気になる」

 

梨璃「あ。それが、まだ記憶が戻ってなくて........」

 

梅「それじゃあ、今までなんて呼んでたんだ?」

 

梨璃「え!?」

 

名前のことを聞かれたが、梨璃は答えない

 

二水「一週間近くありましたよね?」

 

神楽「もしかして、言うには少し恥ずかしい名前?」

 

神楽と二水が追い打ちを掛けるが、梨璃は答えようとしない

 

夢結「言ってごらんなさい、梨璃」

 

その次の瞬間_________

 

 

 

 

 

 

 

結梨「結梨」

 

夢結「っ!?」

 

楓「はぁ!?」

 

神楽「あー(そりゃ梨璃さんが恥ずかしがるのも納得)」

 

梨璃「ああ!それは!!」

 

夢結は紅茶を少し吹き、楓は驚いて、神楽は何故か遠くを見ていた

 

結梨「私結梨!梨璃が言ってた!」

 

八狐「け、健気だなー、この子」

 

八狐は狼狽えてる梨璃の様子を見て苦笑いを浮かべながら結梨のことを見ていた

 

梨璃「そ、それは!本名を思い出すまで世を忍ぶ仮の名で!」

 

神楽「...............ww」

 

八狐「...............ww」

 

神楽と八狐は梨璃が目茶苦茶動揺して言い訳をしているのが、面白くて笑いを堪えている

 

二水「それ、私が付けた夢結様と梨璃さんのカップルネームじゃないですか~!」

 

梨璃「い、いえ!あの.....それは....!!」

 

神楽「何だ、悪くねぇじゃん。だろ?皆」

 

神琳「ええ。いいんじゃないでしょうか?」

 

雨嘉「似合ってる......と思う」

 

梅「何か愛の結晶って感じだな!」

 

鶴紗「一緒に猫缶食うか?」

 

八狐「猫缶食べさせちゃ駄目だよ?没収」

 

鶴紗の手から猫缶を取り上げる八狐

 

鶴紗「あっ、返せ!」

 

鶴紗が八狐を捕まえようとするが、八狐は跳んで避ける

 

八狐「はいはい、あげるなら人じゃなくて猫にあげなよ」

 

八狐は着地すると、鶴紗に猫缶を投げ渡す

 

楓「いつの間にやら.......既成事実が積み重ねられてますわ........」

 

神楽「おーい、楓さん?戻ってこーい」

 

神楽は楓の頭をツンツンとつつく

 

ミリアム「じゃあ決まりじゃな!」

 

二水「その名前でレギオンにも登録しちゃいますね!」

 

梨璃「二水ちゃん!?」

 

二水「名字は取り敢えず、一柳さんにしておきますね!」

 

梨璃「ええ!?」

 

夢結「ま、いいんじゃないかしら?梨璃」

 

神楽「一柳結梨か、いい名前だな」

 

結梨「美味しい~」

 

ミリアム「いいなぁ~、わしにもくれ~」

 

すると、スパイダーフォンから通知音が鳴る

 

神楽「............!また呼び出しかよ。八狐、すまねぇが一緒に来てくれるか?」

 

八狐「うん、分かった。行こ?」

 

神楽と八狐は食堂を出て、理事長室に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

神楽と八狐は、史房と共に大きな机の前にある椅子に座って、咬月と向かい合っていた

 

史房「彼女を生徒にするとは、思いきりましたね」

 

咬月「身元がどうあろうが、リリィであればリリィとして正当に扱われるべきじゃからな」

 

史房「陰で探っている人達も、これで表舞台に立たざるをえなくなるでしょうね」

 

神楽(..............結梨は、いやあいつらは.......絶対に俺が守る)

 

神楽は瞳に微かな闘志を宿していた

 

咬月「神楽くん、もしもの時があったらその時は頼む」

 

神楽「..............はい!」

 

神楽は大きな覚悟が籠った返事を返したのだった




もしBOUQUET編の告知CMに神楽と八狐が出ていたら___

神楽「よぉ、上泉萬屋兼探偵事務所の上泉神楽だ。楽しそうだから、化けて出てきてやったぜ。TVアニメ、アサルトリリィBOUQUET、放送開始。一柳隊、出撃!」

「「さぁ、ここからが、ハイライトだ!」」

八狐「上泉萬屋探偵事務所の八狐だよ!神楽とこの街の皆は、絶対に守る。TVアニメ、アサルトリリィBOUQUET 、放送開始。一柳隊、出撃!」

「「さあ、ここからがハイライトだ!!」」

※二重「」部分 神楽&八狐

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

  • ○○様
  • 〇〇先輩
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