アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

18 / 78
戦技競技会 前編の続きです!

後書きで少し話があります。最後まで見てください!

それでは、どうぞ!









黎明Ⅹ 戦技競技会 後編

的棒倒しも終わり、次はヒュージロイドとのエキシビションマッチだったが______

 

 

ヒュージロイドとミリアムが戦うはずなのに、何故か結梨がグラウンドに立っていた

 

梨璃「ちょっ!?ちょっとこれどういう事ですか!?」

 

梨璃は結梨がいる方向を指差す

 

鶴紗「見ての通り、午後のエキシビションマッチ」

 

二水「百由様が研究の一環で作成したヒュージロイドと、ミリアムさんの特別対戦のはずですが........」

 

梅「あ、梅がみりりんの代わりにし直しておいたぞ」

 

梨璃「そんな!?」

 

梅「相手は百由が作った何かだろ。大丈夫じゃないか」

 

楓「百由様だから心配なのでは.........」

 

楓のツッコミは皆の考えてることの的を射ていた

 

そして、床から何か鉄格子のようなものが出てきて、結梨はヒュージロボと共に閉じ込められる

 

百由「あらら、間に合わなかったかー」

 

その場に百由とミリアムが現れる

 

梨璃「あー!百由様!どうにかしてください!」

 

梨璃は百由に泣きつく

 

百由「いやぁ、この檻、勝負が着くまで開かないのよ~」

 

梨璃「ええええ!?」

 

梅「要は結梨が勝てばいいんだろ?」

 

雨嘉「エキシビションだから、当然リリィが勝つように設定して.......ありますよね!?」

 

百由「いいえ!その逆よ!ゴリゴリにチューニングして、神楽も腕の一本は持ってかれるはずだったのに........結梨ちゃんが危ないわ!!」

 

ミリアム「神楽の腕一本、って百由様!わしをどうする気だったんじゃ!!てか慌てるのが遅いわ!!」

 

百由「名付けて、メカルンペルシュツルツビュンくんよ!」

 

ミリアム「名前まであんのかい!!余程お気に入りじゃの!」

 

百由(ボケ)とミリアム(ツッコミ)の漫才が始まった

 

梨璃「初心者が無茶するのは私の役目じゃなかったんですかーー!!?」

 

神琳「時代が変わったんでしょう」

 

二水「はい!百合ヶ丘のゴシップは今はすっかり謎の美少女、結梨ちゃんに取って変わられましたから!」

 

梨璃「二水ちゃんまで!?」

 

結梨「梨璃ーーー!!!私やるよ!」

 

結梨が檻の中から梨璃に大きな声で叫ぶ

 

梨璃「結梨ちゃん.........」

 

結梨「私もリリィのことを知りたいの!リリィになって、皆のことを知りたいの!だから見てて!!」

 

梨璃「..........................」

 

夢結「信じなさい、梨璃。あの子はちゃんと見ているわ。貴方もちゃんとご覧なさい........ん?」

 

ガシャガシャと金網を揺さぶる音が鳴り、夢結達は音が鳴った方向を見る

 

そこには_________

 

神楽「おい!ここから出せ!」

 

八狐「いや、まぁ私は霊体化すれば出れるけど......神楽はどうしようもない」

 

神楽「チッ.........幻術殺しは特殊な結界とか、能力には効くけど、物理的なものには効かねぇんだよなー」

 

神楽と八狐が檻を何とかこじ開けようとしていた。神楽達は近くで結梨の戦いを見ようとしたら、そこが檻に閉じ込められる枠の中で閉じ込められたのだ

 

神楽は檻をガシャガシャと蹴っているが全然開かず、ため息をついて檻にもたれ掛かる

 

梨璃「!神楽さんに八狐さん!?」

 

神琳「あらあら、掴む藁、いえ、狐がいましたね」

 

神琳は微笑む

 

百由「神楽!八狐ちゃん!結梨ちゃんのアシストよろしく!勝ったら外に出れるから!!」

 

神楽「................貸し十ですよ」

 

八狐「今度何かして下さいね?」

 

神楽と八狐は少しだけ百由に怒りのオーラを放つ

 

そして、神楽はニンジャバックルを起動して、ニンジャフォームの拡張武装であろう、ニンジャデュアラーをシングルブレードモードにして取り出し、八狐は影狐を鞘から抜く

 

結梨はグングニルを構える

 

雨嘉「あれは!」

 

鶴紗「夢結様の型!」

 

ヒュージロイドは結梨に回転攻撃を仕掛ける

 

結梨「!!」

 

結梨はグングニルで弾くが、ヒュージロイドさらに連撃を食らわせる

 

神楽「結梨!」

 

八狐「一旦下がって!」

 

結梨「神楽!八狐!」

 

神楽と八狐はヒュージの攻撃をニンジャデュアラー、影狐で弾く

 

その隙に結梨は体勢を立て直す

 

それを見た神楽と八狐は一旦離脱する

 

しかし、またヒュージロイドに押され始めてしまう

 

那岐「押された時は前に出なさい!」

 

ロザリンデ「そう!相手のペースは崩すためにあるのよ!」

 

眞悠理「止まらず動いて!相手に隙を作らせれば勝機はある!」

 

三人からのアドバイス通りに攻撃を防いだ瞬間、前に出てヒュージに攻撃を叩き込むが、すぐに空中に投げ出される

 

しかし結梨は体勢を立て直すと、走り出してアクロバティックにヒュージの攻撃を避ける

 

神楽「やるなぁ、俺もちょっと楽しくなってきた」

 

八狐「少しだけ本気出す?」

 

神楽「あぁ、行くぞ!八狐!」

 

八狐「うん!」

 

神楽&八狐「三狐陰陽術第弐術、八艘跳び!!」

 

神楽と八狐も目から残光を走らせると、八艘跳びで発動した水色のタイルを蹴ってヒュージに斬りかかる

 

リリィ達「おお!!」

 

リリィ達は結梨の動きに喚声が上がっていた

 

梨璃「皆............!」

 

夢結「梨璃。私が最初に手解きした事、覚えてるでしょ?最初に教えたのは?」

 

梨璃「はい!あえて受けて、流して斬る」

 

夢結「そう、ほら」

 

二人が言ったことを結梨はやろうとするが、ヒュージロイドが先に結梨に攻撃を仕掛ける

 

しかしその攻撃は、

 

神楽「させるかよ、ゴリゴリチューニングロボ野郎」

 

神楽と八狐が前に飛び出し、ツインブレードモードでヒュージの攻撃を防ぐ

 

そして、短い刀の方に付いてる円盤、シュリケンラウンダーを回す

 

「ROUND ONE」

 

待機音が鳴り響き、神楽は直ぐ様トリガーを引く

 

「TACTICAL SLASH」

 

神楽「おらぁ!」

 

ニンジャデュアラーに緑色のオーラが纏われ、ヒュージロイドの触手を弾くと、二撃、三撃、四撃と一気にヒュージにしっぺ返しのカウンターを食らわせる

 

八狐「今だよ!結梨ちゃん!」

 

結梨「!うん!」

 

ヒュージロイドに一気に近づいた結梨は横一閃しヒュージロイドを斬り、さらに縦一閃にヒュージを倒す

 

史房「やったーーーー!!っと、失礼」

 

史房は喜ぶが、すぐに元に戻った

 

咬月「......................」

 

 

 

 

結梨「梨璃!!皆!!見てたー!?私出来たよーー!!」

 

梨璃「うわあああーーん!!結梨ちゃん偉いよーー!!」

 

梨璃が泣きながら結梨に抱きつく

 

結梨「うんうん、泣くな梨璃」

 

八狐「神楽」

 

八狐は神楽に向けて右手を上げる

 

神楽「おう、八狐。お疲れ様」

 

神楽と八狐は笑顔でハイタッチをする

 

神楽「それにしても、百由様には今度何か作ってもらうか」

 

八狐「そうだね、私達を閉じ込めた落とし前が付いてないし」

 

 

 

 

 

 

 

 

百由「あああ..........メカルンペルシュツルツビュンくんがぁ.......」

 

百由がメカルンペル以下略の前に座り込んでいた

 

ミリアム「もうええじゃろう」

 

ピロリンピロリン♪

 

百由「ん?」

 

百由の携帯電話から着信音が鳴る、解析科からだった

 

 

 

 

 

閉会式

 

雨嘉「あわわわわ.........」

 

競技会は、雨嘉がコスプレ部門で最優秀リリィとして選ばれた

 

八狐(そういえば何か雨嘉さんをコスプレ部門に出させるとか云々言ってたな........)

 

神楽(何か、可愛いな)

 

鶴紗「雑なオチだな」

 

メタ発言をする鶴紗

 

雨嘉「ニャーーー...........」

 

鶴紗「ニャーーー!!」

 

鶴紗のアホ毛がピンと立って、猫に反応した鶴紗

 

次の日、リリィ新聞にでかでかと雨嘉の記事が載ったのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜____________

 

理事長室_________

 

咬月が机に座っており、咬月の前には史房と百由が立っていた

 

百由「解析科から、結梨ちゃんのDNAの解析結果が届きました」

 

咬月「うむ」

 

百由「彼女の......DNAは、平均的な人の女性であることは確かです。が、どこか不自然で.......なんというか、平均的すぎるんです。普通の人間はどこかしら偏っているのが当たり前なのに...........」

 

咬月「要点を頼む」

 

百由は目を瞑り少し躊躇うが、言葉を発する

 

百由「..........彼女はヒュージに由来する個体........というのが私の結論です」

 

咬月「人化したヒュージ........というわけか」

 

百由「........驚かれません?」

 

咬月「残念だが、先手を打たれた。研究機関ゲヘナとCHARMメーカー、グランギニョルが共同研究していた実験体の紛失を、国連に届け出た。連中、彼らが言うには、彼女はヒュージから作り出した幹細胞を元に生み出された人造リリィ・・・・・だそうだ」

 

百由「っ、その表現、胸糞悪いです」

 

咬月「..........可能なのか?」

 

百由「ヒュージのDNAは、多層ゲノム重複を起こしていて、これまで地球上に現れた全てのDNA情報が備えていると言われています。その中には勿論、ヒトの物もあって、方舟に例える学者もいるほどです........まぁ、どうやったかは知りませんけど、行為としては可能です」

 

咬月「倫理を無視した完全な違法行為だ。しかも連中は、己共の不始末を晒してまで、彼女の返還を我々に要求して来おった」

 

史房「どうします?」

 

咬月「彼女が人でないとなると、学院は彼女を守る根拠を失うことになる」

 

史房「!CHARMメーカー、グランギニョルの総帥は、楓・J・ヌーベルの父親です」

 

この時、三人は知らなかった。自分達の他に、第三者が話を聞いていたのを______

 

 

 

 

_______________

 

上泉萬屋兼探偵事務所______

 

神楽達は理事長室で行われている話をタブレット端末から聞いていた

 

神楽(やれやれ......あの時魔聴仕掛けといて正解だったな)

 

話し合いの時にお札に術を掛けて理事長代行の机の前にある椅子の裏に仕込んだ神楽は心の中でそう思う

 

八狐「神楽の予想がそのまんま当たったね」

 

八狐は真剣な顔を神楽の方を見る

 

そう、神楽があの時話していたのは______

 

回想_________

 

 

八狐「嘘........でしょ.....でもあり得ないよ!まさか結梨ちゃんがヒュージから作り出した幹細胞を元に産み出した人造リリィだなんて..........」

 

神楽「けど、ヒュージは多層ゲノム重複を起こしていて、これまで地球で生きていたDNA情報が備わってる、その中には当然人の遺伝子も含まれている。それを方舟と提唱する学者も存在してる、どうやってやったかは知ったこっちゃないが、可能であるのは確かだ」

 

八狐「...........そんな」

 

神楽「これを見てみろ」

 

神楽はギーツの紋章や五芒星、太陰双極図やマグナムとブーストのロゴなどのステッカーが貼られたタブレットに写された情報を八狐に見せる

 

八狐「これは.........極秘情報ゲヘナとグランギニョルの.......人造リリィ作成......失敗?」

 

神楽「ハッキングしたり、情報屋から手に入れた情報だ。丁度結梨が保護されるほんの少し前に、ゲヘナの実験船がヒュージネストに過度に近づいてた。けどあまりにも近づきすぎて、船はヒュージの攻撃を喰らって撃沈。実験体は多く失われた、と書かれている」

 

八狐「..............外道だね」

 

八狐は静かに怒りを滾らせていた

 

神楽「ああ、倫理観から外れた外道にも劣るクソみたいな実験だ」

 

すると、八狐はあることに気づく

 

八狐「ん?待って..........じゃあそしたらスパ太郎が言ってた結梨ちゃんが入ってた繭が、ゲヘナの実験体だったってこと......?」

 

神楽「そう、辻褄が合うんだよ。記憶がないのも、一から作り出された個体だからだ」

 

神楽は信じたくなかったと頭を抱えながら八狐にそう言う

 

八狐「じゃあ彼女が人じゃないってことは...........」

 

神楽「このガーデンは、結梨を守る理由を失う」

 

八狐「なるほど................」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回想終了_________

 

 

 

 

 

 

神楽「けどゲヘナとグランギニョルが国連に実験体の紛失を報告するとは思わなかった。きっとすぐに政府から結梨の返還命令が多分出る。だから.............」

 

八狐「うん、生徒会は多分動くよ。結梨をゲヘナに返すために」

 

神楽「...........そんなことはさせるかよ」

 

神楽の目には強い怒りが籠っていた

 

八狐は分かってたとばかりにため息をつくと、

 

八狐「神楽ならそう言うよね、勿論私もそのことには怒ってるし」

 

八狐も表情からしてかなりキレていた

 

神楽「明日、起きたら結梨のとこに行くぞ」

 

八狐「うん、それで何処か見つからない場所に隠れさせる」

 

神楽(まさか........これを使う日が来るとはな.......)

 

神楽は机の引き出しを開けると、そこには七枚の封筒が入っていた

 

神楽(でも.........少しでも皆に迷惑を掛けないためだ。それでも、学院にはちっとばかり迷惑掛けちまうが)

 

神楽は七枚の封筒を机の上に出して、眠りについたのだった




皆さんにお知らせです。

ただいまBOUQUET編を書いていますが、その続編に書くラスバレ編でオリキャラを仮面ライダー三人、式神三人、リリィ一人追加します。(ライダーはバッファ、タイクーン、ナーゴ)

四月十三日訂正、上記のキャラに加えてもう二人オリキャラ加えます(予定)

そこで、ラスバレ編と同時進行で仮面ライダーのスピンオフストーリーを書こうと思っています。選択肢はバッファ、タイクーン、ナーゴの三人の中から選んでもらい、票が多かったライダーから順にストーリーを書いていこうと思います!

神楽「次回、黎明ⅩⅠ 逃亡。お楽しみに!」

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

  • ○○様
  • 〇〇先輩
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。