アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

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神楽「前回のあらすじは」

道真「飯食った後、俺達は力を合わせて風呂を作り、星を眺めながらいい湯に入った」

琢磨「けどそんな中、神楽と接触した刃という男の言葉について、俺達はその意味を探っていた」

颯馬「.............なぁ音夜、おーい、巻物読むの一回止めてナレーションしろよ」

音夜「!お、おお。そんな中、神楽達は朝早く起きて、ロッジの方に向かっているのだった」




集合ⅩⅡ 討伐作戦会議と出撃

翌朝_________

 

神楽と颯馬、海音、道真、琢磨は、百由に呼び出されて境界神社から出てきていた

 

神楽「百由様から召集掛かったけど、何の集まりなんだろうな。まぁ、十中八九あれのことなんだろうが」

 

颯馬「だね、だから俺達が呼び出されたんだよ。多分」

 

琢磨「ということは、あいつらも呼び出されてんだろうな」

 

神楽達百由がいる場所に到着する

 

百由「あら、二人ともおはよう。見ての通り貴方達が一番乗りよ」

 

道真「そりゃどうも」

 

そこに、

 

梨璃「あっ、神楽さん、道真さん!おはようございます!」

 

道真「おはよう梨璃さん」

 

神楽「おはよう、朝から元気だな」

 

梨璃「はいっ!」

 

叶星「おはよう颯馬くん」

 

颯馬「おはようございます、叶星先輩」

 

一葉「琢磨さん、おはようございます」

 

恋花「おっはよー琢磨!」

 

琢磨「おはよう一葉、恋花先輩」

 

梨璃、夢結、楓、二水、一葉、恋花、叶星、姫歌がやってくる

 

百由「さて、集まったわね。これより特型ヒュージ討伐作戦会議を始めるわよ」

 

梨璃「はい!」

 

夢結「全員を集めなくてよかったの?」

 

百由「ええ、方向性を決めるだけだからね。まずは戦術理解度が高いであろうメンバーだけでいいわ」

 

姫歌「なるほど........それでひめかが呼ばれたのですね!可愛くて頭もキレる........それがアイドルリリィですから!」

 

二水「.............はぁ〜」

 

神楽(結構自信家なんだな、こいつ..........)

 

姫歌「ちょっとなに!?ひめかがここにいるのおかしいって言うの!?」

 

颯馬「誰もそうは言ってないだろ?」

 

姫歌「でも..........!」

 

姫歌が思わず大声でそう言うが颯馬は窘める

 

二水「ほえっ!?ち、違います!物凄い自信だなと思って…さすがです!ひめひめさん!」

 

姫歌「えっ..........今、ひめひめのことひめひめって呼んだ!?」

 

二水「は、はい........そのように呼ぶようにとおっしゃいましたから」

 

姫歌「あなたいい人ね!特別にサインを書いてあげるわ!」

 

二水「えっ.........」

 

海音「姫歌、サイン書くのは後でにしなよ。今は重要な話してるからさ」

 

海音が困り顔で笑みを浮かべる

 

叶星「海音ちゃんの言う通りだわ姫歌ちゃん、それは後でね。今は作戦会議に集中しましょう?」

 

姫歌「はーい!」

 

ひめひめと呼ばれ、上機嫌の姫歌

 

一葉「ヘルヴォルからは私と恋花様が参加させて頂きます」 

 

恋花「おっすおっす、よろしくねー」

 

百由「それではまだ会敵した事の無いグラン・エプレの皆さんの為にざっと特型ヒュージの説明をするわね」

 

叶星「はい、よろしくお願い致します」

 

百由「事前に渡した資料を見てもらえば分かるけど、それが今回倒すべき特型ヒュージの外見になるわ」

 

梨璃達が資料を捲ると、そこにはヒュージの画像が二つあった

 

姫歌「あの、画像がふたつあるんですけど二種類のヒュージがいるってことですか?」

 

夢結「いえ、そのヒュージは形態を変えたの。それも戦闘中に」

 

叶星「形態変化.........!」

 

姫歌「う.........可愛くない.........」

 

道真「ヒュージに可愛いも何もねぇだろ」

 

姫歌の反応に道真はツッコミを入れる

 

百由「形態変化後は火力が大幅にアップしたらしいの。あ..........そうよね?」

 

梨璃「はい、この羽の目玉のようなところから強力なビームが..........」

 

海音「神楽達が逃がすなんてね」

 

神楽「道真のゾンビストライクで拘束して、追い討ちでタクティカルブラスト、タクティカルブレイク、モンスターストライクを放ったんだけど、よりによって道真の拘束を断ち切って逃げやがった」

 

恋花「攻撃力だけじゃないよ。防御の方もやたら硬くて攻撃が通じなくてねー」

 

叶星「そうなると通常の手段で倒すのは難しいですね…一つだけ手があるとすれば..........」

 

姫歌「ノインヴェルト戦術!ですね!」

 

二水「はい、ですが前回は大量のヒュージに囲まれてノインヴェルト戦術を展開することが出来なかったんです」

 

琢磨「状況を把握しきれずに戦闘を展開させちまったからな」

 

一葉「申し訳ありません.......その役目はヘルヴォルが請け負っていたのに.........」

 

一葉が申し訳なさそうに呟く

 

楓「あの状況では仕方ありませんわ。見通しの悪い戦場に密集したヒュージ.........最悪の環境でしたから」

 

百由「だけど戦力自体は悪くないと思うの、前回は手数と順番に問題があったのよ」

 

梨璃「順番、ですか?」

 

百由「そうよ、前回の課題を踏まえ新しく私が考えた案がこれ。三レギオンによるウェーブ.......つまり波状攻撃ね」

 

道真「敵に休む間もなく攻撃を浴びせるって訳か」

 

百由「まずサポートチームによる遠距離攻撃で周囲のヒュージを殲滅する。これは数を削るのではなく文字通り殲滅するだけの火力が必要よ」 

 

一葉「殲滅...........」

 

百由「その通り、まずこのサポートチームを担当するのは以下のリリィよ。ヘルヴォルから飯島恋花、初鹿野瑤、芹沢千香瑠。グラン・エプレから定盛姫歌、丹羽灯莉、土岐紅巴、凪、東雲海音。そして一柳隊から王雨嘉、郭神琳、二川二水」

 

百由がチームメンバーを発表する

 

神楽「高火力の遠距離攻撃を求めるなら、これがベストな人選だな」

 

神楽はうんうん、と頷く

 

百由「チームリーダーは取り敢えず恋花さんにお願いするわ」

 

恋花「おっけー!みんなよろしく!」

 

楓「ここからは私が説明を、サポートチームはヒュージの索敵に成功した段階で雨嘉さん、灯莉さんによるレアスキル「天の秤目」を展開。ヒュージ達の正確な位置を割り出してもらいます」

 

姫歌「..........なんとかあたしがコントロールするわ」

 

楓「次に、雨嘉さんと千香瑠様を中心とした精密射撃を実行。その際、神琳さんや紅巴さんのレアスキルで能力の底上げをしてもらう」

 

叶星「「テスタメント」ですね。他者のレアスキルの効果範囲を広げる能力」

 

百由「理論上、これだけの火力を集中させれば通常のラージ級程度なら十分に殲滅が可能だとシュミレート出来たわ」

 

海音「通常のラージ級なら、ですか」

 

一葉「恋花様、お願いします」

 

恋花「まー任せときなさいって

 

楓「ヒュージの殲滅を確認したら、次はアタックチームの出番ですわ」

 

百由「アタックチームはグラン・エプレの今叶星、宮川高嶺、草薙颯馬、音夜。ヘルヴォルからは相澤一葉、佐々木藍、青柳琢磨、三夜。そして一柳隊から北野道真、吹雪」

 

琢磨「随分人数多いな」

 

百由「颯馬くんが得意とする錯乱、道真、そして琢磨くんが得意とする近接攻撃を鑑みて、これがベストと判断したわ」

 

楓「アタックチームのリーダーは叶星様にお願いいたします」

 

叶星「.........はい、承りました」

 

梨璃「あれ.......私や楓さんの名前がなかったけど…......」

 

梨璃は自分達の名前がないことを指摘する

 

楓「私達は最後の要、ノインヴェルトチームですわ!」

 

梨璃「はっ..........そうでした!」

 

梨璃は思い出したと手をポン、と叩く

 

楓「サポートチームで仕事を終えた神琳さん達を合流させて一柳隊によるノインヴェルト戦術を展開致します」

 

百由「それまでは夢結達はリザーブってことで何時でも動けるようにして手薄なところをカバーしてちょうだい」

 

夢結「了解したわ」

 

颯馬「ん?神楽や八狐、姉ちゃんの名前呼ばれてないんだけど、神楽達はどこに?」

 

楓「神楽さん達はサポートチームとアタックチームの援護をしてもらいますわ」

 

神楽「なるほど。俺達がサポートチームとアタックチームのアシストをすればいいって訳か」

 

百由「その通りよ、だから上手く立ち回ってね」

 

神楽「了解」

 

楓「サポート、アタック、ノインヴェルト戦術。この三つの波で特型ヒュージを完膚なきまでに叩きのめしますわ!」

 

梨璃「す、凄い........前回も凄かったけど今回はえーと、何人だろ........」

 

夢結「三十一人による波状攻撃ね」

 

琢磨「こいつはあの時以上の大合戦になりそうだ」

 

二水「各レギオンの精鋭が集まって…そんな中に私が.......あぁ.........気が遠くなってきました.......っ」

 

百由「以上が私が出した最適解よ。もっとも、特型ヒュージの全データがあるわけじゃないから不測の事態が起きる可能性は高い.........いえ!確実に起きるわね!」

 

颯馬「..........なんでこうも他人事みたいに楽しそうにできんだ」

 

一葉「どうして嬉しそうなんですか........」

 

颯馬と一葉がツッコミを入れる

 

梨璃「でも、やるしかありませんよね!あの特型ヒュージを倒せるのは私達だけなんです!」

 

一葉「......そうね、私達があいつを倒せばこれ以上の犠牲は増えない。やるしかないですね......!」

 

叶星「やりましょう。私達の力を結集させて.......ひとつの大きな力に」

 

梨璃「はい!皆さん!どうぞ宜しくお願い致します!」

 

夢結「神楽達も、よろしく頼むわ」

 

夢結が神楽達の方に目を向ける

 

神楽「当たり前ですよ、こんなとこで負けてたまるか」

 

神楽達も目に闘志を宿らせた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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数時間後_________

 

恋花「それじゃ、ヒュージの探索に出発するよー」

 

二水「はい、よろしくお願い致します、恋花様!」

 

叶星「姫歌ちゃん達をよろしくお願い致します。みんなも怪我をしないように気をつけてね」

 

灯莉「はーいっ!いってきまーす☆」

 

恋花が率いるサポートチームに神楽と結梨を加え、出撃する

 

夢結「........アタックチームが連携強化の特訓をしている間、サポートチームが特型ヒュージの索敵」

 

百由「どう?効率的なチーム運用でしょ?」

 

沙羅「確かに合理的ですね」

 

沙羅は顎に手を当てて頷く

 

高嶺「でも、特型ヒュージの正確な場所は分からないのでは?」

 

百由「ええ、ピンポイントでここ!ってのは分からないわね。でも、あのヒュージが姿を消したケイブから特殊な反応が検出されたの」

 

楓「つまり、本体は捕捉できなくてもあのケイブかそれに類似したケイブの反応があればそこを索敵すればいい、と」

 

百由「こっちは効率的とは言えないけど何もしないよりはね。それにサポートチームの方は実戦で連携のコツを掴んで欲しいし」

 

一葉「逆に言うと私達アタックチームはまだ実戦で戦うほど戦術が練れていないということですね」

 

藍「そうなのー?でも、らんたち強いよー?」

 

楓「通常のヒュージでしたら個の強さによるゴリ押しも可能でしょう。ですが相手は「あの」特型ヒュージですから。ましてや..........」

 

楓がチラッと草原の方に目をやると、

 

道真「はぁっ!」

 

琢磨「っらぁっ!」

 

颯馬「ふっ!」

 

音夜「おらぁっ!」

 

吹雪「やぁっ!」

 

三夜「それっ!」

 

八狐「はっ!」

 

道真、琢磨、颯馬、音夜、吹雪、三夜、八狐が連携の練習をしていた

 

琢磨「大分アドリブ入れてきたな、颯馬」

 

颯馬「ああ、道真達もいい動きしてるよ」

 

吹雪「大方攻撃に即興で動きを入れても対応できていますね」

 

八狐「でも、もう少し攻撃のテンポを上げた方が........」

 

三夜「確かに、少しばかり音夜と道真の攻めのタイミングを早めて見てはどうじゃ?」

 

音夜「だな、もう一個ギア上げれるか?」

 

道真「わーった、食らいつく」

 

一通り連携をした後、互いに思ったことを話し合う

 

楓「あれ程の連携でないと、あのヒュージは倒せませんわ」

 

楓は道真達の連携を見てそう呟く

 

梨璃「油断出来ない.......ううん、精一杯やらないときっと勝てない!恋花様達サポートチームを驚かせるくらい、力をつけましょう!」

 

叶星「ええ、頑張りましょう」

 

一葉「もう逃がさない........次こそ必ず倒します!」

 

叶星「......あら?そういえば先程から藍ちゃんの姿が.......」

 

一同が姿の見えない藍を探していると

 

一葉「え?あ.......あんなところで遊んでる!ま、待ってください!すぐに呼んできますから!」

 

一葉が自分達から離れたところで藍が遊んでいるのを発見する

 

鶴紗「.........梨璃、本当にこんなんで大丈夫なの?」

 

鶴紗はその様子を見て不安を漏らす

 

梨璃「大丈夫だよ!鶴紗さん!みんなで頑張っていきましょう!」

 

梨璃は元気よくそう答える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

二水「........索敵完了、この先に小規模ですがヒュージの存在を確認しました」

 

二水が鷹の目を発動して、小規模のヒュージの一団を発見した

 

恋花「ケイブ反応は無し?」

 

二水「はい!ヒュージのみのようです.......!」

 

恋花「ってことは特型ヒュージもいなさそうだね〜。とにかく、ありがとね二水」

 

二水「いえいえ!何なりとお申し付け下さい!恋花様!」

 

瑤「いつの間に名前、呼び捨てになってるの?」

 

瑤が二水に対する恋花の呼び方を指摘する

 

恋花「えーいいじゃん?こっちの方が距離縮まるっしょ!」

 

神琳「さて、この先のヒュージはどう致しますか?」

 

神楽「ぶちのめすに決まってんだろ?集結された方が後々面倒なことになるしな」

 

結梨「私と神楽で露払いして来ようか?」

 

神楽「まぁそれもアリだな、俺と結梨ならあの程度は余裕だし。けど、距離があるからここは___」

 

雨嘉「距離があるなら私が撃とうか?」

 

雨嘉がスッと手を上げる

 

神楽「なら頼めるか?」

 

雨嘉「はい」

 

凪「それでしたら、私もお供します」

 

凪もそれに同調する

 

灯莉「えーぼくも!ぼくもヒュージ見たい!」

 

千香瑠「狙撃でしたら私もお役に立てるかと思います」

 

恋花「うーんそうだな........姫歌はどう思う?」

 

姫歌「ひめひめとお呼び頂きたいですけど......まぁいいわ。灯莉と凪の腕は知ってるから別として雨嘉さんと千香瑠様の得意な射程は把握しておきたいですね」

 

神楽「そういやそれぞれ腕を見ていない奴がいるのか、ならそれがいいんじゃねぇの?」

 

灯莉「やだやだー!ぼくにも撃ーたーせーてー!」

 

灯莉が駄々をこねる

 

姫歌「はぁ.......じゃあ四人で一緒に撃てばいいんじゃない?」

 

恋花「まぁそうなるよね。本番でもこの四人がどれだけ早く仕留められるかがあたしたちチームの課題だし」

 

千香瑠「では、四人で行きましょうか、よろしくお願いしますね。凪さん、灯莉さん、雨嘉さん」

 

凪「よろしくお願いします」

 

灯莉「はーい!こちらこそ

 

雨嘉「足を引っ張らないよう頑張ります........」

 

神琳「自信を持って。雨嘉さん、あなたならきっとお二人にも負けないわ」

 

姫歌「む.......うちの灯莉だって普段はふわふわちゃらんぽらん娘だけどやる時はなんだから絶対勝つわ!」

 

姫歌が負けじとそう言う

 

灯莉「ちゃらんぽら〜ん☆」

 

恋花「意図せずレギオン対抗狙撃大会になったね。あたしは千香瑠に賭けるから頼んだよ!」

 

千香瑠「賭け事は駄目よ、恋花さん。でもやるからにはベストを尽くしますね」

 

雨嘉「じゃあ狙撃ポイントに移動するね」

 

二水「でしたら私が観測手として同行致します!どうか皆さんの目としてお使いください!」

 

神楽「なら、俺は五人の護衛に付くぜ、海音と結梨は大将を守れ。大将が死ねば話にならねぇからな」

 

結梨「分かった」

 

海音「了解したよ、神楽」

 

神楽「おう、頼んだ」

 

灯莉「ではでは、しゅっぱ〜つ

 

神楽達は狙撃ポイントに移動を始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

雨嘉「この辺、かな」

 

千香瑠「そうですね、ここからなら遮蔽物も少ないし、いい場所だと思います」

 

雨嘉がヒュージを狙うのに適している狙撃ポイントを見つける

 

神楽「流石だな、雨嘉さん」

 

雨嘉「そ、そんな.....ありがとうございます」

 

雨嘉が少し顔を赤くして神楽に返す

 

そして各々、ヒュージにピントを合わせて狙いを定める

 

二水「準備が出来たら仰ってくださいね、「鷹の目」を使って正確な位置をお知らせします!」

 

二水「あの、皆さんって何かジンクスのようなものってありますか?」

 

千香瑠「ジンクス、ですか?」

 

二水「スポーツ選手とか試合前にお気に入りの音楽を聞いたり、いつも同じものを身につけて験担ぎにするって聞いたことがあって、私は皆さんほどCHARMの扱いが上手くなくて慌てるとすぐに集中力が乱れて照準のブレちゃうんです。だから皆さんどうやって集中力を維持してるのかなーって」

 

灯莉「ぼくはね、ヒュージをよーっく見たいなーって思いながら撃ってるよー☆」

 

千香瑠「なるほど.......対象に対する興味から観察眼を高めているわけね」

 

凪「私は、単純に集中して感覚を研ぎ澄まして、一点に意識を向けて矢を放っていますね」

 

神楽「武士道の精神を大事にしてるって訳か」

 

凪「その通りです」

 

雨嘉「私はできるだけ何も考えない。無心で.....ただ引き金を弾くだけ.....考えすぎるとすぐに頭がパンクしそうになるから.......神琳にそうアドバイスされたの」

 

二水「なるほど......私もそのタイプかもしれません。でも戦闘中に無心になるなんて私には無理です......」

 

雨嘉「千香瑠様はどうですか.......?」

 

千香瑠「私は仲間のことを思うことが多いですね」

 

灯莉「仲間?」

 

千香瑠「一葉ちゃんや藍ちゃん、他のリリィ達やお世話になった方達......私が撃つことにそんな大切な人達が危険な目に可能性が少しでも下がるなら、力の限り戦える、そんな風に思いながら戦場に臨んでいます」

 

二水「す、凄いです..........スケールが大きいです!」

 

千香瑠「そんなことないわ、私が守れる範囲というのは決して広くはないもの。でもせめてその輪の中にいる人は全力で守りたいの」

 

凪「..........颯馬と似たような考えですね」

 

千香瑠「そうなんですか?」

 

凪「颯馬も、手が届くものは絶対に守るって誓ってますから」

 

千香瑠「そうなんですね........」

 

灯莉「........ラブだね!ラブ!」

 

灯莉が大声を上げる

 

雨嘉「.......え?」

 

そして雨嘉はあっけらかんとする

 

灯莉「千香瑠さまのパワーの元はLOVE!愛の力は平和を守る☆」

 

千香瑠「そ、そうかしら........ね?」

 

雨嘉「そういえば、神楽さんはどうなんですか?」

 

雨嘉が神楽に話題を振ってくる

 

神楽「俺は............今までは何も考えずに撃ってたけど、今はある人と約束したことを思い出しながら撃ってるかな」

 

二水「?約束、ですか?」

 

神楽「ああ」

 

すると、いきなり二水が持っている端末のアラートが鳴る

 

二水「ま、待ってください..........!この反応は......特型ヒュージのケイブ反応です!」

 

雨嘉「来たのね............!」

 

神楽「随分お早いお着きじゃねぇか.......!」

 

二水「恋花様にお伝えしますので少々お待ちを!」

 

二水が無線で恋花に連絡を取る

 

千香瑠「三人とも、恐らくこのまま作戦開始となるでしょう。私達の仕事は______」

 

雨嘉「遠距離からのヒュージへの攻撃。すべきことは何も変わらない.......です」

 

灯莉「変なヒュージ!こんなに早く見られるなんてラッキー

 

千香瑠「やりましょう........私達の大切なものを守るために」

 

雨嘉「心静かに.......ヒュージを撃つ」

 

凪「感覚を研ぎ澄まして..........集中........」

 

灯莉「ばーん!といっちゃお~

 

各々自分を奮い立たせる

 

神楽「援護するぜ、お前ら」

 

神楽はマグナムシューター40Xを召喚し、構える

 

雨嘉達は狙撃を開始する









次回、「集合ⅩⅢ 交戦開始」

特型ヒュージと交戦開始します、お楽しみに!!

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

  • ○○様
  • 〇〇先輩
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