アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

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八狐「前回のアサルトリリィ百合ヶ丘の化け狐は!」

海音「特型ヒュージの一団と遭遇した私達はすぐにその場から後退」

颯馬「そして、開けた場所で俺達アタックチームが合流」

三夜「わしらの連携でヒュージを押して、グラン・エプレの者達がノインヴェルト戦術を仕掛けたのじゃが.......」

道真「なんと、ノインヴェルト戦術を防いでしまうという事態が起きてしまった」

凪「そして不意を突かれ、紅巴さんに放たれた攻撃を音夜が庇い、吹き飛ばされました」

神楽「けどすぐに意識を取り戻し、気を取り直して戦うのだった」

琢磨「うっし、ヒュージ討伐後半戦開始と行くか!」

音夜「最後まで見ていけよな」

神楽「それじゃあ.............」パチンッ

十人「さぁ、ここからがハイライトだ(です)(じゃ)!!」



集結ⅩⅢ REVENGE MATCH 後編

 

特型ヒュージは光弾を乱れ撃つ

 

姫歌「きゃ..........っ!?」

 

恋花「なんか、前より攻撃激しくなってない?これじゃ近づけないなー」

 

高嶺「やっぱり、あの羽が厄介ね。どうにかして攻撃を捌かないと勝機はないわ」

 

姫歌「ですが、四枚もある羽をどうやって攻略すれば......」

 

藍「ん?そんなの簡単でしょ?羽が四枚あるなら四人で突撃すればいい」

 

灯莉「そうだ、そうだー

 

姫歌「もう、貴方達は黙ってて!」

 

姫歌は簡単に言う二人に怒った声で言う

 

颯馬「..........いや、その作戦使えるな」

 

一葉「確かに、藍の言うことはごもっともです」

 

姫歌「え..................っ?」

 

颯馬と一葉の言葉に姫歌は驚く

 

叶星「そうね、距離をとってでの射撃では撃破は難しいわ。肉薄にしての最大攻撃での攻撃........白兵戦を仕掛けるのが一番かも」

 

紅巴「ですが、近づくのも困難なのでは.......」

 

海音「複数の方向からの一斉強襲攻撃。今回の場合は羽に対応した四ヶ所からの攻撃になるね」

 

颯馬「...............だったら俺が行く、凪と姉ちゃんは俺のサポートをして」

 

凪「承知しました」

 

沙羅「分かった、任せて」

 

琢磨「じゃあ俺も混ぜてもらうぜ。三夜、援護は任せた」

 

三夜「任せろなのじゃ」

 

音夜「なら、残りの二つは俺と海音が行かせてもらうぜ」

 

海音「私は別に大丈夫だけど...........」

 

海音は音夜を心配そうに見上げる

 

紅巴「で、ですが、音夜さんは先程被弾されて.............っ」

 

姫歌「そうよ、無茶よ!」

 

紅巴と姫歌も不安を漏らす

 

叶星「............いえ、行きましょう。成功率が一番高いのはこの六人よ」 

 

姫歌「叶星様っ!?」

 

叶星「自分でやると言ったのだから出来ますよね、音夜さん」

 

音夜「俺を誰だと思ってる?こう見えても戦乱の世を生き抜いてきたんだ。やってやるさ」

 

音夜に走っている電流は更にジジッと大きな音を立てて走り始める

 

音夜「我が奏でるは修羅の音曲おんぎょく、所望する者のみ近う寄れ。音盤陰陽術第拾陸術、修羅狂奏」

 

音夜は術を詠唱すると目に光を纏わせ、音夜に闘志、殺気、覇気が一気に宿り、音夜はニィッ、と不敵な笑みを浮かべる

 

千香瑠「っ........ものすごい覇気です........!」

 

海音「音盤陰陽術第拾陸術..........修羅狂奏」

 

瑤「どういう術なの?」

 

海音「ある程度攻撃を受けると勝手に発動して、全ての身体能力、攻撃力、防御力を上昇させて、その最中に受けるダメージすらも吸収して力に変えて敵にぶつける能力です」

 

恋花「何それ、チートじゃん!?」

 

すると、ヒュージが唐突に動き始めた

 

瑤「くっ、動き出した..........!」

 

千香瑠「一柳隊の皆さんも準備が整っているようです。私達があの羽をどうにかしないと先程と同じ結果になります」

 

一葉「行きましょう...........私達で!」

 

恋花「分かった、任せといて!皆、ここが正念場だよー!」

 

紅巴「皆さん..........ご武運を!」

 

「NINJA AND BOOST」

 

颯馬はニンジャブーストフォームにフォームチェンジする

 

颯馬「皆。この戦いに勝って、皆の明日に繋げようぜ」

 

沙羅「そうだね、私達ならやれる」

 

凪「行きましょう、この先の未来に進むために」

 

颯馬「二人とも、力貸してくれ」

 

凪&沙羅「はい(うん)!!」

 

颯馬と沙羅と凪は目を見合わせて拳をぶつける

 

音夜「俺が最強ってことをあいつに分からせてやる」

 

海音「それを言うなら私達、でしょ?」

 

音夜「............ははっ、だな。俺達の力、証明してやろうぜ」

 

海音「うん!」

 

海音と音夜は笑って力強くグータッチをする

 

琢磨「うっし、徹底的に暴れ倒すぞ。三夜、死ぬ気で行くぞ」

 

三夜「うむ、今日は宴じゃな」

 

琢磨「宴は後でにしろ。けど、戦いはぜってぇ生き延びるぞ」

 

三夜「元よりそのつもりじゃ、わしだって力は尽くす」

 

琢磨と三夜はロータッチする

 

一葉「皆さん、準備はいいですかっ!目標、特型ヒュージ!強襲体勢!」

 

一葉はヘルヴォル、グラン・エプレに指示を出す

 

藍「一葉、早く..........らん、早くヒュージ倒したい........っ!」

 

叶星「こちら、いつでも行けます」

 

颯馬「こっちも臨戦態勢だ」

 

音夜「さっさと指示出せ。俺は今あいつをぶちのめしたくて堪らねぇんだ」

 

琢磨「こっちも準備はオッケーだぞ」

 

海音「狙うはあの羽ただ一つ..........!」

 

一葉「っ.............突撃ぃぃっ!」

 

一葉が合図を出し、ヘルヴォル、グラン・エプレは一斉に攻撃を始めた

 

恋花「そらそらー!こっち見なさいってのー!」

 

姫歌「目立つのだったらひめかに任せて!観客がヒュージってのは面白くないけどねっ!」

 

姫歌と瑤、恋花が撃ちまくってヒュージの気を惹きつける

 

沙羅「ほらほら、私はこっちだよ!」

 

凪「そうですよ!こっちまで来てください!」

 

沙羅と凪はヒュージに雨霰の如く射撃を入れる

 

すると、ヒュージは凪と沙羅の方に動き始める

 

千香瑠「今です..............っ!」

 

颯馬「これでも食らいなっ!」

 

海音「合わせるよ颯馬!」

 

「TACTICAL SLASH」

 

「TACTICAL FIRE」

 

颯馬と海音は風と炎を纏わせた攻撃でヒュージの羽に高火力のダメージを負わせる

 

琢磨「くたばれ!」

 

MONSTER STRIKE」

 

琢磨はモンスターグローブからパンチを繰り出す

 

音夜「音盤陰陽術第壱曲、稲妻走り!」

 

音夜は居合の体勢から、地割れがする程踏み込み、地を蹴って高速で移動してヒュージに近づき、抜刀して下から強烈な一撃を叩き込む

 

瑤「.............羽に、亀裂が..........!」

 

姫歌「いっけぇぇぇぇぇ!!」

 

音夜「退けよ、ここはこいつらが通る道だ..............邪魔すんじゃねぇっ!!」

 

音夜は協奏に力を入れて、協奏は音夜に応じるかの如くヒュージの羽に刃を入れ、その羽を斬り飛ばす

 

灯莉「やったぁぁぁぁーーー

 

颯馬「でかした音夜!」

 

一葉「梨璃さん、約束は果たしました!」

 

叶星「今こそ、ノインヴェルト戦術を.............!」

 

一葉と叶星は梨璃達に向かってそう言う

 

梨璃「はいっ、お任せください!ノインヴェルト戦術、展開______」

 

梨璃が合図を出そうとするが、

 

二水「っ..............特型ヒュージの様子がおかしいですっ!」

 

二水が特型ヒュージのオーラから異変を察知する

 

楓「もしや、また形状変化..........いえ、進化する気ですのっ!?」

 

三夜「いや、それはあるまい」

 

三夜が梨璃達に近づき、そう言う

 

楓「三夜さん!?」

 

三夜「わしがさっき仕掛けておいた鈴蘭の邪香が効いておる」

 

三夜が言うように、特型ヒュージが発していた赤いオーラは、いつの間にか紫色の煙によって抑え込まれていた

 

梨璃「鈴蘭の..........邪香?」

 

三夜「万霊陰陽術の一つで、対象の能力を下げる術じゃ。それで形状変化を遅らせておる。能力が効くのには時間が掛かるのじゃが、いいタイミングで効いてくれたわ」

 

琢磨「けどあのヒュージのことだ、いつまで効くか分からねぇ。急いだ方がいい」

 

梨璃「はい、皆さん!速攻を仕掛けます!」

 

夢結「そうよ、梨璃。これ以上、もう何もさせては駄目よ」

 

楓「鶴紗さん!梅様!両翼から上がってパスを入れてください!」

 

神楽「ってことは............おい、梅様!これを受け取ってください!改良した特殊弾です!」

 

神楽は梅にあるものを投げつける

 

梅「!ちゃんと用意できてたか.........十人でノインヴェルト戦術が出来る特殊弾.......ありがとな!」

 

梅が受け取ったのは、本来九人で行うノインヴェルト戦術を十人で出来るように神楽が改造したノインヴェルト戦術の特殊弾だった

 

神楽「はい!」

 

鶴紗「梅様、上がるよ」

 

梅「フルスロットルで行くぞ........ついて来い、鶴紗!」

 

楓「続いて二水さん、神琳さん、雨嘉さん!バックからヒュージを囲むように展開ですわ!」

 

神琳「こちら、位置につきましたわ!」

 

雨嘉「こっちもいける............!」

 

二水「ま、待ってください、私も........っ、間に合いましたぁぁーっ!」

 

神琳達三人も展開し、ノインヴェルト戦術をする準備が整った

 

鶴紗「梅様!こっちへ!」

 

梅「受け取れぇぇーっ!」

 

梅がマギスフィアを鶴紗に向けて放ち、それは軌道を描きながら鶴紗に渡る

 

鶴紗「...........こんな正確なパス、普段の訓練で見たことない。全く..........じゃ、速度を上げていく。神琳!」

 

鶴紗ほ今度は神琳にマギスフィアを渡す

 

神琳「確かに受け取りました!雨嘉さん!」

 

神琳はそのまま雨嘉にパスする

 

雨嘉「うん、来た.........今度は二水っ」

 

雨嘉は二水にマギスフィアをパスする

 

二水「頂戴します!」

 

二水がマギスフィアを受け取った次の瞬間、特型ヒュージが動き出す

 

鶴紗「っ、ヒュージが動き出した........!」

 

夢結「本能的に感じ取ったのね。あのマギスフィアが必殺の威力を秘めていると.........」

 

二水「わわっ、ぱ、パスコースが...........」

 

特型ヒュージが動いたことでパスコースが殺されてしまった

 

だが、特型ヒュージに向かって走る影が一つあった

 

道真「ったくしょうがねぇな............貸し一な。冗談だが」

 

二水「っ、道真さん!」

 

道真は走りながら足でゾンビブレイカーのカバーをスライドし、ブーストのスロットルを二回捻る

 

「POISON CHARGE」

 

「BOOST TIME」

 

神琳「!道真さん、ブーストタイムとタクティカルブレイクを同時に.......!」

 

ゾンビブレイカーのカバーが下がりきると、スロットルを捻り、ゾンビブレイカーのトリガーを引く

 

「ZOMBE BOOST GRAND VICTORY」

 

「TACTICAL BREAK」

 

道真は踏み込み、ブーストキッカーから火を放ちながら猛スピードでヒュージに近づき、オレンジ色のエネルギーを纏ったゾンビブレイカーを振りかぶり、ヒュージにぶつける

 

道真「ちょっとてめぇは隅に引っ込んでな!」

 

道真はその力のままヒュージを斬り飛ばし、ヒュージに少なからぬダメージを与え、パスコースを抉じ開ける

 

道真「今だ!」

 

ミリアム「二水!マギスフィアをこっちに寄越すのじゃ!」

 

二水「道真さん、ありがとうございます!どうぞ...........!」

 

道真が開いたミリアムへのパスコースを二水から放たれたマギスフィアが通る

 

ミリアム「っ、このまま.........結梨!」

 

ミリアムは結梨にパスを繋げる

 

結梨「よし、それじゃあ.........楓!」

 

パスしようとした瞬間、結梨の元にヒュージは向かっていたが、

 

八狐「只今快速直通、ヒュージ行きが参ります」

 

吹雪「黄色い線の内側に下がってお待ちください」

 

八狐と吹雪が出てきて、それぞれ影狐、蒼氷でパスコースを塞ごうとするヒュージの動きを妨害する

 

結梨「八狐、吹雪、ありがとう!」

 

結梨は楓にパスを繋ぐ

 

楓「ナイスパスですわ!結梨さん!」

 

結梨「あとは任せたよ!」

 

楓「誰に向かっておっしゃってますの?私は名門グランギニョルに名を連ねる高貴なるリリィ!このわたくしに穿てぬヒュージなどこの世に..........」

 

神楽「前置きが長い!っておい!」

 

梨璃「楓さん、足元!」

 

楓「えっ、きゃあぁぁんっ!」

 

楓は瓦礫の上で足を踏み外して体勢を崩す

 

ミリアム「あ、あいつ........後でお仕置じゃな.......」

 

楓「ま、マギスフィアはまだ生きていますわ!」

 

吹雪「なら良かったのですが........」

 

その様子を尻目にかけて戦っている吹雪はため息を吐く

 

楓「くっ、ここは梨璃さんと私で決めたかったのですが...........仕方ありません、お二人に託しますわ!」

 

楓はマギスフィアを梨璃と夢結に託す

 

梨璃「はい!お姉様!行きましょう!」

 

夢結「いいわ梨璃、どこへでも行きなさい。あなたの後ろには私がいるわ」

 

神楽「さて、本日のハイライトといきますか」

 

神楽はフィンガースナップをし、ブーストのスロットルを二回捻る

 

「BOOST TIME」

 

神楽は飛び上がり、この先でスタンバイしていたブーストライカーの上に乗る

 

二水「お願いします!神楽さん!梨璃さん!夢結様!ここで........終わらせてください」

 

梨璃「はぁぁぁぁ!!!」

 

夢結「一気に駆け抜ける...........!」

 

梨璃「お姉様!一緒に行きましょう!」

 

夢結「梨璃、同時に行くわよ!」

 

楓「二人で直接叩き込む気ですのね!」

 

神楽「盛大に............打ち上げだ!!」

 

神楽はブーストのスロットルを捻る

 

MAGNUM BOOST GRAND VICTORY」

 

神楽「はぁぁぁぁああああ!!」

 

梨璃&夢結「はあぁぁぁぁぁああっ!!」

 

 

梨璃と夢結はヒュージに向かって突撃し、神楽はブーストキッカーから炎を噴射し、ギーツのライダークレストを顕現させながらヒュージに急降下する

 

羽を失った今、ヒュージにマギスフィアを防ぐ力はなく、マギスフィアと神楽のマグナムブーストグランドビクトリーにより爆発した

 

そして、炎の中から梨璃と夢結を抱えた神楽が出てきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________________

 

境界神社 泊まり部屋_________

 

そこでは刃が神楽達の戦いの一部始終を見ていた

 

刃「すごい!面白すぎるよギーツ!」

 

刃はまるで日曜日のお茶の間で見るヒーローショーを見るかのようにはしゃいでいた

 

そこに、

 

??「邪魔するぜ」

 

と緑色のメッシュを髪に入れて、和洋折衷で緑と黒基調の服を着た少年が入ってくる

 

刃「おっ、誰かと思ったら弥太郎じゃん。お前もこっちに来たのか」

 

弥太郎「ああ、草薙颯馬の戦いを目の前で見たかったんでな」

 

刃「へぇ、あのお人好しなライダーが推しなんだな」

 

弥太郎「お人好しって言うな、あいつの強さの根本たる優しさってのに俺は惹かれたんだよ」

 

刃「ふーん...........そうだ、今の戦いもう一度巻き戻して見ようよ」

 

弥太郎「おっ、いいね。とことん推しについて語り合おうじゃねぇか」

 

刃の隣に弥太郎は座布団を持って座り、さっきの戦いを逆再生した後、最初から神楽達の戦いを見るのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃 陥落地の廃墟______

 

??「鏡花様!例のものが出来ました!」

 

眼鏡を掛けた男が、鏡花と呼んだ玉座に座った少女に報告する

 

鏡花「ようやっと完成しましたか。見せてくれますか?」

 

??「はい、こちらです」

 

男は手に持っていたアタッシュケースを開ける

 

鏡花「..............よくやってくれました、智浩」

 

智浩「お褒めに預かり、光栄です」

 

智浩は跪き、頭を下げる

 

鏡花は、アタッシュケースに納められていた青色のデザイアドライバー・・・・・・・・・・・・、そしてヒュージの目と腕を模したバックル・・・・・・・・・・・・・・・・を興味深げに眺めるのだった





最後まで読んでくださり、ありがとうございました!そろそろ日常編も書かないと、って言うのは分かってるんですけど中々手がつけられないので待っていてください。ちゃんと書くので。

次回、「Crafty Imposters」

お楽しみに!

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

  • ○○様
  • 〇〇先輩
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