天葉「私と依奈は、神楽くんを連れていく中、神楽くんの過去話を聞いた」
依奈「神楽くんの過去話は、神楽くんが力を手に入れた経緯だった」
天葉「そして、今私達は理事長代行の部屋に向かっているところでした!」
依奈「そろそろ着くわよ、神楽くん」
神楽「はい、んじゃVTRをどうぞ!」
百合ヶ丘女学院廊下______
神楽と天葉と依奈は理事長代行がいる部屋に繋がる廊下を歩いていた
天葉「ここだよ」
大きな扉の前に三人は立つ
天葉は扉を叩く
天葉「失礼します、白い狐の戦士に変身する上泉神楽さんが来ました」
理事長代行「おお、入ってくれ」
理事長代行は、三人に入るように促す
神楽 天葉 依奈「失礼します」
三人は扉の中に入る
理事長代行室は、茶色で統一された内装にガラス張りの窓がある、広い部屋だった
理事長代行「立ち話も何だ、座りたまえ」
理事長代行は三人に座るように呼び掛ける
神楽「はい、失礼します」
三人は礼をすると、椅子に座る
神楽「こんにちは。上泉神楽です」
理事長代行「儂は高松咬月、この百合ヶ丘女学院の理事長代行だ」
神楽「高松理事長代行が俺に会いたがっているということでお伺いしましたが」
咬月「うむ、君の持っている力を見せて欲しくてな」
神楽「もしかして、これのことですか」
神楽は、デザイアドライバーと十一のレイズバックルを取り出し、間に用意された机に置く
咬月「それだ。それは、一体どこで手に入れたのだ?」
神楽「それは....................」
神楽は天葉や依奈に話したことをかいつまんで話した
神楽「つまり、この力はある意味神様からもらったものなんです」
咬月「にわかには信じがたいが、興味深いな.............」
咬月は目を閉じて、なるほどと頷く
神楽「ん...........?」
神楽は、ベルト通しに付けているお札が光っているのを見る
神楽「げっ.........」
天葉「ん?どうかしたの?」
他の三人も光を凝視する
すると、
ものすごい光が放たれると共に陣が展開される
依奈「ちょっ、何!?」
光が収まると.............
八狐「神楽、いつまで経っても帰ってこないと思ってお札に付いている瞬間移動能力を使って来てみたらここにいたんだね!」
着物ドレスの上にエプロンを着けた八狐が現れ、神楽の頭をポカポカと叩く。恐らく料理の途中だったのだろう
神楽「八狐、悪い。少しここの理事長代行にお呼ばれしてな」
八狐「ずっとご飯の準備してたのに!」
依奈「か、神楽くん.........もしかして、この子が妖狐の力を持つ八狐?」
神楽「はい」
依奈「...............................」
天葉「.......................わぁ」
咬月「.....................これは驚いた」
三人とも固まって驚いていた
八狐「ほら、家に帰るよ!」
神楽の手を引っ張る八狐
神楽「待て八狐、俺はまだこの人達との話が終わってない」
八狐「....................いつになったら終わる?」
神楽「もうちょっとしたら、それまで待て」
八狐「むぅー、分かった」
八狐は少しむくれていたが、渋々と近くにある椅子に座った
神楽「それで、そんなことを聞いて俺にどうしろと?」
神楽は理事長代行を少しだけ鋭い目で見る
咬月「おお、そうじゃった。少し、君の力が見たくてな」
神楽「...................俺の実力を試そうと」
咬月「うむ、お願いできるかな?」
神楽「............分かりました。八狐もいいよな」
八狐「別にいいよ、見せる分には」
力を見せる分なら別に問題はない、そう判断した結果の合意だった
咬月「それでは、訓練場に来てくれ」
神楽「はい」
五人は百合ヶ丘女学院の訓練場に向かった
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訓練場
神楽「...............ここか」
神楽と八狐は、訓練場に立っている
理事長代行と、天葉と依奈は見学席で見ている。あ、それに加えてブースト使った時にいたリリィもいる
神楽(..............力見せるにしても、敵がいねぇ.........)
辺りを見渡すが、敵らしき人物、ないし物体がいない
神楽と八狐は周りを見渡す
するとスピーカーから、
??「神楽くんこんにちは!」
と元気な声が聞こえてきた
あまりにも声がでかかったため、二人揃って耳を塞ぐ
百由「私は百合ヶ丘女学院工廠科一年生真島百由よ!今から私のヒュージロボと戦ってもらうわよ!」
やけにテンション高めだな、と神楽達二人は思う
すると、床から突如としてヒュージの形をした機械が現れた
神楽「...........こいつをぶちのめせと」
百由「ええ、そうよ!それじゃあ、起動!」
百由がそう言うと、何かスイッチを押したのか、ヒュージロボの電源がつき、暴れ始め、二人に向けて触手を飛ばす
神楽&八狐「!」
二人はその動きを瞬時で察知し、互いに反対方向に跳んで避ける
神楽「.......................こいつは少しばかり速いな。こいつ絶対ゴリゴリにチューニングしてんだろ」
攻撃をひらりひらりと難なく避け、冷静な分析をする神楽
八狐「でも、今まで戦ってきたヒュージ程じゃないでしょ?」
八狐も神楽と同じような調子で避けながら神楽に聞く
神楽「ああ、大したことはねぇ」
神楽と八狐はヒュージの攻撃を全部避け、また合流する
八狐「ねぇ、あれやろうよ!」
神楽「ああ、あれか。少し目ぇ回るけど、それの方が効果的だし」
八狐「うん、それじゃあ.........作戦開始!」
神楽と八狐はさっきみたいにそれぞれ左、右に別れる
神楽&八狐「八艘飛び!」
神楽と八狐がそう唱えると、辺りの所々に四角形の水色の足場が出来た
神楽「はっ!」
八狐「よっと!」
神楽と八狐は足場を利用してあちこち飛び回る
ヒュージロボの触手が二人を捉えようとする前にもう違うところにいる上に素早い移動で敵を化かしている
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見学席______
依奈「えっ、何あれ.........すごい!」
天葉「ヒュージロボがすごい混乱してる」
百由「流石にこの動きには対応出来なそうね」
それぞれ驚いたり、感心したりしていた
咬月「................義経の八艘飛び」
天葉「え?」
咬月「平安末期、源平最後の決戦である壇ノ浦の戦いで、義経はある平家の武将に追い詰められた時、船から船へと乗り移り逃げたという伝説がある」
天葉「つまり..........それの似たようなものを今あたし達は見てるってことですか?」
狡月「そうなるな」
百由「それにしても、これをしている二人もすごいですね~。息切れひとつしていないです」
二人とも多少汗はかいてはいるが、疲れている風には見えない
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場面は戻り、神楽はマグナムレイズバックルを取り出し、起動する
すると、マグナムシューター40X(ハンドガンモード)が手に持たされる
神楽「さて、今度はこっちのターンだ」
八狐も同じくマグナムシューター40X(ハンドガンモード)を持っている
神楽「八狐、八艘飛び使って一斉攻撃だ。あのロボ混乱させて一気にトドメ差す」
八狐「了解!」
神楽と八狐は一斉に飛び出す
実はさっきまでは普通にヒュージロボの動きを観察していて、今から連続攻撃を食らわせるつもりだ
神楽「これを作った人、オーバーキルして壊しても泣かないで下さいね?」
神楽はヒュージの触手を避け、そのまま次の足場に向かって蹴りだし、そこで一発撃ち、そこからさらに違う足場に移動して撃ち、ヒュージロボの触手を撃ち飛ばす
そこに、八狐の連撃が入り、ヒュージロボのダメージが大分蓄積され、とうとう______
「RIFLE」 「RIFLE 」
二人は揃ってマグナムシューター40Xをライフルモードにする
「BULLET CHARGE 」 「BULLET CHARGE 」
神楽と八狐はマグナムシューター40Xのバレットチャージャーを引っ張る
エネルギーが銃口に溜まるまで待たなければならないが、それをヒュージロボは待ってくれない
なので神楽と八狐は避けながらエネルギーがフルチャージされるのを待つ、そしてエネルギーが溜まり、
神楽「今だ」
八狐「うん」
二人ともトリガーを引く
「TACTICAL SHOOT」「TACTICAL SHOOT 」
膨大なエネルギーが詰まった銃弾が二発放たれた
その弾はヒュージの攻撃を避けるように放たれ、ヒュージに着弾し、胴体を貫き、爆発した
神楽「................結局変身しないで終わったな」
神楽はマグナムシューター40Xを上に放り投げると、それは消えてマグナムレイズバックルの中に戻った
天葉「す、すごい...........武器ありとはいえ生身でも倒せるなんて」
百由「でも結局最後まで変身しなかったわね」
依奈「でも、百由のことだからどうせ何体もヒュージロボを用意してるんでしょう?」
百由「ええそうよ!それじゃあ..........」
百由はタブレット端末を操作すると、ボタンを押した
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訓練場______
神楽「さぁて帰るか..............ん?」
神楽と八狐は帰ろうとするが、扉が一向に開かない
何で?、と思う神楽と八狐
また少しノイズが入り、スピーカーから百由が、
百由「ごめん神楽くん、今度は変身して戦ってくれない?生身でも強いの分かったから」
神楽「あー、そういうことか。でもロボはもう倒しちゃいましたよ?」
どうするんですか、と聞こうとした瞬間、
地面から六体のヒュージロボが出てきた
神楽「................................」
八狐「.................................」
おいおい、なんだそりゃとため息をつく二人
ヒュージが鳴き声を上げながら突進してくる
神楽(やれやれ................)
神楽はヒュージロボの攻撃を上に跳ぶことで避ける
神楽「少しだけ本気出すぜ」
神楽はデザイアドライバーを腰に装着し、マグナムレイズバックルとブーストレイズバックルを装填する
「SET」 「SET」
空中で後方宙返りからの右手で狐の影絵を作り、フィンガースナップをする
神楽「変身」
神楽はいつもの手順で変身する
「GET READY FOR BOOST & MAGNUM READY..........FIGHT」
神楽は仮面ライダーギーツ マグナムブーストフォームに変身し、地面に着地する
神楽「さぁ、ここからがハイライトだ!」
神楽はブーストアーマーのマフラーの部分を起動し、猛スピードでヒュージに突撃する
史房「あれって...........あのときの.........」
天葉「史房様?あの姿知っているんですか?」
史房「ええ、先程の戦闘に向かったときに一度だけ」
依奈「何あれ..........速すぎない!?」
依奈も、ブーストのスピードに驚いていた
神楽「まず一体目」
神楽はヒュージの触手を面白いように避けて、さらにブーストのスピード力を使ってスライディングをし、ヒュージの真下に移動しそこから一撃を放つ
神楽「よし、一体目撃破」
すると両サイドからヒュージが二体触手を伸ばしながら突進してくる
神楽「へぇー、そう来たか」
意外と協調性あるな、と感心する神楽
神楽「でも...........甘い」
神楽はヒュージの触手を小さな動きで紙一重で避け、ヒュージロボ二体の攻撃を互いに当てるように仕向けた
互いの攻撃に怯んだ瞬間、ヒュージロボの間合いに神楽は滑り込み、一撃を放ち、さらにもう一体はブーストの加速により威力が増した回し蹴りで粉砕した
依奈「!一瞬で三体も..........!」
神楽の背後から突如としてヒュージロボが襲い掛かってくる
神楽「不意討ちか..................」
神楽はヒュージの触手を蹴り、一旦後ろに下がる
神楽「蜂の巣になれ」
神楽は両腕からアーマードガンを取り出し、ヒュージロボに銃弾の雨をお見舞いし、爆発させる
神楽「後は..............ヒュージロボ二体か」
ヒュージロボが二体揃って突撃してくる
神楽「一気にケリつけるか」
神楽はブーストレイズバックルのスロットルを一回回す
神楽「行くぜ」
「MAGNUM BOOST VICTORY 」
神楽は走りだし、そのまま蹴りの体勢に入る
そしてブーストのマフラー部分から火を噴出させ、ヒュージロボ二体を水平キックで撃破した
神楽「六体撃破完了っと」
神楽はマグナムレイズバックルと八狐の元へ飛び出しそうになったブーストレイズバックルを押さえながら外し、変身を解除した
依奈「..................す、すごい........!」
百由「いやぁ、流石にこれは想定外ね!」
天葉「相当な実力持ってるし........か、かっこいい.......!」
各々、神楽の実力に驚いたり、惚れたりしている中、理事長代行は神楽に近づく
咬月「素晴らしいものを見せてもらったよ。君達の力には驚かされた。驚かされた上で、提案するのだが.........」
神楽「.............................」
咬月「君の萬屋探偵事務所ごと、うちに所属しないか?」
神楽「.....................は?」
神楽は、何で俺の仕事を知っている?俺は話してないぞ、という面食らった顔をしていた
神楽「................何で俺の仕事を...........」
咬月「実は史房くんが、これを拾ってきてね」
咬月は一枚の紙片を取り出した
神楽「!..........それって........うちの名刺!?」
神楽は何でそれを持ってる、という驚いた表情で動揺している
神楽「......................つまり俺にここの生徒に、と」
咬月「そうなるな、仕事が出来るように儂もサポートする、故に頼まれてくれるか?」
神楽「.....................」
神楽は咬月の提案について考える、そして隣にいる相棒に声を掛ける
神楽「.................八狐、お前は俺が今から言うことについて聞いてくれるか?」
神楽は八狐に視線を向けて、問う
八狐「..........うん、私は神楽についていくよ、と言っても永久契約だから離れられないけどね」
笑って答える八狐
神楽「そうか.........ありがとうな」
神楽は微笑んで八狐の頭を撫でる
そして、理事長代行の方を向くと、
神楽「決めました。俺.........................
ここの生徒になります!」
こうして、神楽は百合ヶ丘女学院直属の萬屋兼探偵事務所経営者として百合ヶ丘女学院に籍を置くことになった
咬月「ちなみに、君の建物はどうやってまるごと運んだのかな?」
神楽「俺と八狐の術で」
咬月「君らやっぱり只者じゃないな」
神楽「次回、第一章「黎明Ⅰ 入学式」お楽しみに!」
神楽の上級生に対する呼び方を何にするか
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○○様
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〇〇先輩