アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

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タイクーン見参絵巻第二話、凪と出会い、タイクーンの力を手に入れた颯馬。忍びの力で敵を穿つ。

という訳でタイクーンの初戦闘回です!

それでは、どうぞ!


見参Ⅱ 狸の初陣

凪「行きますよ颯馬様!戦い方を教えますから!」

 

颯馬「ああ!」

 

凪は刀を抜いて、颯馬に戦い方を教える

 

凪「ヒュージが攻撃してくるので、そのニンジャデュアラーで防いで反撃してください!」

 

ヒュージが颯馬に突撃してくる

 

颯馬「!」

 

颯馬は両刃刀の武器でなんとかヒュージの攻撃を防ぎ、競り合いになる

 

颯馬「くっ...........うおぉぉぉぉお!!」

 

颯馬は競り合いに勝ち、ヒュージを弾き飛ばすとそのまま強い一撃を放ち、ヒュージを倒す

 

颯馬「はぁ、はぁ...........」

 

凪「初めてにしては要領がいいですね」

 

颯馬のところに凪が近づく

 

凪「次はですね、忍術を使ってみましょう」

 

颯馬「えっ、忍術?」

 

颯馬がたまげた声でそう言う

 

凪「だってこれはニンジャの力を宿した姿ですから」

 

すると、颯馬の仮面の中で表示されているマップやHP、GP(ガードポイント)が消え、そこに忍術が書かれたパネルが複数現れる

 

颯馬「へぇ...........いろんな術があるんだな」

 

颯馬がパネルに書かれている忍術に思わず感嘆の声を上げる

 

凪「忍術を組み合わせることで、更に多彩な技が可能です」

 

颯馬「そうなのか、でも初心者だからー.......じゃあ、これで」

 

颯馬はある一つの術を選択すると、マニュアルが表示される

 

颯馬「よーし、実践してみるか」

 

颯馬は一つの忍術をラーニングすると、ヒュージの前に立つ

 

ヒュージは触手を飛ばし、颯馬を攻撃する

 

触手は伸びて颯馬に当たったと思った瞬間______

 

ボンッ!!

 

と煙が起きて、辺り一帯が煙が出来る

 

一瞬で視界が遮られ、ヒュージは困惑する

 

その刹那、

 

「TACTICAL SLASH」

 

両刃刀に付いている円盤を回し、刀身に緑色の光を滾らせた颯馬がヒュージの後ろから現れて重い一撃を入れる

 

ヒュージ「*&$@@^&*$#!?」

 

ヒュージは切り口から青い体液を噴き出すとそのまま絶命する

 

凪「すごいですね、ニンジャデュアラーの使い方はまだ教えてないのに」

 

吹雪はヒュージに斬りつけ、ヒュージの体を蹴って後ろに下がるとそう言う

 

颯馬「あっ、これニンジャデュアラーって言うの?.......ってことは.....」

 

颯馬がグリップをしっかり持ち、それぞれ反対側に引っ張ると刀身が二つに分離した

 

颯馬「おお、二つになった.........!」

 

颯馬が二つの短刀になったニンジャデュアラーに驚く

 

凪「ニンジャデュアラーはさっきのように両刃刀になるシングルブレードモードと、今のように短刀二つにして手数を増やすツインブレードモードがあります」

 

颯馬「へぇ、面白いな。この力」

 

颯馬は凪から貰った力に感心する

 

颯馬「なら、とっとこケリつけますか」

 

颯馬がヒュージに斬り込もうとしたが、凪が腕を掴んで止める

 

颯馬「?凪、どうした?」

 

凪「ヒュージを一掃したいのなら、これを使ってください」

 

凪がガサゴソと何かを探すと、スロットルが付いた赤いバックルを颯馬に差し出す

 

颯馬「...............これは?」

 

凪「ブーストバックル、全ての性能スペックを倍にする、正直ぶっ壊れ性能のバックルです」

 

颯馬「これを使った方が手っ取り早いってことか........じゃあ使わせて貰うぞ」

 

颯馬は凪からブーストバックルを受け取ると、デザイアドライバーの左側に装填する

 

「SET」

 

颯馬の左下にバイクのマフラーに英語で「BOOST」と書かれた赤いロゴが現れる

 

ヒュージ「&%#!@%^^&!」

 

ヒュージが触手を伸ばしてくるが、その途端急にブーストのロゴが上に移動する

 

颯馬「!そう言うことね」

 

颯馬はクナイスターターを引っ張り、ブーストバックルのスロットルを回す

 

「DUAL ON」

 

颯馬は上に飛ぶ

 

「NINJA AND BOOST」

 

炎によりブーストの装甲が展開されると上に飛んだことでそこにそのまま颯馬自身が装甲を掴んだアームに引っ張られ、足に装甲が加えられる

 

そして、そのままニンジャデュアラーでヒュージを一刀両断にする

 

「READY ..........FIGHT」

 

颯馬「よし、行くか」

 

凪「私もお供します!」

 

颯馬はブーストキッカーでスピードを上げ、凪と共にヒュージに向かって走り出す

 

颯馬はブーストキッカーでヒュージを蹴り飛ばすと防御が薄くなったところをニンジャデュアラーで斬り倒す

 

ヒュージが颯馬の背後を取ろうと回り込んだが____

 

凪「不意打ちとは、戴けませんね」

 

と凪が矢を放つ

 

矢は風を切り、音もなく力強くヒュージに当たり、ヒュージは絶命する

 

颯馬「おお、お見事」

 

颯馬がブーストキッカーでヒュージを蹴り飛ばした後、凪を見て感心した

 

そんなこんなで周りのヒュージの数は減り___

 

颯馬「一気に片付ける!」

 

颯馬はブーストバックルのスロットルを二回回す

 

「BOOST TIME」

 

颯馬は分身の術を発動し、更に体から炎を発しながら反時計回りに走る

 

すると段々上昇気流が起き始める

 

颯馬はスロットルをもう一回回す

 

「NINJA BOOST GRAND VICTORY」

 

緑と赤色の竜巻が発生し、ヒュージを巻き込む

 

ヒュージは業火に焼かれながら宙を舞い、やがて燃え尽き、灰になって空から落ちてくる

 

颯馬「ふぅ.........「プシュー」......ん?」

 

颯馬が肩の力を抜いていると、本当に何かが抜けている音がドライバーからする

 

颯馬が音の主を見ると、それはブーストバックルだった

 

凪「あー........言い忘れてました。ブーストバックルは必殺技を使うと私の方に......ってわああぁぁ!?」

 

凪がブーストバックルの説明をしているとブーストバックルが抜けて凪の方に突撃しようとする

 

颯馬「っ!」

 

颯馬は飛んでそれを掴み、地面に転がる

 

颯馬「このっ.......止まれ......!」

 

颯馬はブーストバックルを抱え込む

 

するとブーストバックルは諦めたのか止まった

 

颯馬「はぁ.........凪、だったよね」

 

凪「はい」

 

颯馬「この力についてもっと聞きたいことあるんだけど.....」

 

颯馬がそう言うと、遠くから足音が聞こえてくる

 

颯馬「.........ごめん、今は逃げた方が良さそう」

 

凪「そうですね」

 

凪は何を思ったか、お札を二枚取り出すと颯馬と自分に貼る

 

颯馬「?これは........お札?」

 

凪「消える足音に消える影、身を隠し我が身を守れ。風見流退魔術参ノ型、影隠し」

 

凪が詠唱すると、お札が水色に変化する

 

それと同時に白衣を着た研究員や銃を持った特殊部隊等が揃いに揃って現れる

 

研究員A「おかしいな........ここら辺で戦闘があったみたいだが...........」

 

研究員B「他の場所を探索するぞ」

 

隊員達「「「はい!」」」

 

研究員達は颯馬達の存在に気づかず、そのまま特殊部隊を引き連れて立ち去る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

颯馬「はぁ........はぁ......ここなら安全か.........」

 

凪「はぁ.......はぁ.....そう、ですね.........」

 

颯馬と凪は日の出町の外に走って逃げ、外まで逃げると近くにあった公園のベンチに座る

 

颯馬「なぁ、さっきの術みたいなのはなんだ?」

 

颯馬は息切れをしながら凪に聞く

 

凪「あれは風見流退魔術、というものでその術を使うことで様々な力を使うことが出来るんです。颯馬様も私と契約したので使えますよ」

 

颯馬「そうなのか...........」

 

颯馬は自分の黒いジャケットに貼られている契約の印のお札を見る

 

颯馬「............なぁ、凪」

 

颯馬は肩で息をしながら凪に話し掛ける

 

凪「?どうしました?」

 

颯馬「どうして俺に力を貸してくれたんだ?お前のことを何も知らない赤の他人なのに.........」

 

颯馬は何で自分に力を貸し、仮面ライダーの力を授けたのかを聞く

 

凪「..........そうですね、私は死んでから暫く、あちこちをさ迷っていました」

 

颯馬「さすらいの式神だったってこと?」

 

凪「はい、私はこのデザイアドライバーやバックルに込められた力は誰かを守る力だと思っています。人の平穏を守る、私はずっとその意思を持つ者に託そうと探し求めていました」

 

颯馬「.............それで、見つかったの?」

 

凪「見つかりませんでした。どの方も契約書にサインを書いてはくれませんでした」

 

颯馬「........................」

 

颯馬はさっき契約書を書いた指を見る

 

颯馬「そんな時、書いてくれたのは俺だったと」

 

凪「はい、颯馬様の窮地を見ていられなくて契約書を提示したのですが、まさか受け入れるとは思いませんでした」

 

颯馬「...............まぁ、ピンチだったし。それに俺は人を守る力が手に入るならその力を使いたかっただけ。あと........お前、ずっと一人ぼっちだったろ?」

 

颯馬は頭をポリポリと搔きながらそう言う

 

凪「.....................バレましたか」

 

凪は罰が悪そうに笑う

 

颯馬「雰囲気で分かったよ。実際これを託すと同時に誰かを求めていたのを。でも、俺はそれを分かった上で受け入れた。俺も一人ぼっちだから」

 

凪「えっ..............」

 

凪は目を見開く

 

颯馬「俺さ、父さんと母さんを亡くしたんだ。それもついさっき」

 

颯馬は父と母が死んだこと、それで暫く孤独感に埋もれていたことを話した

 

凪「そうだったんですか...........」

 

颯馬「っつー訳で誰かを求めていたのは俺も同じだ」

 

颯馬はそう言うと凪の頭を撫でる

 

凪「颯馬様...............」

 

颯馬「あのさ......その、何と言うかさ、様は付けなくていいよ。俺偉い人でも何でもないし」

 

颯馬は凪にそう言う

 

凪「.........分かりました、颯馬」

 

颯馬「よろしい。これからよろしくな、凪」

 

凪「!..............はい!」

 

颯馬と凪は固く握手を交わす

 

颯馬「でもそれはそれとして...........」

 

颯馬はポケットに入れてある財布の中身を見る

 

颯馬(今の所持金はコツコツと貯めた貯金四万円........)

 

颯馬「お金少ない............」

 

颯馬はポツリと呟く

 

凪「そうですね........仕事を探すまで持つかどうか........」

 

凪も流石に颯馬が生きていくにはお金が少ないと頷く

 

颯馬「取り敢えず..........銭湯あったらそこで体洗うか。普通に汚れまくったし」

 

颯馬は傷があり、また土汚れも多かった

 

凪「私はともかく颯馬は傷だらけですから」

 

颯馬と凪は立ち上がると、ブーストバックルのスロットルを捻るとブーストライカーを召喚、颯馬と凪はブーストライカーに乗ると、走って何処かに向かった

 

心優しき忍びは凪を連れて何処かに旅立った

 

To be continued...............




ありがとうございました!さて、タイクーンに変身しましたねー、ニンジャブーストフォームも出ました!(よくよく考えたらニンジャが便利すぎて神楽が何回か使ってましたね笑)

次回、「見参Ⅲ 萩窪で噂の化け狸」。お楽しみに!

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

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  • 〇〇先輩
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