アサルトリリィ ー百合ヶ丘の化け狐ー   作:三狐神

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神楽「そういや俺とお前が出会って結構経ったよな」

道真「確かに、あの時マジで仮面ライダーが他にいるなんて思わなかったし」

神楽「マジ同感、あっそうだ。俺達の出会いも収録するか?」

道真「おっ、いいじゃんそれ。じゃあ...........」

神楽「さぁ、ここからがハイライトだ!」パチンッ


交差Ⅰ 若店長とさすらい人

鎌倉___________

 

由比ヶ浜のヒュージネストを討伐して数日が経った

 

神楽は一人鎌倉の町を歩いている

 

神楽「ふぅ、あれからまた店始めたら大忙しだな」

 

神楽は額から汗を流して事務所への帰り道を歩いていた。神楽が百合ヶ丘に戻ってきて再び開店した後、依頼が多く舞い込んできてその仕事に当たっているのだ

 

八狐「こうなるんだったら急いで鎌倉に戻った方がよかったね」

 

そこに別の依頼先から帰ってきた八狐が合流する

 

神楽「八狐..........あぁ、ちょっとあまりにも寄り道しすぎたな」

 

神楽達は結梨を助けた時に揃いに揃って山口まで飛ばされ、そこから戻ってくる途中に京都や名古屋に行ったり、東海道沿いの高速道路が閉鎖されていたりなどで戻ってくるのに時間が掛かったのだ。そして萬屋自体は神楽不在ということで閉店していたのだが、神楽達が店を再び開いた途端、多くの依頼が舞い込んできたのだ

 

八狐「もう依頼が結構な勢いで来てるもんね」

 

神楽「そうそう..........うっし、こうなったら最終手段だ」

 

神楽は歩きながら何かを決めた

 

八狐「そこまで追い詰められてないでしょ」

 

神楽「シンプルに疲労が溜まってるんだよ、人間だぞ」

 

八狐「それはごめん、それで何?最終手段って」

 

神楽「バイトを雇うんだよ」

 

八狐「バイトって何?」

 

八狐は「バイト」という言葉に疑問符を浮かべる

 

神楽「店が非正規で雇ってその店で働く人のことだよ」

 

八狐「そうなんだ、何人雇うの?」

 

神楽「二人いりゃ事足りるだろ」

 

八狐「因みに広告とかは...........」

 

神楽「それはこれから作る。つー訳で八狐、手伝ってくれ」

 

八狐「うん、分かったよ!」

 

八狐は笑顔で神楽のお願いに快諾する

 

神楽達は家に帰り、二人で協力してバイトの募集のポスターの作成案を出し合い、互いの意見を取り入れながら編集し、そして五時間掛けてポスターが完成した

 

因みにポスターは

 

      上泉萬屋兼探偵事務所

 

       バイト募集中!!!

 

 

 

 

 

 

         イラスト

 

 

 

 

 

  募集条件:特になし、学生の方でも大歓迎!

 

  仕事内容:依頼内容による

 

  勤務時間:三時間から

 

  時給:1350円

 

  その他要項:シフト調整可、私服でもOK

 

 

  ご応募、お問い合わせはこちらまで

  電話番号:XXX-XXX-XXXX

 

  住所:鎌倉府鎌倉市◯◯町◯-◯◯-◯

 

神楽&八狐「やったぁーできたー!!」

 

神楽と八狐はポスターを完成した瞬間互いに抱き合う

 

神楽「よし、それじゃあこれ明日コピーして町中に張るぞ」

 

八狐「そうだね、朝一で張った方がいいと思うよ。明日も仕事だし」

 

神楽「おう、今日は早く寝ようぜ」

 

八狐「うん、おやすみ」

 

神楽「おやすみな」

 

神楽と八狐は早寝で寝て、翌日五時に起きてあちこちの電柱や掲示板にチラシを張りつけたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

____________________

 

十日後 鎌倉 河原______

 

道真「はぁー、なんか変わったこと起きねぇかなー」

 

腰に差していた一振の太刀を横に置いて、袖がないロングコートを纏った青年、北野道真は寝転がって退屈げにため息をつく

 

吹雪「随分退屈そうですね」

 

お札から吹雪が現れて上から道真を覗き込み、そしてしゃがんでその頬をツンツンとつつく

 

道真「そりゃあ、暫くヒュージを倒してはリリィから逃げるの毎日だからな」

 

道真も吹雪の髪にそっと触れる

 

道真「けどまぁ、お金にも余裕はあるし遊ぶってのもありかもしれねぇけどそれはそれでなぁ........」

 

吹雪「お金を散財しすぎるのも何かあった時によくないですからね。しかし、暇というのも分かります。日本一周の旅終わっちゃいましたし...............あっ、勘違いしないでくださいね!私は道真といるのがつまらないとか、そんなことを言いたかった訳ではありませんからね!」

 

道真「別にそんな風に受け取ってねぇからそうテンパるなよ...............けどまぁそゆことよ、もうこの際終着点ってことで町に住むのもありかもな」

 

吹雪「京都には帰らないんですか?」

 

道真「ああ、鎌倉は対ヒュージの最前線だし、それにここにいた方がヒュージと戦うのに都合がいい。なんせ、ここにはゲヘナの連中の目は殆どねぇしな」

 

道真は静かに目を瞑る

 

吹雪「そういう見解ですか」

 

道真「ああ...........よし、ウジウジしててもしょうがない。ちょっと歩こうぜ」

 

吹雪「はい」

 

道真が目を開けて立ち上がり、身体に付いた草を払い、傍らに置いていた輪月舞を腰に括りつけ、吹雪と共に鎌倉の道を歩く

 

道真「ん?」

 

道真はふと電柱に書いてある張り紙を見つける

 

道真「上泉萬屋兼探偵事務所...............バイト募集中?」

 

吹雪「萬屋...........要するに何でも屋ですね」

 

道真「何でも屋...........ね、鎌倉で生活するなら、ここで働くのもありかもな」

 

道真がそう思案していると

 

吹雪「ダメです」

 

道真「あてっ」

 

道真の額に向かって吹雪がデコピンを一撃入れる

 

吹雪「貴方はこの前体調を崩して暫く寝込んでいたばかりでしょう?そしてその原因が働きすぎでそれに懲りたんじゃないんですか?」

 

吹雪が道真に体調を崩した時の話を持ち出す

 

道真「それを言うか?」

 

道真は少しムッとした顔になる

 

吹雪「いいますよそれは。私は道真のことが心配なんです」

 

道真「.............ははっ、心配してくれてありがとうな」

 

道真はムッとした顔から一変笑みを溢す

 

吹雪「いえ、私にとって道真は本当に大切な存在ですから」

 

道真「おう、俺もお前のことは大事な相棒だと思ってるぜ」

 

吹雪「..............そうですか」

 

吹雪は一瞬複雑そうな顔をした

 

道真「?どうかしたのか?」

 

吹雪「いえ、道真は相変わらずだなぁ、って思いまして」

 

道真「それどういう意味だおい」

 

吹雪は道真に笑顔を向けて茶化し、道真は吹雪の言葉にツッコミを入れながらも笑みを溢す

 

道真「そろそろ昼だし、飯屋探そうぜ」

 

吹雪「はい、今日は何を食べますか?」

 

道真「そう言う吹雪は何が食いたい?この前は俺に付き合ってもらったばっかだし」

 

吹雪「では今日は蕎麦が食べたいです」

 

道真「蕎麦か..........おっ、丁度近場に蕎麦屋があるぞ」

 

道真が地図アプリを使ってすぐ近くに蕎麦屋があるのを見つける

 

道真「ここメニュー豊富そうだな」

 

道真がスマホの画面をスクロールし、メニューの写真を見つけてそれを凝視する

 

吹雪「ではそちらに行きましょうか」

 

道真「ああ、俺肉蕎麦食おっと。吹雪は何食う?」

 

吹雪「私は天ぷら蕎麦にしようと思ってます」

 

道真「そうか、美味い蕎麦屋だといいな」

 

吹雪「そうだといいですね」

 

道真と吹雪は二人仲良さそうに手を繋いで蕎麦屋に向かった。(因みに蕎麦は美味しかったby道真&吹雪)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、神楽達は__________

 

八狐「................全然来ないね」

 

神楽「ああ.............」ズーン

 

神楽はPCのキーボードを叩いて仕事用のデータを打ち込みながらため息をついて落ち込んでいた

 

八狐「まぁ、今のご時世皆自分の生活のために必死だからしょうがないよ」

 

神楽「まぁごもっともだな」

 

八狐「じゃああのポスター回収する?」

 

神楽「.............ああ」

 

神楽は空間繋ぎを使ってポスターを一枚一枚回収する

 

そして神楽の机の隣には二十数枚程のポスターが纏めて置かれていた、そして神楽はズーンと凹んでいた

 

神楽「はぁ、八狐と一緒に作ったのに残念だな.........」

 

八狐「神楽...............」

 

八狐は正面に回り込んで神楽にぎゅっと抱きついて神楽の頭を撫でる

 

八狐「よしよし、気にしなくていいよ。私は神楽と一緒にポスター作ったのすごい楽しかったし」

 

神楽「八狐ぉ............」

 

八狐(っ、可愛い...........///)

 

いつものカリスマ性を放っている神楽らしからぬ声を放ったことで八狐の理性が吹き飛びかけるがギリギリ持ちこたえた

 

神楽「...........ありがとう、お前マジで癒しだ」

 

八狐「ふふっ、どういたしまして。私はお嫁さんだからね、

神楽の」

 

神楽「それはまぁ暫定ってことで」

 

八狐「えぇーっ、暫定って酷くない?私は神楽の側にいつもいるのに」

 

神楽は悪戯っぽく笑みを浮かべ、八狐が頬を膨らませる

 

神楽「分かってるって、お前がいつも隣にいてくれてることは。けど俺は、お前とは今の関係が丁度いいなって感じてるんだ」

 

八狐「もう、しょうがないなぁ。でも諦めないからね」

 

神楽「どうぞどうぞ」

 

神楽は八狐の髪にそっと触れ、八狐はムスッとした声とは裏腹に満足げな表情をして受け入れる

 

神楽「バイトの件はもう俺が全力で働けばいい話だし」

 

八狐「それがいいよ。私も全力で働くから」

 

神楽と八狐はお互いに向かって笑みを浮かべ、二人だけの雰囲気が萬屋の中で流れる

 

ウー!ウー!ウー!

 

しかし、その二人だけの空気をぶち壊すが如く、ヒュージ出現のアラートが鳴り響く

 

神楽「ヒュージが現れたか、八狐行こうぜ」

 

神楽が通常運転に戻った

 

八狐「了解!」

 

神楽達はそれぞれ持つものを持って空間繋ぎでヒュージが現れた場所に急行する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__________________

 

町ではヒュージが人々に襲いかかっていた

 

一般人A「ひぃっ........!」

 

一般人Aがヒュージに殺されそうになっていたが、そこに緋色の銃弾がヒュージを撃ち倒す

 

神楽「よぉ、化けて出てきてやったぜ」

 

瓦礫の上に神楽がヒュージを次々と狙いを澄まして殺していた

 

八狐「早く逃げてください!」

 

一般人A「は、はい!」

 

八狐が一般人Aを立ち上がらせて、一般人Aは走って逃げる

 

神楽「おっ、一般人も逃げたな。さて..........」

 

神楽はヒュージの方を体から赤いオーラを放ちながら強く鋭い眼差しで見据える

 

神楽「お前ら、そんなに遊びてぇなら遊んでやるぜ?この狐がな、変身!」

 

神楽はマグナムバックルを取り出し、デザイアドライバーの右側に装填し、フィンガースナップをし、アプルーバルリボルバーを回してストライクトリガーを引く

 

「SET」

 

「MAGNUM READY..........FIGHT」

 

神楽「はぁっ!」

 

神楽は仮面ライダーギーツ マグナムフォームに変身し、ヒュージに向けてマグナムシューター40Xの弾丸を放って数体撃ち殺す

 

八狐「やぁっ!」

 

ヒュージを退かせたところを八狐が抜刀すると同時にヒュージを数体狩る

 

八狐「それっ!」

 

ヒュージが腕を八狐に差し向けるが、八狐はなんなく避けて、さらにその腕を利用して踏み切り、上から真っ二つにヒュージを斬る

 

神楽「させねぇよ!」

 

背後からヒュージが八狐に迫るが、それは神楽の餌食になった

 

丁度同じ頃神楽達の戦地の近くでは________

 

道真「っ、ヒュージが..........!」

 

民間人Bが襲われているところを道真が走りながら輪月舞を抜刀し、ヒュージに一太刀を喰らわせる

 

道真「早く逃げてください!」

 

民間人B「は、はい!」

 

道真はヒュージの腕を輪月舞でいなした後、ゾンビバックルを起動して取り出したゾンビブレイカーを上から振り下ろしてヒュージを一刀両断する

 

民間人が逃げるのを確認した後、ヒュージを一瞥する

 

道真「おいヒュージ共、お前らの相手は俺達だ.......変身!」

 

「ZOMBE READY.........FIGHT」

 

道真は仮面ライダーバッファ ゾンビフォームに変身した

 

道真「ほら、掛かってこいや」

 

道真がバーサークローの人差し指部分を動かして挑発的にクイクイと動かす

 

するとヒュージは我先に道真という名の獲物目掛けて一斉に突進してきた、自分達が狩られるとも知らずに

 

道真「おらぁっ!」

 

道真は突進してきたヒュージにゾンビブレイカーを荒々しくも正確な剣筋で振り回してヒュージを数体狩り、新手のヒュージが道真に迫ってくるが

 

吹雪「させません!」

 

吹雪が道真の後ろから出てきて流れるような剣捌きでヒュージを次々と倒す

 

道真「ナイス吹雪!」

 

吹雪「ありがとうございます!」

 

すると、道真目掛けてヒュージが岩を飛ばしてくる

 

道真「っ、あっぶね!」

 

道真が後ろにバックステップを踏んで下がる

 

そこに敢えて下がってヒュージを引きつけていた神楽も、ヒュージの攻撃を避けるために後ろに跳ぶ

 

それと同時に

 

ドンッ!!

 

神楽と道真は背中から一緒にぶつかった

 

神楽「あっ!?」

 

道真「おぁっ!?」

 

神楽達はぶつかるとその対象を見るために同時に振り向く

 

神楽「..................うん?」

 

道真「...................えっ?」

 

神楽と道真は互いの姿を見て驚いていた。そりゃあそうだ、IDコアは違うが同じドライバーに見覚えのあるバックルをつけた仮面ライダーがいるからだ

 

神楽「あんた....................」

 

道真「お前......................」

 

神楽&道真「仮面ライダーなのか?」

 

お互いに指を指してお互いに聞く神楽と道真

 

しかし、互いに戦っている式神が視界に入る

 

神楽「はっ、今ボーッとしてる場合じゃない!」

 

道真「ああ、そうだな!ヒュージを倒すぞ」

 

神楽達はそのまますれ違うように走り、お互いの式神に加勢する

 

吹雪がヒュージの腕を受け流すと同時に神楽がマグナムシューター40Xで正確に撃ち抜く

 

吹雪「えっ.........仮面ライダー?」

 

神楽「話は後でだ、とにかく今は一緒にヒュージを倒すぞ!」

 

吹雪「っ、はい!」

 

リボルブオンでマグナムフォーム(下半身)に変身した神楽は、神楽達目掛けて横薙ぎに振ってきた腕を片足を上げてマグナムの装甲で防ぎ、

 

吹雪「はぁっ!!」

 

その隙を突いて吹雪が地を蹴ってヒュージを斬る

 

道真「加勢するぜ!」

 

道真はゾンビブレイカーで八狐が退かせたヒュージを一閃する

 

八狐「えっ、仮面ライダー!?」

 

道真「驚くのは後でだ、今はヒュージに集中しろ!」

 

八狐「う、うん!」

 

八狐と道真は前から来たヒュージを蹴り飛ばし、同時にヒュージを斬り、更に現れた数体のヒュージを道真は真っ向から、八狐はトリッキーな動きをしてヒュージを混乱させた上で倒す

 

そして

 

神楽「さぁ、ここからハイライトだ!!」

 

道真「冥土の土産に喰らいやがれ!!!」

 

八狐「これでチェックメイト!!!」

 

吹雪「これにて終わりですっ!!!」

 

ドォォォォォオオオオォォォォン!!!

 

メインディッシュに突如現れたギガント級ヒュージを、被害が出る前に四人で倒した 

 

八狐「ふぅ、これでおしまいだね」

 

吹雪「ええ、もう他にヒュージはいないかと」

 

八狐と吹雪はそれぞれの刀を納める

 

神楽と道真はお互いの姿を見ながらバックルを外して変身を解除する

 

二人は元の姿に戻った

 

神楽「...............あのさ」

 

道真「なんだ?」

 

神楽「俺はお前に色々聞きたいことがあるんだけど」

 

道真「ああ、俺もあんたに教えてもらいたいことが...........」

 

と神楽と道真が話していると、

 

ぐぅぅぅぅぅ.............

 

と四人のお腹が鳴る

 

吹雪「............お腹空きましたね」

 

八狐「そういえばもうそろそろお昼だもんねー........」

 

道真「なんか美味いもん食いてぇな........」

 

よくよく考えてみたら今は時計は十一時を回っていて神楽達はお腹を空かせていた

 

神楽「........................よし、ちょっといい店あるからついて来い」

 

道真「えっ、マジ?」

 

八狐「ほらこっちこっち」

 

吹雪「は、はぁ...........」

 

八狐に手招きされて、神楽達の後をついていくことにした道真達であった

 

 




はい、本日はここまで!神楽と道真の邂逅するストーリーは書いた方がいいかな、と思い書くことにしました!これは黎明編と信念編のアフターストーリーと思って読んでください。この話は三、四話で終わらせようと思います(越えるかもしれませんが笑)

次回、「交差Ⅱ イレギュラーズ」お楽しみに!

神楽の上級生に対する呼び方を何にするか

  • ○○様
  • 〇〇先輩
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