鎌倉府百合ヶ丘女学院______
今日は百合ヶ丘女学院の新入生を向かえる入学式、なのではあるはずなのだが_________
..................なにやら一悶着が起きているようだ
神楽(...........また夢結様に亜羅椰さん喧嘩売ってんな.....)
俺、上泉神楽は百合ヶ丘女学院の屋根の上に寝転がりながらその様子を三狐陰陽術第漆術「遠眼」で見ていた
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百合ヶ丘女学院廊下______
亜羅椰「中等部以来お久しぶりです、夢結様」
夢結「何の用ですか、遠藤さん」
百合ヶ丘女学院一年生、遠藤亜羅椰さんと百合ヶ丘女学院二年生、白井夢結様の二人の少女が、何やら一悶着の原因を作っているらしい
??「もう。亜羅椰の奴、夢結様に何やってんのよ!」
緑髪ロングの少女、田中壱が亜羅椰に対してキレる。
??「喧嘩売ってるんだよ、いっちゃん」
壱さんのことをいっちゃんと呼んだ白髪の少女、江川樟美さんが壱さんにそう言う
壱「止めます?天葉様」
壱さんは金髪の少女、天野天葉様に亜羅椰さんを止めるかどうか尋ねる
天葉「あたしは興味あるかな~」
壱「じゃあ見てますか」
神楽(いや、おいおい止めろよ。只でさえ学校の中で大事になってんのに)
俺は三人の会話を第玖術「魔聴」で聞いていた
そんな中、三人の中からある会話が聞こえた
天葉「そういえば神楽ってどこ行ったのかな?」
樟美「そういえば.................」
壱「暫く会ってませんからね」
神楽(げっ....................)
俺は、苦虫を噛み潰したような顔をする
いつだったか、俺はいじめられていた樟美を助け、そこから樟美と絶縁していた壱の仲を天葉様と一緒に取り持って和解させたり、色々なことをやったからか、やたら色んな人に懐かれているのである
神楽(いや、別に皆のことは嫌いじゃない、寧ろ仲間は好きだけど.............)
俺は一拍間を置くと
神楽(いろいろ面倒くさい!)
心のなかでそう叫んだ
神楽(この前なんてまた紗癒さんに誘われたし.............)
そして、様々なレギオンに誘われており、この前は再び立原紗癒率いるレギオン、ローエングリンに直々に誘われた
まぁ言わせてもらうとローエングリンは雪陽さんとか広夢さん、何より元アールヴヘイムの千華様がいる上に他にも優秀なリリィがいて、そのことから「星海の覇者」とまで言われているほどの力を持っている。
にもかかわらず、ローエングリン否、他のレギオンも俺を自分達のレギオンに率いれようと勧誘してくる
神楽「.......................はぁ」
俺はため息をつく
すると_________
プルルルルルルルル................
神楽「ん?」
俺はバイブ音を聞くと、傍らに置いてあったスパイダーフォン(作った、索敵に便利)から通知が来ていた
神楽「何々........................」
俺は通知が気になって見たが...............
神楽「..........やってくれたな百由様」
俺は舌打ちを打つ
来た通知は百由様からのもので、どうやら生体標本のヒュージが三体(内訳、ミドル一体、スモール二体)が逃げ出してしまったらしい
神楽「はぁ...........行くか」
俺は屋根から飛び降り、着地すると走り出した
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森_________
俺は一人、ヒュージを探していた
神楽「くっそ、どこ行った?」
神楽は辺りをキョロキョロと見回していると、
??「神楽ー!」
誰かに声を掛けられ、振り向く。するとそこには___
神楽「あれ、依奈様。依奈様も出撃要請を?」
最初に会ったリリィの一人、番匠谷依奈がいた
依奈「ええ、そうよ。神楽と合流してヒュージの対処に当たれって要請で」
依奈様が一緒なのは心強い。でも二人きり、いう状況を他の人に見られたら誤解を生みかねないが
神楽「.................ここら辺にヒュージがいる!」
俺と依奈様スパイダーフォンから空中に映し出された地図を見ると、一つ生体反応を探知した
神楽「!来ます!」
俺は、マグナムレイズバックルを起動し、マグナムシューター40X を召喚し、依奈は自身のCHARM 、アステリオンとグングニルカービンを起動する
すると、ヒュージが森の中から突如現れる
依奈「見た感じ、ミドル級ね、私達なら一気に畳み掛ければ倒せるわ」
神楽「そうっすね」
依奈様の言葉に俺は相槌を打つ
神楽「なら、今から依奈様に魔法を掛けます」
俺は依奈様の足元に陰陽魔法陣を展開させる
依奈「あら、私シンデレラ待遇?」
依奈様が悪戯っぽく微笑む
神楽「さぁ?そうかもしれませんね」
俺は少しだけ依奈様の冗談に乗ると術を唱え始める
神楽「汝の深淵に存在せしものは秘めたる力、その力を今爆ぜさせよ、三狐陰陽術第壱術、狐憑き」
魔法陣が依奈様の体を包み込む
俺が今発動させた術は、「狐憑き」という術である。これは、人の意識をある特定の敵に対して極限集中、所謂ZONE(ゾーン)状態にまで持っていき、身体能力、空間把握能力、その他諸々を強化することが出来る
しかし、これには少しだけデメリットがあり、それを使うと、術を解除した後、少し自分の体力が持っていかれ、動けなくなる(命が削られるとかそういうのではない)
ある意味、負のマギの残滓を浄化できるレアスキル、ブレイブと似たような力である
依奈様の強化が完了した
神楽「行きますよ依奈様!」
依奈「ええ!」
俺は、仮面ライダーギーツマグナムフォームに変身し、マグナムシューター40Xを敵に向けて撃つ
依奈「はぁっ!」
依奈様は前に出て戦っている
依奈様のことをヒュージの触手が四方八方から襲うが、それを全て斬る、ないし避ける。
やっぱり、武器二個持ちによって単純な攻撃力が一.五倍になる「円環の御手」と狐憑きはやっぱり相性がいいな
俺はマグナムシューターを持っていない方の腕からアーマードガンを展開、依奈様のサポートしつつ、ヒュージに風穴を開ける
依奈「神楽、ナイス!」
依奈様は一気にヒュージに近づくと、そのまま一刀両断にヒュージを倒した。三十秒でヒュージを撃退した
神楽「よし、周りにヒュージは.............」
依奈様に掛けてた術を解除した俺はスパイダーフォンから表示された地図を見る
どうやらスモールのヒュージ二体は揃って他のリリィに討伐されたらしい
神楽「依奈様、他のヒュージはたお.............」
俺は依奈様に対して他のヒュージは倒されたと報告しようとしたが、ふらついた
やっぱりこれを使うのはまだ慣れねぇな.........
依奈「大丈夫!?」
依奈様が慌てて駆け寄ってきた
神楽「大丈夫、ちょっとふらついただけです」
俺は心配させないように笑ったが、少しだけ頭痛がする
神楽(....................頭痛ぇ.............)
少しだけ頭痛が続いたが、暫くすると収まった
神楽「もう大丈夫です、帰りましょう」
俺はブーストバックルを取り出し、スロットルを捻る
すると、ブーストライカーが召喚された
俺はヘルメットを被り、ブーストライカーに跨がった
神楽「依奈様、乗ってください」
俺は依奈様にヘルメットを渡すとブーストライカーの後部をポンポンと叩く
依奈「いいの?なら乗らせてもらうわよ」
俺の体に手を回して、依奈様はバイクに乗る
神楽「しっかり掴まってください」
神楽はスロットルを捻り、百合ヶ丘に戻る
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百合ヶ丘女学院________
神楽「着きましたよ」
俺は百合ヶ丘の門の前で依奈様をブーストライカーから降ろす
依奈「ありがとう神楽。ところでレギオンの件、考えてくれた?」
依奈様は礼を言った後、一番面倒くさいことを聞いてきた
神楽「...............アールヴヘイム入隊の件ですか」
俺は少しだけ顔をしかめる
依奈「そんな嫌そうな顔をしないでよ、壱もソラも、アールヴヘイムの皆は全員あなたのことを歓迎するわよ?」
神楽「.......................」
俺は、確かに百合ヶ丘の化け狐、と呼ばれる程の実力は持ち合わせており、様々なレギオンに誘われている。しかし、レギオンに入ったら行動が縛られ、他のレギオンの加勢に行きたくても行けない、という理由で敢えてレギオンに入ってなかった
神楽「..............俺は、今はどのレギオンにも所属するつもりはないです」
依奈「とは言っても、どのレギオンの人達とも戦いの時連携が取れてる上に仲良くやっているじゃない」
神楽「確かにそうですけど..............」
依奈「まぁ、とにかくこの件は考えて置きなさい。私達はいつでも歓迎しているから」
神楽「...........はい」
俺は依奈様に頭を軽く下げると足早に立ち去った
神楽「..................さて、どうするか」ボソリ
と依奈様に聞こえないように呟きながら
上泉神楽の豆知識
俺は八狐の他にも複数の怪異、物怪、悪魔と契約できるらしい。どうやって契約するかは分からないがいつか出会ったら、その時は仲良くなって契約したい。..........八狐、止めろ!そんな怖い目で見るの!
次回、BOUQUET 編第二話、黎明Ⅱ 首位合格者。お楽しみに!
神楽の上級生に対する呼び方を何にするか
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○○様
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〇〇先輩