それではどうぞ!!
神楽「ふぁあ~.............」
神楽がムクリと起き上がると、電子時計に記されている日付を見る
電子時計には「9月5日」と書かれていた
神楽「そっか........今日、俺の誕生日じゃん」
神楽は電子時計のカレンダーの数字を見ると眠たげにそう呟く
神楽(今日は依頼は入ってないし.........ゆっくりしよーっと。去年も八狐と二人で誕生日過ごしたし........)
神楽が起き上がり、リビングに降りてドアを開けると
パァァァアアアアアン!!!
神楽「うわぁっ!?」
大きな音と共に神楽に紙吹雪がかかり、更に寝起き故に大きな音に驚いた神楽は地面に落ちてた紙吹雪に足を取られ、スッテーンと転ぶ
三人「神楽(さん)、お誕生日おめでとう(ございます)!!」
八狐、道真、吹雪は三人がかりで大きいクラッカーを持ってそう叫ぶ
神楽「いっててて........お前ら、朝っぱらからうるせぇよ、クソデカクラッカーで......嬉しいけど」
神楽は紙吹雪や紙テープにまみれながら立ち上がる
吹雪「そんなこと言われましても.............」
道真「ダチの誕生日は盛大に祝わねぇとなって思って」
道真が頭をポリポリと掻いて笑う
八狐「じゃあほら、行くよ」
八狐は神楽の手を引っ張り、道真達は神楽の背中を押す
神楽「行くってどこに行くんだよ?今日仕事ねぇぞ?」
八狐「仕事は関係ないよ、街中に繰り出すの」
神楽「ちょっと!その前にどこに行くか教えてくれぇー!」
神楽は萬屋住まいの四人に連行され、町に連れ去られたのだった
__________________
鎌倉の町_________
鎌倉の町に繰り出した神楽達
神楽「で、今から何があるんだ?」
道真「そりゃあ決まってんだろ?遊び倒しに行くんだよ」
神楽「..................俺百合ヶ丘でゆっくり過ごしたいんだが」
颯馬「あっ、神楽ー、道真ー!」
神楽「ん?颯馬?あと他の皆も...........」
神楽は前からやってくる颯馬達とその式神達が合流する
颯馬「神楽、お誕生日おめでとう!」
海音「おめでとー!」
琢磨「おめでとうな!」
凪「おめでとうです!」
音夜「おめでとうだ!」
三夜「おめでとうなのじゃ!」
颯馬達六人がお祝いの言葉を投げ掛ける
神楽「お、おお...........お前らまで何しに来たんだよ?」
神楽は困惑しながらも颯馬達に聞く
颯馬「えっ、そんなの決まってるっしょ?神楽の誕生日だから遊びに行こうって思って」
海音「鎌倉まで来ちゃいました!」
神楽「それは嬉しいけどよ、お前ら仕事は?」
凪「今日は休店日です」
三夜「わしらも、今日はお休みにしたのじゃ」
神楽「わぁ...................」
颯馬「というわけで...........」
颯馬はパンッと手を叩くと、全員で神楽を担ぎ上げる
神楽「!?ちょっ、おい!」
凪「連行です♪」
神楽「ああああああああ!?」
神楽は颯馬達に担がれ、また何処かに連れ去られる
__________________
東京某所____________
神楽達が来たのはゲームセンターやボウリングなどが一つの建物にある複合施設だった
神楽「で、なんかアミューズメント施設に来たけど.........あんまり客いねぇな.........」
海音「あっ、ここ今日は貸し切りにしてます!」
神楽「貸し切り!?流石は東雲財閥のご令嬢............」
神楽はあっけらかんとしている
琢磨「んじゃ、まず最初にやるのは.........ボウリング対決!」
神楽「ボウリングか..........いいぜ、勝負なら負けねぇ」
神楽は不敵な笑みを浮かべる
三夜「なら決まりじゃな!」
神楽達十人はボウリング場のエリアに行く
神楽達はボウリングの受付をして二つのレーンを借りると、グッとパーで分かれましょで神楽チーム(神楽、凪、琢磨、音夜、吹雪)と道真チーム(道真、八狐、颯馬、海音、三夜)に別れる
神楽「ちなみに勝ち負けで何かあんのか?」
海音「罰ゲームで負けたチームは勝ったチームにフードとドリンク奢りだけど、神楽は勝手も負けても何もないよ」
神楽「.............いや、それだとつまんねぇから罰ゲーム俺も受けるわ」
颯馬「えっ?」
神楽「その代わりガチで行かせてもらうぜ」
道真「おお、臨むところだ!」
こうして神楽達はボウリングの勝負をスタートした
_______________
ガコォンッ!
爽快にボウリングのピンが倒れる音が響き渡る
道真「っしゃあ!ストライク五回目!」
道真が思い切りガッツポーズを取る
神楽「負けてられるか!」
ガコォンッ!
神楽「おらぁっ!こっちだってストライク五回目!」
神楽が飛び上がる
ちなみに勝負はというと、目茶苦茶白熱していた
道真「ん?」
道真は着信に気がつく
道真「悪い、ちょっとトイレ行ってくるわ」
神楽「?おお」
颯馬「そろそろお前に番回ってくるから早く戻ってこいよ」
道真「分かってる」
道真は猛ダッシュでトイレに向かう
__________________
トイレ_________
道真は個室のトイレに鍵を掛けるとスパイダーフォンの着信に応える
道真「もしもし、梨璃さん?」
梨璃「あっ、道真さん!やっと出ましたね、神楽さんはどうですか?」
道真「もうなんかすげぇ楽しんでるぜ、そっちの首尾は?」
梨璃「バッチリです、あと少しで飾りつけが終わります!あとは料理とプレゼントの用意がありますので、時間稼ぎお願いします!」
道真「了解、計画通り頼んだ。梨璃さん」
梨璃「はい!」
道真は通話を切る
道真「さて、戻りますか」
道真がトイレから出る
因みに____________
寧々「神楽様へのプレゼントはこれで全部でしょうか?」
寧々がプレゼントを一ヶ所に運んでいる
晴臣「いや、まだあるぞ」
プレゼントを二つ置いた晴臣がプレゼントのリストを取り出して確認する
寧々「神楽様、喜ぶといいですね」
晴臣「うむ、神楽殿にはいつも世話になっているからな」
夢結「晴臣さん、寧々さん、こっちの飾り付けを手伝ってもらいませんか?」
晴臣「了解した」
寧々「分かりました!」
寧々と晴臣も境界神社から百合ヶ丘に赴いて手伝っているのだ
_______________
ボウリング場のレーン_________
吹雪「あっ、道真。やっと戻ってきましたか、次は道真の番ですよ」
道真「すまん、すぐやる」
こうして神楽達はボウリングを三ゲーム続けてシーソーゲームを繰り広げた結果______
神楽「しゃー!」
神楽がストライクを連発し、結果神楽チームが勝った
琢磨「くっそー、負けたー!悔しいから罰ゲームなしでもう一ゲームやらねぇ?」
海音「駄目だよ、まだ他に別の誕生日企画が控えてるんだから」
三夜「そうじゃぞ。悔しいのは分かるが時間も押してるしのぉ」
道真「そうだな、じゃあ次の場所行くか」
道真達は建物の中にある別のエリアに移動する
ゲームセンターエリア_________
神楽「で、次は何するんだ?」
海音「次はね~、ダンシング対決をやります!」
神楽「ダンシング対決?」
海音「今から神楽には私と一緒にこれをやってもらうよ!」
海音は一つの筐体を指差す
神楽「えーっとこれは.........ダンシングゲーム?」
海音が指差したのはダンシングゲームの筐体だった
海音「選曲は私がやります。えっとね~、これ!」
二つある筐体に百円を一枚ずつ入れた海音は選曲をする
颯馬「海音..........その曲は流石に早いんじゃ?」
颯馬が海音に引き気味にそう言う、彼女が選んだのはかなり難易度が高い曲だった
海音「難易度高い方が絶対楽しいって!」
神楽「海音の言う通りだな。その勝負、乗った!」
海音「そうこなくっちゃ!因みにスコアが勝った方が草凪の食事券二千円分貰えるよ」
神楽「おっ、そいつは燃えてくるな........颯馬んとこの飯は美味いからな」
颯馬「頑張れよ神楽!」
曲がスタートする
そして勝負した結果_________
神楽「よっしゃ勝った..........!」
神楽と海音はどちらも評価は最高だったがスコアの差で神楽が勝った
凪「どうぞ、二千円分の草凪のお食事券です」
神楽「おっ、サンキュー。次の仕事に寄ったときに使お」
神楽は凪から草凪の食事券を受け取る
道真「じゃあ次は..........これやるか」
神楽「今度はレーシングゲームか、いいぜ」
そうして神楽達はゲームセンターエリアのゲームや、スポーツやアミューズメントをとことん楽しんでいた
五時間後_________
神楽達は外に出ると、もう夕方だった
神楽「いやぁ、楽しかったな~」
神楽はご満悦、というような顔をしていた
道真「んじゃ、百合ヶ丘に帰るか。けどその前に...........今だ!」
音夜「悪く思うなよ神楽」
神楽「!?」
神楽は音夜に羽交い締めにされると颯馬に目隠しを付けられ、
三夜「それじゃあ、わっしょいなのじゃ!」
最初に担がれた時と同じように担がれる
神楽「今日担がれることが多いな!?おおおおい!?」
道真達は神楽を担いで走って百合ヶ丘に向かったのだった
__________________
百合ヶ丘女学院_________
神楽「ったくなんだよ........目隠ししたり担いだりしやがって.......」
道真「いいから黙って担がれとけ」
神楽はまだ道真に担がれたまま、何処かに向かっていた
そして降ろされ目隠しを外した次の瞬間_____
パアアァァァァァアアアン!!
パアアァァァァァアアアン!!
パアアァァァァァアアアン!!
普段のクラッカーより増して異常に大きな音が放たれる
神楽「おわあぁっ!!?いてっ!」
神楽は紙テープや紙吹雪を真正面から食らい、そのまま滑って転び、紙吹雪に埋もれる
リリィ達「神楽(さん)!お誕生日おめでとう(ございます)!!」
神楽「いててて...........えっ?」
神楽が起き上がると、百合ヶ丘のリリィ全員と理事長代行、そして晴臣と寧々がいた
晴臣と寧々が紐を引っ張ると、宙に設置されたくす玉が割れて、「上泉神楽くん、誕生日おめでとう!!」と垂れ幕が落ちる
そして後ろには誕生日の山と机の上に大量の料理が並んでいた
神楽「えっと........理事長代行?これは一体どういう........」
咬月「はぁ.......君は相変わらずこの手に関しては鈍感じゃのう.......」
咬月はやれやれとため息をつく
夢結「今日は百合ヶ丘全体で神楽の誕生日を祝うために準備していて、道真達には時間稼ぎを頼んでいたのよ」
神楽「えっ、マジで?」
神楽は目をパチクリさせる
海音「ごめんね、勝手に連れ出しちゃって」
海音が舌を少し出して笑う
八狐「ほら、誕生日ケーキあるから火を消して、って神楽............?」
神楽「............................」
神楽は八狐に促されるが何故か動かなかった
八狐「?神楽?」
八狐が神楽の顔を覗き込むと、神楽はポロポロと涙を流して泣いていた
道真「神楽?おいどうした!?」
道真が心配そうに歩み寄る
神楽「................皆.........ありがとう.........俺今すっげぇ嬉しい...........!」
神楽は涙を流しながら笑顔でそう言う
それを聞いた道真達はふふっ、と微笑む
梨璃「神楽さん、ロウソクの火を消してください!」
結梨「早く早くー!」
神楽に近づいて服を引っ張る結梨
神楽「...............ああ!」
神楽は誕生日ケーキの前まで来ると、ロウソクの火を消す
リリィ全員「神楽(さん)、誕生日おめでとう(ございます)!!」
神楽に向けて盛大な拍手が沸き起こる
凪「それでは、私達はこれで帰りましょうか」
音夜「だな、百合ヶ丘だけのパーティーなのにいるのは気が引けるし」
琢磨「ここは空気読んで帰ろうぜ」
三夜「そうじゃな」
颯馬「言われなくても、帰る気だよ。琢磨」
海音「家帰ってお夕飯作ろう」
エレンスゲ、神庭の仮面ライダー、式神コンビ達は帰ろうとしたのだが
二水「颯馬さん達も一緒に誕生日会参加しませんか?」
二水が颯馬達に声を掛ける
颯馬「いや、俺達は神庭とエレンスゲの生徒だから、百合ヶ丘の生徒の誕生日会に参加するのはお門違いかなって」
楓「別にいいですのよ?颯馬さん達にも百合ヶ丘の誕生日会に協力してもらっていたのですから」
梅「それに聞いた感じだと夜ご飯用意してないんだよな?ここで食べていけよ」
雨嘉「人数が多い方が盛り上がるし.......」
海音「............どうする?颯馬」
海音は颯馬の服の袖を引っ張る
颯馬「................ならお言葉に甘えて。琢磨はどうする?」
琢磨「そうだな............じゃあ今回は乗るか」
三夜「そうか、分かったのじゃ」
颯馬達も神楽の誕生日会に参加することになった
神楽達はドンチャン騒ぎをした後、全員で集合写真を撮った(颯馬達含めて、なおその時海音は百合ヶ丘の制服に着替えたとか)
二水「これはいい記事が書けそうです!」
そして翌日、リリィ新聞に集合写真(百合ヶ丘の生徒全員+a)が大きく貼られ、「上泉神楽さん、誕生日を迎える!」とリリィ新聞に記事として載せられた
その時の神楽は満面の笑みを浮かべていたとされているが、その言葉を、君は信じるか?
神楽、お誕生日おめでとう!!そういえば一昨日はギーツ初放送から丁度一年の日でしたね!いやぁ、あの作品本当に面白かったなぁ...........遅れましたけど一年間お疲れ様でした!最後まで最高でした!
神楽の上級生に対する呼び方を何にするか
-
○○様
-
〇〇先輩