それではどうぞ!
楓と一対一をして、それから暫くの日が流れた
神楽は、右へ左へと仕事をして回っては、ヒュージとの戦いに身を削っていた
神楽「トドメだ!」
神楽はマグナムバックルを使い、ヒュージにタクティカルブラストを放つ
ギャアアアアア!!!
ヒュージが奇声を上げ、もんどり打って倒れ、神楽は変身解除する
八狐「神楽、お疲れ!」
マグナムシューター40Xを持った八狐が駆け寄ってくる
神楽「おう、援護サンキューな」
神楽と八狐がハイタッチをする
それと同時に、ヒュージの死体から光が現れる
神楽「おっ、もしかして..........」
神楽が御札をヒュージに翳す
すると、オリーブトラブ色の光が輝き光が収まると、
神楽「.........こいつは.......」
神楽が拾ったのは、キャタピラに砲身を模した取っ手が着いている、マグナムや、ゾンビ、ブーストと同類の大型バックルだ
八狐「これって........戦車かな?」
八狐がレイズバックルを見て、そう言う
神楽「戦車.........か。次の戦いの時、試してみるか」
八狐「そうだね、それじゃ帰ろっか」
神楽「ああ」
八狐と神楽は、百合ヶ丘に戻っていった
_______________
百合ヶ丘女学院食堂_________
神楽(そんでもって、今持っているのはあの十一のバックルに加えて、前の戦いで手に入れたプロペラに自転車、後さっき手に入れた戦車、か)
神楽は机にレイズバックルを十四個並べ、腕を組んでバックルを見ていた
あの時理事長代行や天葉、依奈に見せたバックルの他に、プロペラのようなものが付いた小型バックル、自転車の車輪にペダルが付いた小型バックル、さらにさっきの戦車?のバックルが加わっていた
神楽(これの力はまだ未知数だけど、力を引き出せたらさらに力が上がる。プロペラとブーストなら、もしかすると速く空を飛べるかも知れないし、いやでも自転車とブーストならワンチャン..............)
一人脳内で会話をしていた。近くを通りかかるリリィは、何をそんなに気難しい顔をしているんだろう、何か悩み事かな?と心配そうな顔をしながら通りすぎていった
神楽(いや、もしこれが戦車だとしたらデュアルオンして、マグナムと組み合わせたら火力とか増したりして、いやそこは..........)脳内でブツブツ
そんなことを考えながら、一人ご飯を食べていた
すると、
ガヤガヤ_________
妙に食堂が騒がしかった
神楽「?」
神楽が周りを見ると、人が掲示板に群がっていた
神楽「何見てんだろうな、三狐陰陽術第漆術、遠眼」
神楽は陰陽術を使い、新聞の内容を見る
そしてその新聞には、
「異色のシュッツエンゲル誕生!夢結×梨璃」
とでかでかと書かれていた
神楽(へぇ、夢結様シュッツエンゲルの契り結んだのか)
神楽は一人興味深げにその内容を見る
神楽(しかし、こんな珍しいこともあるんだな)
神楽は新聞の内容のことを考えながらバックルを回収、そしてその場から去った
_____________________
数日後_________
神楽は理事長代行に呼ばれた
言われることはある程度の想像はついている
神楽「失礼します」
神楽は理事長代行室の中に入る
咬月「おお、神楽くん。よく来てくれた」
中には理事長代行と史房がいた
神楽「はい、それで話は?」
神楽は椅子に座る
咬月「神楽くん、君はいつまで経ってもレギオンに入らないと聞いているが」
神楽「....................はい。入ったら何か好きに助けにいけませんから」
咬月「確かに、神楽くんが言うことも尤もだ。だが、いつまでもレギオンに入らない、というわけにはいかないだろう」
神楽「................まぁそうっすね。そこは否定できない」
咬月「それに、神楽くんがどこのレギオンにも入らないことに対する苦情が、全レギオンから来ているしな」
神楽(.................マジかよあいつら)
神楽は少しだけ苦い顔をする
史房「そこで、神楽さんには特例として、レギオン複数加入の権利を与えるとのことです」
神楽「....................え?」
神楽はいきなり言われたことに目を丸くした
神楽「いや、レギオン複数加入の?」
咬月「うむ、悪くないだろう?入りたくないレギオンは断っても構わないぞ」
まぁ確かに建前だけ、と言うなら別に何の悪いことはない。それに一部ならありか
神楽「分かりました、複数加入の権利、受けます」
咬月「うむ」
史房「それでは.................」
史房が一枚の紙を神楽の前の机に置く
史房「こちらの紙に記入してください」
史房が提示したのは自分のレギオン、ブリュンヒルデラインの加入用紙である
神楽「..............................」
________________________
百合ヶ丘女学院 廊下______
神楽(..............まぁ、ブリュンヒルデラインには悪いけど断らせてもらった。代わりに仕事や任務を必要な時は手伝うという約束を交わしたけど..........)
神楽ははぁ、と肩でため息をつく
神楽(つってもまぁ、誰にも言ってねぇからあんまり来ねぇだろ)
神楽は心の中でそう高を括っていた
しかし____________
食堂の机にて____________
神楽「.................................」
目の前には、複数枚のレギオン加入用紙が置かれている
神楽(................何でバレてんの!?)
神楽は色んな意味で驚いていた
神楽(いや、そもそもこんなにスカウト来るとか思わないだろ........つーか来ているのは.........)
神楽が机に置かれている紙を見る
神楽(えー何々、水夕会に閑さんが設立しようとしてるレギオンのシュバルツグレイル、ローエングリンに祀様の..........って殆どのレギオンからじゃねぇかよ!?)
まだ伝わっていないであろうアールヴヘイム以外の殆どのレギオンから誘いが来ていた
神楽(しかも閑さんとか紗癒さんとかに至ってはどうして入って欲しいのかを論文で書いてきてる.......)
一部のレギオンの加入届け出には、論文が添付されていた
神楽「..................まぁ、取り敢えず書くか」
神楽は一部のレギオン加入用紙を書いた
_____________________
神楽「一先ずはこのレギオンに加入しとこう」
神楽が今届け出が来ているレギオンの中で選んだのは、水夕会、ローエングリン、シュバルツグレイル、秦祀隊である。ぶっちゃけあと二つくらいは入れるのだが、そこは保留でゆっくり考えることにした
神楽(他は悪いけど、どうしても必要な時はその時は一時的に隊員になる、そう伝えておこう。契約社員くらいの感じで)
神楽は、この四つのレギオン加入用紙を理事長代行に提出した
咬月「これだけでいいのかい?」
神楽「はい、あと二つレギオンは行けるんですけど、そこはゆっくり考えることにしました」
咬月「そうか、ではゆっくり考えろ。該当レギオンには儂から伝えておく」
神楽「分かりました、では失礼しました」
神楽は理事長代行室を出ていく
史房「.......................」シュン
史房は分かりやすく落ち込んでいた
咬月「まぁ仕事や任務はたまに手伝ってくれるからいいではないか」
咬月は史房を慰めていた
百合ヶ丘女学院廊下______
神楽「...............はぁ」
神楽は誰一人いない廊下でため息をついていた
神楽(あとの二つ、どうしようかなー...........)
神楽は、残り二つのレギオンについて悩んでいた
神楽(.................まぁ、最悪あの四つのレギオンでいいか)
そんなことを考えていたら、
神楽(ん、あれは壱さんに樟美さん、あとの二人は...........)
神楽は壱と樟美が二人のリリィと話しているのを見かける
神楽は四人が話している脇をすり抜けようとした
すると、
樟美「あっ、神楽兄様.....!」
..............................バレました
神楽「よぉ、壱さんに樟美さん」
開き直って普通に話すことにした
壱「神楽、久し振りじゃない!」
壱は暫く神楽には会っていなかったので姿を見た瞬間、ぱぁっと笑顔になった
神楽「久し振りだな、この前出撃した時以来か」
壱「うん」
神楽「そういえば、何の話をしてたんだ?」
樟美「梨璃さんがレギオンを組むらしいそうです」
神楽「梨璃さん............そこのピンク髪の少女か?」
壱「うん」
壱と樟美と神楽の前には梨璃と言われたピンク髪の少女ともう一人茶髪の少女がいた
神楽(そういえば、この子この前見たリリィ新聞っていう新聞に載ってた子だ)
神楽は前にいる二人に話し掛ける
神楽「よぉ、はじめまして。俺は上泉神楽、百合ヶ丘女学院一年生だ。よろしくな」
梨璃「つ、椿組の一柳梨璃です、よろしくお願いします。神楽さんの活躍はかねがねから...........」
神楽「そんな堅苦しい挨拶はよせって」
二水「同じく椿組の二川二水といいます、よろしくお願いしま______」
二水が自己紹介を途中で切り、神楽の顔をまじまじと見る
神楽「?俺の顔に何か付いてるか?」
二水「...........................」ツー
二水は静かに鼻血を流していた
神楽「おい、鼻血出てんじゃねぇか。大丈b___」
二水「...........百合ヶ丘の化け狐の上泉神楽さんですか?」
二水が神楽の言葉を遮り、神楽に聞く
神楽「..............はい」
二水「ま、まさか本当にいるなんて.........!!あの伝説は本当に存在したんですね!」
神楽「ちょっと待て、俺架空の人物扱いされてね?」
壱「確かに神楽の強さは身体能力、謎の力共に常軌を逸してるから、分からなくもないわ」
神楽「おいコラ壱さん、しれっと人外扱いすな」
壱「ふふっ、ごめん。冗談よ」
神楽が超優しく壱にチョップをかまし、壱は笑って謝る
互いに冗談だと分かっていて笑っている二人
そこに、
亜羅椰「ごきげんよう梨璃!」
そこに樟美の背後から亜羅椰が乱入してきた
梨璃「うわぁっ!?」
神楽(亜羅椰さんまで来たか.............)
神楽は心の中ではぁ、とため息をつき、手をおでこに当てる
梨璃「あ、亜羅椰さん.........アールヴヘイムでしたよね.......?確か」
かなりの至近距離で話す梨璃と亜羅椰
神楽(................またやってんな)
亜羅椰「私の神楽と樟美に手を出すつもり?言い度胸だわね」
神楽「いつ俺がお前のモンになったよ?あと、樟美さんは天葉様のものでしょうが」
流石に否定したいところだったため、神楽は否定した
天葉「そうそう、神楽と樟美を貴方に差し上げたつもりはありませんけど?」
樟美「天葉姉様..........!」
神楽「そうそう.............ん?」
神楽が頷きかけたが、すぐに怪訝な顔をする
神楽「あの、今なんか聞き間違えをした気がしたんでもう一度」
天葉「神楽と樟美を貴方に差し上げたつもりはありませんけど?って」
神楽「.................俺あんたのものにいつなりました?」
天葉「初めて出会った時から」
神楽「...........そしたら依奈様も普通に該当してると思いますが」
天葉「今それはいいの!」
天葉が少しだけ怒ったような声を出す
壱「天葉様、それは聞き捨てなりません、神楽は私のものです」
壱が神楽に近づくと、神楽の右腕に抱き着く
神楽「おーい、壱さんまで急にどうした?」
樟美「あっ、いっちゃんずるい............!」
樟美も神楽の左腕に抱き着く
天葉「おーおー、神楽モテモテだね-」
神楽「ちゃっかり後ろから抱き着くの止めてください」
天葉も後ろに抱き着いてきた、何てこった
その間に、
楓「梨璃さんからその嫌らしい手をお離しになって?」
梨璃「楓さん.................!」
楓もいつの間に来ていた
壱「楓............?」
壱の顔に少し疑問符が浮かぶ
亜羅椰「天葉様はともかく、楓こそ梨璃に馴れ馴れしくない?」
楓「何故?私と梨璃さんは同じレギオンなのですから、貞操の危機からお守りするのは当然ですわ!」
楓が梨璃を引っ張り、亜羅椰から離す
神楽「.............それで、レギオンの人員探してんだっけ?」
梨璃「............は、はい。お姉様のレギオンで..........けど中々集まらなくて.......」
神楽(梨璃さんに課題を課したのか夢結様)
まぁ、真面目な夢結のことだから納得できるなと思った神楽
梨璃「あ、あの神楽さん、レギオン入ってませんでしたよね?」
神楽「ああ、入ってないけど」
梨璃「その、入ってくれたりは........しませ「別に入ってもいいよ」............えっ?」
梨璃が拍子抜けした顔をしている
二水「い、いいんですか!?」
神楽「ああ、丁度理事長代行から複数レギオン加入の権利を得たんだ」
楓「!それでは、「ただ条件がある」.........それは一体?」
神楽「ちゃんと俺以外で九人集める。そうしたら俺からレギオンに加入させてもらう。じゃねぇと、夢結様の課題こなせねぇだろ?」
梨璃「!?ど、どうしてそれを.........?」
神楽「夢結様とシュッツエンゲルの契りを結んでいる、それに加えてこのタイミングでのレギオン設立、夢結様の性格、その三つだけで大体読める」
二水「す、すごい洞察力です......!」
神楽「つまり俺はゲームで例えれば、全員に無料で配布されるログインボーナスのキャラみたいなもんだ。それで、もし揃わなくて八人とかだったらそれはそれで入るぞ」
楓(以外とストライクゾーンが広いですわね..........)
梨璃「..............神楽さん。私、頑張ります!ちゃんと九人きっちり揃えて神楽さんを仲間にします!」
神楽「そうか...........じゃあ頑張れよ」
梨璃「は、はい!」
楓「ささ、参りましょう!」
梨璃「み、皆さん、ごきげんよう!」
そうして三人は去った
神楽「さて三人とも、帰るから離してくれ」
四人「.............................」
神楽「お、おー「何で私達のところには加入しないの?」......はい?」
壱から発された言葉に神楽は少し恐怖を感じる
壱の顔は普通に怒っている顔だった。さすがクラス委員長、何か謎のオーラが出てる、正直怖い
壱「私達が一番交流長いのに入らないのはおかしくない?」
神楽「それは...........」
神楽が壱に向けて何か話そうとすると、
亜羅椰「いっちゃんの言う通りよ。私達を差し置いて梨璃や他のレギオンに加入するなんて、言い度胸ね」
亜羅椰が神楽を睨む
神楽「.........別にどこのレギオンに入ろうが俺の勝手でしょうが」
そこは俺の勝手だ、と神楽は反論する
天葉「...........へぇ~、そんなこと言うんだ。道理で聖とか祀とか嬉しそうにしてた訳ね」
天葉が背伸びして顔を神楽の耳元近くに近づけると囁くようにイケボで話す(ASMRかよ)
天葉は笑顔ではあるが目が全く笑ってない
神楽「天葉様.........?少し怖いですよ?」
天葉「何のことかな?私は怖くないよ?」
神楽(何か壱さんから何か段々重くなってるんですけど.......てことは!?)
神楽が壊れたロボットのように首を動かし、左腕に抱き着いている樟美を見る
樟美「神楽兄様、神楽兄様は私のものですよね?そして、私も神楽兄様のものですよね?相思相愛なのに、何ですぐに浮気するんですか?今すぐ教えてください。神楽兄様ならすぐ答えてくれますよね?」ハイライトオフ
黒いオーラを纏っている樟美の目にハイライトはなく、もうヤンデレの域である
「さぁ、ここからがハイライトだ」が一番合わない空気になってしまっている
神楽「い、いやいや。浮気はしてねぇし、つか付き合ってねぇだろ?」
ドカーン!
神楽(やべぇ!?地雷踏み抜いた!)
樟美「...........言ってしまいましたね、神楽兄様。神楽兄様には少し罰が必要みたいですね」ハイライトオフ
天葉「そうだね、ちょっと私達のところに行こう?」
壱「そうですね」
亜羅椰「そのまま喰っちまいましょうか」
もう事態の収拾が着かなくなってきた
神楽(や、やばば.........どうしよう......!?)
神楽は慌ててその場を凌ぐ方法を考えた
そして一つの突破口を見つけた(大袈裟)
神楽(もうラストの一枠はここでいいや)
神楽は心の中でため息をつく
神楽「悪ぃ、アールヴヘイムには入ろうと思ってたけど丁度この間まで遠征中だったろ?」
壱「確かにそうね」
神楽「だから声を掛けるタイミングが無かったんだよ」
樟美「そうだったんですね.........すみません、こんなに捲し立ててしまって」
樟美のハイライトは戻り、樟美は神楽に謝る
神楽「分かってくれりゃいいんだ。こっちこそ、すぐに情報伝えなかったのは悪かった」
神楽は平気そうに笑っていたが、内心は
神楽(く、樟美さんマジで怖かった~、他の三人もそうだけど........)
と恐怖心から解放されて安堵していた
天葉「それじゃあ、加入届にサイン書きに行こっか」
神楽「そうっすね」
そしてその後、そのまま連行され、加入届にサインを書いたのであった
上泉神楽の豆知識
神楽は、狐の窓という手組みを使うことによって人に化けた物怪、もしくは人に取り憑いた物怪を見ることが出来る。なお、窓で一度見た物怪はいつでも視認できる
神楽の上級生に対する呼び方を何にするか
-
○○様
-
〇〇先輩