艦これ道中記   作:鴉砲丸

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うーむ第三者視点で書くのは自分には難しいみたいです

誰かの視点で書くのが楽ですね、はい


第一話「ゲームと現実」

提督に着任した俺に待ち受けていたのは、山のような書類の束だった

 

「…………」

 

「それでは提督、最低限山一つは終わらせてくださいね?今日中にです」

 

大淀さんは素敵な笑顔を浮かべながら部屋を退出していく

 

ちなみに吹雪達は手伝おうとしてくれてたのだが

 

「さて、待機命令を無視したあなた達には罰を与えないとね?」

 

そう言われた瞬間の三人の顔はなんと言うか絶望的な顔だった

 

一人部屋に残された俺は、用意されていた軍服に着替えて書類を片付けることにした

 

…………こうして山を前にするとすごく気分が萎えるな

 

だけど俺が片付けないといけないんだよなぁ……

 

数時間後

 

ぐおおぉぉぉ………腕がぁぁぁ………

 

山は一つ終わらせたけど腕が死ぬぞこれ……

 

外を見ると真っ暗だし腹は減ったしどうしたもんかな……

 

コンコン

 

「提督、大淀です」

 

「ん、入っていいよ」

 

タイミングよく大淀さんが来てくれた

 

「山一つ終わったみたいですね」

 

「そりゃあ終わらせろって言われたからね」

 

俺は腕を摩りながら笑う

 

大淀さんも終わった書類を確認しながらくすくす笑う

 

「これだけできれば大丈夫ですね。明日からは秘書艦も付けますのでより頑張ってもらいますよ」

 

「了解。大淀さんそろそろ腹減ったんだけど」

 

「そう言えばもう夜でしたね。わかりました、食堂まで案内します」

 

俺は大淀さんに連れられて食堂を目指す

 

廊下に出てやっと気づいたが鎮守府は広い

 

この提督室もどうやら鎮守府の三階にあるみたいだ

 

食堂などは一階で二階は資料庫などがあるらしい

 

階段を降りて食堂に着くと、中からガヤガヤと声や音が聞こえてくる

 

「丁度いいですね、艦娘のみんなもいますから紹介しましょう」

 

大淀さんに続いて食堂に入ると、結構広々とした食堂に艦娘達が集まって食事をしていた

 

一番手前にいた艦娘が俺に気付いて「あ!」と声を挙げると、それを聞いて全員の視線が一気に俺に集まり静かになる

 

「みなさん、こちらが本日より提督に着任なさった御柱少佐です」

 

あ、やっぱり少佐スタートなんだ

 

まぁ流石にゲームみたいに新米少佐なんて無いよな

 

「御柱 司だ。先日まで一般人だったのでまだ勝手がわからないがよろしく頼む」

 

俺がそう自己紹介すると艦娘達がにわかにざわつき始めた

 

やはり一般人だというのが不安要素なんだろうか

 

そう思っていると一人の艦娘が挙手をして質問してきた

 

「提督が着任したってことは、また前みたいに出撃できるってことなのか?」

 

そう言えば叢雲が言ってたな、訓練や近海警備に飽き飽きしてると

 

「ああ、まぁ俺がうまく指揮できるか不安だがな」

 

そう言うと艦娘達がわあっと沸いた

 

よくよく聞いてみると、これで退屈な日々が終わるとかやっと実戦ができると言っているようだ

 

すると一人の艦娘が近くまでやってきた、確かこいつは

 

「どうも!青葉です!早速ですがなんか一言もらえませんか!?」

 

そう、青葉だ

 

かつてソロモンの狼と言われた鎮守府のパパラッチ

 

二次小説などでもこうして取材してるのは見てたけど……

 

「この鎮守府に来た経緯は!?着任するきっかけはなんですか!?この場で気に入った艦娘はいますか!?」

 

うん、うるさい

 

こんなにまくしたてられたらまぁ喋る気が失せるな

 

だがこれが青葉なんだよな、画面越しじゃない現実の青葉だ

 

青葉だけじゃない、ここにいる他の艦娘もそうだ

 

みんなここに生きているんだ、ゲームじゃない現実に

 

俺はまだ喋り続けている青葉の頭をポンポンと叩く

 

「答えてやりたいが今は疲れてるし腹が減ってるんだ、また今度ちゃんと取材に答えてやるよ」

 

俺はできる限りの笑顔で青葉にそう話しかける

 

すると青葉の顔が赤くなり目が泳ぎ始める

 

?どうしたんだ?

 

「……これは思った以上に破壊力がありますね。ですがこれは……」

 

「……青葉?どうしたんだ?」

 

「い、いえ何でもないです!?で、ではまた後日取材させてもらいますね!」

 

青葉はそう言って自分が座ってた席に戻る

 

一体どうしたんだ本当に……

 

「……これはこれで面倒な事になりそうですね。まぁ、前よりましですが」

 

「大淀さん?」

 

「いえ、なんでもありません。では提督食事にしましょう」

 

大淀さんが何か言っていたけどそのまま流された

 

まぁいいか、今は飯だ飯

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 青葉

 

ども青葉です!

 

今日も面白味の無い日々で終わるかと思ってたら意外や意外

 

なんと!新しい提督ですか!

 

私の情報網には新しく配属された人はいなかったんですが……

 

そう言えば駆逐艦の子達が海岸で人を拾ったって聞いてましたね

 

だとしたらその線ですかね?

 

とりあえず取材あるのみです!

 

新しい提督に早速取材してみますがまぁ対応に困ってますね

 

ですがこの青葉!ネタのためなら相手が困ってようが御構い無しです!

 

ポンポン

 

ふぇ?

 

質問を次々繰り出していたら提督に頭をポンポンと叩かれました

 

あ、頭ポンポンとはやりますね

 

思わぬ行動に驚いてたら提督がニコッと微笑みました

 

こ、これはヤバイです!破壊力抜群です!

 

提督LOVE勢のみなさんがこの笑顔を見たら間違い無く堕ちますね!

 

私は取材の約束を取り付けて席に戻ります

 

うーまだ顔が熱いです

 

前を見ると妹の衣笠がニヤニヤしながらこっちを見ていました

 

「姉さん、惚れちゃった?」

 

す、ストレートに聞きますねこの妹は……

 

「ふふ、これはいいネタになるわね」

 

マズイですね、この場は戦略的撤退をするしか……

 

ガシッ

 

ガシッ?

 

後ろを見ると飢えた狼こと妙高型の足柄さんが私の両肩を掴んでました

 

「青葉ー今夜は飲むわよー?」

 

ひぃ!?まさか狼の夜会(ウルフナイトパーティ)に強制参加ですか!?

 

あ、青葉はあまりお酒強くないので遠慮したいのですが……

 

前を見ると衣笠は居らず、代わりに高雄さんと隼鷹さんがいました

 

め、メンバーが揃ってる……

 

「さ、行きましょ青葉」

 

私は足柄さんに抱えられて連行されていきます

 

うう、衣笠の薄情ものー!!

 

その後、飲まされまくった私ですがどうにかノーコメントを貫けました!

 

代償として激しい二日酔いになりましたが……うえ……

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