本当の『私』と向き合えますか? 作:くーふく
あれから1ヶ月。勇者部の活動を行いながら日々楽しい学校生活を送っていた。料理教室を開いた時や裁縫を使った時に風先輩から「女子力で負けた…?」と言われたり、勇者部全員でイネスにいったりとかなり充実していた。
私はクラスメイトにも無事馴染むことができていた。正直なところ、友奈ちゃんと東郷さんのおかげなんだけどね…。
「それにしてもこの1ヶ月はとても早かったなぁ…。」
「確かに!楽しかったよね〜この前のバーベキュー!」
「ええ。私はいろはちゃんがあそこまで手慣れてることにも驚いたけど。」
「ふふっ、昔結構家族でやってたから慣れてただけだよ。もうすぐ授業が始まるし席に着いとこっか。」
「そうね。」
「うん!」
私は前世のこともあってか勉強には全く困らなかった。…意外と忘れてないものだね…。
授業を受け始めてから10分後、突然誰かの携帯のアラームが鳴り始めた。
「あ、ごめんなさい!」
「すみません…。」
「アラームはちゃんと切っとくように!」
友奈ちゃんと東郷さんだったんだ。珍しいなぁ。
そう思った時世界が
目を開けるとまるで絵の中の世界のような場所だった。私がよく
魔女の結界とよく似ている。
何故?ここはまどマギの世界ではない筈。それによく見ると信じたくもないものが目に映った。
「なんで魔法少女の衣装になってるの!?」
なんで魔法少女になってるの!?訳が分からないよ!キュゥべえもみてないし契約もしてない筈なのに!
ある程度落ち着いた時、ある知識が流れ込んできた。敵の名前はバーテックス。ここの名前は樹海。そして勇者の存在。封印という儀式を行い御霊を破壊しなければ倒せない。この姿での戦い方などと何故このような知識が流れ込んできたのかわからないけど戦うしかないってことだね…。
勇者という存在がある以上無闇に私のことを知られるのはまずいと私の感が言ってる。何故かは分からないけどその感を信じてみることにした。
走り続けていくと白い巨大な物体が視界に飛び込んできた。あれが…
「バーテックス…!それになんで…!」
なんでここに友奈ちゃんや東郷さん、風先輩と樹ちゃんがいるの!?ここにいたら危ないのに…!
落ち着いて考えてみると世界が止まっているのにここにいるということはきっとそういうことなのだろう。彼女達は選ばれてしまったんだ。この世界を守るための
その時バーテックスは皆んなに向けて攻撃を放った。
絶対に殺させてたまるもんですか!絶対に守る!
「私は絶対にみんなを死なせない!」
私はみんなの前に割り込んでその攻撃を弓矢で相殺しにかかった。
いろはside out
友奈side
「友奈!東郷!無事!?」
そう言って風先輩と樹ちゃんが駆け寄ってきた。
「はい!無事です!」
「風先輩!ここはなんなんですか!?」
「ここは樹海っていうところよ。人類の敵、バーテックスを倒すために神樹様が展開した結界。やっぱり私達が当たりだった!」
「当たりってなんのことで…!?」
「!?みんな逃げてッ!」
気がつくとエネルギーの塊みたいなものが私達に迫ってきていた。あまりにも突然なことで足が全く動かなかい。あぁ…私はここで死ぬんだなと実感する。ごめんね、いろはちゃん。そう思った時私たちの前に誰かが割り込んできた。
「私は絶対にみんなを死なせない!」
どこかで聞いたことのあるような声…。そう思っているととても大きな爆発が起こった。
爆発が収まり目を開けると白い外装を纏った女の子が私たちの前に立っていた。
「…大丈夫?」
友奈side out
いろはside
なんとか間に合った…。みんなは…無事みたいだけど…一応声を掛けとこう。
「…大丈夫?」
「は、はい!助けてくれてありがとうございます!」
「…よかった。」
「…貴女は誰なの?」
ふと、風先輩から声がかけられる。無闇に存在を露出させるのは駄目だろうからその質問に答えられないの風先輩。
「…言えません。けど、これだけは言えます。」
私はそう言って一呼吸置いてから話し始める。
「貴女達は戦わないで下さい。ここにいるということは勇者…ということなんでしょう?もし変身してしまったら永遠にバーテックスと戦う運命になってしまうから。」
魔法少女は契約をしてしまったら最後、魔女と戦わないといけないという使命になってしまう。それと同じで勇者も同じではないかと、世界が止まっているのにここにいるってことは皆んなは勇者なのではないかと。そう推測して私は話した。
きっと私はこのためにこの世界に来たのだろう。
「それじゃあ貴女は…。」
そのような声を背に私はバーテックスへと走り出した。どうやらこの世界でのクロスボウはまどマギの世界のものよりだいぶ強化されているらしい。先程の威力でわからされた。
「はぁぁぁぁッ!」
敵の攻撃を躱しながらクロスボウを撃ち込んでいく。敵が体勢を崩したのを確認して腰に刺さっているナイフを抜く。
「封印開始ッ!」
私はバーテックスの近くの地面にナイフを投げて突き刺す。そうするとバーテックスの体が開き御霊が出現する。
「これでとどめ、だぁぁぁぁぁ!」
私は身体よりもかなり大きい矢を出現させ御霊へと射出した。御霊に矢が当たると崩れ始める。
「…終わった?終わったんだね…。本当に、みんなを守ることができてよかった…。」
私がそう言い切った時、世界は光に包まれた。
光が収まり目を開けるとワープする前に戻っていた。…友奈ちゃんと東郷さんはいなくなってるけど。…本当訳が分からないよ…。やはり疲れ切った身体はそのまま。先程の出来事が夢ではないことが実感させられる。
「戦うのは私だけで充分。みんなは戦う必要なんて、ない。私だけが犠牲になればいいんだから…。」
みんなには普通の人生を歩んで欲しいな。この『環いろは』の身体はきっとどの世界でも残酷な運命からは逃れられないんだ。覚悟を決めよう。仲良くしてくれた
あまりにも描きたいことがこんがらがって語彙力が…。変なところあったら感想で教えて下さい!