本当の『私』と向き合えますか?   作:くーふく

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私にしかできないことなんです。

 目を開けると見たくもない樹海(景色)が広がる。姿をみると魔法少女の衣装に変わっており樹海にくると自動的に変わるような仕組みになってるみたいだ。

 

「今回は蟹座、蠍座、射手座かぁ…。まさか3体も現れるなんて聞いてないよ…。」

 

 そう小さくぼやきながら走り出す。手元にあるクロスボウで敵の攻撃を避けながら撃ち、接近する。避けきれず身体に傷がついても気にしない。

 

「みんなに手を出すなぁぁぁぁぁ!」

 

 敵の攻撃をクロスボウの矢で弾く。

 

 「敵の手数が多い…!」

 

 あまりにも多い手数に少し私は押され始めるが腰元にあるナイフを抜きこちらも手数を増やす。が、まだ足らないようだ。

 

「どうにかしないと近づけない…!」

 

 私はその時気配を感じた。あぁ…来てしまったんだね皆んな。

 

「今、助けますッ!勇者パァァァンチッ!」

 

 友奈ちゃんのパンチの風圧が敵の攻撃を一気に跳ね返す。それと同時に後ろから銃弾が放たれた。

 

「援護しますッ!」

「あたし達もいくわよ、樹!」

「うん、お姉ちゃん!」

 

…なんで、どうして?そこまでして戦うの?戦うのは(犠牲になるのは)

 

「私だけで充分なのに…。」

 

 私は皆んなの戦ってる姿をみて下唇を噛む。少しずつ押してきているものの敵の攻撃も激しくなってきた。樹ちゃんが吹っ飛ばされ、風先輩は叩きつけられ、友奈ちゃんはボロボロになって、東郷さんはまだ戦えてるもののもう限界だ。

 …私が守るんじゃなかったの?あんな大口叩いといて皆んながボロボロになるのをただ見つめて…。私、最低だ…!

 顔をぐしゃぐしゃにしながら瞳から雫が溢れ出る。私は無力なんだと改めて分からされた。

 

『ねぇ、いろはちゃん。』

 

 その時私を呼ぶ声が聞こえた。この声、私に似てる…?そう思い声がする方向へと顔を向けると環いろは()がいた。

 

『私1人じゃ何も出来ないことなんて(前世)から知っていたでしょ?』

「…知ってたよ。マギレコでも単体では太刀打ちできない敵も多かった。」

『そう、でも私はどうやって切り抜けてきた?」

「みんなと協力して、立ち向かってた…。」

『わかってるなら何でそうしないの?』

 

 その言葉にはっとする。『環いろは』なら1人で出来ないことがあれば仲間を頼る。この世界の『私』だって必死に戦ってくれた友達がいる!

 

「…ふふっ、こんなに簡単なことだったんだね。」

『そうだよ。なんのために私の身体を授けたのかしっかり考えてよ。』

 

 その言葉に心臓が飛び跳ねる。今何て言ったの…?

 

「身体をくれた…ってどう言うこと?」

『私はもう環いろはって存在じゃないから。せめて人間である私を残したかったっていうのもあるけどね。』

 

 そっか。この子の姿、∞いろはちゃんか。円環の理になってしまってるからこそ…。

 

「そう、だったんだ。でもなんで私に身体をくれたの…?男の子だったんだよ…?」

『私のことを誰よりも好きっていってくれたから、かな?他でもない貴方にだから安心して環いろは(この身体)を授けられた。』

 

 ∞いろはちゃんは一呼吸をおいて再び口を開いた。

 

『ほら、私。自分でいうのもあれだけど可愛い顔が台無し、だよ?こんなに涙を流しちゃって…。』

「…あ、ごめんなさい…。」

『ふふっ、いいの。これからも貴女のことをずっと見守ってるから今やるべきことを、ね?』

 

 そういって∞いろはちゃんは私を抱き締めてくれた。私はもう間違えない。みんなを絶対に守るんだ!

 

「ありがとういろはちゃん!行ってくるね!」

『…うん。頑張ってね。』

 

 みんなを守ること、それは私1人じゃ出来ないけどみんなとでなら私は…

本当の『環いろは』になれる気がするんだ。

その私にしかできないことなんです。

 




語彙力がねぇよぉぉぉ!
いろはちゃぁぁぁぁ!かわいいよぉぉぉぉ!
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