支配の悪魔を曇らせたい   作:悲しいなぁ@silvie

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パワー・オブ・テラー

955:チェンソーマンのファン

アニメ楽しみです!

特にわた、マキマがチェンソー様に頬擦りするシーンが!

 

956:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

マキマがチェンソーマンに頬擦り…?

 

957:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

ごめん、そんなシーン無くない?

 

958:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

可哀想に…ついに現実と妄想の境が曖昧に……

 

959:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

……あれじゃない?

ほら、終盤の心臓抜き取って幸せな生活をしましょうってトコ

 

960:チェンソーマンのファン

>>959そう!そこですソコ!

……はぁ、本当に……名シーンですよね

 

961:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

あぁ…あのデンジ君に斬られるシーンか

 

962:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

あぁ…あのポチタ相手にチェンソーマンじゃないって言うシーンね

 

963:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

チェンソーマンは服着ない!もっと滅茶苦茶で痰も吐かない!

デンジ「ソレポチタやで」

自分、草イッすか

 

964:チェンソーマンのファン

オエェェ!!

 

965:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

吐いちゃっ…た!

 

966:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

泣かないで…

 

967:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

自分の推しを偽物だと言い切った気分はどうだ?

感想を述べよ!!

 

968:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

やめたげてよぉ!

 

969:藍染惣右介

最低なファン

 

970:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

>>969ソレは本当にそう

 

971:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

マキマさんはさぁ…もっとビーム君見習って?

 

972:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

何千万もの上君臨!嫁にもなれず何も得ず

実に空虚じゃありゃせんか?人生空虚じゃありゃせんか?

 

973:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

結局、チェンソーマンに食われる事も無くデンジ君に食べられちゃったねぇ…

 

974:チェンソーマンのファン

私何か悪いことした?

 

975:以下名無しに変わりまして転生者がお送りします

押忍!クソ女飯!!

 

 

 


 

 

「食パンにぃ〜ジャム塗って…バターと蜂蜜ぅ〜

あと…シナモンもかけちゃお

最強のパンが出来ちまったぜ〜!!」

『ワン!!』

 

朝からデンジとポチタは早川家の冷蔵庫からありったけのジャム類を見繕いそれらをトーストに塗りたくっていた。

 

「うまっ!ポチタも食ってみろよ!」

『ワンッ!!』

 

初めてのジャムトーストにはしゃぐデンジとそのデンジを見て嬉しそうに尻尾を振るポチタ。

 

「……………」

 

──そして、アキは机の上の惨状に言葉を失った。

 

「わぁうわぁううぉうぉうぅうわぁう!!」

『ワァウワァウゥワァワァウワァウゥ!!』

 

デンジとポチタはたっぷりのお湯を張ったバスタブに二人で浸かりながら嬉しそうに歌う。

 

「風呂長いんだよ!!」

 

アキはあまりの長風呂に苦言を呈しながらデンジの服を洗濯機に放り込もうとして──

 

「…………………………」

 

そのあまりの毛だらけさに言葉を失った。

 

「トイレで眠るな!!!」

 

深夜、トイレに起きてきたアキはあまりにも長いデンジに扉を叩きながら怒る。

 

「ったく…」

 

そして、目を擦りながら出てきたデンジを睨みながらトイレに入り──

 

「…………………………………………………」

 

使い切られたトイレットペーパーと毛だらけになった便座カバーに言葉を失った。

 


 

「なぁ…魔人ってナニ?」

 

デンジ達は警察からの出動要請を受け、とある民家に来ていた。

 

「…はぁ?お前、義務教育受けてないのか?」

 

「お〜オレ受けてねぇよ」

 

軽く返されたデンジのその言葉にアキは再び言葉を失うも何とか絞り出すように説明する。

 

「…………人の死体を乗っ取った悪魔…それが魔人だ」

 

「ふ〜ん…あぁ、アレか俺が昔ポチタと言ってたヤツだな」

『ワァウ……』

 

「……魔人は頭の形状が特徴的だ、見れば一発でわかるぐらいにはな」

 

アキが二階のとある部屋の扉を蹴破ると中ではクワガタの顎のような器官を顔に付けた男が鳥の血を啜っていた。

 

「今回はお前が殺せ

お前がどんくらい動けるかそれで判断する」

 

デンジは魔人である男の方を見る

 

『見るな殺すぞ殺すぞ殺すぞデビルハンター共が!』

 

男が錯乱状態でこちらに寄ろうとした瞬間、デンジは肩に担いでいた斧で首を刎ね飛ばした。

 

「………驚いたな、お前コレが初めてか?」

 

「いや?デビルハンターはガキん頃からやってたぜ?」

 

「ガキって…お前、今いくつだよ…」

 

「歳かぁ?あ〜…多分16」

 

「じゅうろっ!?………お前…どういう人生送ってきたんだ…?」

 

アキは眼の前でエロ本を手にブサイクな犬とはしゃぐデンジを見て立ち竦む。

あんなにも常識が無いのは…ただの世間知らずなクソ野郎ってワケじゃなかった。

義務教育も受けず、ガキの頃からデビルハンターをやって…

 

「…………その眼、悪魔にやられたのか…?」

 

「いやぁ?カネ無ぇから売った」

 

……なんで、そんな風に言えんだよ

もっと悲しそうにすれば良いだろ…そんなんなら、もっと辛そうにしてくれよ…

なんで…そんなどうでも良さそうに言うんだ

今……ようやくわかった

コイツは……デンジは、何も知らないんだ

人の優しさとか、社会常識とか、そんな当たり前のもんがコイツにはわからない

マキマさんと天音さんに向けてるのも、多分恋愛とかじゃない…

ただ、初めて向けられた優しさにそう思っただけ

初めてハンバーグと唐揚げを食べた…

どんな生活してたらそんなセリフが出る…?

飯食わせて貰っただけで…死んでもいい?

なんで……そんな事を言うんだよ…

 

「デンジ……なんか、食いたいモンとかあるか…?」

 

「あ〜…食いたいモン?

……あっ!ハンバーグ!!俺ぇ、ハンバーグ食いたい!」

 

美味かったんだよ!アレと、はしゃぐデンジとポチタを見てアキは何となく…自分にデンジ達を任された本当の理由がわかった気がした。

 

「なら……スーパー寄って帰るか…作ってやるよ」

 

「マァジ!?なんだよ…滅茶苦茶いいヤツじゃねぇかよ!早川の先輩よぉ〜!!」

『ワンワンワン!!』

 

「やったなポチタァ!またハンバーグ腹いっぱい食えるってよ!」

『ワン!』

 

ポチタを抱き上げて嬉しそうに笑うデンジ。

アキは、知らずの内にまた一つ背負うものが増えた事に苦笑する。

 

「ったく…天音さんといい、お前らといい…

また、銃の悪魔から遠のいちまった…」

 

 


 

 

「早川です、失礼します」

 

アキとデンジ達は魔人の討伐報告の際に伝えたい事があるからと言われマキマ達の元へと来ていた。

 

「おー!早ぇなぁ…入っていいぜぇ!!」

 

中から天音の間の抜けた声が響いてきたのを確認してアキは扉を開ける。

 

『魔人の討伐、お疲れ様でした』

 

「さっすがアキ君!お疲れさん!」

 

アキ達を出迎えたのは双子のように同じ顔をした二人。

ワイシャツにパンツルックのマキマと同じくワイシャツにパンツルックで腰にジャケットを巻き付けた天音だった。

 

「……今日はお二人なんですね」

 

「あぇ…?ど、どうなってんすか…?」

 

アキは二人に頭を下げ、デンジの頭を掴んで無理矢理に下げさせ耳元で囁く。

 

「天音さんとマキマさんはこうやって二人になってる時があんだよ」

 

「二人に…」

 

デンジは呆然と呟きながらマキマと天音を交互に見る。

パタパタと手を振る天音と自分の足元のポチタを凝視するマキマ…その顔はどちらも素晴らしく整っていた。

 

「まあいいか!!」

 

そういやレゼもそんな事言ってたな、とデンジは思いつつ思考を切り上げる。

美人がこの世から減る事は嘆けども、増える事は絶対いい事の筈なのだ。

 

「ん〜?まぁ…いいなら始めっか!」

 

『早川君、デンジ君…君達を呼んだのはね──』

 

天音が首を傾げつつもマキマに投げ、マキマが二人に話し始めた途端に二人の入って来た扉が勢いよく開かれた。

 

『おうおう!ひれ伏せ人間!!ワシの名はパワー!』

 

入って来たのは腕を振り回しながらビシッとポーズをとる金髪の女。

血の悪魔の魔人、パワーだった。

 

「……なんすかコイツ?」

 

『なんすかじゃと?はっ!人間は本当に愚かじゃの〜!

自分のバディも知らんとはな!』

 

「この娘はパワーちゃん!魔人だけど……なんか良いんだってさ!!」

 

『パワーちゃんは魔人の割に理性が高いから早川君の隊に入ってるんだ

でも、いつも言ってるけど魔人は本来駆除対象

使えない犬は……どうなるか、わかるよね?』

 

『は…はぅぅ、勿論わかっておるです……』

 

パワーと天音の中身ゼロの会話をすかさず補足しつつも暴れ出さないように釘を刺すマキマ。

管理職は伊達ではないのだ。

 

「バディ!?デンジとパワーがですか!?

かっ、考え直して下さい!こいつらがバディになんかなったら──」

 

デンパワ天音(アホトリオ)の圧に思考停止していたアキはようやく脳味噌を回転させパワーの発言を噛み締め、顔を青くして上司であるマキマに詰め寄る。

そんな事になれば隊の責任者として、自分が責任を取らねばならない事が爆増する事請け合いだ。

しかし、アキがマキマに近寄ろうとした瞬間──扉からまたもや乱入者が現れた。

否、より正確に言えば───

 

『ワアアァァァ!!チェンソー様!チェンソー様ァ!』

 

デンジ達の立つ床をすり抜けるようにして現れた。

 

『ワファ!?』

 

『チェンソー様カッコイイ!チェンソー様最高!!チェンソーさまぐばぁ!?』

「テメェポチタになにすんだ!」

 

床から現れた頭にサメの背ビレのようなものが付いた魔人は一目散にポチタの元へ駆け寄るとそのままポチタを抱き上げ嬉しそうにキャッキャッとはしゃぎ、デンジに殴り飛ばされた。

相棒であるポチタに危害?を加えられ青筋を立て怒るデンジはマキマに苛立ち混じりに問いかける。

 

「何者ですかコイツ!?とりあえずもっぱつブン殴っていいっすよね!」

 

しかし、そのデンジの問に答えたのはマキマでも天音でもなく

 

「こいつはサメの魔人、本来は手がつけられんぐらいに凶暴で早川の隊に入れるのも見送ってたんだが…

本人?からの強い要望でな、お前らの言う事なら何でも聞くからバディが組みたいんだと」

 

扉から入って来た岸辺だった。

そして、その顔は少しやつれていた。

 

「言う事を聞く…?なんで?」

 

「俺が知るか……昔虐められてたサメでも助けたんじゃないのか?」

 

『チェンソー様!言う事!絶対!

チェンソー様!最強!最高!』

 

『ワフゥ!?』

「だあぁぁ!ポチタに触るんじゃねぇ!!」

 

ハイテンションで騒ぐサメの魔人ビーム。

そしてマキマからの脅しを受け震えながらアキを盾にするパワー。

更にめげずにポチタを抱き締めようとするビームを瞳孔全開きで見つめるマキマ。

アキは飛びそうになる意識を必死に保ちながら岸辺を見る。

 

「今日から試験的にビームとパワーとクソ餓鬼のバディで行く

フォローは頼んだぞ早川」

 

「あっ、あとパワーちゃんとビームンもアキ君の家で面倒見てやってな!

バディは一緒に暮らしてチームワークを磨くんだってさ!!」

 

今度こそ、アキは眼の前が真っ暗になり倒れかける。

しかし、倒れゆくアキの身体を岸辺はそっと支えると手慣れた手つきで頭にネクタイを巻きつける。

 

「何も見たくねぇ…」

 

アキの受難は、まだまだ始まったばかりである。

 

 


 

 

アキ

何も見たくねぇ…

 

岸辺 

早川、これでお前もこっち側だな

 

レゼ、クァンシ、愛人の魔人×4

当然ながら岸辺宅に住んでいる

 

パワー

よくよく考えればワシ…滅茶苦茶活躍するから全然大丈夫じゃな!!

 

ビーム

チェンソー様カッコイイ!チェンソー様…!?

チェンソー様カワイイ!!カワイイのにカッコイイ!!

チェンソー様最強!!チェンソー様最強!!!

 

マキマ

…………………………………

 

天音

賑やかで楽しいなぁ!

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