感想、高評価をお願いします。励みになります。
グリード復活一日前
「今からでも二人に追いつくかな?」
私、高町なのは14歳。親友が5人もいる中学二年生です。ある日、傷つき倒れていたフェレット、ユーノ君を助けてから私の人生は大きく変わりました。魔法の力を手に入れて魔法使いになった私は、ジュエルシード事件、闇の書事件を解決して魔法使いとして大きく成長しました。新たな出会い、そして別れを繰り返し今の私がいます。
「フェイトちゃん、はやてちゃん、おはよう!」
「なのは、おはよう」
「なのはちゃんおはよう」
なんとか二人に追いつきあいさつができた。金髪のロングの娘がフェイト・T・ハラオウンちゃん。ジュエルシード事件解決後友達になった、私の親友です!茶髪のショートの娘が八神はやてちゃん。闇の書事件を一緒に解決した、私のもう一人の親友です!
「明日は休日だね、久しぶりにアリサちゃんやすずかちゃんを誘って何処かに遊びにいかない?」
「あー、わたしは今日早退して仕事があるからなあ。それが今日中に終わらんとなんともなあ」
そっかあ、と私はしょんぼりしてしまう。最近はお仕事が増えてみんな揃って何かをするのが難しくなっている。
「今は大変だけどそろそろ三人揃って休みが取れるはずだから、その時までがんばろ?」
「うん!」
フェイトちゃんに励まされちゃった。頑張らないと!そうやって私の学生としての一日が始まった。
学校から帰宅して、私は時空管理局・東京臨時支部から呼び出されて向かった。なにかあったのかもしれない。支部に到着すると、フェイトちゃんと翔君が会議室で待っていた。
「二人とも来てくれてありがとう。それで話なんだけど、最近世界と世界を繋ぐ次元空間が揺らいでいるらしい。僕たちの任務は原因の捜査と解決だ。そしてこれはロストロギアが原因の可能性が高い」
「次元空間が揺らぐ!?」
「そんなものが!?」
フェイトちゃんも驚いてる。それもそうだ、次元空間が大きく揺らぐということは、下手をしたら世界が一つ消えてしまうかもしれないのだ。早く解決しないといけない。そのロストロギアも早く回収しないと。ロストロギアとは、滅んだ異世界の遺物だ。様々なものがあるけど、特に危険なのが次元世界を破壊するようなS級相当のロストロギア。次元空間を揺るがすようなものがあるとしたら、間違いなくS級だ。
「ああ、明日までにはクロノ、じゃない局長がはやてと圭と一緒に戻ってくるからこの支部全員で取り掛かる」
翔君がクロノ君のことを頑張って局長呼びしようとしてる。クロノ君も今更気にしてないのに、真面目だなあ。
「「了解」」
心の中でそんなことを考えながら、返事をする。明日から頑張らないと!
「後、なのははまだ本調子じゃないから、無茶しないように」
「は、はい・・・」
注意されてしまった。うう、そんなぁ~。
土曜のお昼、また連絡がきた。緊急事態らしい。私はまた急いで支部に向かった。支部に着いた時には、フェイトちゃんとはやてちゃん、翔君に圭君、クロノ君と東京支部の主力がだいたい揃っていた。
「全員揃ったな。ヴォルケンリッター達には先に調査に向かってもらっている。まずは状況報告だ」
黒髪の青年、クロノ君が話始める。いったい何が起きたんだろう。
「まず始めに、次元空間が揺らいでいた原因が判明した。過去に次元空間に消えた9つのジュエルシードが原因だ」
「そんな!」
フェイトちゃんが動揺する。
「フェイト、気持ちはわかるが落ち着いてくれ。問題はこのあとなんだ」
クロノ君がフェイトちゃんを宥める。フェイトちゃんは頷いたけど、大丈夫かな・・・。
「ジュエルシードはこの地球の海鳴市に現れ、その数分後、謎の怪物が現れた。報道規制が行われているが、被害が出ている」
会議室に緊張が走った。もう被害が出てるなんて!
「早く倒さないと!」
「待てなのは。厄介なことにその怪物は魔力探知に引っかからない。だからまずは海鳴市中を徹底的に捜索しないといけないんだ」
そうして私たちはジュエルシードを確保するために主力は一人ずつ、それ以外の魔導士は3人ずつに分かれた。これ以上被害を出すわけにはいかない!私は赤い球、変身するための道具である私のデバイス、レイジングハートで変身して空を駆けた。
「急がないと・・・この反応は!」
時間は掛かったけど見つけた。とても微弱だけど魔力反応がある!
「スピードを出すよ、レイジングハート!」
『了解、マイマスター』
「これって・・・」
魔力反応があった場所に到着した。そこは高度な結界魔法が張られていた。並の魔導士では気づかないほどだ。つまりここには、魔導士として実力が高い人がいることになる。それがわかると疑問がわく。なぜ魔法が普及していないこの世界でそんな人が、それもこんなタイミングでいるのか。
「そんなこと考えてる場合じゃない!クロノ君、結界が張られてる場所を見つけました!今からそこに侵入します!」
『ま、待てなのは!近くの魔導士を呼んでから・・・』
私はクロノ君の言葉を最後まで聞かず結界内に侵入した。そこで私が目にしたのは・・・
異物だった。魔法による変身じゃない。頭は赤、胴体は黄色、下半身は緑色の人間のような何かがそこに立っていた。その何かの足元には、多くの銀色のメダルが散乱していた。
運命は彼をほっとかない。彼はもう、進むしかない。
高町なのはには本来、幼馴染などいない。彼女は孤独、そのはずだった。