寝て起きたら暗黒期!?ベルくんに会うまで死にたくねー!   作:お米大好き

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第二話、勝負だ!初の【ガチャ】魔法!

 

 

 

「ウォーシャドウ3体くるよ!、右のにいる2体は任せて!左の一体を任せるね!」

 

そう言いアーディさんはウォーシャドウに向かって走り出した。

 

 

「了解です!、ハアァァ!!」ザシュ

 

 

俺の直剣がウォーシャドウの左肩から右脇にかけてを切り裂いた。

ウォーシャドウ3体はあっという間に灰となって魔石を残し消えた。

 

 

「やっぱりアーディさんは強いですね流石現役LV.3!」

 

 

「いやいや、タクトくんだって冒険者に成り立てだとは思えないほど強いよ?ウォーシャドウを一撃なんだから」

 

 

「正直武器の性能に助けられているだけですけどね・・・」

【デイリー】から出たこの武器は意外と性能が高く俺の予想では12階層までは戦えると思う。

 

 

「んー、それを差し引いても駆け出し2週間目の動きじゃないんだけどね・・・」

 

 

「まあ、スキルのお陰ですかね」

【デイリー】だけじゃなく、【原作ファン】まであるのだ。成長しない方がおかしい。

 

 

「そういえば今日のデイリーは何なの?」

 

 

「えーっと今日はですね

 

 

[未討伐モンスターを5体倒す] 報酬、ダイナマイト×1

[パーティーを組みダンジョン探索] 報酬、敏捷+20、器用+10

 

ですね」

 

 

「あれ?デイリーって三つじゃなかったけ?」

アーディさんの言う通り。デイリーは全部で三つだ。だが絶対にできないものが出た場合実質二つになる。

 

 

「三つであってはいるんですけど残りの一つに問題があって、絶対に達成が不可能なんですよ」

 

 

「絶対に不可能って、そんなに難しいの?どんなのか気になるな〜」

 

 

「んー、まあ教えるだけなら問題ないかな、三つ目は

 

 

 

[自爆する] 報酬、耐久+200

 

ですね.....」

 

 

「あー、それは……確かに無理だね……」

流石のアーディさんでも呆れていた

 

 

そんな話をしながら俺たちはモンスターを狩り続けた。100体ほどモンスターを狩った頃俺の武器が壊れた為今日のダンジョン探索はそこで終了となった。

 

 

ホームの自室

 

 

今俺は少し浮かれている。やっと一万ヴァリスが貯まったのだ。

 

 

「やっとだ、やっと引く事ができる!」

【ガチャ】だ。まだ一度も使用した事のない魔法。何が出るかわからない、排出率もわからない!だからこそワクワクが止まらない!。

 

 

「早速やってみるとするか、《ガチャこいこい当たれー》!」

 

ポワポワー

 

詠唱式を唱えた途端右手に持っているヴァリスが消え。目の前にサッカーボールサイズの真四角のプレゼントボックスが二つ宙に浮いて現れた。

 

 

「一回で二つ出てくるのか!、このリボンを解けばいいのか?」

俺はそう言い一つ目プレゼントボックスの紐を引っ張った。するとボックスが開き中が白く輝き。3秒程して輝きとともにボックスが消え中身だけが残された、俺は足元に落ちたアイテムを見て声が出なかった。

 

「・・・」

 

 

足元には定食屋などでよくみる袋に入った爪楊枝が一本だけ転がっていた。

 

 

「・・・」

 

俺は無言でもう一つのボックスを開けた。

 

 

リボンを解くとまたもボックスは白く輝いて3秒ほどして中身だけが足元に落ちた。

 

 

 

「・・・ふざけんなぁぁーー!!、返せ俺の一万ヴァリスゥゥ!」

 

 

 

足元にはペットボトルのキャップが落ちていた。

 

 

 

 




ガチャのレア度は

虹、SSR

金、SR

赤、R

青、N

白、G

です。

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