寝て起きたら暗黒期!?ベルくんに会うまで死にたくねー! 作:お米大好き
第一話、なんでだよぉぉ!!俺冒険したじゃん!!……(笑)
「オレ…ガンバッタ…ゲンジツハ…ザンコク」
「ま、まあ落ち着けよ、お前が頑張ったってのはここにいる全員知ってんだから」
「そ、そうよ!ライラの言う通り!だから元気を出して!」
「ユウギさん、今回は残念でした、ですがユウギさんなら近いうちに上がれますよ」
「ガンバッタ………」
「ポンコツエルフ、それはトドメだ」
「あらあら、どうしましょう」
この物語の主人公、ユウギ・タクトは絶望(笑)していた。
つい先日シルバーバックの強化種と戦闘し、倒したまではよかったのだが怪我があまりにも酷いため1週間の入院生活となった。
1週間後退院したタクトはホームに帰ってきてすぐ、アリーゼ達に見られながら恩恵を更新した。
そのやりとりがこれだ。
「タクトの最終ステータスから考えても上がっている可能性が高いわね」
「まあ、LV.1で強化種の討伐だもんなぁ」
「更新できたわ、タクト、いいお知らせと残念なお知らせ、どちらから聞きたいかしら?」
「え?……じゃあ、悪い方からで」
「悪い方ね……
「な………うそ……ですよね……」
「残念ながら本当よ」
アストレアはタクトにレベルが上がっていないことを伝えた。
そしてその後アストレアを除くその場にいる全ての人が同じことを言った。
「「「「「まず?」」」」」
「正直なところこっちの方が深刻だわ」
「タクト…貴方のステータスは最大値に達したわ、つまりLV.が上がるまで貴方のステータスが上がることはないわ」
「「「「「え?」」」」」
そして初めに戻る。
「オレ……ボウケンシタノニ……」ウル
「な、泣かないでタクト!、だ、ダンジョンに行きましょう!もしかしたらレベルが上がるかも!」
「アガルノカ……オレノレベル……」
「まあ、ダンジョンに潜ってればそのうち上がるだろ」
「ステータスは上がらんが——「輝夜ぁ!それ以上は言ってはいけない!」
「ウッ……ステータス……———
ウィン
ピコン
[演技で同情され慰められる] 報酬、とても頑丈な刀
ゴトッ
「よっしゃーー!!新しい武器ゲットォォーー!!」
タクト以外(こいつ……デイリーやってやがった)
タクトはショックを受けてはいなかった。
ただデイリーで演技をしていただけでむしろレベルが上がっていないことに感謝していた。
(もし俺がレコードホルダーになったらベルくんの名誉が……)
ステータス更新前まではこんなことを考えていたのだから。
演技をするまではよかったが一つだけ誤算があった。
「タクト?そこに正座しなさい?」
「え?」
普段デイリーの被害者になること多いアリーゼだけは少しだけ怒っていた。
————30分後————
「病院でもタクトはデイリーを———「俺が悪かったから!もう説教はやめにしよう!アリーゼ!」
「もう!本当に反省を———「で、アストレア様…いいお知らせって何ですか?」
タクトは無理やりアリーゼの説教を終わらせた。
「ふふふ、いいお知らせって言うのは新しい魔法とスキルが出たわ」
「おお!魔法とスキル!はやく!早く紙を」
「お、良かったじゃねーかタクト」
「これは確かにいいお知らせですねユウギさん」
「ええ、これよ」ピラ
タクトはアストレアから渡された紙に目を通した。
ステータス[ユウギタクト]
LV.1
力 : S 999
耐久:S 999
器用:S 999
敏捷:S 999
魔力 : S 999
発展アビリティ
なし
《魔法》
【千鳥】
速攻魔法
使用時敏捷のみ階位昇華
耐久に中補正
器用に小補正
形態変化
【ガチャ】
週に1回のガチャ権限
使用条件
一万ヴァリスを手に持つ
詠唱
『ガチャこいこい当たれー!』
〔レア度〕
SSR・一度出たものは2度と出ない、かなり使えるもの
SR・同じものが出る事があるが確率は下がる、結構使えるもの
R・使い所はある
N・使い所が限られる
G・ゴミ
【オールラウンダー】
スキル、魔法をストックできる
詠唱
『○○を○○にチェンジ』
一度ストックに戻したスキル、魔法は24時間チェンジ不可
スキルスロット、魔法スロットの拡張
[現在のストック魔法]
なし
[現在のストックスキル]
なし
【 】
スキル
【デイリー】
1日3回のデイリー
週に1回のウィークリー
0時更新
デイリー達成時それに応じた報酬が貰える
デイリー、ガチャで入手したアイテムの収納、情報の開示
【呪印モード】
[呪印状態]
使用時、力のみ階位昇華
敏捷を高補正
戦闘中効果持続
魔力消費量を増加
使用中自身に残虐性を付与
発動条件、マインドダウン
発動後最大魔力の50%のマインドを回復
[呪印状態2]
使用時、耐久、魔力以外を階位昇華
一部の魔法を変化
残虐性の増加
発動条件、呪印状態を5分維持
戦闘中効果持続
戦闘終了後強制まい
[???]
発動条件、???
発動後スキルが進化
【原作ファン】
願いが続く限り効果持続
経験値獲得量60%アップ
未知の敵を倒した場合全ステータス+10
敵100体討伐ごとに全ステータス+5
【 】
本日のデイリー
[輝夜さんに膝枕をしてもらう] 、報酬全ステータス+3
[女装] 報酬、女性服
[演技で同情され慰められる] 報酬、とても頑丈な刀
ウィークリー
[1週間ガチャ禁] 報酬、SSR確定チケット
「………うわ……」
【呪印モード】一つに盛りすぎだろ……それに呪印状態の残虐性って………デイリーも少し変化してるし……なぁにコレ。
「私達にも見せて!」
「お、おう…ほら」
ピラ
タクトがアリーゼに紙を渡す。
「どれどれ…………おかしくない?」
「アタシ達にも見せろよアリーゼ」
「う、うん」
ピラ
「「「うわ」」」
「階位昇華し過ぎだろ!敏捷だけで言えば実質LV.3じゃねーか!」
「残虐性の増加……どれほど上がるのでしょうか…」
「それより強制マインドダウンがきついな…どう思う?団長様」
「まず1人の時には使えないわね……」
アリーゼ達がタクトを抜きに話始める。
「アストレア様、俺部屋に戻ってますね」
「ええわかったわ、1時間ほどすればお昼だから、その時に降りてきなさい」
「はーい」
アストレアに返事を返しタクトは自室へと戻って行った。
———タクトの部屋———
「さてと、一つ一つ見ていくとするか」
新しく【デイリー】に追加されたオプション。
デイリー、ガチャで入手したアイテムの収納、情報の開示。
それを試すためタクトは部屋へと戻ってきた。
「まずはこれだな」
果物ナイフ
「どうやって見るんだ?」
果物ナイフを見ていても何も起こらない。
デイリーウィンドウに果物ナイフを当てるもすり抜けるだけで収納もされない。
「んー、情報の開示って————
どうすればいいんだ?、そう言おうとした時だった。
ウィン
ピコン
[果物ナイフ]
切れ味のいいナイフ
「おお、手に持って言えばいいのか!」
「もしかして……アイテムの収納」
シュン
果物ナイフはデイリー画面に吸い込まれていく。
「おお、これは便利だな…………あれ?」
タクトがデイリー画面に触れようとするも、すり抜ける。
「入れたものどうやって取り出すんだ?」
画面の変更ボタンもない、こういうのって普通バックだったりアイテムストレージだったりあるんじゃないの?。
「んー……まあ果物ナイフだし———」
シュン
ゴトッ
タクトがそう口にした途端目の前にナイフが現れ床に落ちた。
「なるほど、基本音声か…」
「次見て見るか、情報の開示」
ウィン
ピコン
[ブーブー/クッション]
アリーゼにより壊されたジョークグッズ
次同じことをすればこうなるのは持ち主であろう。
「…………」
(気をつけよう)
「まあいいや、とりあえず全部確認しておこう、情報の開示——」
[オセロ]
リューとよく使用することが多く、よくアリーゼとアストレアが参加したそうに見ている。
[バリスティクナイフ]
魔力で強化された銃のようなナイフ
その速度はLV.3でも対応できるか怪しい。
使い捨て武器
[うちはの衣装Verオビト]
丈夫な布で編まれた衣服
斬撃に強く衝撃を吸収する。
LV.3の冒険者が着るレベルの防具。
斬撃に対するダメージを30%軽減
打撃に対するダメージを20%軽減
「おお、防具にバフがあったのか、便利だなこのオプション」
「あとは新しい刀だけか、情報の開示」
ウィン
ピコン
[とても頑丈な刀]
とても頑丈な刀。
装備時器用のステータスを20%アップ
「すげぇー、ステータスが上がるのはありがたい」
コンコン
「タクト〜ご飯ができたわよー!」
「おお、今行く、とりあえず全部しまっとくか、アイテムの収納」
「おっと、入れたものは確認できねぇーしメモしとこ」
その後タクトは昼食を取ってダンジョン探索へ向かった。
———1階層———
「久しぶりのダンジョンだ、リハビリがてらゆっくり——「よお!やっと来たな!」
タクトがダンジョンに到着してすぐの事だった。
ダンジョン入り口の隅に座っていた黒髪赤目の男が話しかけてきた。
「ん?誰だあんた」
「まってたぜ!1週間もな!お前に会いたくて会いたく——「だから!誰だよ!」
「おおっとすまねぇ!嬉しくてつい!俺はシオン!シオン・ライラック!シオンって呼んでくれ!よろしくな!」
そう言ってシオン・ライラックは手を差し出した。
ギュ
タクトはシオンの手を掴み名を名乗った。
「お、おう、俺はユウギ・タクトだ」
「タクトか!いい名前だな!」
「で、俺になんか用でもあるのか?俺目線お前めっちゃ怪しいんだけど」
タクトは警戒していた、つい先日闇派閥の事件に巻き込まれたばかりだ、もしかしたらこいつも関係者かもしれない、と。
だがシオンから返ってきた返事は予想外のものだった。
「ああ!タクト!俺とコンビを組んでくれ!」
「………は?」
「俺さ!お前がシルバーバックと戦ってるところ見てたんだよ!それでタクトなら俺のコンビに相応しいって思ってさ!」
「……見てた?あれを?いつから?」
(もしかして俺が異世界人だって聞かれた?)
「丁度タクトがシルバーバックと戦い出したところだぜ!」
(ってことは【千鳥】あたりかギリギリ聞かれてはなさそうだな)
「てか、見てたなら助けてくれよ……」
「あはは!すまねぇ!タクトの闘いぶりに見惚れてた!」
「男に言われても嬉しくねぇ」
「まあそう言うなって!で?どうなんだ?俺とのコンビ!」
「んー」
どうしようかな、正直かなり怪しい……原作キャラでもないし、どうしよう、こんな時に神様がいればなぁー。
「あ、信用ついでにこれ見てくれ!」
ピラ
「ん?……っておい?!これ!———」
シオンがタクトに渡した紙には
ステータス[シオン・ライラック]
LV.1
力 : S 999
耐久:S 999
器用:S 999
敏捷:S 999
魔力 : S 999
発展アビリティ
なし
《魔法》
【
速攻魔法
手の平に半透明の空気の塊を作り出す
形態変化
使用時、力を超高補正
使用者の魔力アビリティが高いほど威力上昇
【 】
【 】
《スキル》
【
嘘がつけなくなる。
戦闘時、器用以外のステータスを50%アップ
[戦闘の天才]
自分より強い者との戦闘時全ステータス階位昇華
モンスターから得る経験値を200%アップ
信頼のできる者との共闘時、自身とパートナーのステータスを20%アップ
【———】
————
「ステータスじゃねぇか?!他人に見せんな!こんなもん!」
「すげーだろ!俺のステータス!」
「すごいけど!見せるのはやりすぎだバカ!」
こいつのステータスやばすぎるだろ、経験値アップもあれは階位昇華?!、何者なんだよこいつ!それに
「で!どうだ!組んでくれるか?」
(スキルのせいで嘘はつけない……悪いやつでもなさそうだ……んーー)
「ワクワク!ワクワク!」
「………今日は……お試しだ……パーティを組もう」
「よっしゃ!ありがとうな!タクト!」
「お、おう」
こうして俺たちはダンジョン探索を開始した。
シオン・ライラック容姿
少し身長の高い黒髪赤目の少年期ナルトをイメージしています。