寝て起きたら暗黒期!?ベルくんに会うまで死にたくねー!   作:お米大好き

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 息抜き回

 ダンメモあるある、石が欲しくてプレゼントアイテムを均等に分ける。ただし推しキャラは別。ないかな?


第4章
第一話、束の間の休息


 

 

 

 

 

 

 あの激闘からもう3日が経った。

 

 

 

 

 

 現在俺はディアンケヒト・ファミリアに運び込まれ、2日間に及び治療を受けた結果なんとか一命を取り留めた。

 

 

 

 

 喰われた左腕よりも千鳥による全身火傷の方が深刻だったらしい、でも流石は魔法。腕を除く全ての傷が綺麗さっぱりと治してもらえた。

 

 

 

 

 残るのは軽度の筋肉痛と、左腕の喪失感だけ。

 

 

 

 

 

 えーっと、次はステータスだな…。

 

 

 

 

 

まあ、あれだけの戦闘をしたんだ。当たり前っちゃ、当たり前なんだが。

 

 

 

上がってましたね……Lv.3に…。

 

 

 

 

 

[ユウギタクト]

 LV.2

 

力 : S 920

耐久:S 999

器用:S 941

敏捷:S 967

魔力 : S 903

 

発展アビリティ

 

雷耐性 : I

感知 : I

 

 

 

《魔法》

 

【千鳥】

 

 

 

【ガチャ】

 

神使の雷獣(テオス・カメーロパルダリス)

 

 

【オールラウンダー】

 

一度ストックに戻したスキル、魔法は24時間チェンジ不可

 

スキルスロット、魔法スロットの拡張

 

[現在のストック魔法]

 

【———夢】

詠唱式【———】

 

 

 

[現在のストックスキル]

 

なし

 

スキル

 

【原作ファン】

願いが続く限り効果持続

経験値獲得量60%アップ

未知の敵を倒した場合全ステータス+10

敵100体討伐ごとに全ステータス+5

 

【デイリー】

1日3回のデイリー

週に1回のウィークリー

0時更新

デイリー達成時それに応じた報酬が貰える

デイリー、ガチャで入手したアイテムの収納、情報の開示

 

 

【呪印モード】

[呪印状態]

 

[呪印状態2]

任意発動

 

[???]

 

発動条件、???

 

発動後スキルが進化

 

 

 

【正義の使徒】

任意発動

使用時、最大魔力の半分を消費

使用後10秒間、全状態異常耐性、魔法、物理に対する完全耐性を付与

5分間全ステータス20%アップ

一度使用すると24時間使用不可

 

 

【禁忌を知る者】

 原作知識の開示不能

原作キャラとの戦闘時全ステータスを高補正

 

 

 

 

 まあ、どうせならカンストさせたいと思いアストレア様にLV.アップを保留して貰った。

 

 

 特に新しい魔法やスキルは覚えてないが地味に【正義の使徒】と【呪印状態】が微強化?されている。

 

 

 

 スキルが変化するなんて現象、原作にあったっけ?わからん。

 

 

 

 

で、次に整理するのは……シオンの事かな…。

 

 

 

 

 まあ、当然あの会話を聞いていたライラがアリーゼやシャクティさんに全てを話し、シオンは隣の病室で尋問を受けています。

 

 

 

 

 結果タナトスのアジトへガネーシャ・ファミリアが向かったがもう既に去った後だったらしい。

 

 

 

 因みに、シオンの処遇に関しては少し揉めたが、本人の人間性を加味した上で無罪という事になった。

 

 

 

 状況整理及び治療が済み次第、一度ギルドに出頭するように言われたとさ。

 

 

 

 

 後、俺も面会許可が出たら今回の事件について事情聴取を受ける予定らしい。

 

 

 

 因みにこれらの情報は全てアストレア様が面会謝絶中の俺の病室に忍び込みステータス更新ついでに教えてくれたのだ。

 

 

 

 

 本当、行動力すげぇよあの神様。

 

 

 

 

 って、これでも駄目かぁ、なら次に整理するとしたら……蛇女エキドナについてか…。

 

 

 

 

 外伝に出てくる穢れた精霊デミ・スピリットと比べればかなり弱い、はず。あいつが唯一優ってそうなのは知性と再生能力くらいか……?。

 

 

 

 まあ、弱いと言っても俺より強いんだけどね。俺まだLV.2だし……勝てたのは単に運が良かっただけ、次があれば負ける自信しかない。

 

 

 

 

 そもそも呪印状態やデイリーによる後押しでも勝てないとかおかしいだろ。

 

 

 

 

それにあの蛇女エキドナ……最後の台詞……

 

 

『フフ、楽シカッ…タワ……大好キヨ……タクト』

 

 

 

 

……やだなぁ……怖いし、気持ち悪いと思うのに何故か惹かれる……あいつの最期が悲しいと思える……。

 

 

 

 

……駄目だな、もう蛇女エキドナについて考えるのはよそう。気分が悪くなる。

 

 

 

 

 

 さて、あと整理することがあるとすれば……最近、っと言っても昨日目が覚めたばかりだが、なんか……時々体の様子がおかしくなる。

 

 

 

 

 なんだろう……起きているのに寝ているような感覚と言えばいいのか……。

 

 

 

 観ているものが見るに切り替わるような……そんな感じがする。

 

 

 

 

 一応アミッドさn…ちゃん?に相談してみたけど、疲労からくる錯覚である可能性が高いと言う事で様子を見て、何かあれば報告する様にだとさ。

 

 

 

 

 

"ピコン"

 

 

[語り手風状況整理]報酬、器用+10、全ステータス+5

 

クリア

 

 

 

 

 

 

「っし、デイリー達成!、あとは────」

 

 

 

 

[面会]0/5 報酬、力と器用+10

 

 

 

[わかれ]報酬、全ステータス+15

 

 

 

 

 

 

「面会は今日から開始らしいが、わかれってなに…?」

 

 

 

 

 理解しろってことか?何をだよ……。

 

 

 

 

「まあいいか……誰か来るまで二度寝でも──」

 

 

 

 

 不意にドアがノックされる。

(お、誰か来たな…)

 

 

 

 

「入るわよ…」

 

 

 

 

「どうぞ〜」

(声からしてアリーゼか)

 

 

 

 

 

 ゆっくりと扉が開かれていくと、そこには予想通りアリーゼの姿があった。ただ少しだけいつもと比べ表情が暗い。

 

 

 

 

「……起きてるみたいね……よかったわ……。」

 

 

 

 

 アリーゼはほっとした様子で小さく息を吐くとベッドの横に置いてある椅子に腰掛けた。

 

 

 

 

(……?何だ……妙に気まずいな……?)

 

 

 

 沈黙が流れる中、俺はチラッとアリーゼを見る。彼女はどこか落ち着かない様な、それでいて不安な様な顔をしていた。

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

(正直きつい)

 

 

 

 

 正直こういう雰囲気大の苦手です。普段ならふざけて空気を変えるのだが───「あのね、タクト……」

 

 

 

 しばらくの沈黙の後、先に口を開いたのはアリーゼだった。

 

 

 

 

 

「うん?」

 

 

 

 

「……その…」

 

 

 

 

 タクトの返答にアリーゼは俯いたまま口を閉ざしてしまう。しかし、暫くすると意を決したように顔を上げ、そして言った。

 

 

 

 

 

「……冒険者やめない?」

 

 

 

 

「え、なんで?!」

 

 

 

 アリーゼの一言に思わず声が出たいや、だって、突然すぎんだろ。

 

 

 

 

「どうしていきなりそんなことを……?」

 

 

 

 

「…冒険者にとって片腕を失うことは致命的よ。……ダンジョンはハンデを背負った状態で潜れるほど甘い場所じゃないわ。だから、あなたには引退して欲しいの」

 

 

 

 

「確かにそれは否定できないが……」

 

 

 

 

 痛いとこついて来やがる。だけど、流石に辞めるのはちょっと……。

 

 

 

 

「別に冒険者じゃなくても貴方は私たちの仲間家族よ。……探せば片腕でもできる仕事だって沢山あるはずよ。私達も出来る限りサポートするし。……お願い、辞めましょ」

 

 

 

 

 

 真剣な眼差しを向けてくるアリーゼ、どうやら冗談ではないようだ。

 

 

 

 

どうやら本気で心配してくれているらしい。だが───。

 

 

 

 

 

 

 

「やだね」

 

 

 

俺は笑顔で断った。

 

 

 

 

 俺の返事に目を丸くするアリーゼ。少しの間の後、彼女は呆れたようにため息をつき首を横に振った。

 

 

 

 

「……どうして……?タクト……、私は冗談で言ってるんじゃないのよ……?本気で貴方を心配して……なのに、どうして……?……理由を教えてくれない……?」

 

 

 

 

 悲しげな表情で見つめてくるアリーゼに申し訳なさを感じながらも答える。

 

 

 

 

「ん〜、そうだなぁ……俺も男の子だしかっこいい魔法とか使いたいじゃん?それに……ほら、あれだ、男の夢的な?」

 

 

 

 

 俺の言葉にポカンと口を開けているアリーゼ。うーん、我ながら酷い答えだ。自分で言うのもなんだがもう少しましな回答は無かったのか? しかし、そんな俺の疑問に気づいたのか、アリーゼはくすりと笑みを浮かべ、俺の肩に手を置いた。

 

 

 

 

 

 俺の答えが気に入ったのか彼女も満足そうな顔をしている。やっぱりこうゆう時は笑ってくれる方が嬉しい。

 

 

 

あ、でもこれは────────。

 

 

 

 

 不意に俺の頬に触れた柔らかい感触。目を見開くと目の前に彼女の顔がある。何をされているのかと気づくのに数秒の時間を要した。

 

 

 

 俺から離れ、微笑むと彼女は──

 

 

 

 

「ふふ、やっぱり私の予想した通りの回答ね!。輝夜は『小僧に冒険者を続ける意思があるか確かめろ』って言ってたけど……タクトならそう答えると思ってたわ!。あ、因みに今のは……ごちそーさまっ!」

 

 

 

 先程までの悲しい表情が嘘のように明るくなったアリーゼはそう言い残し駆け足で病室を後にした。

 

 

 

 

 残されたのは一人顔を赤く染める俺だけだ。

 

 

 

 え……なに、どういうこと? てか、今の行動の意味は?! 意味深すぎるだろぉぉおおお!! 何だあの去り際の笑顔反則だろ?! 心臓がやばい。破裂するぞこれ? 本当になんなんだよ……? くっそ、わけわからん。とりあえず、もう寝よう。

 

 

 

 眠れる気がしないけど……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数時間後

 

 

 

 

「……夢じゃなかった」

 

 

[面会]1/5 報酬、力と器用+10

 

1人目アリーゼ・ローヴェル

 

 

 

 







 一応アリーゼさん、タクトが冒険者を続けた(過程は違う)結果を知っているから…って事で…。

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