Z/Xでデュエルアカデミア!   作:豚猫

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ども、豚猫です。

これでやっと、入学試験が終了です。
長かった(-_-;)

最初はどれくらい時間かかるんだこれ?と思っていましたが。

 何とか、覇者の覚醒が発売される前には書けました!

これからもある程度同じペースで書いていきたいところです。


ACT.1-3 反撃、そして…

ACT.1-3 反撃、そして…

 

「俺のターン!リブート&ドロー!」

スリープしていたリソースとウェアモールをリブートして2枚ドローする。

引いたのは…

 

 樹海の乙女フィーユ 8/9500 緑

  嘆きの少女バンシー 3/5000 黒

 

 よし!来てくれたか相棒!これなら…

 

「リソースフェイズ!俺は、手札の「戦闘屍鬼アサルトコープス」をリソースに送り効果を発動!このカードがリソースに置かれた時、リソースに「隠密鳥人ウェアクロウ」があるなら、アサルトコープス以外のゼクスを1枚、トラッシュから手札に加えることができる!

 俺は魅惑の七支刀 月下香を手札に加える!」

 

ヴォイドブリンガーによってトラッシュに送られた月下香が手札に戻ってくる。

 

創真 手札:4  リソース:12 チャージ2

 

農耕鳥人ウェアラーク     3/5000 緑

 樹海の乙女フィーユ      8/9500 緑

 嘆きの少女バンシー      3/5000 黒

魅惑の七支刀 月下香     5/5000 緑

 

 

まだだ…まだ、先生を追い詰めるには足りない…

そう思い、俺はチャージに手を伸ばす。

 

「イグニッションフェイズ!1枚目!」

俺はチャージのリトルガーディアンをトラッシュに送り、カードを引く。

 

「カードはのんびり屋のルリジッサ…アイコンはない…」

引いたルリジッサをトラッシュへ送る。

 

「2枚目!ドロー」

チャージの草華竜アイヴィーウイングをトラッシュに送りドローする。

引いたカードは…

 

「獣人ウェアヘッジホッグ!イグニッション成功!オーバードライブ!アヴィオールの隣、中央エリア右にプレイする!」

イグニッションにより出てきたのは小さなネズミ、ハリネズミのゼクス、ウェアヘッジホッグだった。

 

「ウェアヘッジホッグの効果!ヘッジホッグが場に出たとき、スクエアのゼクスを選び、パワーを1000アップさせる。俺はウェアモールを選択!」

ヘッジホッグは俺の命令を聞き、背中から針を何百本も飛ばした。

その針はウェアモールのつるはしに付着し、つるはしを鋭く、強靭なものに変えた。

 

「メインフェイズ! 待たせたな相棒!コスト8を支払い「樹海の乙女フィーユ」をプレイヤースクエアにプレイする!」

≪いっくぞぉ~!!≫

俺の呼びかけに答え、ピンチの度、何度も俺を助けてくれた相棒が戦場へ駈け出した。

短剣と弓矢を携え、独特な黄緑色の衣装に身を包み、猫の耳と尻尾をつけたライカンスロープの女の子。

頼れる相棒フィーユが俺の隣に降り立つ。

 

「「樹海の乙女フィーユ」の効果発動!フィーユが場に出たとき、リソースからコスト6以下のゼクス一体をスリープでゼクスのいないプレイヤースクエア以外のスクエアに召喚する!俺はコスト5「たおやかなる薙刀 菖蒲」をフィーユの隣、自軍エリア左にプレイする!」

俺はフィーユを召喚する際使ったコストの中から1枚を取り出す。

 

≪くるんだぞぉ~!!アヤメー!!≫

フィーユにより呼び出されたのは胴着袴を着て手には槍と剣が合わさったような武器、薙刀を持っている。

 

「リソースから召喚とはやるわね。だけどスリープではこのターン攻撃できないわよ?」

その先生の言葉に俺は…笑いながら答えた。

 

「慌てるなよ先生。菖蒲は攻撃するために呼んだんじゃない。みんなを助けるために呼んだんだ。

俺は菖蒲の効果を発動!菖蒲はスクエアに出たとき、リソースから1枚を手札に戻す!俺はリトルガーディアンを手札に戻す!」

菖蒲の効果により、俺はスリープされていたリトルガーディアンを手札に加えた。

 

「バトルだ!俺はウェアヘッジホッグでアヴィオールを攻撃!さらにウェアモールでプレイヤースクエアのシュラハトに攻撃!」

 

 ヘッジホッグは体を丸め、針を突出すことでスパイクの要領で速度を上げ、アヴィオールめがけ攻撃した。

 ウェアモールもシュラハトに近づき、ヘッジホッグに強化されたつるはしでシュラハトを撃ち落とした。

 

「くっ!?」

先生は動揺し、呻き声を上げる。

「まだだ!フィーユでズィーガーを攻撃!頼むぜ相棒!」

≪うぉりゃぁああ!!≫

 

フィーユは疾走し、手に持つ短刀でズィーガーを驚くべき速さで切り続け。 

 ついにはズィーガーの息の根を止め、破壊した。

 

≪ぶいっ!!≫

 フィーユはこちらを向き、俺にピースサインを送ってくる。

 

「これで先生には壁はおろかフィールドにもゼクスはいない!俺はイベント「リトルガーディアン」をプレイ!これにより俺のリソースは6枚回復!再使用可能となった!

 コスト6払い「嘆きの少女バンシー」をプレイヤースクエア真ん中!「農耕鳥人ウェアラーク」を敵軍エリア右にプレイ!まずはバンシーでプレイヤーに攻撃する!」

 

「砕かれたライフは思希者アマディウス…アイコンはないわ。」

バンシーの攻撃によりライフは砕かれ、チャージに置かれた。

これで先生のチャージは5枚、上限を超えたが…

 

「私はチャージにいる「沈黙の魔人 シレオ」効果でチャージ上限が1上がっているわ。そんな不信そうに見なくてもいいわよ」

 むぅ…俺の考えはお見通しか…

急に恥ずかしくなり顔をそむける。

 

「お、俺はさらにウェアラークで先生に攻撃する!」

「くっ!?」

ラークの攻撃により先生のライフは俺と同じ残りライフ1となる。

「砕かれたライフは…4足の勝利者ズィーガーよ、チャージに送りたいけど満杯ね、残念だけどトラッシュに送るわ。」

 

何が残念だ、あれが溜められたら先生のチャージは6。4足の勝利者ズィーガーを出されたら3回攻撃を受ける羽目になる。

「俺はこれでターン終了だ。」

 

 

「ふぅ…これでライフは同点ね。おめでとう、今回の試験で私をここまで追い込んだのはあなたで二人目よ」

「は?」

つまり、先生にここまでダメージを与えたのは俺以外に一人だけ。あとは全員負けたのかよ…

 

「でもまだよ。そう易々と負けてはあげないわよ。私のターン!リブート&ドロー!リソースに1枚送るわ」

先生のリソースはこれで8。そう出せる手はないと思うが…

イグニッションで盤面を整えるか?

 

 

「メインフェイズ!」

「なに!?」

 この土壇場でもまだチャージを使わないのか!?

つまり、先生の手札にはチャージを使うカードが存在する!

 

「私はコスト7払い「漆黒の刃 ズィーガー 」をプレイヤースクエアにプレイするわ!」

 

最初に見えたのは血のように赤いマント。

風に揺られ、まるで燃え盛る炎のように揺らいでいる。

黄金の装飾品で全身を飾り付け、背中には成人男性位の大きさを持つ大剣が切っ先を空に向け持ち主の周りを浮いている。

この戦場で何度も俺を苦しめた魔獣 。

ズィーガーが戦場を恐怖で満たすため再び降り立った。

 

「漆黒の刃 ズィーガーの効果を発動!チャージを2枚送ることでノーマルスクエアのコストが奇数のゼクスを一体破壊するわ!私はチャージを4枚送り、コスト3のウェアラークとバンシーを破壊するわ!」

 

瞬間、ズィーガーの背中が爆発したかのように無数の刃が発射され、無残にも二人を引き裂き、破壊した。

「ラーク!バンシー!」

「まだよ!ズィーガーでウェアモールを攻撃!それに伴い手札からリソース1支払いイベント 「チャームスペル」を発動!トラッシュのアヴィオールをチャージに追加するわ!」

ズィーガーの攻撃によりモールが倒れる。

 

「私のターンはこれで終了よ。はぁ…攻めれなかったわね…。」

先生は溜息をつきながらそう言った。

そうは言いながらも、これで俺のゼクスはフィーユとヘッジホッグと菖蒲のみ。

プレイヤースクエアの周りの攻撃できるゼクスは一体もいない。

次のターンで決めないと危険だ…

 

だが、今の俺の手札では先生にダメージを与えるには足りない。

「俺のターーン!!!リブート!そして……ドロー!!」

 俺は祈りを込め、カードを引く指を力ませる。

 

引いたのは…

 

「リソースを1枚追加する…」

 

創真 手札2 リソース13

 

ダメだ……この手札じゃ決定打に欠ける。先生のライフまで届かない。

あとは…

俺は盤面の端を見る。

 

さっきのズィーガーの猛攻によって、散って行った仲間たちが残してくれたものを。

 

「イグニッションフェイズ!」

俺は覚悟を決め、決意を込め宣言した。

 

手が震える。

このターンで俺が攻めきれなければ、先生は次のターンで決めてくるだろう。

途中で諦めかけた心をフィーユが、仲間が支えてくれた。

 

そいつらのためにも勝ちたい!いや…勝んだ!!

 

チャージのウェアモールをトラッシュに送り、叫ぶ

「1枚目…イグニッション!!」

でてきたのは「戦闘屍鬼アサルトコープス」

 

「イグニッション失敗…」

アサルトコープス…この試験で最初からウェアクロウと共に俺を助けてくれた。

 

チャージのウェアラークを送り、さらに叫ぶ。

「2枚目…イグニッション!!」

 

でてきたのは「たおやかなる薙刀 菖蒲」

「イグニッション…失敗」

 

チャージは残り2枚。先生にダメージを与えるには最低でも2体場に必要だ。

だが、俺の手札から出せるゼクスは……

俺は俯く。

 

絶体絶命の俺を、不安で震える俺を見て、フィーユをなんて言うだろうか。

情けない顔をするなと叱咤激励するだろうか。

それとも、歯を噛みしめて悔しさに顔を歪めてるのだろうか。

 

 

俺の後ろ隣にいるフィーユを見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

微笑んでくれていた。

 

 

まるで不安を微塵も持っていないかのように。

ただ、

ただ、

優しく

真っ直ぐに

声も出さず

俺を信じて見ていてくれた。

……………

 

気づけば震えは収まっていた。

 

「3枚目………イグニッション!!!」

現れたのは…

 

「引いたカードは「獣人 ウェアヘッジホッグ」!イグニッション成功!オーバードライブ!!敵軍エリア右にプレイ!効果でヘッジホッグ自身のパワーを1000上げる!」

2体目のヘッジホッグが、先生のライフを破壊するべく現れる。

 

「成功したわね。だけどまだ、私のライフを打ち取るには足りないかもね」

そう、これで俺がメインフェイズでゼクスを出してもズィーガーの効果は起動効果と呼ばれる種類のもの。

こっちのゼクスが攻撃中にも発動して、コストが奇数のゼクスは一体破壊される。ヘッジホッグでライフを砕こうにも阻まれる。

 

最後のチャージ…これにかける!

「イグニッション!!!!」

 

デッキから引くまで、時間の流れが遅いかのように感じる。

俺の運命を決めかねないカード

引く

引く

引く

 

そして…

「………オーバードライブ」

 

「「獣人 ウェアモール」を敵軍エリア左にプレイする!」

「っ!?」

 

引けた…勝利のためのカードを…

 

茫然とする俺は夢かどうか知るため、フィーユをみる…

 

そこには、ニカッっと向日葵のように笑うフィーユがいた。

 

 

「メインフェイズ!!俺は手札から「魅惑の七支刀 月下香」を中央エリア真ん中ズィーガーの前にプレイ!攻撃する!月下香の効果でパワー11000!8500のズィーガーを攻撃!」

 現れた月下香は大剣を振るい、次々とズィーガーの刃を粉砕する。

 

「ズィーガーの効果発動!チャージを2枚トラッシュに送り、コスト5の月下香を破壊するわ!」

 傷ついたズィーガーはチャージを喰らい、みるみるうちに傷を癒していく。

 そして癒えた瞬間、刃で反撃。月下香を降した。その場には月下香の大剣のみ残された。

 

 

 

「これで場にはパワー5500のウェアヘッジホッグと2500のウェアモールのみ。連携してもパワーは8000。残念だけどズィーガーにはとどかないわね。」

 

その言葉に俺は頬が吊り上げながら

「いいや、先生。俺にはまだ仲間が残してくれたリソースと手札がある。」

 

 

「頼むぜ…相棒。」

 

 

俺は高らかに叫ぶ、アイツの名前を…

 

「俺は!コスト8を払い、「樹海の乙女 フィーユ」を敵軍エリア真ん中にプレイ!来い!フィーユ!」

≪うん!!≫

 

再度、フィーユとズィーガーが対峙する。

 

ズィーガーは咆哮をあげて、フィーユを威嚇するが。

ライカンスロープの相棒は動じず、矢のように疾走する。

 

無数の刃がフィーユの行く手を阻もうと迫る。

そして一本の刃がフィーユの体を吹き飛ばし宙へ上げる。

 

だが、フィーユはずっとズィーガーを見据えていた。

空中を舞う、フィーユが腰から取り出したのは弓。

 

刹那、

フィーユは弓を引き、矢をつがい、引き絞り。

―放つ―真っ直ぐに―

―ズイーガーの体めがけて―光の如く―

 

矢はズィーガーの胸に吸い込まれ

沈黙。

沈黙。

沈黙。

そして…

ズィーガーの爪が、翼が、牙が、巨体から光が溢れ出す、

徐々に、徐々に、徐々にその奔流は勢いをまし、

ズィーガーだった光の粒は、天に昇り在るべき場所に還っていった。

 

 

「………これで、私を守るゼクスはいなくなったわね…」

先生が告げる。

決着の時を。死闘の終わりを。

 

「はい」

俺はその言葉に答える。

ただ真摯に。

真っ直ぐに、前を見つめ。

 

「さぁ、続けましょうか。次の一撃で全てが決まるわ。君が勝つか、私が勝つかがね。」

 

そう、次の攻撃で先生のライフを砕くまで結果は分からない。

ライフリカバリーを持っているゼクスが出てくれば、先生は逆転する可能性があるからだ。

 

そして、先生の目は、諦めなんて感情を微塵も見せていない。

 

途中で諦めかけた俺とは違う。

一流の決闘者の目だ。

だからこそ、俺は見せなければならない。

俺の覚悟を、次の一撃に込めて。

 

「俺は、ウェアモールでプレイヤーに攻撃!ライフを砕けウェアモール!!」

 

ウェアモールは駆ける。

俺の、仲間たちの気持ちを小さな背中で受け止めて。

 

かかげたツルハシは真っ直ぐと先生のライフに吸い込まれ

 

そして……。

………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………

…………

………

……

 

最初に感じたのは光だった。

いつの間にか緑と黒の戦場は消え去り。

その場にあるのは、俺と先生の姿と………

 

【周りを埋め尽くす“大観衆”のみ。】

「えっ?」

 

俺がそれを気づいた瞬間、

「「「「「「「「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

俺に響いたのは、割れんばかりの大歓声。

 

「えっ?えっ?」

俺はただ、ただ、呆けることしかできない。なにせ俺は地下にある試験会場で受けたはずだからだ。

 

そんな俺に先生は拍手しながらこちらに歩いてきた。

 

「おめでとう宿木君。あなたの勝利よ」

先生は笑顔で俺に賛辞を送ってくるが…

 

「あの…先生…こ、この観客は?」

そう聞くと先生は可愛らしく首を傾げ、

 

「あら?しらなかったの? この試験の会場は特別でね。バトルが始まるとピットごとアリーナのメインホールに上げられるの。私たちは周りをソリットヴィジョンで囲まれているから見えないけど、外からは観戦できる仕組みよ。てっきり、知ってると思ってたんだけど…」

 

えっ?えっ?えっ?えっ!?

じゃあ、なにか。俺はこの観衆の前で、泣いて挫折しかけたりしたってことか?

 

……………死にたい!

 

≪あ、あははは…≫

 

そんな俺に、相棒は同情するかのように、苦笑いを浮かべていた。

 

「じゃ、またどこかでね、宿木くん。そのときはもう一度バトルしましょうね」

そうウィンクしながら先生は踵を返し、試験会場を後にした。

 

残されたのは…

「……………」

魂が抜けたかのように口を開け、佇む青年と

≪あ、あははは…≫

気遣うように笑うゼクスの二人だけだった。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

黒川は歩く。

長い、長い、廊下を。口元を緩ませながら。

 

 

「宿木 創真くんか…」

今日出会い、試験官としてバトルをした男の子のことを思い出す。

荒削りだが、将来有望な子だった。

 

「あー!いたいた!こんなところにいたんですか!探しましたよ~!」

すると、前のほうから来たのは、スーツ姿の女の子。

栗色の髪をショートボブにしたイマドキの女の子といった感じの子だ。

 

「どうしたのアイちゃん?そんな鼻息荒くして?」

私はアイちゃんにたずねる。

 

「荒くしてません!!それより眼鏡を返してください~!それがないと私、全然見えないんですから~!」

そう、アイちゃんは抗議の声をあげてくる。

私は、はいはい、っと、かけていた赤縁の眼鏡を外し、アイちゃんに試験用のデッキも一緒に手渡す。

 

「も~!いくら名前をふせての参加だったからって、私の眼鏡を使って変装しないでくださいよぉ~!」

受け取りながら、アイちゃんが頬を膨らませて言ってくる。

 

「悪かったっとは思っているわよ。いつもアイちゃんには迷惑をかけてるなぁ~、って、毎日寝る前の歯磨きの時には思ってるわ。」

「全然優先順位低いじゃないですかー!?」

褒めてるのに…アイちゃんはお気に召さないらしい。

 

「あの、プロプレイヤーの【黒の女帝】がこんな性格だってファンに知れたら大変ですよぉ~……」

アイちゃんが目をうるうるさせて言ってくる。

 

「大丈夫よ。私のファンはこんな私も受け入れてくれるはずよ……多分?」

「た、多分ってぇ~!!」

アイちゃんは悲観そうな声を挙げる。…やっぱりこの子をいじるのは楽しい。

 

「さぁ~てと、そろそろ行きましょうかアイちゃん。明日はカナダで大会だっけ?」

私はアイちゃんにそういうと歩き出す

「あ、はい。って!持ってくださいよぉ~!綾香さぁ~ん!!」

 

アイちゃんはそう叫ぶと後ろから走ってくる。

 

 

プロプレイヤー「柚子原」綾香は廊下を歩く。

長い、長い、廊下を…今日であったプレイヤーたちと、再び会いまみえる時を待ち望みながら。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

数日後、北海道のある町

 

宿木家のテーブルには数枚の紙と封筒が置かれていた。

その紙には…

 

“ 宿木 創真殿

 

 あなたは、今回のデュエルアカデミア入学試験において。規定の成績を修めました。

よって、我が校は、プレイヤー:宿木 創真 の入学を認めます。

                               階級:Dランク

                     

                          デュエルアカデミア理事長

                             竜神 五月       ”

 

 

 

 

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