世界を滅ぼす天才ちゃんと特別な力とかは持ってない凡人くん   作:晃斗

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 プロット…?なにそれおいしいの?こちとら行き当たりばったりで書いてるんやぞ!


3人で過ごす昼の一時

 

「よーし翼を乾かすぞー」

「んー」

 

 そう一言かけてから美羽の翼をドライヤーで乾かし始める。まだまだ湿ってるけど、変わらずもふもふふにふにしてるから触り心地が凄くいいな。それにドライヤーの温風が気持ちいいのか、翼の力を抜いて頭を左右にふりふり降っている。

 

「どうだ?」

「んー…、気持ちいいー…」

「眠いのか?美羽」

「んー…、眠い…」

「そっか」

 

 これは髪を乾かしたら美羽は昼寝かな?

そんなおねむの美羽の翼を乾かし終えたので、リビングまで抱えて運ぶ事にした。

 やっぱり軽いな…。もっと食べて大きくなるんだぞ?

 

 

 

「やっぱり美羽は風呂場に行ってたんだな」

「ああ。……で、なんで優奈はむくれてるんだ?」

 

 そう、俺がリビングに入ってきてから、ずっと優奈が頬を膨らませて父さんを見ないようにしていたのだ。まあ十中八九父さんが原因だろうけども一応聞いておく。

 つーかなんで父さんはそんなにくたびれてるんだ…?

 

「ああ…うん…。美羽が風呂場に行くのを見て「私も行くのっ!」って言う優奈を何とか説得したら…ね……」

 

 神様仏様お父様ー!ありがとうございます!ありがとうございますっ!!私が間違っていました!

いやー、ね?流石に高2の兄と中2の妹が一緒に入浴って字面が最悪だよねって。いやマジで。

 

「なんつーか、その…ドンマイ」

「ははは……はぁ…」

 

 背中から哀愁を漂わせながら、父さんはリビングを出ていった。

 

「あー、優奈?」

「一緒に入りたかった…」

「え?」

「おにいと!一緒に!お風呂に入りたかった!」

「えぇー…」

 

 そんな大きな声で、しかも真面目に言うほどの事か…?

後その発言を誰かに聞かれたら俺ブタ箱にぶち込まれるぞ?

 

「私にとっては大事なの!それにおにいの事は私が説明するから大丈夫!」

「また思考をっ…!?」

 

 優奈はいつの間にそんな特技を身に付けたんだ…?…くっ、リベンジだ俺!今度こそやれるぞ…!

………一緒…入って……洗ってもらう…………おにいの上に座って……ゆっくり入る………。

…やっぱり無理だったよ……。以心伝心って難しいんだなぁ。(出来てる)

 

「うー…!明日は絶対に一緒に入るからね…!」

「あー…うん。うん…」

 

 そっかー、そっかぁー…。明日は一緒に入るのかー…。

……まあいいかっ!うん、気にする程の事じゃねーか!(ヤケクソ)

 

 そろそろ美羽をちゃんと横にさせる為に、ソファーに座った俺の腿に頭を乗せた。

 

うゅ……あるじー…?」

「ん、何でもないよ。ほら、お眠り」

「んー…わかったー…」

 

 腿に寝かせた美羽とまだ若干膨れている優奈を尻目に、テレビをつける。まだ昼間だけどもやることが無くなったから、なんとなしにニュースを見る為につけたのだ。

 

『次のニュースです。世界的に有名な歌姫のリーリス・フィリア氏が来週未明、日本に来日するとの事です。この情報にファン達の間で失神する人が多数いるようで…………』

 

 ほーん?…ああ!なんで来週リリに呼ばれたのかと思ったらそういうことね!はー、スッキリした!

まああれだべ?ここら辺の案内とかそんな感じの事だろどうせ。

 

「あ、リーリスさんじゃん」

「だな」

 

 優奈もリリを知ってはいるし、当然反応するか。

 

「リーリスさんって毎週おにいに電話してるよね?」

「そうだな。あいつことあるごとに電話して来るからなー。今日はライブがあって楽しかったとか、今日見た虹が綺麗だったとか」

「テレビで見る限りじゃすっごく綺麗な人だけど…、話を聞く限りじゃなんか…」

「子供っぽいだろ?」

「う、うん。そうだね」

 

 実際リリは子供っぽいけど見てて微笑ましいくらいにはいい子だしな。

見た目はいかにもな長身の美人さんなんだけどなー。いかんせん中身が子供すぎるからどうにも年下に対する態度になるんだよな。

 

 まあそれはそれとして。

 

「にしても美羽の寝息を聞いてたら眠くなってきたな」

「3人で寝る?」

「そうするか」

 

 春の陽気な太陽がいい感じに眠気を誘うんだよね。でもまあ偶にはいいか。

 おやすみ。美羽、優奈。

 

 

 


 

リーリス・フィリア

 

 歌姫ちゃん。割と早めに出番がある。見た目に反してすごく子供っぽい。

 

 

自称式神ちゃん

 

 お風呂上がりでとてもおねむになった。まだまだ子供だからね、仕方ないね。すくすく育つんだそ。

 

 

妹ちゃん

 

 凡人くんとお風呂に入れなくてご立腹。でも明日は一緒に入る。

 凡人くんを寝る方向に誘導した策士。思う存分凡人くんを堪能できてニッコリ。

 

 

両親

 

 父は思春期の娘にありがちな、「お父さん嫌い!」に準ずる口撃をくらって傷心中。

母は妹ちゃんの様な事を自分も若い頃に父に対して似たような事をしていたため、あまりうるさく言えない。でも兄妹は流石に…。と思うくらいには常識を持っている。

 

 

天才ちゃん

 

 そろそろ侵略してきた宇宙人を根こそぎ殲滅し終わりそうかもしれない。

 

 

凡人くん

 

 世界的歌姫を子供扱いするヤベーやつ。というか歌姫ちゃんの個人的な電話番号を知る唯一の存在。歌姫ちゃんはそれはそれは人気な娘なので、ファンに知られたらとてもまずいことになる。

 

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