世界を滅ぼす天才ちゃんと特別な力とかは持ってない凡人くん 作:晃斗
見えたっ!着地地点!
………え、おもろ。ウルデレおもしろ。ヤベェなこれ、正直舐めてたけど馬鹿面白いじゃん。すげぇよ古代ウルク。これを考えたウルク一般市民さんに乾杯!(ドンペリ)
……帰るときに続き買ってくか。
あの後、本を読む場所を探していたらちょうどいいベンチを見つけたため、そのベンチに腰掛け二人で静かに読書に耽っていた。遊びに来たのにするのが読書とかいいのか?とは思ったものの有沙もノリノリだった為、最初に提案した俺がそんなことを言うわけにもいかないので、大人しく読書をしていたわけだ。
そんなわけで今ウルデレを読み終わって余韻を感じていたのだが、突然声が聞こえてきた。
『今、マスターの脳内に直接話かけています……』
(こいつ、脳内に直接…!?………アトラ?何してんの?)
『いやー、つい遊び心が爆発しちゃってさあ。ってそんな事は置いといて、隣に居る子、アリサだっけ?アリサがずっとマスターを見てるから一応伝えておこうかなって。あとあまりにも出番が無さすぎて話す機会がないから寂しい』
素直!めっちゃ素直!
そっかー寂しいのかー。最近はあまり使う機会が無くてごめんなー?でもアトラを使うのは危険な目に遭う時だから、正直使う機会が無いといいなあって。
『しょんなぁー』(庇護欲をそそられる声)
かわいい。(庇護欲をそそられた人)
でも可愛がってもらいたいなら実体化してから来な。アトラには肉体が足りないよ肉体が。
『むー。覚悟してなよ…』
うーん不穏。というか有沙が見てるって?いったい何時からよ?
『10分前くらいからだよ。自分の本を読むのを中断してぽけーっとマスターを露骨に見てるのに、マスターが全く気づかないから笑っちゃうよね』
そんなに前から…?露骨にってマジで?………ちらっ(横目で見る)
ぽけーっと凡人くんを見ている後輩ちゃんの図
マジじゃん。本当に露骨に見てるじゃん。ここまで見られてるのに気づかないって、もしかして私鈍感すぎっ!?
『あ、じゃあそろそろボクは黙るから。よろ』
あ、うん。……話しかけるか。
「どうした有沙。何か話したい事でもあるのか?」
「うぇっ!?き、気づいてたんすか!?」
「あーまあ気づいてたといえば気づいてた…かな…?」
気づいてた(教えてもらってやっと気づいた)
「そ、そそそうすか。別に用事とか話したい事とかあったわけじゃないすけど…」
「?じゃあ何だ?」
「う…うぅー……。……!そうだ先輩!お腹は空いてないっすか?空いてるっすね!じゃあ食べに行くっす!」
「おい有沙ー?聞いてるかー?」
有紗は誤魔化すかのように、というより誤魔化す為に俺の腕をぐいぐいと引っ張っていった。
「何処に行くのかと思ったらマ○クかよ…」
今いる場所は、ヒナカワモールの片隅にある、Mがトレードマークなジャンクフード店。マ○クかマ○ドの言い方の違いで派閥がある店。そう、マク○ナルドだ。
ちなみに俺はマ○ク派だ。
「え?マ○クって美味しいっすよね?」
「いや確かにうまいけどさ…」
恋人とかじゃ無いとはいえ、男と女が遊びにきて昼飯がマ○クとか中々無いと思うぞ?別に良いけどさ。
「それじゃあ問題は無いっすね!入るっす!」
「うーい」
そしてカウンターで注文をして席に着く。
「あんなに頼んで食べれるんすか?」
「いける……はず。まあ最悪持ち帰れるし良いかなって」
俺が頼んだのはチーズバーガー1つとてりやきバーガー1つ、えびフィレオバーガー2つにフライドポテトのLとバニラシェイクのMだ。
えびフィレオってめちゃくちゃ美味しいよな。マ○クの中でポテトと同じくらい好き。
ちなみに有沙はチーズバーガー2つとミニパンケーキ1つとチョコレートシェイクのLを頼んでいた。ちっちゃいのによく食べるなー。成長期か?
早速食べるために2人で挨拶をする。
「「いただきます」」
そして袋を剥いてさあ食べるぞというところで、後ろから声をかけられた。
「あら?悠人くんに有沙ちゃんじゃない」
「…ん?あ、恵里さんじゃないですか。どうしたんですか?」
「はぐっ…………。おっ!恵里さんパイセン!おひさっすー」
そこには北雛川高等女学校の3年生である、水原恵里さんがそこに居た。
水原恵理
[異世界同調ルート]の主人公。説明は次話。
後輩ちゃん
ちょうどいいところで一旦読書を止めて、凡人くんの様子を見るために横を見たら思わず見惚れちゃった娘。
マ○クに来たら、取り敢えずチーズバーガーとミニパンケーキを頼む。
アトラ
久しぶりのセリフ。意外と寂しがり屋。
天才ちゃん
自我ある機械達とわいわいと食事をしている。
そもそもマ○クとか来ないし、それなら自分で作る。
凡人くん
他人の視線に鈍感な、危機感が足りない現代っ子。
マ○クに来たら取り敢えずフライドポテトは必ず頼む。
作者の一言
えびフィレオって美味しいよね。