世界を滅ぼす天才ちゃんと特別な力とかは持ってない凡人くん   作:晃斗

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今日の晩飯の、ほとんど口にしていなかったちょっとお高い弁当を飼い犬に全身にぶち撒けられたけど作者は元気です。


後輩ちゃんとのデート 終

 

「ふんふんふーん♪………ふへへ…」

 

 俺のブレスレット(アトラ)と自分の右手首につけた(ほぼ)おそろいのブレスレットを見て、鼻歌をしながらだらしなく顔を緩めている有沙がそこに居た。

 

 

 

 もう30分は経ってるぞ…?

そこまで喜んでくれるんなら俺も嬉しいよ。なんかありがとうな?

 

「ふへへ、ふへへへへ。お揃い、お揃いっす…。ふあぁー…、きらきら輝いて見えるっすぅー……」

 

 ……あ、そういえば有沙を引き取った施設って門限があるんじゃなかったっけ?

 

「おーい有沙ー。お前って門限無かったっけ?」

「ふへ?………そういえばそうっす。じゃあ今回のデー…遊びはここまでっすね。楽しかったっす!」

「そうだな、俺も楽しかったよ。…送ってくか?」

「いや、そこまでの迷惑はかけられないっす。自分だけで帰れるんでお気になさらずっす。それじゃっ!また一緒に遊びましょうねー!」

 

 そう元気に言いながら有沙は走って帰っていった。

早いなー。もう見えなくなったぞ。有沙?お前陸上部に入ったら世界取れるぞ?

 

 

 ………俺も帰るか。…その前にウルデレの続きも買ってこよ。

 

 

 

 

 

 ウルデレの続きも買って家に帰っている途中、なんか変な奴が歩道の真ん中に居た。

 

陽が落ちかけているとは言えど、まだまだ人気が残る街中に似つかわしくない異形。巨体をほこり、その巨大な体を支えている8本足は禍々しく命を刈り取る鎌の様な形をしている。

 

 

 控えめに言って…とっても化け物です…。

って怪人やないかーいっ!駄目じゃん!人を襲う気満々って雰囲気だしてるぅー!

 

 ここで俺が殺るしかないかー…?まあ怪人は基本的に百害あって一利なしだからな…。

 

「……やるか。アトラ、疑似展開。その後に認識阻害発動。人を絶対に寄せるなよ」

『あいよー』

 

 


 

 

「……やるか。アトラ、疑似展開。その後に認識阻害発動。人を絶対に寄せるなよ」

 

 男の声に応えるかのように、右手首にあった剣のブレスレットが姿を変える。ブレスレットが一瞬光に包まれた後、そこにある筈のブレスレットが無かった。代わりにあったのは、右腕全体を覆う鈍色の無骨な鎧だった。

 

 否、デザインとしては流麗であるのだが、その鎧を彩る鈍色が無骨に見せているのだ。

 

 異形の怪人は、男が右腕に鎧を纏った瞬間から警鐘を鳴らし始めた自分の生存本能を無視して男に襲いかか………ろうとした時には既に殴り飛ばされていた。いつの間にか宙にいる自分に戸惑いを隠せないのか、異形の怪人は呆然とした顔をしている。

 

 いつ近くに来た?どうして殴り飛ばされている?そんな疑問を抱いていた怪人は驚愕した。

……吹き飛ばされた怪人に追いついていた男が、右腕を構えていたのだ。

 

 怪人は刹那に思考する

…あ、これ終わっ

 

 

ドバンッ!

 

 


 

 

「ふー、終わった終わった!」

 

 やっぱアトラは凄いな!俺だけだったら一万人いても瞬殺されるような怪人でも、楽に倒せるくらいに強化できるとか強すぎだろ。

 

『てへへっ…それほどでも〜、あるけどぉー!』

 

 ……まあアトラが居なけりゃ俺は死んでたしな。

どんどん調子に乗れー?全肯定悠人が通りますよっと。

 

『はっ…!ボクは正気に戻った!』

 

 いやそれは戻ってないやつ。

 

『戻りましたー。マスターの全肯定とかすんごいから不意にされたら再起不能になっちゃうから戻りましたー』

 

 そんなにぃー?うっそだぁー?(訝しげな声)

 

『ほんとだよ?ならカンナにしてみなよ。凄いことになるから』

 

 そんな事をアトラと(脳内で)話していたら、後ろから声をかけられた。柑菜製の認識阻害装置が突破された!?と驚愕しながら後ろを向くと、そこに居たのは知り合いだった。

 

「あれ?お兄さんじゃないですか!この間ぶりです!」

 

 後ろに居たのは祭里だったのだ。

…ふぅー!た、助かったぁー!一般人じゃなくて本当に良かった!サンキュー祭里!

 

「怪人を感知したって言われたから来てみればお兄さんが居るなんて!私ったら運がいいですね!」

「…ん?俺が居たら運がいいのか?」

 

 俺はツチノコかな…?

なに、ツチノコ!きゅぴーん!ならぬ悠人!きゅぴーん!とか言えばいいのか?それ誰得…?

 

「……と、取り敢えず!その汚れを落とすために本部に来ませんか?もしかしてそのままお家に帰るつもりです?」

 

 祭里に言われて自分の格好を見てみれば、そこには怪人の血に塗れてグチョグチョになった自分の姿が!

……やっべ。普通に忘れてた。(うっかり)

 

「おう、行かさせてもらうわ」

 

 意識し始めたら普通に不愉快になってきた。早く本部に行こうぜ?

 

 


 

明野祭里

 

 レッドちゃん。[戦隊ルート]の主人公で色はレッド。原作ではチームにおけるリーダー的な存在で精神的支柱だった。

 

 戦隊とは言ったものの、変身の仕方とかビジュアルとかは仮面ラ○ダーっぽい。原作において色は赤青黃の3色だが、ストーリーが進んでいくと徐々に仲間に増えていき、最終的に色彩豊かなチームとなる。ちなみに仲間はヒロインであり攻略対象。

 

 小学校での友達のイジメの件は、実は同じ小学校に通っていた凡人くんが後輩ちゃんと同じ感じで助けた。

自分は我が身可愛さで助ける事ができなかったのに、自分を顧みず助けてみせた凡人くんみたいになりたいと思い、人助けをし始めた。親友ちゃんもしっかりと生きており、仲良く学校生活をエンジョイしている。

 

 怪人に襲われていた友人を助けるために立ち向かった時には、大量発生していた怪人を狩るためにアトラを纏って討伐していた凡人くんがその場面に鉢合わせ、怪人を瞬殺してレッドちゃんを助けている。

 

 凡人くんには懐いた柴犬が如く懐いている。今も時々目を輝かせてイマジナリー尻尾を振りながら凡人くんにじゃれつくレッドちゃんがいるとかいないとか。

 

 そういうわけで、原作とは違いレッドちゃんは凡人くんに影響されて人助け云々をしている。凡人くんにめちゃくちゃ影響されている。

そのため、原作と同じように見えるがその実、根っこの部分には凡人くんがいるため割と差異がある。

 

 レッドちゃんの戦い方はステゴロというストロングスタイル。原作では色々と理由があり、素手で戦闘することに深い理由があったりした。が、本編では助けてくれた凡人くんがステゴロで怪人に立ち向かっていたのが格好良かったため、それに憧れて格闘で戦うことにしている。

 

 

怪人

 

 基本的に百害あって一利なし。意思疎通ができたりする怪人などの例外はいるものの、例外は例外であってそんなのは殆どいない……と思われている。でも基本的にはジェノサイドして問題は無い。

 

 

本部

 

 [戦隊ルート]の本拠地。ビルが立っていて、地下とか開発室とかがある男の子の夢とロマンが詰まったりしてるビル。

 スーツ開発者件社長の趣味で作られている。

 

 

後輩ちゃん

 

 門限は「葬儀屋」が定めた帰投時間であり、定めた理由は生物兵器の緊急討伐の依頼が多くなり始める時間であるため。

 

 凡人くんからもらったブレスレットを見てニコニコとご満悦。宝物として大切に保管する事にした。また凡人くんと遊ぶ時とかに出して付けるつもり。

 

 

アトラ

 

 強力な能力ばかりを持つ精霊の中でも1番強い。精霊という枠組みでは最強だし、作品全体を通してみても最強格。

 

 色々とできるのだが、近接特化な凡人くんに合わせた結果スペック全振りのフィジカル最強となった。

というよりは、他に回すことのできるリソースを凡人くんの身体能力その他もろもろを強化することだけに使ったら、トンデモ脳筋ゴリラが出来上がったという方が正しい。

 

 疑似展開は、所謂セーフモードみたいな形態。この状態でも軽く音速は超えれるくらいには早いし、海を叩き割れるくらいには強い。がしかし、この上に「真名開放」という通常形態があるしさらにその上の状態もある。伸びしろ◎

 

 

天才ちゃん

 

 アトラに色々な機能を追加したりしている。認識阻害の能力はその内の1つ。

 

 

凡人くん

 

 1人だったらよわよわな唯の人間。でも1人じゃないから凄い強い。

 

本部には行ったことがあるし、なんなら他の戦隊の娘達も攻略済み。手が早い。

 

 

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