世界を滅ぼす天才ちゃんと特別な力とかは持ってない凡人くん 作:晃斗
積極的な女の子ってのも風情があると思います。
「ユーさんユーさん。私が体拭く?分かった拭くね」
「いや何も言ってないんだけど!?勝手に言葉を捏造しないでくれない!?」
Q.風呂上がりで体を拭いていたら、裸の娘にいきなり言ってもいない事を捏造されて体を拭き始められた男の気持ちを答えよ。
A.急すぎてめちゃくちゃビビる。
「私はユーさんの世話を焼けて嬉しいし、ユーさんはうら若き少女の若々しい肉体を感じれて嬉しい。まさにうぃんうぃん」
「なんで俺が女の子の肉体の感触を楽しんでる変態みたいに言われてんの!?」
「嬉しくないの?」
「嬉しくないとは言い切れないけどさぁ…!」
だって男の子だもん。仕方ないと思うんだ。
「なら良かった。でも私の体に興奮して襲いかかって来てくれればなおぐっど」
「自分の体を安売りするんじゃありませぇぇーん!!!!」
ほんとになんでこの子はこんなに無防備なの!?もっと俺の事を警戒して!?
「そんなに大声出してて疲れない?」
「なら大きな声を出させないでくれない…?」
君よ?君が俺に大声を出させるような事ばっかり言うからこっちも大きな声を出してるんだからね?
もっと自重して、どうぞ。
「嫌。自重しない。でもそんなユーさんだから信頼してくっつけるんだよ?」
「……そうか」
ならその信頼に応えて今まで以上に気をつけないとな。
「けど我慢できなくなったら襲ってもいいよ?その有り余るりびどーを私の体に思いっきりぶつけて?」
「だからぁ!そういうとこぉっ!!」
もっと自分を大切にしてくださぁいっ!!
「エッ!?大浴場には空ちゃんが先に入ってた!?しかもその後は一緒に入浴したぁ!?」
「………」(青筋ビキビキ)
お、鬼や…!鬼がおる……!正義さんの後ろににこにこと微笑みながら怒ってる鬼がおる…!
俺は体を拭いた(拭かれた)後、入浴したという旨を正義さんに伝えるために社長室に来ていた。ちなみに空は、「今日は用事があるからもう帰る。またね、ユーさん」と言って帰っていった。
で、ついポロッと空が先に入っていた事を漏らしたら正義さんは目を剥いて驚いて、紬さんは正義さんの後ろで微笑みながら青筋を立てて威圧感を出し始めたというのが今の状況だ。
「あなた?」
「ヒュッ」(喉がか細く鳴る音)
「前もこういう事があったわよね?その時に私が言った事はなんだったかしら?」
「に、二度とこういう事態が起きないようにしなさいって……言ってました…」
「はい、よく言えました。………守られてないわよ…?」
「ヒェッ、す…すいませんでしたぁっ!」
「謝る相手が違うわねぇ?」
「ごめんよ悠人くん!大変申し訳無い事をした!これでどうかっ!」
「アッハイ」
こ、怖えぇ…!怖えよ俺…!体が勝手に震えるんだ…!震えが抑えらんねぇよ…!
「他にも謝る相手がいるわよ…ね?」
「ハイッ!後日空さんの都合が良い時に土下座させていただきます!」
「…………それでよし」(にこっ)
……笑顔ってこんなに恐ろしいものだっけ…?これもう笑顔じゃないわ。もっと別の恐ろしい何かだわ。
「まったくもう…。改めて私からも、ごめんなさいね?女の子に裸を見られて恥ずかしかったでしょう?」
「いえ、それに関しては別にそんな…」
なんて言うか……見られ慣れてる?嫌な慣れだなオイ。慣れたくなかったわ。
「え、あ…そう……なのね…?……苦労してるわね……」
「はい……」
見ろよ、同情されてるぜ?…これが転生者の姿かよ……。
「こほんっ!とりあえず!……正義を一回しばいておきましょうか」
「んあ?」
スッパーン!!という良い音が正義さんの額から鳴り、正義さんは直立したまま真後ろにぶっ倒れた。
………照れ隠しで叩かれた…だと…!?
不思議ちゃん
攻めて攻めて攻めまくる肉食系女子。引くことを知らない。
攻めが強いからといって守りが弱いわけではなく、迂闊に攻め込めばクロスカウンターをくらって逆にこっちが不利になる。
天ヶ瀬正義
前にも似たようなことをやらかした。その時はジャスティスカラーズ全員と凡人くんだったため色々と凄いことになり、結果正義はしばかれた。
天ヶ瀬紬
色々とポカをやらかしがちな正義のストッパー兼ツッコミ役。でも照れ隠しで正義がしばかれることがしばしばある。
天才ちゃん
対正義決戦兵器。調子に乗った正義に対して「父さんウザい」と言う。正義は死ぬ。
凡人くん
ちゃんと性欲がある人間。別に手を出しても喜ばれるだけなのに耐えきっている理性の耐久度の限度が無い男。
大丈夫?もしかして不能になったりして無い?