世界を滅ぼす天才ちゃんと特別な力とかは持ってない凡人くん   作:晃斗

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 もうバレンタインなの?早くない?


建てられるフラグ!垣間見える闇!

 

「あ、そうだ。そろそろ次の実験の目処が立ちそうだからまたお願いするよ?悠人君」

「……………………はい」

「わ、凄く嫌そう」

「まあ…ねぇ?毎回毎回実験は失敗しててその尻拭いを悠人がやってるからそうなるわよ」

 

 凄く……面倒臭いです…。

 

 

 

 今は無月のエレメンタルスーツの調整をするために別の部屋に移動している最中。もういい時間だから俺は帰るんだけど、調整室と出入口は同じ方向にあるため一緒に移動している。…で、移動中は手持ち無沙汰なため話していたらまた実験の誘いが来た。

 

 正義さんの実験って十中八九失敗するからなぁ…。なんなら成功した実験を見た事ないレベル。そろそろ一発で成功してほしいなって。

……そういえば実験の資金はどこから出てるんだ?もう何十回もやってるけど資金に困ってる様子もないし、毎回毎回結構大掛かりだからかなりの出費があると思うんだけど。

 

「正義さん、聞きたい事があるんですけど」

「ん?なんだい?」

「実験の費用ってどこから出てるんです?」

「あー、それねー。出資元が分からない大金が送られて来るんだよね」

「怪しくないですかねその金」

「どこからどう見ても怪しいよね」

 

 こわ…、出資元が分からない大金って怖すぎない…?

 

「一応うちの会社でも調べてはいるんだけどねぇ、正体どころかどうやって送られてくるのかすら分からないんだよ」

「この会社が調べても分からないって相当ヤバイですね」

 

 エレメンタルスーツを開発するだけあって技術力も凄くあるこの会社が調べても分からないってとんでもないな。こわ…。(天丼)

 

「唯一分かった事は4箇所から送られてるかもしれないっていうあやふやな情報だけなんだよ。いやー正義の味方の面目丸つぶれだねぇ」

「……この話止めません?」

「しかも気を使ってるのかな?わざわざメッセージも送られてくるんだ。『焦る事はない。貴方のやりたいようにやってくれ。それが私等の目的に繋がるのだ。』っていう風に。僕はもう怖いよ…」

「止めましょうよ!これ以上は不毛ですって!」

 

 もうこの話はしないようにしよう、そうしよう。俺達の手に余る問題だったんだ。こわ…。(n回目)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、ここまでですかね。また何かあったら呼んでください。実験以外なら喜んで来るんで」

「気をつけて帰るんだよ。…………実験だったら?」

「渋々来ます」

「えぇー…。でも来てはくれるんだ」

「まあ…」

 

 本当に渋々来るんだからねっ!本当は来たいとか思ってないんだからねっ!……キショ。やめだやめ。余計な事考えてないではよ帰ろ。

 

「無月?今日はお義父さんがアンタのこと迎えに来るって言うから私は先に帰っててもいい?」

「むー…、ん!」

「ありがと。じゃあ家で会いましょ。って事だから私も一緒に帰るわよ?」

「おう」

 

 それじゃ志奈を伴ってイクゾー!デッデッデデデテ゛カーン! デデデデ。カーンが入ってるから+114514点!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんつーか志奈と2人だけで歩くのって久しぶりじゃね?」

「久しぶりというか……あの時以来よ?2人きりで歩くのは」

「あの時…?」

 

 あの時ってなんぞや?

 

「あれよあれ、あの教団から助け出してくれた時」

 

 きょうだん、凶弾?……………あぁ…教団かぁ…。

 

「ああうん、教団ね教団」

「うわ、すっごい嫌そうな顔」

「いや、まあ……うん」

 

 俺あのカルト教団に対してプラスの感情をひと欠片たりとも抱いてないから…。

正直二度と思い出したくないレベル。教団自体にも悪印象しかないし、潰して回ってた時の俺って厨二的な感じでイタかったから記憶の奥底に封じ込めてたわ。いやー(黒歴史を思い出すのは)キツイっす。

 

『いや…、あれは厨二っていうより闇堕ち……』

 

 ん?何か言ったか?

 

『やー?なにもー?』

 

 ほーん、そっかー。

 

「んで、教団がなんだって?」

「あのままあそこに居たら私はどうなってたんだろうなって時々思うの」

「あー……まあ…………うん……」

 

 こ……言葉にできねぇ…!あんな胸糞悪い実験の詳細なんざ口にも出したくねぇよ…!

 

「……碌でもない目に合ってたのよね、きっと」

「………………ああ」

「だから……ね?その、改めてありがとうって言いたくて」

「いや、俺は大した事はしてないよ。教団を潰したのだって優奈の…妹の為だし。志奈を助けた事だって、たまたま見かけて見捨てるのもあれだから助けただけだ。特別感謝される事じゃない。……それに誰かを助ける事は当然だしな」

 

 助けられるだけの力を持ってて、誰かを助けたいと思ってるんなら助けるに決まってるだろ。

 

「でも助けてくれたじゃない」

「いや」

「でも助けてくれたじゃない」

「あの」

「でも助けてくれたじゃない」

「話を」

「でも助けてくれたじゃない」

「はい……」

 

 無限ループには勝てなかったよ……。無限ループって怖くね?

 

「じゃあ感謝を受け取ってくれるわね?」

「あっはい」

「こほんっ!……改めて、助けてくれてありがとう」

「…どういたしまして」

 

 素面でこういう事言われると気恥ずかしいな…。助けた直後とかのテンションが高い時じゃないと茶化したくなるわ。直さないとな、この癖。

 

「人からの好意を素直に受け取らないのはアンタの悪い癖だから直しなさいよ」

 

 お、おう。もしや思考を読んでいらっしゃる?アルミホイル巻かなきゃ…。

 

「話は変わるけどアンタ行く先々で女落としすぎじゃない?」

『コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス』

 

 あ、怪異だ。

 

「どっか行ったと思ったら必ず女引っ掛けてくるじゃない」

『コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス!!』

 

 アトラ。展開無しの強化、糸。

 

『はいよー』

 

 んでちょちょいといい感じに糸を操って…と。

 

「それに今は無くなったけど、ふらっとどこかに行ったと思ったらズタボロになって帰ってきたりとか」

『グギィャァァァ!!!シネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネシネェェ!!』

 

 ほいっと一丁上がり!怪異のチャーシューって感じかな?

 

「ほんとあれ心臓に悪いから辞めてよね。私達皆顔青ざめさせてるのよ?」

『ギギィッ!グギガァァァァァァァァァァァァァァァ!?』

『こっからどうするのさマスター』

 

 このまま絞め殺す。

 

ギチギチギチギチギチギチギチギチギチィッ!

『イギッ!?ゲギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!!』

「もう怪我してくるんじゃないわよ?次怪我してきたらめっ!てするんだから」

『グガッ』

パァンッ!!

 

 ゴミが…。二度と生まれて来んな。怪異は妖怪と違って百害あって一利なしってそれ1番言われてっから。

 

「………?話聞いてた?」

 

 やっべ聞いてねぇや。アトラー?

 

『怪我したらお仕置きだって』

 

 おっけサンキュー。

 

「大丈夫大丈夫。絶対多分きっとおそらくもう怪我しないから」

「凄く信用ならない発言…!」

 

 そんなことないアルヨー?(棒読み)

 

「はぁ……、ほんと不用意に危険な事に首を突っ込まないでよね。ほんとに」

「毎回俺から関わりに行ってるかのような言い草辞めてくんない?」

 

 面倒事の方から俺を巻き込みに来てるんだよ。本当失礼だわー。

 

「じゃあ教団の残党がまた来たら?」

「……………………またぶっ潰す」

「ほら」

「揚げ足を取ったな…!」

 

 そんな餌に釣られクマー。

 

「自分から取られに来たんじゃない…。ん、ここまでね。また今度会いましょ」

「おーう。またなー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………教団の残党がまた来たら……か。

 

 

 

「もしまたあの教団が懲りずに湧いて出て来たら………今度こそ塵も残さず消してやる

 


 

黒澤志奈

 

 無表情系感情表現豊かなオーバーリアクションヒロイン。ブラック枠。幸薄(さちうす)ちゃん。

 

 

 親がカルト教団の信者で、そのカルト教団からは神子として扱われた。この教団はエロゲーとかでよく見るアレな感じのやつ。

 

 幼い頃はこの教団で色々な教育(断じてR-18的なやつではない)を施され、カルト教団の思想に染まった。それから時は経ち、小学ウン年生(低学年)ぐらいの歳の時に祝福()を受けてから儀式に参加させられることとなる。

 

 祝福()は神父や他の信者達が幸薄ちゃんにあれやこれや(マイルドな表現)をする事なのだが、儀式は更に酷い。このカルト教団はガチでヤバイ化け物を神として信仰しているため、その化け物に神子たる幸薄ちゃんを捧げ、幸薄ちゃんにその化け物の子を孕ませるというのが儀式の全容。唾棄すべき計画。吐き気を催す程の邪悪。

 

 

 原作では、明言されていないものの幸薄ちゃんの純潔が散らされた事を暗喩するような表現が多々見受けられる。そんな幸薄ちゃんの心の闇にレッドちゃんは時に寄り添い時に励まし、幸薄ちゃんと共に心の闇に立ち向かった。

そんなレッドちゃんに幸薄ちゃんは徐々に惹かれていくが、汚された自分はレッドちゃんに相応しくないと考え身を引こうとする。そんな幸薄ちゃんにレッドちゃんはズキューンと熱いキスをし、「そんなの関係ない!私は貴女が好きなの!」と大胆な告白をする。あら〜^^

 

 そのままエンディングに突入……かと思いきやカルト教団が衝撃のインターセプト、幸薄ちゃんは攫われラブラブな2人は離れ離れとなる。幸薄ちゃんを取り戻すためにレッドちゃんは強大な教団に立ち向かう……というのが幸薄ちゃんルートの大まかな概要。

 

 

 勿論本編でそんな事が起こるはずもなく、とある理由から祝福()が施される日にちが大幅に遅れ、これまたとある理由でブチギレ状態の凡人くんが教団に殴り込んできた。結果教団は大混乱となり機能不全に陥った。凡人くんはそんな事情なんざ知ったこっちゃねえと言わんばかりに全て等しく殴り倒し、偶然見かけた囚われの身の幸薄ちゃんを救い出した。

 

 幸薄ちゃんの両親は教団の実験により身体と心が化け物に変異した。が、凡人くんがしっかりと倒した。しかし結果として幸薄ちゃんは身寄りがなくなり天涯孤独となり、そのことに責任を感じた凡人くんが身寄りのない子供を養子として育てようとしている家庭を探した末に見つけたのが天然ちゃんの家だった。

 

 天然ちゃん家は天然ちゃんと仲良くしてくれる子を引き取れてラッキー、凡人くんは身寄りのない幸薄ちゃんが幸せに暮らせそうな家庭に引き取られてラッキーのWin-Winな関係を築いた。それから凡人くんは完璧なアフターフォローと天然ちゃんのケアをし、無事幸薄ちゃんと天然ちゃんとその家族の好感度を稼いだ。

 

 

 容姿は黒い髪に薄い紫色の瞳をしていて、髪は天然ちゃんと同じ長さだが切り揃えられている。綺麗な顔立ちをしているが恐ろしいくらいに表情が変わらない。しかし原作と比べるとだいぶ表情豊かになっている……が、それでもやっぱりまだ表情は乏しい。背は高め。

 

 本人は自分の表情の乏しさを気にしており、解決方法を凡人くんに聞いたところ「取り敢えずジェスチャーとかで感情表現したら?顔にも感情を出すように意識しながら」と言われたため実践中。効果があったかどうかは不明。

 

 

カルト教団

 

 他にも信仰している化け物の細胞的なヤツを適当に攫ってきた人間に投与し怪物に変容させ、これまた適当に攫ってきた女(または少女)と交配させる。そして産まれてきた怪物を母体と交配させるという事を繰り返す、という事もしていたりした。

 ちなみにこのカルト教団は世界進出している。例を出すのならメガテンのメシア教。

 

 変容した人間を堕獣、産まれた怪物を堕とし児、神子から産まれた怪物を新神と呼称する。

 

 なおカルト教団は既に凡人くんが壊滅させている。特にフラグとかではない。

 

 

実験

 

 フラグその1。1回も想定した成功をしたことがない。でも明後日の方向に成功してるからなんだかんだ続いている。

 

 

謎の出資元4箇所

 

 フラグその2。ガッツリ本編に関わってくる。でも本格的な出番はまだまだ先。

 

 

怪異

 

 怪異と妖怪は根本から存在が異なる。明確な違いとして怪異は自我がなく、妖怪は自我があるという事が挙げられる。しかし怪異として生まれ自我を得た場合、その怪異は妖怪として識別される。

 

 今回出てきた怪異は軽自動車が猛スピードで突っ込んできても耐えるくらいには耐久があった。

 

 

妹ちゃん

 

 妹ちゃんに手を出そうものなら本気を出した天才ちゃんとブチギレ凡人くんが全力で叩き潰してくる。

 

 

天才ちゃん

 

 カルト教団が妹ちゃんに手を出して来た時期はまだはっちゃけていなかったため、今現在と比べると生ぬるい対応しかしていなかった。

 

 

凡人くん

 

 カルト教団に妹ちゃんを攫われたためブチギレて雛川にあるカルト教団の支部に殴り込み邪魔者を全て殴り倒した。しかも教団の施設内では胸糞悪くなる光景や実験資料等を見たので怒りゲージが天元突破。教団殲滅に対する意欲がブチ上がった。

 妹ちゃんを救出し教団支部を更地にした後、天才ちゃんがカルト教団について調査した結果世界中に存在している事が判明。

 

 こんなクソみたいな組織があったらまた妹ちゃんが危険な目にさらされるかもしれないと考えた凡人くんは全世界のカルト教団をぶっ潰すことにした。幸薄ちゃんの説明でしていた祝福()の日程が大幅に遅れた原因がこれ。

カルト教団を完全に壊滅させたのは中2の頃。壊滅させるのに7年掛かった。

 

 カルト教団との戦いで最後に戦った教祖との戦闘は、凡人くんがしてきた戦闘の中でもトップ5に入るくらいに苦戦した。ちなみにこの教祖は戦隊ルートの幸薄ちゃんルートのラスボス。

 

 幸薄ちゃんは割と娘ポイントが高い。お前も娘なのか…?

 

 

 教団を潰し回ってた頃の凡人くんは人の悪意が垣間見える所業や胸糞悪い光景などを嫌というほど見せつけられていた為、軽く闇堕ちしかけていた。

アトラのカウンセリングと天才ちゃんの癒やしが無ければ完全に闇堕ちしていたかもしれない。

 

 カルト教団撲滅の旅の中で、音楽で戦争止めたり不特定多数の女を落としたり教団から助け出した人達から信仰されたり世界最大規模の宗教に目をつけられたりした。(なお全部把握していない模様)

 

 最後に闇堕ち時代の片鱗を見せた。本性を表したわね!

 

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