世界を滅ぼす天才ちゃんと特別な力とかは持ってない凡人くん   作:晃斗

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 雑に伏線を貼っていくスタイル。(回収するとは言っていない)


天才ちゃんとおやすみからおはようまで

 

 ふーむ?少し取り乱しちまったけど柑菜と寝ること自体はよくあること事だし、別にいいか。

そう思い直してベッドの真ん中で寝ている柑菜を奥に動かして、俺もベッドに入る。

 

 …相変わらず軽いな。それにいい匂いもする。………すごく変態っぽいな。違う事を考えよう、うんそれがいい。

 

 

 それにしても柑菜と出会ってからもう8年か…。柑菜と知り合ってから不思議な事に山ほど遭遇したんだよな。吸血鬼に会ったり精霊と契約したとか妖精に懐かれたり、宇宙人と交流したり妖怪と友達になったり幽霊と遊んだり異世界に行ったり。他の誰かに話しても、それこそ柑菜と出会う前の俺自身に伝えたって信じられないような、そんな話。

 

 代わり映えのない世界に変化をくれたのは柑菜で、凡人な俺を非日常に連れて行ってくれたのも柑菜。俺は柑菜に数えきれない程のモノを貰った。俺は柑菜に何かを返せているだろうか。……俺が柑菜に返せることなんて…あるのだろうか。

 

 

『何を馬鹿な事を言ってるのさ、マスター』

『ん…アトラか。珍しいな、話しかけてくるなんて』

 

 本当に珍しいな。いつもは『装備もしてもらえてないのに話しかけるのは僕の信条に反するのさ!』なんて言って黙ってるのに。

 

『そんな事今はどうでもいいの!所詮僕自身が立てた努力目標みたいなものなんだし!ってそうじゃなくて、何馬鹿な事言ってるのかってこと』

『お、おう』

『まったくもうっ。マスターは考えすぎなだけ!柑菜はマスターが近くに居るだけで嬉しそうにしてるんだよ?だからマスターは柑菜の近くに居て柑菜を褒めてるだけでいいんだ。それがマスターが柑菜に返してることなんだよ』

『そう…か、そうか…』

 

 それだけでいいのか…?いや、アトラがこんなにも言うってことは実際そうなんだろう。…でも本当にそれだけでいいのか?他にももっとしてやれることが…

 

『はいストップー』

『うおっ!』

 

 軽くチョップされるような感覚が頭に走り、思考が一旦停止した。

 

『ほら無駄な事を考えない!』

『いやでもな』

『でももだってもないの、ほら眠いから変なことを考えるんだよ。早くおやすみしないとね?』

『そうだな…、きっとそうだ』

 

 アトラが言う通り早く寝るか…。明日になればこんな考えも無くなってるか…。

 

『おやすみ、アトラ』

『おやすみマスター』

 

 

…………、………………………。

 

 

「……ありがと、一応お礼は言っておくよ」

『どういたしまして』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………?なにかきらきらとしたものがめのまえにある…?

 

 

 

……柑菜じゃん。

 

「何してんの柑菜…?」

「んー?悠人を見てたのー」

「それは見れば分かるけど…、何でそれをするに至ったかって事を聞いてるんだけど」

「悠人のことが愛おしくなったから…?」

「何故に疑問形」

 

 目を覚ましたら柑菜が四つん這いになってめっちゃ近くで俺の顔を見ていた件について。

 

「いや…まあ、おはよう柑菜」

「おはよっ、悠人」

『アトラもな』

『……』

 

 わざわざ無言を返すなんて面倒なことをしてんなあ。普通に返事するほうが楽じゃね?

 

『……』

 

あーはいはい。分かったから無言で抗議するなよな。

 

「とりあえずベッドから降りてリビングに行こうぜ」

「いこー」

 

 


 

 

「……おや、おはようございます、悠人様、柑菜様」

「おう、おはよう」

「おはよー」

 

 ……?何か変だな?少し挙動不審な気がする…。まあレイが悪い事をするわけがないし、まあいいか。

 

「ご飯食べよっか」

「そうだな。そうしようか」

「楽しみです!」

 

 今日の朝飯はなんだろうな?柑菜の作る飯は何でも美味しいから毎日の食事が楽しみなんだよなー。

 

 

 


 

吸血鬼とか妖精とか宇宙人とか妖怪とか幽霊とか異世界とか

 

 いつか出てくるかもしれない奴ら。具体的な事は何も考えてない。

 

 

アトラ

 

 凡人くんのお馴染みパーフェクトコミュニケーションで陥落した精霊。凡人くんは知らないが、色々と隠された能力とか秘密とかある。アトラという呼び方も正式名称ではなく、ちゃんとした名前がある。

 仮面ラ○ダーの変身ベルト枠兼相棒枠。

 

 

レイ

 

 基本的に寝ないで凡人くん家の警護をしている。……という名目で凡人くんの寝顔写真とかを激写してる。毎日凡人くんの寝顔コレクションが増えてホクホク顔。

 

 凡人くんの寝顔コレクションは、天才ちゃんを含めた天才ちゃんの開発した自我ある機械達の間で取引されている。

 

 

天才ちゃん

 

 ちゃんと凡人くんに救われている。正直天才ちゃんとしては、凡人くんが近くに居てくれるだけで幸せだし満たされている模様。

 アトラの存在を知ってはいるものの、凡人くんに害が無いし得しかない事を分かっているので見逃している。

 

 

凡人くん

 

 なんか勝手にシリアスを展開してたやつ。凡人くんは凡人くんで悩みを抱えてる。凡人くんはうだうだ言っているがコイツがいなかったら結局世界は終わってたし、天才ちゃんも救われなかったから考えすぎなだけ。

 

 凡人くん自体に特別な力は無いものの、外付けの何かがあれば普通に戦えるようになる。(フラグ)

 

 

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