???「あれ…………ここは?」
俺は目が覚めると、見知らぬ空間に居た。
確か、仮面ライダーリバイスの最終回を見て、そこから、出かけたはず………。
確か…………ダメだ、思い出せない。
すると。
???「
結斗「っ!?」
突然、名前を呼ばれたので、俺は前を向くと、そこには、黄色の髪に青色の瞳の人物がいた。
誰?
俺がそう思っていると。
アルテミス「私はアルテミス。所謂、女神という存在です。」
結斗「女神…………?」
いきなりそんな事言われても………。
困惑する俺の事を見たのか。
アルテミス「分かります。いきなり、女神と言われても、混乱しますよね?」
結斗「は、はい…………。」
まあ、誰だって混乱するし。
すると、アルテミスという女神は、とある事を言った。
アルテミス「…………単刀直入に申し上げます。貴方は死んだんです。」
結斗「……………えっ?」
俺が、死んだ?
何でだよ…………。
俺の驚く顔を見たのか。
アルテミス「驚くのも無理はないです。何故なら、貴方は、落下してきた鉄骨に潰され、死んでしまったのだから………。」
結斗「そう…………ですか…………。」
そうか…………。
俺、死んじゃったんだな………。
父さんと母さんが居たらしいけど、交通事故で亡くなって、幼馴染のあの人も死んじゃって、遂に俺か…………。
かなり、早く死んじゃったな…………。
すると、アルテミスが話しかけてくる。
アルテミス「…………結斗さん。後悔している事はありませんか?」
結斗「…………え?」
アルテミス「…………………。」
アルテミスはそう言って、俺を見つめてくる。
すると、一つ後悔が浮かぶ。
結斗「…………アルテミスさんは、俺の事は知ってるんですよね?」
アルテミス「…………はい。貴方の事は、プロフィールで確認しました。」
結斗「…………なら、俺が天涯孤独の身である事も?」
アルテミス「…………はい。」
結斗「…………俺は、羨ましかったんです。仮面ライダーリバイスの、一輝とバイスが。」
アルテミス「………………。」
そう。
五十嵐一輝とバイスの関係が羨ましかった。
あんな風に、お互いに笑い合える仲の良い人がいる事が。
俺は、両親を失ってから、施設に引き取られた。
だが、施設の人と馴染めず、ずっと孤独だった。
アイドルを目指していた黒髪の幼馴染の女の子とは仲が良かったが、その人も、交通事故で死んでしまった。
そんな孤独を感じていた日々の癒しが、仮面ライダーを見る事だった。
俺は、仮面ライダーリバイスを1話からずっと見ていた。
五十嵐一輝とバイスは、最初こそあまり仲が良くなかったが、話が進むにつれ、真のバディと呼べる仲になった。
リバイスの最後の、一輝とバイスが戦うのには驚いたが、それも、一輝の為という、バイスなりのお節介だった。
そんな事を考えていると、涙が流れてくる。
結斗「…………両親や幼馴染を失って、施設でたった一人で過ごしてきた。でも…………家族というのが、羨ましいんです…………!他の皆が、家族と一緒に帰っているのを見て、自分だけが、どうして家族が居ないんだと思って………!」
アルテミス「…………………。」
結斗「勿論、分かってますよ。交通事故で死んじゃったんだから…………。でも、やっぱり、家族が居ないのは……………!」
俺はそこまで言うと、椅子から崩れ落ちて、地面に顔を埋めて、泣く。
改めて思うと、家族が居ない事に、悲しさを感じてた。
死んでしまった事で、抑え込んでいた気持ちが溢れてくる。
すると。
???(ブヘヘヘヘ!ブハハハハ!)
結斗「え?」
変な笑い声が聞こえてくる。
すると、俺の目の前に、マスクを付けた、誰かが居た。
結斗「うわっ!?」
???(あれ?お前、俺っちが見えてんの?)
アルテミス「これは…………!少し、待ってて下さい!」
そう言って、アルテミスは、慌ててどこかへと向かう。
俺の目の前に居る奴は、見覚えがあった。
結斗「まさか…………バイス?」
バイス(へへへっ!泣く子が笑う、悪魔のバイスだぜ!)
まさかの、本当にバイスだった。
でも…………何で?
すると、バイスが声をかける。
バイス(へへ!お前、どうして俺っちが居るのか、気になるのか?)
結斗「ああ…………。」
バイス(実は、お前が両親を失った時から、俺は自我が生まれてたんだ。)
結斗「え…………!?」
バイス(そして、お前の事をずっと見守ってた。そして、お前が死んだ事で、その思いを吐露した結果、俺っちが生まれた訳!)
結斗「……………そう、なのか…………。」
俺の中にバイスが居たなんて…………。
これは、運命なのか?
自分の中の悪魔が、五十嵐一輝と同じく、バイスなのが。
バイスは、おちゃらけた雰囲気から、真面目な感じになった。
バイス(俺っちはさ、結斗の事を心配だったんだ。)
結斗「俺が?」
バイス(お前、家族を失って、かなり辛そうだったからな。心配してたんだよ。それに、鉄骨が結斗に向かって落ちてきた時、俺っちは、止めようとした。でも、止められずに、結斗は死んじまった…………。)
結斗「バイス……………。」
バイス(だから、結斗は俺っちが守ってみせる!)
バイスは、そう言った。
すると。
???「話はまとまったかい?」
結斗「っ!?」
そんな声をかけられて、後ろを振り向く。
そこには、アルテミスともう一人、男性が居た。
その男性も、見覚えがあった。
結斗「ジョージ・狩崎…………。」
ジョージ「そうさ!ジョージ・狩崎さ!」
そう、ジョージ・狩崎が居たのだ。
どういう事かと思っていると。
ジョージ「その話は、この後するよ。それより、君にこれを渡しておこうと思ってね。」
そう言って、ジョージ・狩崎が渡してきたのは、レックスバイスタンプだった。
結斗「レックスバイスタンプ…………。」
ジョージ「それを使えば、君の悪魔と契約出来るよ。どうする?」
バイス(おお!)
それを聞いて、俺は、重大な決断が迫っている事を実感する。
だが、迷いは無かった。
バイスと一緒なら、大丈夫だと。
そう思い、レックスバイスタンプを自分の体に押印する。
すると、バイスが実体化する。
バイス「うっひょ〜!ありがとうな!」
ジョージ「やっぱり、バイスだったか。」
バイス「やっほ〜!カリちゃん!」
ジョージ「…………君は、相変わらずだね。」
バイス「へへへっ!あ、そうだ。」
バイスがそう言うと、俺の方を見てくる。
バイス「まあ、何はともあれ、お前の契約は、どんな契約を考えたんだ?」
結斗「…………バイス。俺と家族になって欲しいんだ。」
バイス「…………あいよ。契約成立だな!これで、俺と結斗は、家族だ!」
結斗「ああ…………!まさか、家族が出来るなんてな…………。」
バイス「おいおい、泣くなよ。」
俺は、気がついたら、涙が溢れていて、その場に蹲る。
嬉しいのだ。
悪魔とはいえ、家族が出来た事が。
ジョージ「…………どうやら、話は済んだみたいだね。」
結斗「……………はい。そういえば、狩崎さんは、どうしてここに?」
ジョージ「それは、アルテミスから、話してもらう事にしよう。」
そう言って、ジョージは、アルテミスの方を見る。
俺とバイスも、アルテミスを見る。
アルテミスは、真面目な顔で話し始める。
アルテミス「…………はい。結斗さん、ジョージさん。貴方達には、異世界へと行って貰います。」
結斗「異世界?」
アルテミスは、話し始めた。
話を要約すると、異世界に魔王が居て、その魔王軍の侵攻のせいで、その世界がピンチとの事だ。
ファンタジーな感じの世界との事だ。
アルテミス「その世界で死んだ人って、魔王軍に殺されたから。だから、またあんな死に方はしたくないって言って、その世界での転生を拒否するんですよ。このままじゃ、その世界が滅んでしまいます。そこで、他の世界で死んでしまった人たちを、そこに送り込んではどうか?という事になりまして。」
結斗「はぁ…………。」
なるほど、随分と大胆な移民政策だな。
ていうか、拒否するレベルって、どんだけ世知辛いんだろう。
そんな風に思っていた。
アルテミス「………で。どうせ送るなら、若い人の方が良いって事になりまして。でも、ただ送るだけでは死んでしまいますから、特典を持たせて、その異世界に送るんです。」
結斗「なるほど…………。でも、それならわざわざ、俺じゃなくても…………。」
アルテミス「…………そう言ってられる状況ではなくて。」
結斗「…………と、言うと?」
アルテミス「その世界に、ギフの存在が確認されたんです。」
結斗「ギフ!?」
ギフ。
それは、仮面ライダーリバイスのある意味でのラスボスで、悪魔の始祖だ。
何故、ギフが居るんだ?
そう思っていると。
アルテミス「…………実は、仮面ライダーリバイスの世界で、五十嵐三兄妹に倒された後、理由は不明ですが、魔王の元に転送されたそうなのです。」
ジョージ「…………で、アルテミスは、天寿を全うした私の魂を、一輝たちが戦ってた頃に戻してくれてね。ギフを倒して欲しいと頼まれたんだ。…………ついでに、その世界に転生した、ダディーとも会いに行くつもりだしね。」
結斗「そうなんですか…………。」
なるほど、ギフがその世界に転送されたから、狩崎さんの力を頼ったって事か。
ていうか、真澄さんも、転生したんだ。
まあ、答えは一つだな。
結斗「分かりました。その世界に、俺も行きます。」
バイス「俺っちも!」
アルテミス「ありがとうございます。」
ジョージ「なら、君には、これを託しておこう。」
そう言って、狩崎さんが渡したのは、リバイスドライバーだった。
ジョージ「今の君なら、リバイスドライバーを扱える筈だ。是非、使ってくれたまえ。」
結斗「ありがとうございます。………というより、いつ、俺の体にギフの遺伝子が入ったんですか?」
俺がそう言うと、ジョージはその体勢で固まる。
そう。
自我がある悪魔が居るという事は、俺の体に、ギフの遺伝子があるという事になる。
アルテミスは、少し呆れたように、首を振って、口を開く。
アルテミス「…………結斗さん。貴方の体には、もうギフの遺伝子が入っているんです。」
結斗「…………え?」
ジョージ「その事に関しては、私が話そう。」
そう言って、狩崎さんは口を開く。
ジョージ「君には、アルテミスに頼んで、両親を失う交通事故の直前に、ギフの遺伝子を埋め込んだんだ。」
結斗「そうなんですか…………。」
ジョージ「君にギフの遺伝子を埋め込んでソーリー。だが、君も分かっているだろう?ギフに対抗するには、仮面ライダーしかない事を。」
結斗「それは…………まあ…………。」
バイス「確かにな。」
確かに、普通の人では、ギフに挑んだ所で、返り討ちに遭うのが見えている。
すると。
ジョージ「ギフの遺伝子を埋め込んだ事は謝る。だが、ギフを倒す為に、力を貸して欲しい。」
狩崎さんはそう言って、頭を下げる。
それを見て、俺は。
結斗「…………頭を上げて下さい。狩崎さん。」
ジョージ「結斗…………。」
結斗「確かに、いつの間にギフの遺伝子を埋め込まれた事には、驚きました。…………でも、貴方がそうした事で、こうして、家族が出来たんですから、責める気はありませんよ。」
ジョージ「……………すまない。」
バイス「でも、カリちゃん!あんまり、結斗に内緒でそんな事すんじゃねぇぞ!」
ジョージ「ああ。分かっている。」
俺、狩崎さん、バイスは、そう話す。
それを見ていたアルテミスは、咳払いをする。
アルテミス「…………オホン。どうやら、話は終わった様ですね?」
結斗「はい。」
アルテミス「では、これから異世界へと送ります。」
結斗「あの…………その世界の言語は、俺、知らないんですけど…………。」
アルテミス「それに関しては、心配しなくても良いよ。私たちのサポートによって、一瞬で習得できる。…………まあ、副作用として、運が悪いと、頭がパーになる可能性があるんだけどね…………。」
結斗「…………副作用が大きすぎません?」
ジョージ「それは、私もそう思うね。」
バイス「頭がパーだって!?結斗がそんな頭がパーになるなんて、嫌!」
アルテミス「だ、大丈夫ですよ!」
ちょっと、不安になったが、まあ、大丈夫だと信じよう。
すると、俺、バイス、狩崎さんの足元に、魔法陣が現れる。
アルテミス「それでは、貴方たちの活躍を、ここから見守るとするよ!あと、ささやかながら、この女神からの贈り物です。ギルドに行って、冒険者登録する際には、右ポケットを確認して下さい。」
結斗「はい。色々と、ありがとうございます。」
バイス「ありがとよ!」
ジョージ「サンキュー。」
アルテミス「大丈夫ですよ。貴方たちに、女神である私の加護がある事を祈るよ。それじゃあ、行ってらっしゃい!」
結斗「ありがとうございました!」
そう、激励をもらい、俺達は、異世界へと向かう。
しばらくして、目を開けると。
結斗「おおっ!!」
バイス「すっげー!」
ジョージ「ここが、異世界か。」
そこには、異世界が広がっていた。
今回はここまでです。
賢者の孫とリバイスを投稿していましたが、自信が無くなってしまい、賢者の孫とリバイスの代わりに、こちらを投稿する事にしました。
タグにある通り、結斗のヒロインは、リアです。
ちなみに、リバイスのキャラが、何人か登場します。
カズマ達も変身して、カズマがデモンズ、めぐみんがジャンヌ、ダクネスがライブになる予定です。
感想、リクエストは、受け付けます。
リクエストは、目次のURLから、その活動報告に行けます。
どうか、よろしくお願いします。
ちなみに、リアがヒロインなのは、やっぱり、リアがヒロインの小説を見た事が無いのと、リアが、このすばのキャラで、一番好きだからです。
ビヨンド・ジェネレーションズに相当する話はやるべきか
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やる
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やらなくていい